こどもの日にぴったりのゲームを保育園で楽しみましょう。0歳児〜5歳児別に成長や発達に合わせたゲームを取り入れることで、楽しく行事に親しめるでしょう。今回は、こいのぼりタッチやかぶとじゃんけん列車など、こどもの日を盛り上げる年齢別のゲームを紹介します。ルールが簡単な遊びを中心にまとめたので、新人の保育士さんも日々の保育に取り入れてみてくださいね。
こどもの日に保育園でゲームを楽しもう
こどもの日は、「子どもたちの成長をお祝いする」特別な記念日です。
保育園でも、こどもの日にちなんだゲームを取り入れて、楽しく過ごしましょう。
子どもたちには、こどもの日について以下のように伝えてみてくださいね♪
子どもが理解しやすい言葉で伝えることで、行事への親しみを持ってくれそうです。
ゲームを通して、笑顔で身体を動かしたり、友だちや先生と関わったりするなかで、「楽しい!」「またこのゲームをやってみたいな♪」という気持ちが育まれていくと、思い出に残る一日になりそうですね。
ここからは、こどもの日にぴったりなゲーム遊びを0歳児・1歳児・2歳児・3歳児・4歳児・5歳児までの年齢別に紹介します。
それぞれの年齢や発達に合わせて楽しめるゲームをまとめたので、新人の保育士さんも保育に役立ててくださいね。
【0歳児向け】保育園で楽しめるこどもの日のゲーム
0歳児はねんねやハイハイ、おすわりなど月齢によって遊び方に違いがあるでしょう。
子どもたちの様子に合わせて、保育に取り入れてみてくださいね。
こいのぼりタッチ
用意するもの
- スズランテープ
- 画用紙やフェルトで作ったこいのぼり
- フック(天井から垂らす際に使用)
遊び方
- こいのぼりがふわふわ揺れるようにスズランテープを設置し、子どもの目の前や上に垂らしておきます。
- ねんねやお座りの子には、保育者がそっとこいのぼりを近づけ、「タッチできるかな?」と声をかけながら手を伸ばしてもらいます。
- ハイハイができる子には、少し離れた位置にこいのぼりを垂らし、タッチしてもらいます。
ポイント
子どもの月齢や発達に合わせて、高さや位置を調整するのがポイントです。
こいのぼりをじーっと見ているだけでも、子どもにとっては楽しいあそびになります。
「あかいこいのぼりさんだね〜!」「みんな元気に育ってねっていう気持ちを込めてこいのぼりが泳いでいるよ♪」など声をかけたりすることで、子どもの興味を引き出せるとよいですね。
こいのぼりの作り方はこちらを参考にしてみてくださいね。
おひざでゆらゆらこいのぼり列車
用意するもの
- 画用紙やフェルトで作ったこいのぼりの飾り(胸に貼る用)
遊び方
- 保育士さんがこいのぼりの飾りを胸につけておき、子どもを抱っこします。
- 「こいのぼり列車、しゅっぱ〜つ!」などと声をかけ、前後にゆらゆらと揺らします。
- 歌に合わせて身体を揺らしたり、「ゴトンゴトン〜♪」「トンネル通るよ〜」などの音や言葉を添えたりして、子どもと触れ合いながら遊びます。
ポイント
身体を揺らすスピードは、子どもの様子を見ながら調整しましょう。
にこにこ笑ったりじっと見つめたりと、子どもによって反応はさまざまです。
「どこにおでかけしようか?」「お友だちと一緒に乗れるかな?」など、声かけ次第で広がりのある遊びになるでしょう。
くぐって楽しいこいのぼりトンネル
用意するもの
- 段ボール箱(トンネルの形に組み立てたもの)
- 画用紙やフェルトで作ったこいのぼり
- スズランテープ
遊び方
- 段ボール箱でトンネルを作り、外側にこいのぼりの飾りをつけて「こいのぼりトンネル」を完成させます。
- ハイハイでくぐったり、保育者と一緒に手をつないでくぐったりして遊びます。
ポイント
トンネルの先にお気に入りのおもちゃを置いて「こっちだよ!」と伝えるとくぐりやすくなるかもしれません。
トンネルを抜けたあとに、「こいのぼりさんに会えたね!」「上手に通れたね〜」などと伝え、達成感を味わえるような声かけをするとよさそうです。
