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履歴書における注意点。書くときや送るときのポイント

履歴書の注意点を知りたい保育学生さんもいるのではないでしょうか。履歴書は自分の基本情報を採用担当者に伝える大切な書類になります。気をつけるポイントを把握しておけば、就活にも役立てられそうですね。今回は、履歴書の注意点についてくわしく紹介します。書くときや送るときなどのシーン別にまとめました。

履歴書とペンと印鑑

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履歴書における注意点とは

履歴書の注意点について知りたい学生さんもいるのではないでしょうか。


履歴書は自分自身の氏名、生年月日、住所、扶養家族などの基本情報に加えて、学歴、資格免許などをまとめて記載した書類のため、企業や園に志望度を伝えたり、自分のことをアピールしたりするために重要なものといえるでしょう。


履歴書は、


  • 書く前
  • 書くとき(最中)
  • 送るとき

とシーンによって注意点がさまざまあるようです。 事前準備や書き方の注意点をおさえて、履歴書作成に臨めたらよいですね。


今回は、履歴書における注意点をくわしく紹介します。



履歴書を書く前の注意点



準備するもの


まずは、履歴書用紙など用意するものや、履歴書を書く前に押さえておきたいことについてお伝えします。


履歴書の用紙

履歴書の用紙には、何種類かあり、それぞれ備わっている項目が異なるなど、フォーマットに違いがあるようです。


大きく分けると「学校指定の履歴書」と「市販の履歴書」がありますが、できるだけ学校指定の履歴書を使用するとよいでしょう。
学校指定の履歴書は、新卒の就職活動に向いた作りになっているそうです。


記入するペン

記入するペンは、さらさらと書けて、自分の筆跡がもっともきれいに見えるペンを選ぶようにするとよさそうです。
インクがなくなっても同じペンで書けるように、ペンやインクの予備を用意しておくとよいかもしれません。


写真

履歴書に貼る写真は、スピード写真でなく写真館でプロに撮影してもらうのが望ましいでしょう。


通常3カ月以内に撮影された写真を使います。証明写真は第一印象を左右するため、服装や身だしなみに十分気をつけて撮影に臨むとよさそうです。


また、証明写真のサイズは4×3センチが一般的のようです。
履歴書によってサイズが異なる場合もあるため、事前に確認を行いましょう。


印鑑

履歴書に「印」と書いてある箇所がある場合は押印が必要です。(ない場合、押印は不要)


押印をする箇所がある場合は、印鑑、朱肉、印鑑マットを用意します。
印鑑は、ゴム印など朱肉が不要なものはビジネスマナーとしてふさわしくないため、避けたほうがよいでしょう。


印鑑マットがない場合、折りたたんだ新聞やティッシュを4つに折りたたんだものを使用すると、きれいに押すことができそうです。


このように履歴書を書く前はいくつか準備をしておくことがあり、それぞれ注意点があるようです。



書く方法を決める


履歴書は、応募先から指定がない場合、履歴書は手書きとパソコンのどちらで作成してもよいようです。
ただし、手作業で書き物をすることも多い保育士の面接では、手書きの履歴書を推奨されている場合もあるかもしれません。


パソコン、手書きそれぞれの注意点をまとめました。


パソコン

パソコンで履歴書を書くときは、自分に合ったテンプレートを選び、フォントは明朝体、フォントサイズは10.5か11のどちらかで統一しましょう。
ただし、名前は大きめにします。


印刷するときは、「上質紙」もしくは「履歴書専用印刷紙」にするとよいでしょう。


証明写真については、郵送や持参の場合は、履歴書を印刷してから貼り付けます。
メールで送る場合は、履歴書データに証明写真の画像を挿入するとよいようです。


手書き

手書きをする場合は、黒色のボールペンか万年筆で書きます。 履歴書は証明書類ですので、「消せるボールペン」は使用しないようにしましょう。


丁寧な楷書で書き、欄に適度な空白をとるとバランスよく書けるかもしれません。
一度間違えたら新しい履歴書用紙に初めから書き直す必要があるので、誤字や脱字、記入漏れに注意しましょう。



履歴書の書き方における注意点

履歴書を書こうとしている

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ここでは、履歴書を書く時の注意点についてみていきましょう。



