面接官にとって、採用したいと思う人とはどのような人なのでしょうか。新卒保育士の就活において、どんなポイントを抑えて面接に臨むと印象に残せるのか気になりますよね。今回は、園や企業が採用したいと思う人の特徴や共通点を紹介します。あわせて、いっしょに働きたいと思われる人になるためのポイントもまとめました。
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■目次
園や企業が採用したいと思う人とは?
就活では、採用担当者との面接で合否が決まることでしょう。
園や企業の採用担当者は、面接でどのような人を採用したいと思うのでしょうか。
具体的には以下の特徴が考えられます。
- 挨拶や礼儀がきちんとしている人
- 身だしなみが整っている人
- 自分を客観視できている人
- 物事を簡潔に伝える力がある人
- 働きたいという熱意がある人
新卒保育士は実務経験がないため、面接ではスキルや能力よりもいっしょに園で働きたいと思える人が、採用したいと思う人につながるようです。
一つずつ特徴について見ていきましょう。
採用したいと思う人の特徴①:きちんと挨拶ができる人
面接で挨拶をした際、きちんと相手の目を見て挨拶をしたり、明るい笑顔で挨拶したりする方と採用担当者はいっしょに働きたいと思うようです。
目を合わせてくれない、挨拶する声が小さくて聞き取れないと、「いっしょに働いても大丈夫かな?」と不安に思われるかもしれません。
新卒保育士として働くうえで、子どもや保護者とも十分なコミュニケーションを取れるかどうかも見ているため、誰にでも気持ちがいい挨拶ができることは大切なことといえそうですね。
採用したいと思う人の特徴②:身だしなみが整っている人
そもそも身だしなみを整えて面接に臨むのは、一般的に社会人のマナーともいわれています。
スーツや私服がシワだらけだったり、ワイシャツが汚れていたりすると、採用担当者にだらしない人だと思われてしまうかもしれません。
服装に清潔感があって靴もきれいに手入れされていると、第一印象もよくなりそうですね。
また髪型も清潔感を意識して、長い方であれば一つにまとめるなどしておくとよさそうです。さらに髪色も就活生らしく、黒や暗めの茶系にすると、落ち着きのある印象につながるかもしれません。
採用したいと思う人の特徴③:自分を客観視できている人
自分自身を客観視できる人も、採用したいと思う人の特徴といえるでしょう。
面接や書類選考などでは、採用担当者は相手の目線に立って物事を考えられるか、自園と相性がよさそうかなどを見ているようです。
そのため質問に詰まってしまったり、長所は話せたけれど短所は話せなかったりすると、自分のことを客観視できていないと判断されてしまうかもしれません。
自分を客観視するには、これまで自分がしてきたことを振り返ったり、家族や友人に自分の長所や短所を尋ねたりして自己分析をするとよいでしょう。
採用したいと思う人の特徴④:物事を簡潔に伝える力がある人
物事を簡潔に伝える力があることも重要なようです。
面接での質問に対して回答が長くなってしまったり、内容がまとまっていなかったりすると、園で働きたいという気持ちが採用担当者に上手く伝わらないかもしれません。
簡潔かつ、自分の気持ちがしっかり伝わるように、結論から話して理由を後から補足するなど、話す順番を意識することも大切です。
また、話の中に具体的なエピソードを盛り込むことで、採用後のイメージがしやすくなるかもしれません。
自分の思いや希望をきちんと採用担当者に伝えるためにも、物事を簡潔に伝える力を身につけられるとよいですね。
採用したいと思う人の特徴⑤:園で働きたいという熱意がある人
採用したいと思う人の特徴として、園で働きたいという熱意がある人が挙げられるでしょう。
面接や履歴書などでは、どうしてこの園で働きたいと思ったのか質問されることがあるようです。そのとき、園で魅力に感じたことや園に貢献できることを伝えられると、「この人なら目標と熱意を持って働いてくれそうだ」と採用担当者に感じてもらえるでしょう。
このように、採用したいと思う人の特徴や共通点を把握することで、面接の成功につながるかもしれませんね。
新卒保育士として採用したいと思う人になるためには?
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採用したいと思われる人になるには、どうしたらいいのでしょうか。
面接で役立てられるポイントを紹介します。
身だしなみを整える
面接など対面式で話すときは、身だしなみが特に重要になるようです。
以下のことを意識して身だしなみを整えるといいでしょう。
- 服装:清潔感があってサイズが体に合っている。
服は派手な色合いでなく、露出も抑えられている。 - 髪型:髪の長い人は一本にまとめ、はっきりと顔の表情が見える。
清潔感を意識してきれいに整っている。 - 髪色:落ち着いた茶色、もしくは黒色になっている。
- メイク:派手な印象にならないようにナチュラルメイクをしている。男性の場合は整髪料のつけすぎに注意し、自然にまとめている。
- アクセサリー・ネイル:基本つけないのが望ましい。
日頃から身だしなみを意識しておくと、面接前の準備もスムーズかもしれませんね。
立ち振る舞いに気を遣う
面接では笑顔で話したり、ハキハキとした口調で話したりすることで、明るい印象を与えられるでしょう。
保育学生さんのなかには、話すのが苦手という方もいるかもしれません。
しかし、事前に考えた内容を暗記して話すよりも、自分の言葉で一生懸命話すほうがといいと考える採用担当者は多いようです。
また、座っているときの姿勢も重要になります。
猫背のように背筋が曲がっていると自信がなく見えたり、貧乏ゆすりなどは落ち着きがない人と捉えられたりするかもしれません。
面接時は背筋を正し、相手の目を見て落ち着いて話すように心がけましょう。
面接の準備をきちんと行う
採用したいと思われるためには、採用担当者に自分の思いをきちんと伝えることがポイントになるでしょう。
事前に以下の準備をしておくと、当日もスムーズに答えられるかもしれません。
- 園の概要を確認する(ホームページを見たり、資料請求したりする)
- 自己分析をする
- 質問されることを想定し、考えてまとめておく
- 面接の練習をする
面接では、採用担当者の質問に対してきちんと答えられるように、自分の考え方や答え方をまとめておきましょう。
最近は対面式の面接だけでなく、WEB面接も増えているので家族や友人などと面接練習をしたり、スマートフォンで録画したりして自分の様子を客観的に見れる工夫をしておくとよいですね。
採用したいと思う人の特徴や共通点を把握して面接に臨もう
今回は、採用したいと思う人の特徴や共通点、面接で意識するポイントを紹介しました。
採用したいと思う人の特徴として、挨拶がきちんとできる、身だしなみが整っているなどの特徴が挙げられます。
特に面接では、園や施設の採用担当者と顔を合わせるため、相手から自分がどう見られているか意識することが大切になるでしょう。
面接に向けた対策として、質問を想定して自分なりに考えをまとめておいたり、きちんと自己分析したりして、伝えたい内容を明確にしておくとよいかもしれません。
採用したいと思う人の特徴や共通点を理解して、新卒保育士の就活に役立ててみてくださいね。