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保育士試験の勉強のコツとは。合格に向けた筆記・実技の対策や勉強方法

保育士試験は筆記と実技の両方に合格する必要があるため、勉強するときのコツが知りたい就活生さんもいるのではないでしょうか。資格に合格するうえで、効率よく勉強することは重要なポイントといえそうです。今回は、保育士試験の勉強方法や勉強するときのコツ、対策方法についてくわしく説明します。


ペンを持って勉強している女性

maroke/shutterstock.com



保育士試験はどんな内容?

保育士試験は前期と後期の年2回行われており、筆記試験と実技試験の両方に合格することで保育士資格を取得することができます。
国家試験ということもあり、受験するには大学や専門学校を卒業しているなど、さまざまな条件があります。


試験の内容は筆記試験が9科目、実技試験は3科目に分かれています。筆記試験の9科目のうちの1つでも落とすと実技試験に進むことができず、2018年度の合格率は約20%となっています。


筆記試験は合格した科目が3年間有効なので、期間内に再試験を受ける場合は免除になりますが、事前にきちんと対策を行うことで合格へとつながるかもしれません。


まずは、保育士試験の勉強方法について見ていきましょう。



保育士試験に向けた主な勉強方法

保育士試験の勉強方法はいくつかありますので、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
勉強方法をくわしく紹介します。



通信講座


通信講座は、専門家が監修したテキストやDVDなどの教材を使用して、勉強することができます。保育士試験の通信講座を行っている会社は複数あり、中には学習期間が最短6カ月というところもあります。


さらに、通信講座では保育士試験の筆記試験で過去に出題された問題を分析し、出やすい問題に絞ったテキストで勉強したり、問題を解いたテキストを掲出すると添削してくれたりするところもあるようです。


インターネットを利用したオンライン講座を行っているところもあるため、実技の場合は動画を見ながら練習することもができそうですね。



学校や塾に通う


厚生労働省が指定する養成学校ではなく、保育士試験に特化した予備校のような学校や塾を利用するのも一つの方法でしょう。


マンツーマンで指導してくれるところもあるため、自分一人だけで勉強するとモチベーションを保てるか不安という方も、安心して試験勉強に取り組めるかもしれません。学校や塾に通って勉強する場合と、家庭教師のように自宅に講師の方が来てくれる場合があるようです。



インターネットを利用する


無料で利用できるサイトやツールを利用して、保育士試験の勉強を行うことも一つの方法でしょう。


保育士試験に合格した方のサイトを見ることで、勉強のしかたや使用した参考書を活用できるそうです。また、無料のツールやアプリでは、筆記試験の予想問題か過去問を解くことができ、回答を間違えると解説してくれるものもあるようです。


ただし、無料で利用できるサイトやツールは、質問したり、添削したりする人がいないので、あくまで補助的に利用するものだと考えたほうがいいかもしれません。



独学


保育士試験の勉強方法として独学もその一つでしょう。


たとえば、筆記試験の場合、過去の問題集やテキストが本屋さんでも販売されているため、簡単に手に入れることができます。また、実技の対策などを記載した本も販売されているようなので、参考にしてみてもいいかもしれません。


このように、保育士試験の勉強方法はさまざまありますが、勉強のコツを覚えることでより効率的に進められるのではないでしょうか。


次は、勉強方法のコツについて具体的に紹介します。



保育士試験に向けて効率よく勉強するコツ

保育士試験に向けて勉強するときは、どのような方法であれば効率よくできるのか見ていきましょう。



筆記科目


冒頭で説明したとおり、保育士試験の筆記科目は9科目あり、満点の6割以上をとることで合格となります。1つでも落としてしまうと不合格になり、実技試験に進むことはできません。


筆記科目を勉強するコツについて具体的に説明します。


勉強する期間を決める

勉強する期間を決めることは、保育士試験の勉強を効率よく進める際のコツの一つといえるでしょう。


保育士試験に限らず、毎日ずっと勉強し続けるのは大変なことですので、勉強する期間やその日に行う科目を設定することで集中して行えるかもしれません。


たとえば、勉強する期間を6か月に設定した場合、最初の2ヶ月は教材や参考書を見て覚えることに集中し、残りの3か月は何度も過去問を問いて理解度を深めます。そして、最後の1か月は実技や筆記の最終調整に充てるなど、期間内に計画を立てて行うことで勉強がしやすくなりそうです。


専用ノートを作成し、書き込む

保育士試験も向けて専門の対策ノートを作成し、書き込むことは、保育士試験の勉強を効率よく進めるコツの一つでしょう。


教材や参考書は、ただ読んでいるだけではなかなか頭に入りづらく、忘れてしまうことがあるため、ノートに書き込んで覚えるようにすると、記憶に残りやすいかもしれません。 また、勉強するために書き込んだノートを試験会場に持ち込むことで、最後の復習に活用することができそうですね。


過去問を繰り返し解く

過去問を繰り返し解くことは、保育士試験の勉強をするときのコツといえそうです。


過去問は一度解いたら終わりではなく、分かった問題であっても繰り返し解くことで理解度を深めることにつながるかもしれません。回答を確認していくうえで、間違っていたり、空白だったりした部分があれば色ペンや付箋などの印をつけるなどして、重点的に取り組むといいでしょう。



実技科目


実技科目は3科目の中から2つを選択することができますが、2つとも50点満点のうち6割以上をとらないと合格にはなりません。


実技試験を勉強するときのコツについて説明します。


子どもがいる想定で練習する

保育士試験の勉強のコツとして、子どもがいる想定で練習することが挙げられるでしょう。


実技試験の言語に関する技術であれば、3歳児クラスの子どもに3分間話すことを想定して行いますし、音楽に関する技術では幼児に歌って聴かせることを想定して行うことになります。