こいのぼりガラガラのガラガラを目指して!ハイハイリレー
用意するもの
- ペットボトルや空き容器(透明のもの)
- カラフルなビーズやボタン、鈴など
- こいのぼりの顔やうろこを描いたシールや画用紙
- テープ
遊び方
- ペットボトルにビーズや鈴を入れて、蓋を固定し、容器の外側にこいのぼりの顔や模様を貼って、こいのぼりガラガラを作ります。
- マットの端にスタートラインを作り、反対側のゴールに「こいのぼりガラガラ」を設置します。
- 保育者がガラガラを振って「シャカシャカ〜♪」と音を鳴らし、子どもたちは音を頼りにハイハイやズリバイで進んでいきます。ガラガラにタッチしてゴールしてもらいます。
ポイント
ひとりずつ順番に挑戦したり、2〜3人でスタートしたりとやり方を工夫してみるとよさそうです。
音を目指して動くことで、自然と身体を動かすきっかけになるとよいですね。「こいのぼりさんが待っているよ!こっちだよ♪」と伝えて、リレーを楽しんでもらいましょう。
【1・2歳児向け】保育園で楽しめるこどもの日のゲーム
1歳児や2歳児は歩行できるようになり、行動範囲が広がるため、身体を動かせる遊びを積極的に取り入れるとよさそうです。
簡単なルールがある遊びも取り入れて、こどもの日を楽しめるとよいですね。
こいのぼり玉入れ
用意するもの
- 洗濯かごやプラケースなど
- 画用紙で作った赤と青のこいのぼり
- 赤と青のカラーボール
- 床に貼るスタートライン(テープなど)
遊び方
- 赤と青のこいのぼりをそれぞれのかごに貼り付けます。
- スタートラインに立ち、青と赤のボールをそれぞれ5個ずつ渡し、かごに貼ったこいのぼりの色に合わせて、ボールを投げてもらいます。
ポイント
ボールが入ったら「すごーい!」「こいのぼりさんがよろこんでるよ〜♪」などと声をかけましょう。
「赤と青どっちが好きかな?」などと好きな色を聞きながら、会話を楽しんでもよさそうです。
チーム対抗!かぶとリレー
用意するもの
- 新聞紙や画用紙で作ったかぶと
- スタートラインとゴールを示すテープやコーンなど
遊び方
- 子どもたちに、新聞紙や画用紙で作ったかぶとをかぶってもらいます。
- スタートの合図で走り、コーンを回って戻ってきたら、次の人に兜を渡して走ってもらいます。
- 最後の子が走り切ったチームの勝ちです。
ポイント
かぶとは軽くて安全な素材で作り、ズレたり外れたりしても安心なようにしておきましょう。
保育士さんがかぶとの形を作り、子どもたちに模様やシールで装飾してもらっても楽しめます。
なお、遊ぶときは音楽をかけてスタートすると、より楽しい雰囲気になりますよ。
かぶとの作り方はこちらを参考にしてみてくださいね。
お宝柏餅探し
用意するもの
- 画用紙やトイレットペーパーの芯で作った柏餅
遊び方
- 画用紙やフェルトで作った柏餅を、保育室のさまざまな場所に隠しておきます。
- 「お宝柏餅、どこかな〜?」と声をかけて、子どもたちに探してもらいます。
ポイント
隠す場所は、見える位置や少し背の低い棚の上など、子どもが安全に手を伸ばせる範囲にしましょう。
探すのが難しそうな子には、そっとヒントを出すと参加しやすくなります。
柏餅の作り方はこちらを参考にしてみてくださいね。
風船こいのぼりキャッチ
用意するもの
- 風船
- 画用紙で作ったこいのぼりの顔・うろこ(風船に貼る用)
遊び方
- 風船にこいのぼりの顔やうろこを貼ります。
- 保育士さんが風船をふわっと上に投げ、子どもたちに風船キャッチを楽しんでもらいます。
ポイント
キャッチできたら「やった〜!こいのぼりさんつかまえたね!」などと声をかけるとよいですね。
うまくつかまえられない子には、風船をそっと近くに落としたり、保育士さんが手を添えて一緒にキャッチしたりとサポートしましょう。
【3・4・5歳児向け】保育園で楽しめるこどもの日のゲーム
