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履歴書の趣味や特技の書き方。新卒保育士に役立つポイントや注意するべきこと

新卒保育士を目指す就活で必須となる履歴書。その中において「趣味・特技」欄にはどのようなことを書けばよいのか、面接官からはどう見られるのか気になる保育学生さんもいるかもしれません。 今回は、履歴書における趣味・特技欄で見られていることや書くときのポイント、思いつかない場合の対処法、注意するべきことを紹介します。

スーツの女性

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履歴書における趣味・特技欄で見られることとは?

就活における履歴書には、氏名や学歴などのほか、自分の長所や自己PRなど記入する項目がさまざまあります。その中の一つが「趣味・特技」欄です。


そもそも趣味と特技とは、それぞれ以下のようなことを指します。


  • 趣味:自分が好んでやっていること。好きな事柄についての愛情など、誠実さを強調するチャンス
  • 特技:自分の得意とすること、できること。何に対して熱意をもって取り組んできたのか、継続力や忍耐力などをアピールできるポイント

こうした趣味・特技欄から、採用担当者は応募者のどのようなことを見るのでしょうか。


採用担当者は履歴書の趣味・特技欄から、応募者の人柄や自園の理念、指針にあう人材かどうかを見極めているといわれています。


入職して活躍するためには、企業や園の環境・雰囲気になじむことも大切になります。その適性をはかるための判断材料にすべく、面接では趣味についての質問がなされることもあるでしょう。


趣味はストレス発散の場でもあります。ストレスを溜め込みすぎずに、仕事とプライベートを上手に両立できる人かどうかもチェックされているかもしれません。


また、面接時の緊張を和らげるために趣味・特技欄の内容を話題にすることもあるようです。



履歴書に趣味・特技を書くときのポイント

新卒保育士になるための履歴書において、趣味や特技欄はどのように書けば相手によい印象を与えることができるのでしょうか。書くときのポイントを紹介します。



空白にしない


採用担当者は履歴書で人柄を判断することがあるので、趣味・特技欄が空白になっていると「自分の特技や長所を見つけられない人が、保育の仕事をできるだろうか」と心配になるかもしれません。


保育士さんは子どもを見守る仕事のため、ポジティブに他人を客観視できる能力も問われるでしょう。


どうしても特技が思いつかない、見つからないという場合でも、空白にせず無難に料理や得意なスポーツなどを書くとよさそうです。



多く書きすぎない


趣味や特技が多くある方でも、複数挙げることで説明が長文になってしまうため書きすぎないようにしましょう。あまり書きすぎると、履歴書の情報から応募者のよいところが明確に捉えにくくなるかもしれません。


イメージとしては、「広く浅く」ではなく、「深く狭く」を心掛けるようにするとよいでしょう。



人柄や長所をアピールできることを書く


趣味・特技欄は、履歴書の中でも「人柄」を表現できる数少ないスペースとなります。 そのため、仕事以外の一面をアピールできるチャンスでもあります。


内容によっては、採用担当者に興味を抱かせ、面接時に話が盛り上がる可能性もあるかもしれません。


ただ好きな趣味を答えるのではなく、応募者の人となりがイメージできるようなものを選ぶとよいでしょう。


また、「なぜ趣味になったか」といった背景も伝えると、採用担当者により強い印象を残すことができるかもしれません。保育学生さん自身のエピソードといっしょに伝えることが大切なポイントとなります。



履歴書の趣味・特技の書き方の例文

趣味・特技の欄の書き方として、基本的に以下のような形で書くとよいようです。


  • 趣味:〇〇(具体的なエピソード)

このような形をもとに、実際に新卒保育士になるための履歴書として参考にできる例文を紹介します。



読書


〈例文〉

趣味:読書(特に芥川龍之介作品が好きです。小説は月に2~3冊ほど読んでいます)


新卒保育士を目指すのであれば、趣味が読書であることは有利なポイントの一つとなるでしょう。その理由として、保育士さんになってからは、さまざまな場面で絵本に触れる機会が挙げられます。


子どもに対して読み聞かせなどで絵本を扱うことが多いため、就活の時点で読書のジャンルが異なっているとしても、本に親しんでいるということは利点となるでしょう。


実際に趣味として「読書」を履歴書に書く場合は、実務に近づける形で絵本が好きだということを書いたり、著名な文豪などを好みの作家として挙げたりしてアピールするとよいかもしれません。



音楽


〈例文〉

特技:ピアノ(5歳の頃から習っており、〇〇コンクールでの受賞経験があります)


新卒保育士の履歴書における趣味や特技の中で、楽器の演奏や歌唱など、音楽に精通しているということも重要なアピールポイントとなるでしょう。


実際に保育の現場で役に立つスキルとなるので、履歴書に書いてあると採用担当者から注目されやすくなるかもしれません。


たとえば吹奏楽部など音楽関係の部活や習い事を学生時代にしていたり、バンドやイベントを経験したりしているのであれば、どういった楽器を担当していて何を演奏したのかなど、具体的に書くとよりスキルが伝わりやすいでしょう。



スポーツ


〈例文〉

趣味:バレーボール(高校時代は部長としてチームをまとめていました。現在は地域のチームで仲間たちとバレーボールを楽しんでいます)


保育の現場では、多くの子どもたちと身体を動かして遊ぶこともあるため、保育士さんの体力も求められます。

履歴書の中で、スポーツの経験によって得られたものや趣味として楽しんでいることをアピールしてもよいでしょう。


たとえば、バスケットやサッカーなどの集団競技を経験していた場合は、チームプレーで培った協調性をアピールできそうです。また、ゴルフやテニスのような個人競技が主体のスポーツでも、仲間と切磋琢磨する楽しさを得られたなどと書くと好印象を与えられるかもしれません。


