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乳児が楽しめるゲーム性のある室内遊び。雨の日などのレクリエーションに活用できるアイデア

保育学生さんの中には、乳児クラスの子どもが楽しめるゲームのアイデアが知りたい方もいるでしょう。雨の日や冬の寒い日などは室内遊びがメインになるため、さまざまなアイデアを知ることで実習や入職後に役立てられるかもしれません。今回は、0歳児、1歳児、2歳児の乳児向けのゲーム性のある室内遊びを紹介します。

先生と遊んでいる子ども達

maroke/shutterstock.com



乳児クラスの室内遊びのねらい

保育園や幼稚園では、雨の日や冬の寒い日などは室内遊びがメインになることでしょう。
実習時や入職後に乳児クラスを担当した際、室内でできるゲーム性のある遊びを取り入れたいと考える学生さんもいるのではないでしょうか。


アイデアをお伝えする前に、まずは乳児クラスの室内遊びを行なうねらいについて見ていきましょう。



0歳児


0歳児の室内遊びには、手足や指を動かすことを楽しむことのほかに、保育学生さんなどの保育者とのふれあいや遊びを通して五感を育むというねらいがあります。


そのため、ビニールボールや新聞紙など感触が違うものに触れたり、風船のように掴むと形が変わる素材を使用したりと、遊びながら五感が刺激されるようなアイデアを取り入れるといいでしょう。


月齢によってはハイハイができるようになるので、十分に体を動かせるようなゲームを行うといいかもしれませんね。



1歳児


1歳児の室内遊びには、歩く、走る、投げるなどの全身を動かす楽しさを味わい、保育学生さんなどの保育者とのやり取りのなかで、言葉というものに親しみを持つというねらいが挙げられます。


1歳児は少しずつ指先が器用になってくる頃なので、0歳児の頃よりも遊びの幅が広がるでしょう。室内遊びではボールを投げて的に当てたり、部屋の中を走り回ったりするゲームができるかもしれません。


また簡単な言葉を話せる子どもも出てくるため、手遊びを行うと言葉を学ぶ機会にもなりそうですね。



2歳児


2歳児の室内遊びでは、他者と言葉のやりとりを楽しみ、友だちといっしょに遊ぶ楽しさを知るというねらいがあります。


クラスを少人数のグループに分けてゲームを行うことにより、遊ぶ中で友だちと話す機会が増えて、コミュニケーション力が育まれていくかもしれません。


また自我が芽生えてくる頃でもあるので、子どもたちから保育学生さんに質問を投げかけられることも考えられます。質問があったときは、子どもの要望や欲求を受け止めて分かりやすく話すことが大切になりそうですね。


乳児クラスの室内遊びのねらいがわかったところで、どんなアイデアを取り入れるといいのか見ていきましょう。



0歳児向けのゲーム性のある室内遊び

ボールプールで遊ぶ子ども

milmed/shutterstock.com

ここからは、0歳児、1歳児、2歳児と年齢別にゲーム性のある室内遊びのアイデアを紹介します。はじめに、0歳児向けのゲーム性のある室内遊びを見ていきましょう。



風船集めゲーム


風船集めゲームを取り入れてみてはいかがでしょうか。


あらかじめ用意するもの


  • 風船
  • 新聞紙
  • ダンボール
  • ビニールプール

遊び方

1.ビニールプールのなかに新聞紙を破って敷き詰めます。

2.風船を(1)の中に入れます。

3.子どもたちにビニールプールへ入ってもらい、保育学生さんが持っている箱に入れてもらいましょう。


このゲームは、敷き詰めた新聞紙の感触を楽しみながら風船集めゲームをすることができます。事前準備として、ビニールプールを用意することになりますが、実習などの場合は実習先の職員の方に活動内容を伝え、所持している場合は借りることができるか確認してみるとよいかもしれません。


もしも、ビニールプールが用意できなかったときは床に新聞紙を敷いて行うことも可能です。ただし、赤ちゃんがけがをしないように広いスペースを確保したり、寝転びやすいようにマットを敷いたりして安全に配慮して行なうことが大切です。


