0歳9カ月~1歳0カ月向けの個人案を作成する際に役立つ「環境構成と保育者の援助」の例文を紹介します。4月は入園したばかりの子どもたちが、新しい環境に少しずつ慣れていく大切な時期です。安心して過ごせるよう体調の変化に気を配り、保育環境を整えられるとよいですね。
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環境構成・保育者の援助【4月/0歳9カ月~1歳0カ月向け】個人案例文
環境構成と保育者の援助の例文をまとめました。
保育室にマットを使って小さな山を作り、保育者といっしょにハイハイでよじ登ったり、転がったりしながら、身体を動かす楽しさを感じられるようにする
春の飾りや草花に親しめるよう、保育室に桜やちょうちょを飾り、保育者といっしょに見たりふれたりして季節感を楽しめるように配慮する
手をつないだり抱っこしたりと、ふれあいを通してスキンシップを図り、愛着関係を育んでいく
人見知りで泣いている子に保育者が優しい声で「だいじょうぶだよ」と語りかけてそばに寄り添い、安心できるようにサポートする
園庭で見つけた小さな草や花を見ながら、保育者が「きれいだね」「いいおてんきだね」と声をかけ、いっしょにゆったりと自然にふれる時間をつくる
「ちょうちょ」や「はるがきた」など春の歌を保育者といっしょに楽しみ、リズムを感じながら春の歌に親しむ
伝い歩きができるように、保育者が近くで「よいしょ、もうすこし!」と声をかけながら手をつないで支え、移動の楽しさをいっしょに感じる
オムツ替えの前に「きれいにしようね」と声をかけ、保育者といっしょにリラックスしながら進め、好きな絵本を見せて安心できる時間をつくる
保育者が「よいしょ、よいしょ」と声をかけながらハイハイの動きをするなどして、ハイハイに興味をもってもらう
保育室にカラフルな布やリングをぶら下げ、さわったり揺らしたりして視覚や触覚で楽しめるように配置する。保育者が「きれいだね」「さわってみようか」と語りかけ、安心して遊べるようにする
スプーンで食べ物をさわろうとする姿が見られたときには、「すくってみようか」と声をかけ、少しずつ食事に興味をもてるようにサポートする
お昼寝前には「ねんねしようね」と背中をやさしくなでながら、保育者といっしょにリラックスして安心して眠れるようにする
園生活に慣れるため、保育者といっしょに手遊びや抱っこをしながらスキンシップを図り、園での生活に安心感をもてるようにする
保育者がお昼寝の時間にやさしい声で「おやすみなさい」と話しかけながら背中をさすり、リラックスして安心して眠れるように穏やかな環境をつくる
保育者が赤ちゃんの伝い歩きをそばで見守りながら、「じょうずだね」「すこしずつ前へ進もうね」と声をかけ、自分で動く自信がもてるよう援助する
その他の4月の「0歳9カ月~1歳0カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
0歳9カ月~1歳0カ月向けの「環境構成・保育者の援助」の例文を参考に4月の個人案を作成しよう
子どもたちはそれぞれ成長のペースや興味をもつ遊びが異なるため、4月の個人案も一人ひとりの発達に合わせて考えたいですね。
まだ寒さを感じる日もありますが、春の季節を感じられる環境や遊びを通じて園生活に慣れることができるとよいですね。
子どもたちが安心して自分らしく過ごせるように、環境構成や援助方法を考えてみてくださいね。