てぃ先生の就活失敗談【下】新人保育士は、まず何を覚えるべき?! | 新卒保育士(幼稚園教論)の就活・就職・求人情報なら保育士就活バンク!

てぃ先生の就活失敗談【下】新人保育士は、まず何を覚えるべき?!

てぃ先生の就活失敗談【下】

新人時代に身に付けたいこと

保育や子育てに関するネガティブなニュースが多い中、思わず「くすっ」としてしまう子どもたちの可愛い姿をTwitterで発信し続けるてぃ先生。
その独自のスタイルが話題となり、フォロワー数は現在42万人を超えています。
今や"カリスマ男性保育士"と呼ばれるてぃ先生ですが、学生時代には苦戦したこともあったそうです。
「保育園で働いたら、まずはどんなことを覚えたらいいの?」 こんな不安を持っている方は多いのではないでしょうか。
第3回目となる「てぃ先生の就活失敗談」では、先生の保育現場での経験を交えながら、新人の保育士が身に付けたいことについてご紹介します。
現在は後輩育成にも携わっているてぃ先生。新人を指導する際は「実務は後回し」という意外な答えが返ってきました。その理由を伺ってみましょう。

まずは子どもと思い切り遊ぶこと!

−就職したばかりの保育士が、最初に覚えるべきことはどんなことだと思いますか?
新人の保育士にとって大切なことは、とにかく子どもたちとの信頼関係を上手に築くことだと思っています。なので、まずは子どもたちとたくさん遊んで、関わってほしいです。
書類の書き方や、環境整備の仕方は毎日繰り返せば段々と身についていくものなので、僕は新しい先生が入ってきてもそういった実務をいきなりは求めません。
20171006-02.jpg −最初に子どもたちとしっかり関係性を作ることが大切なのですね。
あの先生は面白い!楽しいことをやってくれる!と子どもたちが思ってくれていると、色々な言葉掛けがスムーズに通ります。
新人時代にありがちな失敗なのですが、クラスをまとめようと張り切りすぎてしまうと、子どもたちは一人もついてこなくなってしまいます。まずは子どもたちと思い切り遊んで、お互いに「大好き」の関係が出来上がるといいですね。

最初の頃は、子どもたちを怒ってしまったことも

−子どもたちに信頼される先生になるためにはどうしたらいいですか?
単純に面白いことをしているだけでは、信頼関係は築けません。子どもたちの話をよく聞き、気持ちに共感し、否定をしないことです。 廊下を走っている子に対して「走るの楽しいよね。でも怪我をしてしまうからやめようね」と言う先生と「走っちゃダメ!やめなさい!救急車でピーポーピーポーだからね」と言う先生、どちらのほうが信頼を築けると思いますか?
子どもたちはどんな時でも、自分の気持ちを考えて接してくれる先生に心を開いてくれます。同じ目線になって共感してくれる大人が好きなんです。 20171006-01.jpg −それでも、日々の保育の中で子どもに怒ってしまうことはありませんか?
就職して数年は怒ってしまうことが多かったです。でも、怒られている子どもも、怒っている自分も嫌な気持ちになります。怒鳴りつけて子どもを行動させるのは、保育の正解ではありません。子どもが自発的に行動したり発見できたりするように働きかけたほうが、子どものためになります。
僕は保育士として経験を重ねるごとに、怒らなくてもいい方法を見つけてきました。トイレ介助の時、お昼寝の時......子どもたちと過ごしていく中で、少しずつ少しずつ、良い方法を身につけていったんです。

就職した保育園で違和感を感じたらどうする?

−就職した保育園が自分の理想と違っていた、と感じている場合はどうしたらよいでしょうか。
実際に現場に入って働くまでは、自分に合うか合わないかは分からないものですよね。それは保育園側も同じで、入職した保育士が、園の求めているタイプの人かどうかは、働くまで分からないのです。
自分の保育観に合う保育園を選ぶべき、と言っても、実習しか経験したことのない学生さんにとっては難しいことだと思います。保育観が形成され、「こんな保育がしてみたい」という考えがハッキリと出てくるのは就職して3年目〜4年目くらいではないでしょうか。
就職してみたけれど自分には合わなかった、ということは珍しいことではありません。僕も最初は「まずは3年勤めるべき」と考えてみましたが、それよりも転職して自分のやりたい保育ができる職場を探したほうが有意義だと気付きました。
20171006-03.jpg 現在、保育業界は売り手市場です。「自分はどんな保育がしたいか」を改めて考え、見学をしたりそこで働く保育士の声を聞いたりしながら、自分に合う園を探してみてください。
(構成:佐藤愛美)