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保育内容の5領域とは。学生や新卒保育士のための解説と指導例

5領域とは、保育をする際の目標を健康・人間関係・環境・言葉・表現の5つの領域にわけたものをいいます。どういったものか知ることができれば、実習や新卒時に大いに役立てられるのではないでしょうか。今回は、保育内容の5領域について、保育学生さんや新卒保育士さんへ向けて解説と実際の指導例を紹介します。


女の子の笑顔

MIA Studio/shutterstock.com



保育内容の5領域とは

保育所保育指針で定められた5領域とは、保育所や幼稚園での教育目標や、保育を見る際の視点を表わしているものです。


保育士保育指針に定められている5領域は、


1.健康:心身の健康に関する領域

2.人間関係:人とのかかわりに関する領域

3.環境:身近な環境とのかかわりに関する領域

4.言葉:言葉の獲得に関する領域

5.表現:感性と表現に関する領域


となっています。
保育の原理である「子どもが現在を最も良く生き、望ましい未来を作り出す力の基礎を培う」ことを実現させるため、5つの領域に分類しています。


2018年に改訂され、それぞれの領域によって、ねらいや内容が明確に記載してあります。この領域に基づいた保育を実施することで、子どもの総合的な心身の発達を促すことができるとされています。


厚生労働省「保育所保育指針」をもとに、5領域それぞれのねらいや内容、具体的な指導例についてくわしく見ていきましょう。



1.心身の健康に関する領域「健康」

保育所保育指針の子どもの保育における「健康」について、ねらいや内容を紹介します。



「健康」のねらい


保育所保育指針における「健康」のねらいは、健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養うとして、


  • 明るく伸び伸びと生活し、自分から体を動かすことを楽しむ。
  • 自分の体を十分に動かし、さまざまな動きをしようとする。
  • 健康、安全な生活に必要な習慣に気付き、自分でしてみようとする気持ちが育つ。

となっています。

子どもの健康および安全の確保や、子ども自ら体や健康に関心を持ち、心身の機能を高めていくことなどをねらいとして、保育士さんなどからの子どもの思いやペースを尊重した丁寧な関わりが求められています。



「健康」の内容


保育所保育指針における「健康」の内容は、以下のように說明しています。


  • 保育士などの愛情豊かな受容の下で、安定感をもって生活をする。
  • 食事や午睡、遊びと休息など、保育所における生活のリズムが形成される。
  • 走る、跳ぶ、登る、押す、引っ張るなど全身を使う遊びを楽しむ。
  • さまざまな食品や調理形態に慣れ、ゆったりとした雰囲気の中で食事や間食を楽しむ。
  • 身の回りを清潔に保つ心地よさを感じ、その習慣が少しずつ身に付く。
  • 保育士などの助けを借りながら、衣類の着脱を自分でしようとする。
  • 便器での排泄に慣れ、自分で排泄ができるようになる。

保育園などにおける生活リズムを整え、身の回りの支度などを自分で行えるようにすることなどが大切です。保育士さんが子どもの自立性を育めるような援助を求めています。


たとえば、


  • 遊びを通した運動の指導
  • トイレトレーニングなどの排泄援助
  • 正しい箸の持ち方などの指導や食育
  • 交通ルールなどの指導

といったこともこの領域の保育に関わってくるでしょう。



2.人との関わりに関する領域「人間関係」

保育所保育指針の子どもの保育における「人間関係」の領域について、ねらいや内容を紹介します。



「人間関係」のねらい


保育所保育指針における「人間関係」のねらいは、他の人々と親しみ、支え合って生活するために、自立心を育て、人と関わる力を養うとして、


  • 保育所での生活を楽しみ、身近な人と関わる心地よさを感じる。
  • 周囲の子どもなどへの興味や関心が高まり、関わりをもとうとする。
  • 保育所の生活の仕方に慣れ、きまりの大切さに気付く。

となっています。

保育士などの信頼関係を基盤として、他者と関わりを考え、協力しながら、自律心を養うことをねらいとしています。



「人間関係」の内容


保育所保育指針における「人間関係」の内容は、以下としています。


  • 保育士などや周囲の子どもなどとの安定した関係の中で、共に過ごす心地よさを感じる。
  • 保育士などの受容的・応答的な関わりの中で、欲求を適切に満たし、安定感をもって過ごす。
  • 身の回りにさまざまな人がいることに気付き、徐々に他の子どもと関わりをもって遊ぶ。
  • 保育士などの仲立ちにより、他の子どもとの関わり方を少しずつ身につける。
  • 保育所の生活の仕方に慣れ、きまりがあることや、その大切さに気付く。
  • 生活や遊びの中で、年長児や保育士などの真似をしたり、ごっこ遊びを楽しんだりする。

