1歳4カ月~1歳7カ月向けの個人案を作成時に参考になる「自己評価・反省」の例文を紹介します。進級に向けて残り1カ月。日々の保育を振り返ることで、子どもたちの成長や様子を確認し、保育の質の向上につなげていくことが重要です。子どもたちに適した活動やサポートを考え、個人案の作成に活かしてみてくださいね。
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自己評価・反省【3月/1歳4カ月~1歳7カ月向け】個人案例文
自己評価・反省の例文をまとめました。
ひな祭りの製作では、保育者といっしょに折り紙やシールを使って飾りを作り、指先を使う活動に集中する様子が見られた。今後も季節の行事に合わせた製作を楽しめるよう工夫していきたい。
ひな祭りに合わせ、「うれしいひなまつり」の歌を保育者といっしょに口ずさみながら、音楽に合わせて手をたたいたり、身体を揺らしたりして楽しむ姿が見られた。引き続き、季節の歌を通じて行事に親しめるように工夫していきたい。
自然遊びでは、暖かい土や花びらに興味をもち、観察する様子が見られた。こまめに声をかけ、春の訪れを感じられるようにしたい。
散歩では、薄手の上着を着て外へ出かけることが増え、保育者と手をつないで歩くことによろこびを感じる姿があった。安全に気を配りつつ、外の空気や自然を感じられる機会を大切にしたい。
食事の時間には、スプーンを持って自分で食べることが少しずつ上手になり、こぼれても笑顔で食べ進める様子が見られた。自信をもって食事に取り組めるよう、楽しみながらサポートしていきたい。
友だちとの遊びでは、同じおもちゃに手を伸ばし取り合う場面もあった。保育者がそばで見守り、「じゅんばんね」と伝えながら、かかわり方を伝えていきたい。
リズム遊びでは、音楽に合わせて楽しそうに身体を揺らす様子が見られ、保育者の真似をしながら動く姿もあった。引き続き、簡単なリズム遊びを取り入れていきたい。
手洗いの時間には「ピカピカにしよう」と保育者が声をかけると手を出す様子が増えたが、手を洗うのを忘れてしまうこともあるので、こまめに声をかけていきたい。
オムツ交換を嫌がるときもあったが、保育者が歌を歌って気持ちを和らげると安心して寝転び、「かえて」と伝える場面が見られた。今後も安心して過ごせるように、笑顔で関わっていきたい。
室内遊びでは、友だちが使っているおもちゃに興味をもつ姿が増え、近くでいっしょに遊ぶことで互いに関心をもつ様子が見られた。子ども同士のかかわりが増えるように、遊びを見守っていきたい。
午睡中に寒さを訴えてくる子もいたので、毛布をかけ直すなどして体温調節に気を配っていきたい。今後も快適な睡眠環境づくりを大切にしていきたい。
園庭遊びでは、花や小石を見つけると保育者に「みて」と伝える姿をみせた。自然への興味を引き出せるような会話を続けていきたい。
お絵かきでは、クレヨンで線を描くことに夢中になり、保育者が「ぐるぐる」と声をかけると「ぐるぐる!」と言い方を真似しながらよろこんで描く姿が見られた。今後もいっしょに楽しみながら表現の幅を広げていきたい。
春の散歩では、風が吹くと「あー」「うー」と声を出し、保育者が「きもちいい風だね」と声をかけると、うれしそうに笑顔を見せる姿が見られた。引き続き、自然にふれる機会を増やしていきたい。
ホールでは保育者と追いかけっこをしながら、笑顔で走り回る姿があった。今後も安全に配慮しながら、身体を動かせる遊びを取り入れていきたい。
その他の3月の「1歳4カ月~1歳7カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
1歳4カ月~1歳7カ月向けの「自己評価・反省」の例文を参考に3月の個人案を作成しよう
日々の保育を振り返りながら、子どもたちがのびのびと成長できるよう、それぞれのペースに合わせたサポートを心がけることが大切になるでしょう。
3月は気温の変化もあるため、体調に気を配りながら、発達や興味に応じた援助を工夫していきましょう。
振り返りや反省を書くときに迷った際は、例文を参考にして、子どもたち一人ひとりの成長に寄り添った個人案を作成してみてくださいね。