履歴書の書き方に悩んでいる保育学生さんや就活生さんもいるかもしれません。履歴書は、志望動機や自己PR、取得資格など自分のことをアピールできる材料になるため、正しい書き方を身に着けたいですよね。今回は、保育士の履歴書の書き方や注意点、マナーについてくわしく説明します。
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■目次
履歴書を書く前に準備すること
就活をするうえで必要となる履歴書。
履歴書は、採用担当者が自園にふさわしい人物なのかを判断する材料であり、就活生さんにとっては自分のことをアピールできる書類でもあります。
履歴書に書く項目として以下の内容が挙げられるでしょう。
- 日付
- 氏名
- 写真
- 住所
- 連絡先欄
- 学歴、職歴
- 免許資格
- 志望動機
- 自己PR(長所、短所、趣味、特技)
- 通勤時間
- 本人希望記入欄
これらは、書き方一つで担当者の印象を左右することがあるため、事前にどんなことを書くか理解しておくことが大切です。
さらに、履歴書を書く前に準備しておくことを知ることができれば、スムーズに書き始められるかもしれません。
まずは、履歴書を書き始める前に準備しておくものについて説明します。
履歴書と封筒
履歴書
履歴書は文具店などで購入することができます。
市販の履歴書はB5サイズが一般的ですが、職務経歴書と合わせてA4サイズにそろえるのもいいでしょう。
志望動機や自己PR欄など、枠の大きさはメーカーによって異なるため、大型の文具店やネット通販などで比較してから購入すると、間違わずに買えそうです。パソコンとプリンターがあれば、テンプレートをダウンロードして使用できます。
封筒
履歴書を送付するための封筒は、履歴書とセットになって販売されていることが多いようです。封筒のみ購入したい場合は、履歴書を2つ折りにして送付できる大きさのものを購入しましょう。
筆記用具
履歴書の書き方としてパソコンと手書きでの作成方法があります。業界によっては、パソコンで履歴書を作成して掲出することもあるようですが、保育業界では子どもの教育にかかわるという観点から、手書きで書くのが一般的のようです。
そのため、履歴書を書く前に筆記用具を準備しましょう。書くときは、黒いボールペンや万年筆を使用するのがポイントです。ただし、万年筆は書いたときに滲んでしまうことがあるため、使用する前に試し書きをするといいかもしれません。
履歴書を書くときに意識すべきポイント
書類選考を通過するためには、履歴書を書く際にさまざまことを意識しなくてはいけません。
履歴書を書くときに意識すべきポイントを説明します。
丁寧に書く
履歴書は採用担当者の方に見てもらう書類なので、失礼がないよう丁寧に書きましょう。
後から消すことができる鉛筆で下書きをしたり、事前に原稿を作っておいてそれを写したりすると、書き損じを防げるかもしれません。
和暦や西暦は統一する
履歴書では日付を書く欄がありますが、2020年のように西暦の場合は、以降の学歴や職歴欄でも同じ西暦を使用します。令和1年のように和暦で書くときは、和暦で統一しましょう。
履歴書に書く内容をまとめる
履歴書を書き始める前に、志望動機や自己PRなどはどんなことを書くかまとめておくことも大切です。
何も決めずにいきなり履歴書を書き始めると、何を書いてよいのか迷ってしまうかもしれません。履歴書は書類選考の資料になるものですので、通過できるように内容をしっかり考えて書きましょう。
【保育士の履歴書の書き方1】日付、写真、氏名、住所、連絡先欄
日付
履歴書の日付は、履歴書を書いた日ではなく、履歴書を提出する日を記入します。
郵送する場合はポストへ投函した日、面接に持参する場合は当日の日付を書きましょう。
写真
証明写真を撮るときの注意点
履歴書に使用する証明写真を撮るときは、以下の点に気をつけます。
- 髪の毛の色は明るすぎないか、髪で顔が隠れていないか
- 大きすぎるアクセサリーやピアスをしていないか
- 化粧は濃くないか
- 帽子やサングラスなど顔が隠れるものは外す
履歴書に使用できない写真
以下のような写真は担当者の印象を左右するかもしれません。
- 体や目線が正面を向いていない
- 背景が白または無地でない
- 1人で写っていない(友だちなどといっしょに写っている)
- スナップ写真の切り抜きや写真シールなど
