手作りのメダルは、保育園の入園式や卒園式、運動会など、一年を通して活躍する場面がさまざまあるでしょう。 簡単にかわいいメダルの作り方を知っておけば、保育実習のお礼として子どもたちにプレゼントできるかもしれません。 今回は、折り紙や画用紙でできるメダルの作り方やアレンジ方法、華やかにするアイテムを紹介します。

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■目次
手作りメダルが活躍するシーン
保育園や幼稚園でのイベントなどさまざまな場面で、子どもたちが頑張ったときの記念のプレゼントとして手作りメダルが活躍するようです。
子どもたちもメダルをもらうととても喜んでくれるうえに、もっと頑張ろうという意欲や達成感、自信をもつことにもつながるでしょう。
では、保育園や幼稚園で手作りメダルが活躍するシーンとはどのようなときなのでしょうか。
メダルを贈る意味とともに紹介します。
入園式
入園式では、子どもたちの新しい入園をお祝いするためや、これからの園生活を楽しみにしてもらうために手作りメダルを贈ることがあるようです。
「にゅうえんおめでとう」というメッセージといっしょに、子どもたち一人ひとりの名前を書いたものをプレゼントすると特別感が出そうです。
誕生会
月ごとに行なわれる誕生会でも、誕生日を迎えた子どもたちをお祝いするために手作りメダルが活躍します。
保育士さんから手作りメダルをもらうことで、子どもたちはお祝いしてもらうことへの喜びや、年に一度の主役として幸せな気持ちを味わえるでしょう。
その特別感を出すため、ゴールドやシルバーの折り紙などを使った装飾や手形、年齢の数字の装飾を施すなどして、豪華な手作りメダルをプレゼントするとよいかもしれません。
運動会
運動会では、子どもたちの頑張りを褒めるために手作りメダルを贈ることがあるようです。
精一杯の力を出して頑張ったことに対してメダルをもらえれば、子どもたちは運動会を通して達成感を得ることができるかもしれません。
金色のメダルにしたり、「よくがんばりました」というメッセージを添えたりして、本物のメダルのように作ると子どもたちも喜びそうですね。
卒園式
卒園式では、子どもたちの卒園や新しい門出をお祝いするためや、先生からの感謝を伝えるために手作りメダルを贈ることがあるかもしれません。
メダルをもらうことで、子どもたちはお祝いの気持ちとともに送り出してもらうことへの喜びを感じたり、保育士さんに対して今までの感謝の気持ちを感じたりするでしょう。
保育園や幼稚園での生活を思い出せるよう、子どもたちの写真も貼ると、より特別なメダルとなるでしょう。
さらに「そつえんおめでとう」という言葉と、子どもたち一人ひとりへ向けたメッセージを添えるのもよいかもしれませんね。
その他のイベント
運動会や卒園式などの他にも、敬老の日や勤労感謝の日の記念として子どもから家族にプレゼントするための手作りメダルや、お泊り保育の終了時に「頑張ったね」という気持ちを伝えるメダルなど、さまざまなイベントで活躍するでしょう。
保育実習の協力に対するお礼として、保育学生さんから子どもたちへメダルを渡すのもよいかもしれませんね。
メダルを手作りするときのポイント

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では、実際にメダルを手作りするとき、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
ホチキスの針はカバーする
メダルの仕上げにリボンを強く固定したいとき、ホチキスを使うこともあるでしょう。
そのままホチキスの針が表面に出ていると、子どもが触ったときにケガをしてしまうこともあるかもしれません。
針が出たままにならないよう、必ず針をテープや画用紙などでカバーしてから仕上げることを意識するようにしましょう。
子どもの体格にあったリボンの長さにする
メダルにつけるリボンは、子どもの体格にあわせた長さにすることも大切なポイントになります。
長すぎるとメダルが目立たなく、足にかかると子どもが歩くときに邪魔になることもあるかもしれません。逆に短すぎると頭が通らない場合もあるでしょう。
メダルを作る前に子どもにリボンを当てて、だいたい胸の高さになる長さを目安にしてカットしておくとよさそうですね。
手作りメダルの作り方~基本編~
ここからは、手作りメダルの作り方を基本編と応用編にわけて紹介していきます。
まずは画用紙や折り紙を使った基本的なメダルの作り方から見ていきましょう。
画用紙を使ったメダルの作り方
まずは画用紙を使った、花のようなメダルの作り方です。
〈作り方〉