3歳児・4歳児・5歳児クラスでは、グループごとに競ったり、少し難しいゲームに挑戦したりとさまざまな遊びを取り入れるとよいでしょう。
友だちとやり取りを楽しめる遊びを取り入れると盛り上がりそうですね。
こいのぼり釣り(得点制)
用意するもの
- 紙やフェルトで作ったこいのぼり(得点を書いておく)
- 割りばしやストローで作った釣り竿(糸の先に磁石やフックをつける)
- バケツ
遊び方
- クリップをつけたこいのぼりを床に広げて並べます。
- 「よーいスタート!」の合図で釣り竿を持ち、こいのぼりを釣り、バケツに入れます。
- 釣れたこいのぼりの点数を集めて、何点になったかを一緒に数えて、点が多い子の勝ちです。
ポイント
一人でも、チーム戦でも楽しめる遊びです。
3歳児クラスでは、数字にあまり馴染みがない子も多いかもしれません。制限時間内にこいのぼりを何匹釣れるか競うとよさそうです。
また、子どもたちが描いたこいのぼりをゲームに使うと、盛り上がるでしょう。
チーム対抗!こいのぼり運びリレー
用意するもの
- 水色のバスタオルや大きめの布
- 画用紙で作ったこいのぼり
- かごや箱
- コーン
遊び方
- 子どもたちを2チームに分けます。
- 水色のタオルの上に画用紙で作ったこいのぼりをのせ、二人一組で両端を持って運びます。
- ゴール地点のかごに鯉のぼりをいれたら、スタート地点に戻り、次のペアにバトンタッチします。
- こいのぼりを運び終えたチームが勝ちです。
ポイント
こいのぼりを落とさずに運ぶことを楽しみ、友だちと協力するよろこびも味わえそうですね。
「みんなで応援しようね!」と声をかけ、一緒に応援するとよいですね。
また、途中でこいのぼりが落ちてしまっても、「もう一回がんばろうね!」と伝え、挑戦する気持ちを抱いてもらえるような声かけをしましょう。
かぶとじゃんけん列車
用意するもの
- 新聞紙や画用紙で作ったかぶと(子どもの頭に合わせたサイズ)
遊び方
- 子どもたち全員にかぶとをかぶってもらいます。
- 音楽に合わせて部屋の中を自由に歩きます。
- 音楽が止まったら、近くにいるお友だちと「こどもの日じゃんけん、じゃんけんぽん!」とじゃんけんしてもらいます。
- 勝った子はそのまま先頭に、負けた子は後ろにつながって“かぶと列車”になります。
- 列車が長くなっていくごとに、「すご〜い!ながい列車になったね!」と声をかけて、楽しい雰囲気を盛り上げましょう。
ポイント
列車がつながっていく様子を子どもたちと一緒に楽しみましょう。
じゃんけんにまだ慣れていない子には、保育士さんがサポートしながら行うとよいですね。
かぶとの作り方はこちらを参考にしてみてくださいね。
こいのぼりのウロコを集めゲーム
用意するもの
- こいのぼりの形に切った大きな画用紙 各1枚
- 赤・青・黄色・緑色のうろこ型カード 数十枚
- テープやのり
遊び方
- 保育室に赤・青・黄色・緑のうろこカードをバラバラに隠しておきます。
- 合図とともに、子どもたちは「どこかな〜?」と探しながらカードを拾っていきます。
- 拾ったうろこカードは、こいのぼりの胴体にぺたぺたと貼りつけていきます。
- 全員が貼り終えたら、大きなこいのぼりを作り上げます。
ポイント
拾う枚数を調整したり時間制にしたりすると、さらにゲーム性がアップします。
「みんなで力を合わせてできたね!」「すてきなこいのぼりができたね」と声をかけて達成感を味わえるようにしましょう。
保育園でこどもの日のゲームを楽しもう
こどもの日にちなんでゲームを楽しむと、行事のモチーフである「こいのぼり」「かぶと」などに興味を持ってもらえそうですね。
また、こどもの日の由来について詳しく説明したいという方は以下の記事を参考に、子どもたちにお話ししてみましょう。
子どもたちの成長をお祝いしながら、さまざまなゲームを楽しみましょう!
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