子どもたちが他者との関わりの中で、いろいろな遊びを楽しみ、喜びや悲しみを共感できるなど、健全な心身を育めるような保育士さんの援助も大切です。



3.身近な環境との関わりに関する領域「環境」

保育所保育指針の子どもの保育における「環境」の領域について、ねらいや内容を紹介します。



「環境」のねらい


保育所保育指針における「環境」のねらいは、周囲のさまざまな環境に好奇心や探究心をもって関わり、それらを生活に取り入れていこうとする力を養うとして、


  • 身近な環境に親しみ、触れ合う中で、さまざまなものに興味や関心をもつ。
  • さまざまなものに関わる中で、発見を楽しんだり、考えたりしようとする。
  • 見る、聞く、触るなどの経験を通して、感覚の働きを豊かにする。

となっています。身近な環境に親しみを持ち、発見を楽しむなど、さまざまな経験を通して感覚を豊かにすることをねらいとしています。



「環境」の内容


保育所保育指針における「環境」の内容は、以下のように示しています。


  • 安全で活動しやすい環境での探索活動などを通して、見る、聞く、触れる、嗅ぐ、味わうなどの感覚の働きを豊かにする。
  • 玩具、絵本、遊具などに興味をもち、それらを使った遊びを楽しむ。
  • 身の回りの物に触れる中で、形、色、大きさ、量などの物の性質や仕組みに気付く
  • 自分の物と人の物の区別や、場所的感覚など、環境を捉える感覚が育つ。
  • 身近な生き物に気付き、親しみをもつ。
  • 近隣の生活や季節の行事などに興味や関心をもつ。

子どもたちが身近な事象に関心や親しみ、興味をもてるように、保育士さんなどが「気づき」を促せるような援助を求められています。



4.言葉の獲得に関する領域「言葉」

女の子とおもちゃ

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保育所保育指針の子どもの保育における「言葉」の領域について、ねらいや内容を紹介します。



「言葉」のねらい


保育所保育指針における「言葉」のねらいは、経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育て、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養うとして、


  • 言葉遊びや言葉で表現する楽しさを感じる。
  • 人の言葉や話などを聞き、自分でも思ったことを伝えようとする。
  • 絵本や物語などに親しむとともに、言葉のやり取りを通じて身近な人と気持ちを通わせる。

となっています。自分の気持ちを言葉で表現し、人の話にも関心をもつなど、言葉に対する感覚を豊かにすることをねらいとしています。



「言葉」の内容


保育所保育指針における「言葉」の内容は、以下のように說明しています。


  • 保育士などの応答的な関わりや話しかけにより、自ら言葉を使おうとする。
  • 生活に必要な簡単な言葉に気付き、聞き分ける。
  • 親しみをもって日常の挨拶に応じる。
  • 絵本や紙芝居を楽しみ、簡単な言葉を繰り返したり、模倣をしたりして遊ぶ。
  • 保育士などとごっこ遊びをする中で、言葉のやり取りを楽しむ。
  • 保育士などを仲立ちとして、生活や遊びの中で友達との言葉のやり取りを楽しむ。
  • 保育士などや友達の言葉や話に興味や関心をもって、聞いたり、話したりする。

自分が経験したことや感じたことを自らが言葉で伝えたり、保育士や友達との関りの中で言葉でやり取りしたりできるように、保育士さんの手助けも大切です。



5.感性と表現に関する領域「表現」

保育所保育指針の子どもの保育における「表現」の領域について、ねらいや内容を紹介します。



「表現」のねらい


保育所保育指針における「表現」のねらいは、感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにするとして、


  • 身体の諸感覚の経験を豊かにし、さまざまな感覚を味わう。
  • 感じたことや考えたことなどを自分なりに表現しようとする。
  • 生活や遊びのさまざまな体験を通して、イメージや感性が豊かになる。

となっています。感じたことや考えたことを表現し、表現力や創造性を豊かにすることなどをねらいとしています。



「表現」の内容


保育所保育指針における「表現」の内容は、以下のようになっています。


  • 水、砂、土、紙、粘土などさまざまな素材に触れて楽しむ。
  • 音楽、リズムやそれに合わせた体の動きを楽しむ。
  • 生活の中でさまざまな音、形、色、手触り、動き、味、香りなどに気付いたり、感じたりして楽しむ。
  • 歌を歌ったり、簡単な手遊びや全身を使う遊びを楽しんだりする。
  • 保育士などからの話や、生活や遊びの中での出来事を通して、イメージを豊かにする
  • 生活や遊びの中で、興味のあることや経験したことなどを自分なりに表現する。