日付・氏名


日付は、郵送の場合は投函日、手渡しをする場合は当日の日付を記入して西暦や元号を統一して書くとよいでしょう。


氏名の「ふりがな」のときは平仮名で、「フリガナ」のときはカタカナで書きます。



住所・連絡先


都道府県名から、マンションの名前まで省略せずに記入し、番地は、「丁目、番、号」まで書きましょう。


連絡先のメールアドレスは、勤務希望先から添付のファイルなどが送付されることを考えて、パソコンのアドレスを記入するとよいでしょう。



学歴や資格


学歴は、中学校卒業から記入します。
学校名は省略せずに、「〇〇高校」ではなく「〇〇高等学校」と学校名を正式名称で書くのにあわせて、卒業見込みも記入するようにしましょう。



得意な学科


得意な学科を書くときは、その学科が得意になった経緯や理由などに加え、その学科で学んだことを活かしたいことを書くとよいようです。



趣味や特技欄


履歴書に記入する趣味や特技は、記入に迷うポイントかもしれません。
志望動機や自己PRと同様のアピールポイントと考え、保育の仕事につながるような趣味や特技を記入するとよいでしょう。


例を挙げると


  • ひとつのことに集中して継続する力をアピールできる
  • 仕事に活かせる特技をアピールできる
  • 自身の印象とは別の意外性や多様性をアピールできる

など単に趣味や特技を書くのではなく、採用担当者に何を感じて欲しいのかを考えて書くことよさそうです。



自己PR


履歴書の自己PR欄は、これまでの経験などをもとに自分自身をアピールする箇所です。
ただ、成功体験やうまくいった実績を書いては、過程のなかでどのように頑張ったか、乗り越えたのかが伝わらないので気をつけましょう。


冒頭で結論を述べ、努力したことなどの過程が分かるエピソードを盛り込んで、そのあとに仕事でどのように生かせるのかを書くと採用担当者の印象に残る自己PRを書くことができそうです。



志望動機


どこの保育園や勤務希望先でもいえることではなく、なぜこの園に応募したのかという理由をきちんと記入する必要があります。


そのために、ホームページや説明会だけでなく、調べたこと、実習に行って体感したことなどを用いて記入できるとよいかもしれません。



本人希望記入欄


履歴書に「本人希望記入欄」があっても、自由に自分の希望を書いてよいわけではないようです。


絶対に譲れない希望を除いて、基本的には、「貴社の規定に従います」と記入するように注意するとよいでしょう。



履歴書を送るときの注意点

履歴書を書き終えて、送るときにはどのようなことに注意をすればよいのでしょうか。



郵送で送る場合


郵送で履歴書を送る場合の注意点をみていきましょう。


指定がなければA4の白い封筒を選ぶ

なるべく書類はおらずに入るA4サイズを用意するようにしましょう。
宛名が書きづらくなったり、しわになったりすることもあるので、書類を入れる前に名前を書いておくことよいかもしれません。


重要書類であることを明記する

封筒の左下には、「履歴書在中」と赤のペンで記入します。


「履歴書在中」か「応募書類在中」は入っている書類によりますが、履歴書のみ入っている場合は、「履歴書在中」と記入し履歴書以外も入っている場合は、「応募書類在中」と書くとよいようです。


投函日

履歴書に書いた日付に投函するようにしましょう。


投函するときは、締め切り日のぎりぎりにならないように余裕をもって提出できるように意識することが大切です。
「必着」と「当日消印有効」のどちらかなのかも必ず確認しておきましょう。


消印有効とは、郵便局で押印された消印が、締め切りとされる期日内であればよいという意味になるのであわせて覚えておくとよいですね。



メールで送る場合


履歴書をメールで送る場合の注意点をみていきましょう。


メールを送るタイミング

採用担当者から履歴書送付の指示があったら、すぐに送ることが大切です。
24時間以内のメール返信が望ましいですが、確認することを忘れてしまったり、すぐに返信できなかったりする場合もあるでしょう。


返信が遅れてしまった場合は、メールの冒頭に返信が遅れたことを謝罪する一文を入れておくとよいですね。


メールをする時間帯はなるべく会社の就業時間内に送るようにしましょう。


誤字や脱字、宛先の確認

パソコンで書類を作成すると入力ミスで誤字や脱字がある場合もあるようです。
誤字や脱字を防ぐために、確認するときは拡大したり印刷したりして確認するとよいでしょう。


宛先も送る前にきちんと合っているのか確認するのが大切です。



注意点に気をつけて履歴書を作成しよう

今回は、履歴書の注意点について紹介しました。


履歴書は手書きやパソコンのどちらかで作成するので、勤務希望先には、郵送したりメールで送ったりすることもあるでしょう。
どちらであっても書き方や送付の仕方など注意点をきちんと理解することが大切です。


また、履歴書を郵送するときは締め切り日に気をつけて投函するとよいでしょう。採用担当者の印象に残る履歴書を書けるとよいですね。

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