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保育士の面接で面接官が見ているポイントとは?就活に役立つ対策や練習方法

新卒保育士を目指す就活生さんの中には、面接において面接官が見ているポイントについて気になる人もいるのではないでしょうか。ポイントを押さえておけば、面接の準備や練習などもしやすいかもしれません。 今回は、保育士の面接で面接官が見ているポイントや就活生さんが意識すること、練習方法などを紹介します。

スーツの女性の写真

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保育士の面接で面接官はどこを見ている?

新卒保育士として働く前に必ず通る道である、就職志望先の方との面接。
人間性を大事にする保育の仕事ですから、採用する側もできるだけ履歴書や面接で就活生さんの人間性を見極めたいと考えていることでしょう。


その中で、「面接官が応募者のどのような点を見ているか」が気になる就活生さんもいるのではないでしょうか。
面接官は以下のようなことを念頭に応募者を見ているといわれています。


  • 採用するメリットがあるか
  • 長くいっしょに働きたいと思えるか

面接官は、応募者の身だしなみや話し方、物の見方などから、その人の雰囲気が自園・自社とフィットするかどうかを見ているといえるでしょう。


では、具体的に面接官が見ているポイントとはどのようなものなのでしょうか。 くわしく紹介します。



保育士の面接で面接官が見ている4つのポイント

保育士の面接において、面接官は以下の4つのポイントを重視しているようです。


  • 第一印象
  • 人柄
  • これまでの経験・スキル
  • 仕事への熱意

それぞれについて、くわしく紹介します。



1.第一印象


人の第一印象はパッと見たときに決まると言われ、その多くは非言語コミュニケーションに左右されるようです。


非言語コミュニケーションとは、身だしなみ表情・態度・アイコンタクト・声のボリューム・声のトーンなど、会話の内容以外のことを指します。


面接開始前に身だしなみをしっかりと整え、入室するときは明るい笑顔と声のトーンで挨拶しましょう。一番緊張する場面かと思いますが、ここで好印象を与えられると、その後も継続しやすくなるかもしれません。



2.応募者の人柄


保育士の面接では、応募者の人柄として性格やコミュニケーション力などが見られているでしょう。


きちんと挨拶やお礼ができているかといった基本的なことから、話し方や受け答えの仕方なども重要なチェックポイントといえそうです。 また、保育士としての元気のよさや明るさといった性格面も重要視されているでしょう。


採用担当者は、面接で感じ取った人柄をもとに園の雰囲気に合う人材であるかどうかを見極めているため、答えるときは明るくはきはき話すことを意識すると印象がよくなりそうです。



3.学生時代の経験や頑張ったこと


保育学生としての経験や頑張ったこと、取得したスキルなども、面接官が見ているポイントといえそうです。


たとえば、サークル活動でバレーボールをしていたので体力に自信がある、ボランティア活動を通して子どもとの接し方を学んだ経験があるといったことなどがあれば、頑張ったことやスキルとしてアピールできるでしょう。