生活の中でさまざまなものに触れたり、遊びを楽しんだりすることで表現する喜びを育むことをを考え、保育士などが保育活動を通しての手助けすることが大切でしょう。


出典:保育所保育指針/厚生労働省

出典:保育所保育指針の解説/厚生労働省



5領域を組み合わせた保育の指導案例

走る子ども

T.TATSU/shutterstock.com


ここまで保育所保育指針の5領域のねらいや内容を解説してきました。


5領域を意識して保育を行うと聞くと、「実際にどのようなプログラムを考えればよいのか」「子どもへの接し方はどうすればよいのか」と難しく感じることもあるかもしれません。
ここでは、保育学生さんや新卒保育士さんが実践できる、5領域を意識した日常的な遊びの指導案例を紹介します。



屋外での5領域を意識した保育の指導案例


まずは、屋外における5領域を意識した保育の指導案例を、2つ紹介します。


散歩

天気のよい日には保育活動の中に散歩を取り入れる機会も多くあるでしょう。

ここでは0、1歳児クラスから3歳児以上のクラスまで共通した散歩での保育の流れ、5領域を意識したねらいや内容の指導例を紹介します。


【保育の流れ】

近隣の公園などへ散歩に出かけて季節にちなんだ植物や生きものなどを探し、子どもたちが自然を楽しめるように援助しましょう。


【5領域を意識したねらい】

<健康>

公園に行くことで、歩行を促し、全身を使って運動する


<人間関係>

公園や散歩に出かける際のルールを守る


<環境>

季節にちなんだ生き物や植物を知り、発見を楽しみながら興味をもつ


<言葉>

「たんぽぽ見つけた!」「トンボがいたよ!」など子ども自らが発見したことを言葉で伝える


<表現>

季節を楽しみながら生きものや植物とふれあったり、製作に活かしたりして創造性を豊かにする


【指導例】

保育士さんは、子どもたちが季節にちなんだを探すことで自ら発見する喜びや楽しさを知ることができるように、共感や言葉がけを大切にするとよさそうです。


出かける前には、「手をつないで歩く」「道を渡るときは手を上げる」など具体的なルールを伝えて、子どもたちが自らルールに沿って行動できるように援助するとよいかもしれません。


水遊び

夏の期間の保育活動の中では、0歳、1歳、2歳児クラスでは小さなビニールプール、3歳児以上のクラスでは園のプールなどで水遊びを楽しむこともあります。水遊びでの保育の流れや5領域を意識したねらい、内容の指導例を紹介します。


【保育の流れ】

子どもたちにルールを伝えて、水遊びを行います。水遊びの道具などを用意して、水とのふれあいを楽しめるように援助しましょう。


【5領域を意識したねらい】

<健康>

水にふれあいながら、身体を動かしてさまざまな動きを楽しむ


<人間関係>

水遊びの際のルールを理解し、子ども同士で関わる楽しさを知る


<環境>

水の「ピチャピチャ」「ザブザブ」などの音や感触を通じて、水の性質に興味や関心をもつ


<言葉>

水とのふれあいの中で、「冷たい!」「水が流れていくよ!」など自ら発見したことを子ども同士や保育者と言葉で共有する


<表現>

水の性質を肌で感じ、楽しさや喜びを表現する


【指導例】

水遊びの準備をするときは、子どもの年齢に応じた水の深さや道具などを意識するとよさそうです。


道具は数が限られていることもあるため、保育士さんは子ども同士で共有して使う大切さを伝えましょう。子ども同士で道具の使い方などを教え合ったり、順番を話し合ったりできるような言葉がけを意識するとよいかもしれません。


また、子どもたちの健康を考えて、天候や気温、水温を確認し、水遊びに適している日なのかを確認してから行うようにしましょう。



室内での5領域を意識した保育の指導案例


次に、室内における5領域を意識した保育の指導案例を、2つ紹介します。


バスごっこ

バスごっこは、保育園の各クラス内で行える遊びの一つです。簡単な見立て遊びとして0歳、1歳、2歳児のクラスから楽しめそうです。


バスごっこの流れや5領域を意識したねらい、内容の指導例を紹介します。


【保育の流れ】

保育士さんまたは子どもたちが製作したバスやハンドルを使い、バスごっこをします。バスに乗り込み、共だちやぬいぐるみといっしょに乗ったり、運転を楽しんだりして遊びます。


思い思いの目的地を設定して自由に遊んだり、全員で同じ目的地を設定して遊んだりしてもよいでしょう。


【5領域を意識したねらい】

<健康>

バスに乗ったり運転したりする真似をして、全身を使って身体を動かす


<人間関係>

バスを運転する人、乗る人などの関係を知る


<環境>

バスを含む乗り物の名前を知り、街の建物などの発見を楽しみながら興味をもつ


<言葉>

「デコボコ道!」や「曲がり角!」と声をかけ、言葉にあわせた動きの変化を知る


<表現>

「次は、〇〇~」や「ピンポン、次止まります」など、運転士や乗客になりきった会話のやりとりを楽しむ


【指導例】

保育士さんは、子どもたちがバスに乗る楽しさを知ることができるように、車窓から見える街並みをイメージしておもちゃを配置しておくなど環境作りも意識するとよさそうです。