床で行う場合は、ビニールプールのように仕切りとなるものがないので、ビニールテープやカラーコンを用いて範囲を決め、自分の目が届くなかで行なうといいかもしれません。


遊ぶときのポイント

このゲームを行うことにより、0歳児の赤ちゃんは新聞紙や風船の感触を楽しむだけでなく、風船を掴んだり放したりすることで指先や腕の運動にもつながるでしょう。


ビニールプールに敷く新聞紙にあらかじめ切り込みを入れたり、切れ端を渡したりすると自分で破く子どもも出てくるかもしれません。敷くだけでなく、保育学生さんが破った新聞紙を雨のように上から降らせてみると、宙を舞う新聞紙の動きに興味を持ってくれそうですね。


赤ちゃんが風船を掴んだら、保育学生さんはダンボールの箱を持ってすぐ傍までいき、箱の中に入れやすくするなどして楽しめるように工夫するといいでしょう。



ハイハイゲーム


ゲーム性のある室内遊びのアイデアとして、ダンボールを使ったハイハイゲームを紹介します。


あらかじめ用意するもの


  • ダンボール 3~4枚
  • テープ

行うときの手順


1.つぶした状態のダンボールを並べて、取れないようにテープで固定します。

2.ダンボールの中が見えるように窓を作ったり、周りを装飾したりします。

3.ダンボールを組み立てて四角にします。

4.スタートする位置を決めて、子どもたちに集まってもらいます。

5.準備ができたらハイハイゲームをはじめましょう。


ダンボールの中は意外と薄暗いため、側面に窓を作って中を明るくすると、0歳児の赤ちゃんも周囲にいる人や景色が見られるようになりますよ。


遊ぶときのポイント

0歳児の赤ちゃんのなかには、窓を作ってもダンボールの中が怖いと思う子が出てくるかもしれません。


ハイハイで進みやすくするために、保育学生さんはゴール付近で音のなるおもちゃを鳴らしたり、赤ちゃんの名前を呼んだりすると興味をもって進んでくれそうです。



PEテープで引っ張り合いゲーム


PEテープを活用して引っ張り合いゲームをしてみましょう。


行うときの手順


1.子どもたちに座った状態でPEテープの端をもってもらいます。

2.保育学生さんはテープの反対端を掴んで座ります。

3.互いに引っ張り合いをします。


テープを掴んで引っ張る際、0歳児の赤ちゃんが指先や腕を積極的に動かして遊べるといいですね。


遊ぶときのポイント

この室内遊びでは、PEテープを工夫することでより子どもたちに楽しんでもらえそうです。


たとえば、テープの真ん中にポンポンをつけ、引っ張りあう度に揺れるポンポンの動きを楽しんでもらえるでしょう。
また、鈴など音が鳴るものをテープに結び付ければ、引っ張り合うことで音が鳴るため五感が刺激されるかもしれません。


このように、言葉での意思疎通をはかるのが難しい0歳児には、保育学生さんが積極的に話しかけたり、肌と肌を触れ合わせたりしてスキンシップをとることが大切といえるでしょう。



1歳児向けのゲーム性のある室内遊びル

1歳児向けのゲーム性のある室内遊びを見ていきましょう。



簡単にできる手遊びゲーム


手遊びである「かみなりどんがやってきた」をつかったゲームを紹介します。



遊び方

かみなりどんがやってきたは、かみなりどんから体のある部分を取られないように、手で隠す手遊び歌となります。


雨の日や雷が鳴っているときに行うと、より盛り上がりそうですね。


遊ぶときのポイント

動画では隠す場所が少しずつ増えていきますが、1歳児の子どもたちは1箇所から2箇所くらいを目安にするといいかもしれません。


事前に保育学生さんがかみなりどんの絵をかいて、子どもたちに見せながら説明すると、子どもたちはかみなりどんをイメージしやすくなり、より楽しむことができそうです。



お魚釣りゲーム


身近にある素材を活用してできるお魚釣りゲームを紹介します。



あらかじめ用意するもの


<おさかな>

  • おもちゃのカプセル
  • クリップ
  • カラーフィルム
  • 画用紙
  • テープ

<釣り道具>

  • 釣り針を描いた台紙
  • タコ糸
  • 磁石
  • テープ
  • 割りばし

遊ぶときのポイント

このゲームで使用する釣り道具のタコ糸は、糸が長いとクリップに磁石を近づけて釣りあげるのが難しくなってしまいます。1歳児の子どもたちがたくさん釣って遊べるように、釣り道具の糸は短めにするといいでしょう。