面接官は、就活生さんが具体的にどのような経験をし、どのようなスキルを身につけているのかを知ることで、自園での活躍をイメージしやすくなるかもしれません。


履歴書だけでなく、面接においても自身の経験や頑張ったことについてはしっかりとアピールしておくことが大切になります。



仕事への熱意


保育士という仕事への姿勢や、応募した園への志望度なども面接官が見ているポイントの一つでしょう。


面接官は、応募者の仕事に対する意欲や熱意から、仕事に対して責任を持って取り組んでくれそうかという点をチェックしている場合もあるようです。


また、面接の最後に逆質問などを行うことで、応募者の志望度の高さや自園への理解度の深さなども計っているかもしれません。


面接での質問を有効的に活用して、面接官に自身の熱意を伝えてみましょう。


このように応募者に対して面接官が見ているポイントを知ることができれば、面接を受ける際に意識すべきポイントがおのずと見えてきそうです。



面接官が見ているポイントに対して就活生が意識すること

面接官が見ているポイントを押さえたところで、次にそのポイントに対して就活生さんが意識することを面接前・面接中の場面にわけて紹介します。



面接前


まずは面接前に就活生さんが意識することを見ていきましょう。


園のホームページや求人票をチェックする

事前に園のホームページや求人票を確認しましょう。


ホームページや求人票には、園の理念や求める人物像、特徴的な保育内容など面接で話のきっかけになるような情報が多く掲載されています。


自身の希望する園への理解度の深さや熱意を伝えるための材料にもなるため、園のホームページなどは必ずチェックしておきましょう。


園見学などに参加する

園見学などをして、園や職員の雰囲気、実際の保育のあり方などを知ることも大事な情報収集の一つといえるでしょう。


園の広さや設備、同僚・先輩となる職員、一日の保育の流れなどを実際に見ることで得られる情報も多くあります。


また、園見学に行って感じたことやエピソードは、面接の際にも生かすことができるため、積極的に参加するとよさそうです。


面接のマナーを心得ておく

保育士の面接に向けて、以下のような基本的なビジネスマナーを心得ておきましょう。


  • 面接開始予定時間の10分前には会場に到着する
  • 社会人らしい服装や身だしなみを整えておく
  • 不測の事態も考えた持ち物を用意する
  • 面接会場への入室や退室時のマナーを身につける

このようなマナーを押さえておけば、面接官に好印象を与えることにつながるかもしれません。


就活がスムーズに進むよう、面接前にはしっかりとマナーを学んでおきましょう。



面接中


次に、面接中において就活生さんが意識することを紹介します。


笑顔ではきはきと受け答えする

保育士の面接では、笑顔で元気よく話すことを心がけましょう。


はきはきと話すことで、快活な印象を与えることができ、明るい雰囲気で面接を進めることができるかもしれません。


元気のよさや人柄の明るさなどは、保育士に求められる資質の一つでもあり、保育士としてふさわしい人物であると評価してもらうためにも、笑顔ではきはきと話すことを意識することが大切です。


質問には簡潔に答える

質問にはまず結論から答えるようにし、長くなりすぎないよう簡潔にまとめましょう。 そうすることで、何を話したいのかが伝わりやすくなるかもしれません。
質問内容によっては、具体的なエピソードを求められる場合もあるでしょう。


その場合には、まず始めに就活生さん自身の考える理由や結論などを話し、「なぜなら~」といった形で補足するようにエピソードを盛り込むよとよさそうです。


エピソードは、どのような場面で自身がどうしたのかという点に絞って話すと簡潔に伝わるでしょう。



面接官が見ているポイントを押さえた練習方法

最後に、面接官が見ているポイントを押さえたうえでの練習方法を紹介します。 これから保育士の面接を控えているという就活生さんは参考にしてみてくださいね。



マナーを意識した所作を練習する


先に述べたようなマナーを読み込んだうえで、実際に所作としてできることが大切といえるでしょう。

受付時の挨拶や入室・退室時の所作、お辞儀の仕方などを練習しておくと、当日も自然にできるかもしれません。


鏡で自分の表情を確認しながら練習するなど、面接本番でも明るい印象を与えられるような所作を身につけておけるとよさそうです。



思いを込めて話す練習をする


面接官は、自己PRをどのような熱量で話しているのか、応募者の声のトーンや表情もあわせて見ていることでしょう。


以下のような練習を通して、自身の思いを込めて話すことを意識するのが大切です。


  • 自身の経験を話すとき、楽しかったことは明るい表情、つらかったことは悲しい表情といったように、気持ちにあった表現ができているか鏡などで確認する
  • 自己PRを想定した話し方を友人に見てもらい、言葉や表情から思いが伝わるかどうか確認してもらう

履歴書に記入した内容も確認しながら、面接でも自己PRを簡潔に、なおかつ自身の思いを込めて話す練習をしておくとよいかもしれません。



面接を想定して録画する


友人や親兄弟に協力してもらい、携帯電話などで撮影しながら実際の面接を想定した練習をしてみましょう。


練習場面を撮影したときに、以下のようなことに気づけるかもしれません。


  • 表情や声が暗い
  • 質問が来るとオドオドする
  • 言葉遣いに癖がある
  • 早口になっていて聞き取りづらい など

撮影した内容をあとで確認すると、改めて自分がどのような様子で答えているのかや気になる点を発見できるかもしれません。


「これはよくない」と思う点があったら改善し、また撮影しながら練習を繰り返しましょう。



面接官が見ているポイントを押さえて、保育士の面接に臨もう

今回は、面接官が見ているポイントやそれに対して就活生さんが意識すること、面接の練習方法について紹介しました。


保育士の面接で面接官が見ているポイントとして、応募者の第一印象や人柄、仕事への熱意などが挙げられるようです。


そういったポイントを意識しながら、社会人としての基本的なマナーを心得たり練習を繰り返したりして、自信をもって保育士の面接に臨めるとよいですね。

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