保育士を目指す皆さん、こんにちは!保育士就活バンク!編集部です。
保育士さんのお悩みで多いのが「声枯れ」。
こんなに乾燥していると特に症状が良くないのではないでしょうか・・・。
今日は保育士の皆さんから寄せられた「声枯れ」のお悩み、
また、ベテラン保育士さんに教えてもらった「声枯れ」との上手な付き合い方をお伝えしていきます!
まずは、保育士さんがどんな症状で悩んでいるのかを聞いていきましょう。
保育士さんの声枯れのお悩み
保育士Aさんのお悩み こんな声では子どもたちに伝わらないのでは?
保育士として働き始め2年が経った頃から、一度枯れた声がなかなか元に戻らなくなってしまいました。
病院では声帯結節(せいたいけっせつ)と診断されました。
飲み薬と吸引薬を併用していますが、あまり効果はないように思えます・・・。
高い声や可愛い声が出せないので、子どもたちと歌を歌う時や、絵本を読み聞かせる時には申し訳ないような気持ちになってしまいストレスを感じています。
また、こんな声では伝えたいことを上手く伝えられないていないような気がします。
保育士Bさんのお悩み 迷惑をかけられないので職場には相談出来ません
働き始め3~4ヶ月で急性喉頭炎と診断されてしまいました。
病院では「長期の休みを取るか、仕事をやめるかしないと治らない」と言われてしまいました。
せっかく子どもの頃から憧れていた保育士になれたのに、こんなに早く辞めたくはありません。
職場ではもちろん長期休みを取れる職員の余裕もなく、園長や他の先生に気を使わせてしまうので相談もできません。
子どもたちと全力で向き合えていない気がして、情けなくなってしまいます。
このように、声枯れに悩む保育士さんは仕事を続けるか、辞めるかの瀬戸際に立たされているようです。
声を出す事も仕事の一つ、声枯れのせいで仕事がスムーズに進まないというのはとんでもないストレスですよね。
それでは、なぜ声枯れが起こるのかを見てみましょう。
■声枯れの仕組みと原因
喉にある喉頭という場あたりに、声帯という器官があります。多くの人が聞いたことがあるのではないでしょうか。
この声帯は息を吸うときには開き、発声のときには閉じて、息を吐く圧力で振動し、声をだします。
声枯れは、この声帯に負担がかかり、ポリープ・結節(マメのようなもの)が出来てしまい、声帯をうまく使う事ができなくなり起こるものです。
声帯ポリープ・声帯結節などの他に、喉頭がんなどの病気も存在します。声が出辛いな、と感じたら、まずは信用できる医師に診てもらいましょう。
■声枯れの治療法は?
声枯れの治療法の基本は、「声帯を使わないこと」
声帯を酷使してしまったのが原因の病気ですので、なるべく声帯に負担をかけないというのが一番の治療法です。
重症の方は手術をする場合もありますが、声帯を酷使してしまえばまた再発してしまいます。
全くしゃべらないなんて無理・・・というのはもちろんだと思いますので、声帯に負担をかけないよう正しい発声を身に付けましょう。
「それでも、保育士を続けるのは難しいのでは…?」と不安になられる方もいらっしゃると思いますので、実際に声枯れに悩まれながらも保育士を続けていらっしゃる方の声を聞いてみましょう。
ベテラン保育士Cさんの解決法 声枯れと上手く付き合うテクニックが自然と身に付きました
私も新人保育士の頃は声枯れに悩まされ続け、一度手術を受けたこともあります。
ただ、手術をしても再発してしまったので、体質によっては手術が解決にはならない人もいるのかと思います。
結局は時間の経過とともに、自分が症状に慣れて「声枯れ」に上手く付き合っていけるようになったので今は特に困ってはいません。
喉に負担がかからない声の出し方、家での喉の休ませ方等、大きな声を出さずとも子どもを引き付けるやり方等、自然とわかってくるようになりますよ!
例えば、大声を出すのはここぞという時だけ、という風に普段からメリハリをつけると良いですよ。
子どもたちが大声に慣れてしまわないよう、声の強弱大小に注目させるのも保育士のテクニックですよ!
ベテラン保育士Dさんの解決法 他の先生たちの協力によって助けられました
私も声枯れで悩んでいた時期もありました。
他の先生たちに相談したところ、喉から声を出しているのではないかと言われ、複式呼吸を習得したところ、喉を傷める頻度はかなり少なくなりました。
あとは他の先生の協力もあり、歌の時間はピアノ担当(+口パク)というのをしばらく続けていました。
忙しい中でなかなか周りに相談できないという人もいるとは思いますが、経験したことがある保育士さんが周りにいるかもしれません。
協力できることはみんなで協力して、決して無理はしないようにしましょう!!
いかがでしょうか。声枯れを克服するには、周囲の保育士の協力が不可欠ですね。
悪化させないため・保育士を続けていくためにも、きちんとした知識と発声を身に着けましょう!