学生時代からの継続性だけでなく、部活動やサークルにおいて厳しい合宿や練習を経験したことも体力があるというアピールポイントとなるでしょう。



製作


〈例文〉

趣味:工作(甥といっしょに、お菓子の空き箱などでおもちゃを手作りするのが好きです)


手芸や工作といった、手先を動かす製作を趣味や特技として挙げるのも保育士さんの仕事とつながるアピールポイントとなるでしょう。


たとえば、趣味を手芸とするのであれば、「子どもの頃に母親が小物に施してくれた刺繍がお気に入りだったため、自分でもしてみたいと思った」など好きになった背景やそれに関する思い出、またそれを生かして保育士の業務にどのように生かしていきたいのかを簡潔に、そして具体的に書くとよいでしょう。


家庭的な人柄や、コツコツと一つの物事に取り組む真摯な姿勢のある人だという事をアピールできるかもしれません。



履歴書の趣味・特技として書くことがないときの対処法

書類に何かを書く様子

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先に述べたような趣味や特技のほか、特に書けることがないという場合、どうすればよいのか悩む保育学生さんもいるかもしれません。


ここでは、書くことがないときの対処法を紹介します。



日ごろ行っていることにアピールの要素を加える


日常生活で当たり前に行っていることも、工夫していることや成果を付け加えることで、立派な趣味・特技になるでしょう。


〈例文〉

  • 特技:収納(限られたスペースでいかに効率的に収納するかを考えるのが好きです)
  • 趣味:散歩(休日は散歩をして自然に触れてリラックスしています。また街のおいしいお店を見つけることも楽しんでいます)

普段行なっている収納を特技とすることで、物を使ったアイデアを駆使できること、物事に対する計画性や発想力があることをアピールできるかもしれません。


また、趣味を散歩とすることで、「上手く気分転換できる人」という印象につながりそうですね。さらに街でお店を探索する行為は、好奇心旺盛で行動力のある一面をアピールできるでしょう。



ありきたりと思える趣味には具体性をプラスする


ありきたりな印象の趣味には、その趣味から得たことや学んだことなど具体性をプラスして個性をアピールするとよいでしょう。


〈例文〉

  • 趣味:映画鑑賞(月に10本程度の映画を鑑賞しています。主人公を自分に置き換えて、自分ならどう判断するかなど、さまざまな物語を疑似体験しています)
  • 趣味:料理(ほぼ毎日夕食は自炊しています。オリジナルレシピをノートにまとめ、インターネットでシェアをすることもあります)
  • 趣味:旅行(これまでに20都道府県を訪れたことがあります)


印象が薄そうな映画鑑賞という趣味でも、ストーリーを見て自分ならどうするかを考えていることで想像力があることや思慮深さをアピールできるでしょう。


料理については面接で質問されたり盛り上がったりしそうな話題性もありそうです。 レシピをまとめるなどのプラス要素をつけることで、事務作業が得意なイメージもつきやすくなるかもしれません。


旅行については、「同僚や友人と行く」と答えれば「周囲と協調性をもって付き合える」ことを、一人でという場合には「自分で物事を決めて動ける人」という印象を与えられそうです。


事前に旅行先でのスケジュールを決めて旅のしおりを作っている場合は、「情報収集が得意」「計画性がある」という評価につながる可能性もあるでしょう。



履歴書の趣味・特技として書かない方がよいこと

履歴書の趣味・特技は個人が自由に楽しむものであり、よい・悪いはありません。しかし、中には履歴書に書くと採用でマイナスに働く可能性が高いものもあります。


ここでは、趣味・特技として書かない方がよいことを紹介します。



勤務条件にあわないこと


応募先の企業や園の雇用形態、勤務条件にあわない趣味は書くのを控えた方がよいでしょう。


たとえば、土日出勤がある園に提出する履歴書に「毎週土曜日は地域の子どものフットサルチームのコーチをしています」などと書くと、「土曜日は出勤できるのだろうか?」という懸念につながる可能性があります。


事前に企業や園の雇用形態や勤務条件を調べておき、趣味がその条件などと反するものであれば記入しない方がよいかもしれません。



実際にはできないこと


履歴書の趣味・特技欄には、実際に自分の好きなことや得意なことを書くのが基本です。


表面的に格好のよいことを書いたり、うそを書いたりするのは避けましょう。


面接時や入職後に辻褄が合わなくなり、信頼を失う可能性もあります。用担当者が悪いイメージや仕事への不安を抱かない内容を避け、正直に書くことが大切です。



政治、宗教に関わること


政治や宗教、思想的なものも、採用担当者によって受け取り方がさまざまなので避けた方が無難といえます。


人によって価値観や考え方が大きくわかれるものは、面接などでも話題に上げにくく評価もしにくいため、控えておきましょう。



趣味・特技欄の書き方を把握して印象に残る履歴書を書こう

今回は、新卒保育士の履歴書における趣味や特技の書き方や例文、注意すべきことなどを紹介しました。


採用担当者は、応募者から最終的に選抜しなければいけない時、印象の強い応募者を選ぶ傾向があるようです。履歴書の趣味・特技欄で印象を残すことで、採用の最後の一押しになる可能性もあるかもしれません。


人柄をアピールできる趣味や特技を履歴書に記入して、応募する企業や園の方によい印象を残せるとよいですね。