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児童館とは何か。主な施設や職員の仕事、就活に役立つポイント

児童館とはどのような施設で、職員の仕事は何かなどを知りたい保育学生さんもいるのではないでしょうか。児童館で働くことになった場合にすることなどを簡単に理解しておくと、就活にも活かせそうですよね。今回は、児童館とはどのような存在かや主な施設、職員の仕事内容について、厚生労働省の資料を元に紹介します。

女の子と男の子が遊んでいる様子

milatas/shutterstock.com




児童館とは

児童館とはどのような施設なのでしょう。厚生労働省の資料をもとに紹介します。



概要


児童館とは児童福祉法第40条に規定する児童厚生施設の1つで、児童に健全な遊びを与え、その健康を促進し、見たものや聞いたことに素直に感動する豊かな心を持つことを目的としています。そのため、児童の健全な遊び場の確保や健康増進に関する事業が行われているようです。



実施主体


児童館の設置及び運営の主体は、次のようになっています。


  • 都道府県
  • 指定都市
  • 市区町村
  • 社会福祉法人など

以前は公営の児童館が多かったのですが、近年は指定管理者制度の浸透によって民営化が進んでいるようです。児童館で仕事をしたいと考えている保育学生さんにとって、就職先の選択の幅が広がりそうですね。



対象


児童館を利用する対象者は、18歳未満の全ての児童とされています。厚生労働省「児童館のあり方及び児童館ガイドラインの見直し等 に係る検討課題について」の資料によると、今日的な社会課題に対応するため、児童の遊び場として以外に、中学生の居場所としても活用されているようです。


出典:児童館の概要/厚生労働省

出典:児童館のあり方及び児童館ガイドラインの見直し等に係る検討課題について/厚生労働省



児童館の主な施設

児童館にはどのような施設があるのでしょう。主な施設について簡単にまとめました。



小型児童館


小型児童館は地域に密着したタイプの児童館です。小地域を対象とし、児童に健全な遊びを与え、その健康を促進し、情操を豊かにするとともに、地域活動の育成を図るといった児童の健全育成に関する総合的な機能を持っているそうです。


また、建物には集会室や遊戯室、図書室など、必要な設備が設けられています。児童館の設置状況を見ると、この小型児童館が最も多いようです。



児童センター


児童センターは小型児童館の機能に加えて、運動をメインにした遊びができる体育館などが備えられ、児童の体力増進や身体能力の発達を促すことを目的とした児童館です。


中でも中学生や高校生などの情操を豊かにし、健康を増進するための育成機能を持つ児童センターは、大型児童センターと呼ばれるようです。



大型児童館


大型児童館は、原則として都道府県内または広域の児童を対象としています。大型児童館にはA、B、Cの3つのタイプがあり、それぞれ異なる機能を持っています。


A型

小型児童館や児童センターの指導及び連絡調整などの役割を果たす、中枢的な機能を持つ。必要に応じて研修室や展示室、多目的ホールなどを備える。


B型

豊かな自然環境に恵まれた一定の地域に設置し、児童が宿泊をしながら、自然を活かした遊びを通して協調性や創造性、忍耐力をつけることを目的としている。自然の中で宿泊、野外活動が行える機能を持つ。


C型

芸術、科学、体育などの総合的な活動ができるように、劇場や屋内プール、コンピュータプレイルーム、歴史・科学資料展示室などが設置され、多様なニーズに対応できる体制にある。


大型児童館は地域組織や住民の協力を受けながら、児童が健全な遊びを行なったり健康増進のための活動をしたりするように運営しているそうです。


出典:児童館関係法令等(抜粋)/厚生労働省



児童館で働く職員の仕事内容

児童館で働くことになった場合、どのような仕事をすることになるのでしょう。児童館職員の主な仕事内容を紹介します。



遊びを通じての集団的・個人的指導


子どもにとって遊びは生活の大きな部分を占めています。遊びを通じて友だちとの関わり方や日常生活のルールなど、さまざまなことを学べると言えるでしょう。


興味をもって遊ぶうちに新しい知識を身につけることもあるかもしれません。厚生労働省の資料にも「遊びによって心身の健康を増進し、知的・社会的能力を高め、情緒を豊かにするよう援助すること」と記載されているので、児童館で働くことになった場合は、遊びを通じて集団的・個人的指導をすることを心がけましょう。



