3歳0カ月~3歳5カ月向けの個人案を作成する際に役立つ「環境構成と保育者の援助」の例文を紹介します。3月はひな祭りの行事や日常の活動を通じて、新しい発見やチャレンジを楽しむことが多いかもしれません。子どもたちの様子に合わせた援助を考え、個人案を作成してみてくださいね。
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環境構成・保育者の援助【3月/3歳0カ月~3歳5カ月向け】個人案例文
環境構成と保育者の援助の例文をまとめました。
ひな祭りに合わせて「うれしいひなまつり」の歌を取り入れ、保育者がタンバリンなどでリズムをとりながら、子どもたちが楽しく歌えるような雰囲気をつくる
折り紙でおひなさまやおだいりさまを作り、保育者が「かわいくできたね」「すてきなおひな様だね」と声をかけ、創作への意欲が育つようにサポートする
春を感じる製作活動として、ピンクや黄緑など明るい色の画用紙を用意し、花や葉っぱなどをイメージして、春らしい作品づくりを楽しめるよう援助する
自然にふれられる観察コーナーを設置し、小さな新芽や早咲きの花の写真などを展示する
保育者が「ポカポカしてきたね」と話しかけ、子どもたちが季節の変化に気づきやすくする
友だちと順番を守る遊びとして「カードめくり」や「輪投げ」を室内に用意し、お互いに交代しながら遊ぶことを楽しめるようにする
保育者が「次は〇〇ちゃんの番だね」と声をかけ、順番待ちを意識しながら遊べるよう援助する
「ハンカチ落とし」を行なう際、友だちの動きに注目しながら楽しめる環境を整え、「つぎは〇〇ちゃんがハンカチをおとすばんだよ」と声をかけ、友だちと協力する楽しさを感じられるように援助する
午睡前に子どもの体温を確認し、「寒くないかな?」と声をかけながら体調に気を配り、必要に応じてタオルケットや毛布で子どもがリラックスできるようにする
給食の時間には「きょうはどんなやさいがあるかな?」と声をかけ、季節に合わせた食材の関心を持てるように話し、食材の色や形に注目し、楽しく食事ができるようサポートする
うがいを習慣づけるために「ちゃんとできたかな?」と声をかけ、保育者も手本を見せながらうがいの仕方を伝え、日常生活の習慣として無理なく身につけられるよう援助する
くしゃみや咳をしたときのエチケットを学べるよう、ティッシュを使いやすい場所に置き、保育者が実際に使いながら手本を見せる。「はなみずがでたときはティッシュをつかうんだよ」と声をかけ、自然に身につけられるようにする
給食時に好き嫌いがある場合、「少しだけ食べてみようか」と少量から味見に挑戦できるように声をかけ、苦手な食材も少しずつ食べられるように配慮していく
衣服のボタンをとめる練習では「自分でできそう?」と声をかけ、挑戦を見守りながら自信につなげられるように保育者が励まし、できたときには「上手にできたね!」といっしょによろこび、自立心を育む
手遊び「手をたたきましょう」のリズムに合わせて、タンバリンやカスタネットで音を出し、楽しさを共有し、保育者もリズムに合わせながらいっしょに遊び、「いいおとがでるね!」と声をかけて音楽への関心を引き出す
友だちと「かして」「どうぞ」と言いながら遊べるように、保育者が「次は〇〇ちゃんの番だね」とルールを守る大切さを伝え、友だちと協力し合う姿勢が育つようにサポートする
郵便ごっこで、異年齢の子どもと手紙を配り合えるようにし、保育者が「どこにとどけるかな?」と声をかけながら、交流が深まるようにする
その他の3月の「3歳0カ月~3歳5カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
3歳0カ月~3歳5カ月向けの「環境構成・保育者の援助」の例文を参考に、3月の個人案を作成してみましょう
3月は春の訪れを少しずつ感じ始める季節でしょう。この時期に合わせて、子どもたちが自分らしく活動に取り組める環境を整え、成長や関心に合わせた援助を意識できるとよいですね。
また、友だちとのかかわりを深めたり、新しい発見を楽しんだりできるよう、保育者の温かい見守りとサポートが大切です。
上記の例文を参考にしながら、3月の個人案を作成してみましょう。