- 履歴書の写真貼付枠からはみ出ている
履歴書に貼る写真は、顔の印象が面接時と変わらないように、3カ月以内に撮影した「証明写真」を使用するのが一般的のようです。
氏名とふりがな
履歴書の名前は正しく丁寧に記入します。
「ふりがな」と書かれている場合は”ひらがな”で、「フリガナ」と記載されている時は、”カタカナ”で書きましょう。
また、印鑑は一部がかすれてしまわないように、均等に力を込めて押印することも重要です。
生年月日
冒頭の日付を西暦で書いた場合は西暦、和暦で書いた場合は和暦でそろえます。
履歴書で記載されている「満年齢」とは、今現在の自分の年齢のことですので、冒頭で説明した日付の年齢を記入しましょう。
住所
現住所は都道府県やアパート・マンション名を省略することなく書きます。
番地などは「1-2-3」とは書かず、「1丁目2番地3号」と記載し、一人暮らしの場合は連絡先欄に実家の住所などを記入します。
電話番号
電話番号は、一般的に携帯番号でも問題ないようですが、確実に連絡のつく番号を記入します。 一つでも数字を間違えてしまうと連絡が取れなくなってしまうため、正しく番号を書きましょう。
メールアドレス
最近ではメールアドレスの欄がある履歴書も多いようです。採用担当者がすぐにチェックできるよう、学校や職場で使用しているものではなく、普段使用している個人のアドレスを書きましょう。
【保育士の履歴書の書き方2】学歴、職歴、免許資格
学歴
履歴書に学歴を書くときは、一般的には高校以降の入学・卒業年月を記入します。
一行目の中央には「学歴」と記載し、空欄が多くなってしまうのであれば、中学卒業からの記載しても問題ないようです。
現在在学中の場合は、「〇〇年〇〇月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業見込み」のように記入します。抜け漏れがないように気をつけながら、学校名、学科・コース名など省略せず正式名称で書きましょう。
卒業年度早見表
以下の表は卒業した年を分かりやすくまとめたものになりますので、保育士さんになるための履歴書を書く際は参考にしてみてくださいね。
生まれた年(和暦) (西暦) |
中学校卒業 高校入学 | 高校卒業 大学・短大・ 専門学校入学 |
短大・専門など 2年制学校卒業 | 専門など 3年制学校卒業 | 大学など 4年制学校卒業 |
---|---|---|---|---|---|
平成4年 1992年 |
平成20年 2008年 |
平成23年 2011年 |
平成25年 2013年 |
平成26年 2014年 |
平成27年 2015年 |
平成5年 1993年 |
平成21年 2009年 |
平成24年 2012年 |
平成26年 2014年 |
平成27年 2015年 |
平成28年 2016年 |
平成6年 1994年 |
平成22年 2010年 |
平成25年 2013年 |
平成27年 2015年 |
平成28年 2016年 |
平成29年 2017年 |
平成7年 1995年 |
平成23年 2011年 |
平成26年 2014年 |
平成28年 2016年 |
平成29年 2017年 |
平成30年 2018年 |
平成8年 1996年 |
平成24年 2012年 |
平成27年 2015年 |
平成29年 2017年 |
平成30年 2018年 |
令和元年 2019年 |
平成9年 1997年 |
平成25年 2013年 |
平成28年 2016年 |
平成30年 2018年 |
令和元年 2019年 |
令和2年 2020年 |
平成10年 1998年 |
平成26年 2014年 |
平成29年 2017年 |
令和元年 2019年 |
令和2年 2020年 |
令和3年 2021年 |
平成11年 1999年 |
平成27年 2015年 |
平成30年 2018年 |
令和2年 2020年 |
令和3年 2021年 |
令和4年 2022年 |
平成12年 2000年 |
平成28年 2016年 |
令和元年 2019年 |
令和3年 2021年 |
令和4年 2022年 |
令和5年 2023年 |
職歴
保育学生さんや就活生の方の中には、一度社会人を経験をした後に養成学校に入学した場合など、社会人経験があるケースもあるでしょう。