また、「外に山が見えるよ」「スーパーもあるね」など見立て遊びがより豊かになるような言葉かけも大切です。バスを降りてからピクニックごっこやおままごとに移行するなど、他のごっこ遊びとの相性もよいかもしれませんね。


お店屋さんごっこ

お店屋さんごっこは3歳児以上の子どもたちが楽しめる遊びの一つといえそうです。お店屋さんごっこの保育の流れ、5領域を意識したねらいや内容の一例を紹介します。


【保育の流れ】

売る品物やお金などを手作りして、「お店屋さん」と「お客さん」の役を分けて子どもたちとお店屋さんごっこを楽しみましょう。子どもたちの年齢にあわせた製作やごっこ遊びを展開し、保育士さんが必要な援助を考えたうえで進めるとよいかもしれません。


【5領域を意識したねらい】

<健康>

売る品物やお金を手作りする際は、手や指を使う楽しさを知り、さまざまな動きをしようとする


<人間関係>

お店屋さんとお客さんに分かれて、子ども同士の関りに興味や関心をもち、ごっこ遊びのルールを守る


<環境>

お店屋さんごっこを通して、役を経験し、感覚を豊かにする


<言葉>

「いらっしゃいませ」「これください」などお店屋さんとお客さんに分かれて、言葉のやりの大切さ知る


<表現>

身近な素材を使って製作をする楽しさや、お店屋さんやお客さんを演じることで表現の広がりを知る


【指導例】

保育士さんは、お店屋さんごっこを通じて子ども同士がコミュニケーションを楽しめるように、援助と見守りのバランスを考えながら接するとよいかもしれません。


お店屋さんごっこは製作の工程とごっこ遊びの工程があるため、環境作りなども考えたうえで日にちをわけて行うなど、スムーズに進むように計画できるとよいですね。


5領域という視点で保育を考える目的は、「保育を通じて子どもたちの個性や能力を伸ばしていくこと」と考えれば、シンプルになるのではないでしょうか。


子どもたちが楽しみながら成長していけることを念頭に置けば、自然と5領域を満たす形の保育になるかもしれませんね。



小学校との連携を目指して

風船をもって走る男の子

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2018年、幼児教育の改善・充実を目的として、「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」の3つが同時に改訂されました。


改訂された保育所保育指針には、「3つの柱」と「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」というものが新たに記載されました。



保育所保育指針の「3つの柱」


「3つの柱」は、子どもたちの中に育みたい資質や能力として、


  • 豊かな体験を通じて、感じたり、気付いたり、分かったり、できるようになったりする「知識及び技能の基礎」
  • 気付いたことや、できるようになったことなどを使い、考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする「思考力、判断力、表現力などの基礎」
  • 心情、意欲、態度が育つ中で、よりよい生活を営もうとする「学びに向かう力、人間性など」

となっています。
小学校の学びの基礎として、幼児教育を行う施設として共有すべき事項として示されています。



幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿


また「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」とは、できているかできていないかの到達度評価ではなく、どのような経験を子どもたちに保障できているかを捉えるための観点として、以下のように定めています。


1.健康な心と身体

2.自立心

3.協同性

4.道徳性・規範意識の芽生え

5.社会生活との関わり

6.思考力の芽生え

7.自然との関わり・生命尊重

8.数量・図形、文字などへの関心・感覚

9.言葉による伝えあい

10.豊かな感性と表現


この改訂で特に注目するべき点は、保育園・幼稚園・認定こども園のどの施設に通っていても同じ質の教育が受けられるよう、各指針・要領の内容が共通化されたことです。
また、小学校以降の学習指導要領も同じように改訂され、乳幼児教育と小学校教育との接続の強化がなされました。


簡単なイメージとしては、「3本の柱」の視点と「5領域」のねらいをもとに保育所保育を行い、卒園までに「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」が育ちつつあると望ましいというものを表しています。


そして卒園後に通う小学校の教師と子どもの姿を共有するなど、保育所保育と小学校教育の連携と円滑な接続を図ることが大切です。


改訂された保育所保育指針の「5領域」とともに、「3つの柱」や「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」についてもしっかりと捉えて、幼児教育における保育の方向性を明確にしていきましょう。



保育の5領域をバランスよく活動に取り入れよう

今回は、保育所保育指針の5領域の詳細な解説や保育の実践例、小学校との連携について紹介しました。


保育所保育指針の5領域は、保育士さんが子どもたちの保育設定をしたり実際に活動を行ったりするうえで、大切な基盤となる指針でしょう。


保育所保育指針をもとに5領域のねらいや内容を理解し、バランスよく保育に取り入れながら活動が行えるとよいですね。

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