1.画用紙(または厚紙)を好みの大きさで丸くカットし、メッセージを書き込む
2.5~10cmぐらいに切ったリボンを多めに用意し、画用紙の外枠部分に端同士をあわせて固定する
3.画用紙の外枠を埋めるように一周貼りつける
4.最後にリボンをつけたらできあがり
メダルの周りに花びらのようなリボンがついたかわいらしいメダルになります。
中央にはメッセージやイラストなどを入れるとさまざまなアレンジができるでしょう。
折り紙を使ったメダルの作り方
次に折り紙を使ったメダルの作り方を、動画とともに紹介します。
折り紙で作る円形メダル
折り紙1枚でかわいらしい円形のメダルを作ることができます。
柄つきや両面に色がついている折り紙で製作すると、より華やかなメダルになるでしょう。
裏側にメッセージを書いた画用紙などを貼れば、厚みも出てしっかりとしたメダルになるかもしれません。
さくらのメダル
春のイベントにぴったりの、真ん中にさくらが浮かび上がるデザインの折り紙メダルです。
工程数が多いですが、慣れるとスムーズに製作できるかもしれません。
表と裏の色の種類を変えれば、バリエーション豊かなさくらのメダルができそうです。
手作りメダルの作り方~応用編~
ここからは、手作りメダルの応用編として、いろいろな素材を使った作り方を紹介します。
紙コップを使ったメダルの作り方
まずは紙コップを使ったメダルの作り方を、動画とともに紹介します。
紙コップの側面を放射線状にカットして色を塗り、ループ状にしてテープで固定すればできあがる簡単なメダルの作り方です。
真ん中の部分には、写真やメッセージを書いた画用紙を貼ってアレンジするのもよさそうですね。
使用する材料も少なく簡単にできるので、短時間で準備が必要な際にはぴったりかもしれません。
紙皿を使ったメダルの作り方
紙皿に、写真やメッセージ、シールなどを貼ってメダルを手作りすることもできます。
台紙のカットが不要で、厚みもしっかりしているので、イラストなどを描くだけで簡単に作れそうです。
子どもの手形を入れたり、ちぎり絵でアレンジしてみたりしてもよさそうです。
また紙皿の上に半円にカットした紙皿をもう1枚重ね、ポケットのようにしてその中にメッセージカードを入れてプレゼントするのもよいでしょう。
フェルトを使ったメダルの作り方
フェルトを2枚重ね、縫いつけるかボンドをつけて外側を固定し、刺繍でメッセージを入れても、柔らかくてかわいらしい手作りメダルができそうです。
フェルトの素材感を活かして、リボンを縫いつけたり、メダルにワッペンをつけたりしてアレンジしてもかわいい仕上がりになるでしょう。
手作りメダルをより華やかにするアイテム
最後に、手作りメダルをより華やかにするデコレーションアイテムを紹介します。
マスキングテープ
マスキングテープを使ったメダルの装飾の仕方を、動画とあわせて紹介します。
2種類のマスキングテープを使ってロゼットという装飾モチーフを作ることができます。
マスキングテープを切らずに、画用紙の外枠をなぞるように細かくひだを作ると、簡単に華やかさを演出することができるでしょう。
またマスキングテープは柄も豊富でアレンジがしやすく、貼ったりはがしたりしやすいので、製作に慣れていなくても扱いやすいアイテムの一つかもしれません。
光沢や柄のある紙
光沢や柄のある折り紙や包装紙、シルバーやゴールドの折り紙、オーロラ紙なども手作りメダルを豪華に仕上げるアイテムとして活用できるでしょう。
画用紙を挟むようにして貼ったり、細かく切って貼ったり、目立たせたい部分にのみ使ったりと、アレンジの幅も広がりそうです。
リボン
首に下げるためのリボンや装飾のためのリボンにもこだわると、よりかわいらしく仕上げられるかもしれません。
柄のあるリボンや透けたリボンなどさまざまな種類のなかから、メダルのデザインにあったリボンを用意するとよいでしょう。
小さなポンポンが連なったリボンやレースリボンでメダルの外側を縁取るなどしても、立体的で豪華な印象になりそうですね。
手作りメダルで保育士さんの思いを伝えよう
今回は、保育園でのイベントで活躍するメダルのシーンや手作りするときのポイント、いろいろな素材を使ったメダルの作り方のアイデアを紹介しました。
手作りメダルはさまざまなシーンで活躍するので、保育園の運動会や誕生日会など、季節や行事にあわせたもののほか、保育実習のお礼として作ってみるのもよいかもしれませんね。
子どもたちの好みのキャラクターや動物などをデザインに反映させたり、デコレーションアイテムでかわいく装飾したりしてみましょう。工夫を凝らしたかわいいメダルを子どもたちにプレゼントして、特別な瞬間を演出してみてはいかがでしょうか。