青いビニールシートや画用紙を床に敷き、そのうえにおさかなを置くと本物の魚のように見えて、子どもたちが喜んでくれるかもしれません。



ボーリングゲーム


1歳児の子どもたちにボールを転がしてピンに当ててもらう、ボーリングゲームを紹介しましょう。



あらかじめ用意するもの

  • 紙コップ
  • ビー玉
  • 新聞紙
  • テープ
  • 画用紙
  • はさみ

遊ぶときのポイント

ピンを倒れやすくするため、なかに入れるビー玉の量を調整して作るのがポイントです。


紙コップ以外にもペットボトルをピンにすることができますが、ビー玉の量が多すぎると重みで安定しやすくなり、ボールが当たっても倒れにくくなってしまいます。保育学生さんが一度ボールを当てて倒れやすさを確認するなどして、中に入れるビー玉の数を決めてみてくださいね。


また、ペットボトルを使用する場合は、500ml程度のものを使用すればたくさんのピンを当てることを楽しめますが、はじめは当たりやすさを考えて2リットルのペットボトルにしてみてもいいでしょう。

保育学生さんが一度ボール転がしてピンを倒すところを見せると、子どもたちがどのようなゲームなのか理解しやすくなりそうです。



玉入れゲーム


1歳児の子どもたちといっしょに玉入れゲームをしてみましょう。


行うときの手順

1.玉を投げるスタート地点を決めます。

2.子どもたちにスタート地点に集まってもらいます。

3.新聞紙の玉を配ります。

4.保育学生さんは玉を入れやすそうな場所に立ち、玉を入れるものを持って口を広げたら、子どもたちに投げてもらいます。


玉入れゲームで使用する玉は、あらかじめ新聞紙を丸めて作っておきます。1歳児の子どもたちが掴める大きさを意識して作りましょう。


遊ぶときのポイント

玉を入れるものは、バケツやかごなど入れられるものであれば特に指定はありませんが、布製のバックやゴミ袋など小さく折り畳める素材にすると持ち運びがしやすくなります。
実際にゲームを行うときは、玉を入れやすいように口が開いているほうを子どもたちに向けて行うといいでしょう。


最初は低い位置から行ない、慣れてきたら徐々に位置を高くしていくと、その高さをねらって子どもたちがボールを投げる姿が見られるかもしれません。


このように、1歳児の子どもたちはものを掴んで投げたり、自由に歩き回ったりする姿が見られるため、その特徴を活かして遊べるゲームのアイデアを取り入れるとよさそうですね。



2歳児向けのゲーム性のある室内遊び

2歳児向けのゲーム性のある室内遊びを紹介します。



新聞紙を使ったもの当てゲーム(再生時間:0:00~0:26)


新聞紙の間から色々なものを見せて、子どもたちに当ててもらいましょう。



あらかじめ用意するもの


  • 新聞紙
  • ハサミ
  • モノ当てゲームに使うもの

遊ぶときのポイント

子どもたちに当ててもらうものは見えないように、紙袋などに入れておきましょう。それを自分の近くに置いておき、取り出すときは新聞紙を片手で持ちながら行うか、実習生さん同士ペアになって行うとスムーズにできるかもしれません。


イラストをかくのが得意な保育学生さんは、穴の間から自分のかいた絵を見せて当ててもらうというアレンジ方法もあります。一見お花に見えるけれど実はライオンでした、というようなひっかけ問題を何問か作ってみても盛り上がりそうですね。


イラストを書くときは、色や形がはっきりわかるように大きく書くようにしましょう。



全身をつかったじゃんけんゲーム


全身を使って遊べるとして、じゃんけんゲームを紹介します。


遊び方

基本的な遊び方は一般的なじゃんけんと同じです。


「ぽん」という言葉に合わせて、グー・チョキ・パーのそれぞれのポーズを子どもたちにしてもらいます。
ポーズはアレンジを加えてもいいでしょう。


  • パー:手と足を大きく横に広げる
  • チョキ:手と足を前後に広げる
  • グー:その場にしゃがみ込んで体を小さく丸める

保育学生さんと子どもたちとでじゃんけんを行い、まずは全身を使って遊ぶことを楽しんでもらいます。慣れてきたら、最後の一人になるまでじゃんけん大会をすると盛り上がるかもしれません。じゃんけん大会をするときは負けたら座ってもらうようにあらかじめ話をしておくと、誰が残っているのか分かりやすくなるでしょう。