そのため、職歴の書き方についてくわしく説明します。
職歴の書き方
履歴書では、学歴の後に1行開けて最初に「職歴」と書きます。
職歴については入職した年月と退職した年月を記載します、この際、入社/退社、または入職/退職で統一するようにしましょう。
職歴は一目見て概要がわかるように工夫することが大切です。会社名や業種だけではなく、「営業部に所属し、アシスタントとして従事」のように業務内容を簡潔に添えることで、採用担当者がこれまでのキャリアをイメージしやすくなるでしょう。
もしも職歴が多くてすべて書くことができない場合は、入職と退職を同じ行に書いたり、職歴を書くところが多い履歴書を購入したりするといいかもしれません。
「入社/退社」と「入職/退職」の使い方
入社/退社、または入職/退職はどちらを使うか迷う方もいるのではないでしょうか。
入社は会社に社員として入るという意味があり、入職は職に就くという意味があります。
そのため、基本的にはどちらを使っても問題ないようですが、入社に対して退職と書いてしまわないように注意しましょう。
入職/退職は、看護師や公務員など医療機関や一般的な企業以外で働く場合に使用されることが多いようです。たとえば、市役所に併設されている保育園など公務員として働いた場合は、入職/退職を使用して書くことがあります。
免許・資格
履歴書の免許や資格の欄には、保育士資格、幼稚園教諭免許も忘れずに書きましょう。
免許・資格名は必ず正式名で書き、すでに取得済の場合は資格や免許の横に「取得」、学校卒業前の記入の場合は「取得見込み」と加えます。
<免許・資格の記入注意>
保育士は「保育士資格」と書きます。
幼稚園教諭の場合は、卒業した学校で異なるため正しく記入しましょう。
- 幼稚園教諭第一種免許(4年生大学を卒業した人)
- 幼稚園教諭第二種免許(専門学校や短大を卒業した人)
- 幼稚園教諭専修免許(大学院を卒業した人)
複数の資格を持っている場合は、取得した順に書いていきます。新卒保育士として働くために書く履歴書には、応募の際にアピールとして活用できるものや、保育の仕事に関係のあるものを記入するといいでしょう。趣味的な資格の記入は避けたほうがいいかもしれません。
公立の保育園に勤めるために、自治体の公務員採用試験を受験して合格している方は、その旨を書いておくといいでしょう。
【保育士の履歴書の書き方3】志望動機、自己PR、通勤時間、本人希望記入欄
志望動機
志望動機は、ポイントを絞って簡潔に「ここで働きたい」という熱意が伝わるように記載するといいでしょう。
<書き方例>
私が貴園を志望した理由は、保育実習で伺った際に、外遊びで子どもとできる遊びをたくさん考え、実践していると感じたからです。私は子どもの頃から、身体を動かすのが大好きでしたので、子どもたちと遊びながら貴園の保育方針をより深く理解することができました。貴園の保育理念は自分の理想とするところでもありますので、是非働かせて頂きたいと思い志望致しました。
志望動機は、前向きに入職したいという気持ちを伝えることが最大のポイントです。
文量としては最低でも記載スペースの半分以上、できたら8割以上埋めるようにすると、より働きたいという熱意が伝わるかもしれません。
関連記事:「保育士の志望動機の書き方、新卒や未経験のための志望理由と例文 【保育士の就活ガイド】/就活バンク」
自己PR
自己PRは自己分析の結果を活かすと、よりスムーズに作成できそうです。
新卒保育士さんとして務める場合は、保育の経験がないために、熱意や体力などをアピールすることが重要になるでしょう。
たとえば、スポーツをしていた人であれば、「学生時代は〇〇部でしたので、体力には自信があります」とアピールしてもいいかもしれません。一方、スポーツの経験がない場合は、「入職後は、先輩の保育を積極的に吸収していきたいです」のように働きたいという熱意を書くとよさそうです。
自己PRで「自分らしさ」を伝えるには、自分自身が経験してきたことを書くことが有効なようです。自分の価値観を変えた出来事や、感動したことなど、心が動いた出来事を自己PRに盛り込むことでより説得力が増すでしょう。
長所・短所
履歴書における長所の書き方は、「落ち着きがあるという長所を活かし、保育実習では担当の保育士さんに、子どもが急に泣き出しても落ち着いて行動できているね。と言っていただけました」のように、具体例を交えて書くと採用担当者も人物像をイメージしやすくなりそうです。