健康・体力の増進


子どもの健康・体力の増進も、児童館職員の大切な仕事です。小型児童館にも遊戯室などの体を動かして遊ぶ場所が設けられており、来館した子どもたちは自由に遊びや運動ができるようになっています。


厚生労働省の資料では、子どもの身体的発達のためにも、外遊びを豊かに行うことが推奨されているので、児童館で仕事をする場合は屋内屋外それぞれの遊び方を知っておきたいですね。



放課後児童の育成・指導


児童館には学校帰りの子どもたちに対しての遊びの指導を行なっています。異年齢の子どもたちといっしょにゲームやものづくりをして遊ぶ他に、学校から出された課題の指導をすることもあるようです。児童館の職員として働くときには、子どもたちにわかりやすく説明できるように学習内容を簡単に復習しておきましょう。



子育て家庭への相談


児童館の役割として、子育て家庭に対する相談・援助を行い、子育ての交流の場を提供し、地域における子育て家庭を支援することが挙げられています。厚生労働省の資料にも「子どもの活動の様子から、家庭の子育て環境の調整を図る」などと記されているので、子育て家庭への相談は児童館職員としての大切な仕事と言えるでしょう。


その場合、1人で解決しようとせずに、児童館の職員の方と協力したり専門機関と連携したりすることも必要です。


出典:児童館のあり方及び児童館ガイドラインの見直し等に係る検討課題について/厚生労働省



児童館で働くためにやっておくとよいこと

積み木で遊ぶ子ども

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児童館で働こうと考えた場合、学校を卒業するまでにどのようなことをやっておくとよいのでしょう。保育学生さんが取り組みやすそうな活動を3つ紹介します。



児童館でのアルバイトやボランティア


児童館では大学生などのアルバイトやボランティアを募集していることがあります。アルバイトの場合、特別な資格は必要ないので、保育学生さんが児童館の仕事内容を詳しく知りたいと考えたときには応募してみるとよいかもしれません。


保育園や幼稚園の子どもたちから小学生や中学生まで幅広く関わることで、仕事の楽しさや大変さ、やりがいを学ぶことができるでしょう。



小中学生の学習について学ぶ


児童館の職員の仕事には子どもたちの宿題や課題への指導も含まれるので、就職先として考えている保育学生さんは、小中学生の学習内容を簡単に復習しておきましょう。質問されたことについてわかりやすく教えることができると、子どもたちからも信頼されるかもしれません。


年齢の低い子どもに教えることは考えているよりも難しいので、教え方なども勉強しておくとよさそうです。



特技や趣味を広げる


児童館では子どもたちといっしょに製作活動や運動を行うことがあるので、卒業までに特技や趣味を広げる努力をしておきましょう。異年齢の子どもたちが同じ遊びをする際は、年齢の低い子どもにもわかりやすく教える指導力も必要になります。児童館の子どもたちといっしょに活動することを想定して、特技や趣味を楽しめるとよいかもしれません。



児童館とはどのような施設かを知って就活に役立てよう

今回は、児童館とはどのような施設で、職員の仕事は何かを紹介しました。


児童館は児童福祉法に基づいて設置されている18歳未満の子どもを対象とした施設で、児童が心身ともに健全に成長するための支援や援助を行なっています。児童館の職員が主にすることは、遊びを通じて知的・社会的能力を高めたり体力増進を図ったりすることと言えそうです。


また、放課後施設を訪れた子どもたちの学習について、簡単にわかりやすく指導することも仕事の1つのようです。児童館の職員を就職先として考える場合は、どのような施設でどのような役割を担っているのかなどを知って、就活に役立てましょう。