どちらも子どもたちの前に立っている想定で行うことになるため、練習のときから子どもたちの存在を意識することで、どのようにしたら伝わりやすくなるかなどをイメージしやすくなるかもしれません。


録画して確認する

保育士試験の勉強のコツでは、録画して確認するのも一つの方法といえそうです。


造形に関する技術では、指定されたお題にそって絵をかくので、できあがった作品を自分の目で確認することができます。しかし、子どもに向けたお話や歌って聴かせる場合は、自分の姿を客観的に確認するのは難しいかもしれません。


録画したものを見返すことで、技術的なことだけでなく、実演しているときの表情も確認できるため、客観的に良し悪しを判断できるでしょう。


家族や友人の目の前でやってみる

保育士試験の勉強のコツとして、家族や友人の目の前でやってみるのもいいでしょう。


保育士試験の実技は試験官の前で行うことになるため、家族や友人に協力して実際に人の前で行うのも一つの方法です。なるべく本番に近い状態で披露することにより、緊張感を持って臨むことができそうですね。
また、実技を行った後で率直な意見がもらえれば、より参考にできるかもしれません。



保育士試験の筆記・実技の対策方法

鉛筆でマークシートを解いている

SOMKKU/shutterstock.com

保育士試験の筆記・実技の勉強のコツがわかったところで、それぞれの対策方法を紹介します。



筆記科目


筆記科目は9科目ありますが、なかには理解するのが難しい分野もあるでしょう。筆記試験の対策方法を紹介します。


不得意な科目を洗い出す

筆記科目の対策方法として、不得意な科目を洗い出すことが挙げられます。


過去問を繰り返し解いていくなかで、何度も間違える問題やつまずいてしまう問題を見つけられるかもしれません。不得意な科目を重点的に勉強することで、効率よく勉強できるでしょう。


ただし、不得意な科目だけを集中して勉強してしまうと、得意な科目であっても内容を忘れてしまうことが考えられます。そのため、週に1回など定期的に復習するようにすると、得意な科目と不得意な科目の両方とも頭に入りやすくなりそうですね。


分野をより細分化して勉強する

筆記試験の対策では、分野をより細分化して勉強することが挙げられるでしょう。


たとえば、筆記科目の「保育原理」と「保育実習理論」は、過去の問題を見てみると、保育所保育指針や保育に関する基本的な問題などが出題されています。別々の科目でも分野が重複しているところがあるため、共通している内容をより細分化して勉強することで複数の科目に役立てられるでしょう。



実技科目


実技試験の対策方法について具体的に説明していきます。


音楽に関する技術

音楽に関する技術では、ピアノ、ギター、アコーディオンの中から得意な楽器を選ぶことができます。
課題曲は事前に分かるため、対策方法として以下のことが挙げられます。


  • 最初は曲のテンポを遅めにして練習する
  • 課題曲を何度も弾いて、慣れてきたら少しずつ楽譜を見ずに演奏する
  • 無料の動画サイトなどで手本となる歌を聞き込む
  • 子どもたちが目の前にいることをイメージして笑顔で楽しく歌う
  • 家族や友人に聞いてもらう

譜面どおりにきちんと弾けることは大切ですが、保育士試験ではプロのような技術は求められていないようです。音楽に関する技術で一番重要となるのは、子どもたちに向かって楽しく笑顔で演奏できることですので、仮に間違えてしまっても慌てずに、落ち着いて歌い続ける姿勢をみせましょう。


造形に関する技術

造形に関する技術では、鉛筆やノックペンシル、色鉛筆を使用して保育園の情景や人物をかくことになります。
対策方法としては以下のようなものがあります。


  • 過去に出題された問題を参考にして練習する
  • 本番と同じように時間を測りながら行なう
  • さまざまな登場人物を想定してかく練習をする
  • 色鉛筆を使用してはっきりと色鮮やかにかく
  • 試験の参考になりそうな絵を模写する

実際の試験時間は45分ですので、それまでにかき終わるようにしなくてはいけません。
造形に関する技術では、保育園での活動をテーマにした問題文が当日発表されるため、さまざまな場面を想定して書いたり、横顔や動いている姿を書いたりするなど、いろいろなテーマでかけるように練習しておきましょう。


言語に関する技術

言語に関する技術では、事前に課題となる物語と子どもの年齢、人数が発表されます。
物語の内容がイメージできるように話さなくてはいけないため、以下のような対策方法が挙げられます。


  • 鏡を見て練習をする
  • キャラクターになりきって、声のトーンを変えて話すようにする
  • 3分間で読み終わるように時間を計りながら練習する
  • 話の内容に合わせて話すスピードに緩急をつける
  • 声の大きさや滑舌に問題がないか、録音して確認する

言語に関する技術は3歳児クラスの子どもたちに向かって話す想定で行いますが、集中して聞いてもらうためには話し方を工夫する必要があるでしょう。お話に興味を持ってもらうために、身振り手振りを加えるだけでなく、話の大筋を変えないように注意しながら内容を短く縮めるのは問題ないようです。



保育士試験は勉強のコツや対策方法を活用して合格を目指そう!

今回は、保育士試験の勉強をするときのコツや対策方法について紹介しました。


保育士試験の筆記科目は9科目あり、覚えることも多いので効率よく勉強することが大切になります。実技科目は自分の得意なものを選ぶことができますが、子どもたちに向けて話すなど対策方法を意識して練習することで合格につながるかもしれません。


筆記試験を1つでも落としてしまうと実技試験に進めず不合格になってしまうため、事前にしっかりと勉強しておくといいでしょう。今回紹介した勉強のコツや対策方法を活用して、保育士試験に合格できるといいですね。