一方、短所の場合は、「短所はせっかちなところですが、素早く行動するために事前の準備は怠らないように心掛けています。また、保育士として働く際は、子どもたちを急かすことがないように気をつけます。」など、短所として挙げた部分の対処法を書くことで、ネガティブな印象にはならないかもしれません。
趣味、特技
趣味・特技は簡潔に書いておきましょう。ただし、趣味から保育につながるようなエピソードがあるときは、面接の際に会話の糸口になりそうですし、好印象を与えるポイントにもなるかもしれません。
資格欄には書けなくても、誰よりも努力し続けてきた実績や自負している趣味や特技があるならば、「手芸歴は10年です」などと書いてアピールするのもよいでしょう。趣味や特技は、できるだけ自分の人柄が伝わる内容のものを選ぶことが大切です。
関連記事:「保育士の自己PRや長所の書き方。履歴書、職務経歴書、面接に使える例文/就活バンク」
通勤時間
履歴書の通勤時間は、ドアtoドアでの通勤時間を記入するようにしましょう。電車やバスなどの乗車時間に加え、最寄り駅から園までの移動時間を含めて書きます。
本人希望記入欄
本人希望記入欄は、配属先の希望や福利厚生制度の利用有無などを記入する欄です。
保育学生さんや就活生の方の場合は、園や法人企業からの電話に出れない時間、もしくは確実に出れる時間を書いておくといいでしょう。「大学の授業があるため、平日9~17時はお電話に出られない場合があります」などできるだけ明確に書きます。
借り上げ住宅制度の利用や、社員寮(ある場合)の希望などがある場合もこちらに記載します。給与や休日などの希望に関しては、絶対条件でない限りは、控えたほうがいいでしょう。
特に希望がない場合でも、空白にしておくと記入漏れだと思われるかもしれないので、「貴園の規定に従います」と記入しておくことがポイントです。
くわしい履歴書の書き方は、以下の動画を参考にしてみてくださいね。
保育士の履歴書を入れる封筒の書き方
履歴書などの応募書類を郵送で送る場合は、応募先からとくに指定がなければ用紙を折らずに入れられるサイズの封筒を用意しましょう。封筒の色は、白無地のものを使用するのがマナーのようです。
封筒の書き方の見本
封筒
基本的には、見本のように縦書きで記入していきます。書類を折らずに入れられるA4かB5の大きさを選ぶとよいでしょう。封筒をのりづけしたあとは「〆」「封」などの封字を書きます。
宛名
住所
送り先の住所は都道府県から正確に記入し、株式会社や医療法人とつく場合は、(株)などの略字を使わないように気を付けましょう。会社名や部署名を省略することなく正確に書きます。
宛名
宛名は個人ならば「様」、採用チーム、人事部などの部署であれば「御中」と書きます。誤字脱字は失礼になるため、間違えないように注意しましょう。
履歴書を送る担当者が不明な場合は、
「〇〇保育園 採用ご担当者様」としたり、
「〇〇株式会社 〇〇部 〇〇課 御中」としたりしても問題ないようです。
そして、封筒の端に赤字で「履歴書在中」と書くことで、受け取った方が何の書類かすぐに判断できるでしょう。
切手
切手は封筒の左上に貼ります。重さによって切手の値段が変わる場合があるため、心配な場合は郵便局で確認してから購入するとより確実です。
保育士の履歴書における添え状の書き方
郵送の場合には、添え状(送付状)を同封しておくといいでしょう。
添え状は、採用担当への「あいさつ状」のようなもので、どういった内容の書類が何部あるのかといった、「送付書類の内容」を示すものでもあります。
添え状の見本
平成〇年〇月〇日
〇〇保育園
採用ご担当者様
拝啓 貴園におかれましては、ますますご清栄の事とお喜び申し上げます。
このたびは、お忙しい中時間を割いていただきありがとうございます。
応募書類を下記の通り送付させていただきますので、ご査収のほどよろしく願いいたします。
記
添付書類
・履歴書 1通
・職務経歴書 1通
以上
〒〇〇〇‐〇〇〇〇
〇〇県〇〇市〇〇
氏名
連絡先電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
添え状の書き方
添え状は、履歴書と同じ大きさのものを使用するのが基本となります。また横書きで書くのが一般的で、パソコンを使用しても問題ないようです。
