1歳11カ月~2歳4カ月向けの個人案を作成する際に役立つ「環境構成と保育者の援助」の例文をご紹介します。子どもたちの発達や興味に応じて、成長を支えられる環境や援助の工夫を行なうことが大切です。ぜひ例文を参考に、個人案を考えてみてくださいね。
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環境構成・保育者の援助【2月/1歳11カ月~2歳4カ月向け】個人案例文
環境構成と保育者の援助の例文をまとめました。
雪をテーマにした絵本やぬいぐるみ、手作りおもちゃを集めた「コーナー」を設け、自由時間に冬の季節を感じられるような環境をつくる
登園時には顔色や体調を確認し、保護者と連携して体調管理を行ない、体調の変化に気を配る
活動の切り替えに「イスにすわってみよう」と声をかけ、座る習慣や保育者の話を聞く習慣が身につくよう援助する
カラフルな大小の積み木を低い棚に並べて配置し、手に取りやすい位置に置くことで、子どもが自由に工夫しながら遊べる環境を整える
ままごと遊びのコーナーに「やさい」「おなべ」などを配置し、保育者もいっしょに遊びながら、子ども同士のやり取りが広がるように配慮する
製作活動の中でシールやスタンプなどを楽しみ、子どもが好きな色や形をつくる面白さを感じられるような機会を設ける
食事中は「おいしいね」「みんなで食べると楽しいね」など保育者が声をかけ、子どもが安心して食事を楽しめるよう支える
おもちゃの収納場所にそのおもちゃのイラストが描かれたラベルを貼り、片付けやすい環境を整える
定期的に「トイレにいってみようか」と声をかけ、トイレに行く習慣が身につくよう、保育者が寄り添いながら援助する
午睡時には、快適に過ごせるように温度や湿度管理に気を配り、安心して眠れる環境を整える
外遊び後のうがいでは、「ブクブクうがいしてみよう」と声をかけ、遊びを通してうがいの習慣が楽しく身につくよう促す
「ゆきのぺんき屋さん」など冬にまつわるリズム遊びの歌に合わせて身体を動かし、リズムにふれながら楽しむ時間を設ける
子どもが使いたいおもちゃがあるときは、「どうぞ」「ありがとう」のやり取りをそばでサポートし、貸し借りの楽しさを感じられるよう援助する
子ども同士でおもちゃの貸し借りなどがスムーズに進まないときは、保育者が仲立ちして順番に使う大切さを伝えていく
「雪のペンギンさんになって歩いてみよう」と声をかけ、子どもたちが冬にちなんだ生き物になりきるごっこ遊びを楽しめるように工夫する
1歳11カ月~2歳4カ月向けの「環境構成・保育者の援助」の例文を参考に2月の個人案を作成しよう
子どもたちが安全にのびのびと過ごせる環境づくりを心がけながら、「やってみたい」「いっしょにやりたい」といった意欲を引き出せる工夫を取り入れられるとよいですね。
子ども一人ひとりの個性や成長を尊重し、2月の個人案を考えてみましょう。