遊ぶときのポイント

保育学生さんが最初に見本としてじゃんけんの動きを見せ、2歳児の子どもたちにまねをしてもらうという流れにすると、やり方が伝わりやすくなりそうです。


子どもたちがじゃんけんのポーズに慣れてきたら、わざと「ぽん」と言うときに少し間を持たせると、いつ動きだすのか分からないため集中して遊んでくれるかもしれません。
レクリエーションなどに活用すると、子どもたちみんなで盛り上がりそうですね。


◯◯探しゲーム


色々なものを探して遊ぶ、◯◯探しゲームのやり方を見てみましょう。


宝探しゲーム

部屋のなかに隠されたものを探す宝探しのやり方を紹介します。


<行うときの手順>

1.子どもたちに隠すものを見せます。

2.保育学生さんが部屋のどこかに隠すまで、子どもたちには目をつぶってもらう、もしくは後ろを向いて見ないでもらいます。

3.隠し終わったら、子どもたちに声をかけて探してもらいます。


一斉に子どもたちが走り出すと、子ども同士でぶつかってけがをする恐れがあるので、探してもらう前に、「必ず歩いて探そうね」など一言声をかけるといいでしょう。


部屋のなかに隠す宝物を選ぶときは、大きめなボールや目立つ色のぬいぐるみなど、子どもたちが見つけやすいものにすることがポイントです。


<遊ぶときのポイント>

制限時間をあらかじめ決めておくと、緊張感を持って遊んでもらえるかもしれません。


子どもたちが隠した宝ものを見つけられずに迷っているときは、状況を見て保育学生さんが少しずつヒントを出しましょう。


色探しゲーム

指定した色を探してもらう色探しゲームについて紹介します。


<行うときの手順>

1.例題として、「〇色のものはどこにあるかな?」と1つの色を指定します。

2.保育学生さんがその色のところへ行って指をさします。

3.保育学生さんが別の問題を出し、子どもたちに探してもらいます。


子どもたちが色を探してもらうときは、歩いて探してもらうように最初に伝えましょう。


<遊ぶときのポイント>

例題として挙げる色は、保育実習さんの洋服やエプロンの色にすると子どもたちがすぐに見つけられるだけでなく、触れ合うきっかけにもなりそうですね。


色探しゲームでは、広いホールや保育室全体を使って行なったり、一箇所に集まってその場を動かずに行ったりすることができます。
ホールや保育室内で行なうときは、転んだりつまずいたりしないように床にものが落ちていないか確認してから行うことが大切です。


子どもたちに部屋の一角に集まってもらう場合は、動き回らなくてもできるように、子どもたちの目の前に色のついたおもちゃなどを置いて、始めるようにしましょう。



ジェスチャーゲーム


レクリエーションとしても行われることがある、ジェスチャーゲームについて説明します。


行うときの手順

1.子どもたちを一箇所に集め、座ってもらいます。

2.保育学生さんは子どもたちの前に立ち、声は出さずにお題を動きだけで表現します。

3.何のまねをしているのか子どもたちに当ててもらいます。


ジェスチャーゲームの問題は、うさぎやカエルなど動きや見た目に特徴がある動物にするといいでしょう。


遊ぶときのポイント

ジェスチャーゲームは、動作を大きくして行なうのがポイントです。
はじめは動きだけで子どもたちに考えてもらい、答えがあまり出てこないときは、正解となるものの特徴を声に出すと当てやすくなるでしょう。


ルールが分かってきたら、子どもたちを出題者にして保育学生さんが答えるのもいいかもしれませんね。



乳児が楽しめるゲーム性がある室内遊びを取り入れて、実習や入職後に活かそう

今回は、0歳児、1歳児、2歳児の乳児クラス向けに、ゲーム性がある室内遊びのアイデアを紹介しました。


室内遊びは年齢ごとにさまざまなねらいがあります。
そのため、活動内容を考える前にきちんとねらいを明確にしておくことが大切です。
また年齢によってできることが異なるため、使用する道具や遊び方を工夫することで、乳児クラスの子どもたちも取り組みやすくなるでしょう。


今回紹介したアイデアを参考に、雨の日や冬の寒い日など保育実習で室内遊びを行なうときや入職後のレクリエーションに活用してみてくださいね。