添え状の文体は「ですます調」にし、必ず1枚に収めましょう。
添え状の記入内容
添え状には以下の内容を記入します。
送付年月日
添え状に記載する送付年月日は履歴書をポストに投函、もしくは郵便局に持ち込む日を記入します。履歴書にあわせて西暦か和暦で統一しておくといいでしょう。
宛先
応募先と採用担当者の部署、担当者名を書きます。部署あての場合は「御中」、個人宛ての場合には「様」と敬称としてつけます。
署名
添え状の署名には、履歴書と同じ郵便番号、住所、氏名、電話番号、メールアドレスを記載します。相違がないように気を付けましょう。
挨拶文
挨拶文は「拝啓」などの頭語からはじまります。次に、時候の挨拶を用いた文章に、簡単な自己紹介や何に応募するのかを簡潔に書きます。
記
同封する書類の内容と、封入部数を箇条書きで書きます。最後は必ず「以上」で締め、そのほかに同封書類がないことを示すようにしましょう。
履歴書を書くときの注意点
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履歴書は丁寧に書くことも大切ですが、書き終えてからの対応や持参したときの対応も重要になります。
履歴書を書き終えた後と持参するときの注意点を紹介します。
履歴書を書き終えたとき
履歴書は書き終えたらそれで終わりということではなく、さまざまなことに注意しなくてはいけません。
履歴書を書き終えた後の注意点について見ていきましょう。
記入漏れや誤字がないか必ず確認する
文字のチェックは履歴書を書くときの基本です。1文字でも書き間違いがあったときは、修正テープや修正液は使わずに、初めから書き直しましょう。
履歴書は提出前に必ずコピーを取っておく
面接官は履歴書を見ながら話を進めることが多いようです。そのため、話を振られたとき対応できるように、コピーを取って事前に読み返しておきましょう。
履歴書の使い回しはしない
複数の園に履歴書を郵送する場合、履歴書を何枚も手書きで書くのは面倒かもしれません。しかし、園によって風土や運営方針が異なります。志望動機も当然異なるはずですので、使い回しをしないように注意しましょう。
写真は最後に貼る
確認する前に写真を履歴書に貼ってしまうと、誤字などで書き直しになった場合に使えなくなってしまいます。無理にはがすと写真の裏が汚くなってしまうため、写真を貼るのは最後にしましょう。
書き終えたら綺麗な状態で保管する
履歴書は時間をかけて書き上げた大切な書類です。曲がったり汚れたりしないよう、採用担当者のもとに届くまではクリアファイルなどに入れておき、きれいに保管しておきましょう。
履歴書を持参するとき
履歴書は保育施設や運営している法人に郵送するかもしれませんが、直接持参することもあるでしょう。
履歴書を持参するときの注意点について説明します。
履歴書は封筒に入れる
履歴書を直接持参する際は、マナーとして封筒に入れていきましょう。
送り先の宛名を書く必要はありませんが、面接官がひと目見て分かるよう、以下を記入します。
- 表の左下に「履歴書在中」と赤字で記載
- 裏には自分の氏名と住所を書く
面接時に直接手渡すときのやり方
履歴書を直接手渡すときは、面接官から見やすい向きにしたあと、必ず両手で渡しましょう。「こちらが履歴書です。本日はよろしくお願いします」など一言添えられると、さらに印象がよくなりそうですね。
事前のアポイントをとる
面接時に持参という形ではなく、履歴書の提出のためだけに伺う場合であっても、突然訪ねるのはマナーとして望ましくないでしょう。履歴書を掲出するだけであっても、事前に連絡を入れてお邪魔してよい時間を確認することが大切です。
書類選考を通過できるように正しい履歴書の書き方を覚えよう
今回は、履歴書や封筒の宛名の書き方、書き終わった後の注意点や持参するときのマナーについて説明しました。
新卒の保育士さんとして働くために書く履歴書では、自分の人柄や保育士という仕事への熱意、そして入職したいという思いを伝えることができます。採用担当者が目にする書類ですので、履歴書の書き方としては誤字脱字がないように丁寧に書き、持参した際は渡すときに両手を添えるなどマナーにも気を配ることが大切です。
正しい履歴書の書き方と書類送付のマナーを身につけ、就活における書類選考を通過できるようにしっかりポイントを抑えておきましょう。