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保育園でクリスマスリースを作ろう!木の実や松ぼっくりを組み合わせた製作アイデア

12月ころに保育実習に入る保育学生さんのなかには、クリスマスリースの手作りの仕方を知りたいと考える方がいるかもしれません。 クリスマスリース製作のなかには、保育園にある素材や廃材を使った製作アイデアもあるようです。 今回は、年齢別のクリスマスリースを飾る意味や作り方、乳幼児や幼児向けの素材別のアイデアなどを紹介します。


手作りのクリスマスリースの写真

Elena Hramova/shutterstock.com



保育園にクリスマスリースを飾る意味

クリスマスの時期になると、保育園でもクリスマスリースやクリスマスツリーを飾ったり、製作をしたりすることも多いかもしれません。


クリスマスリースを保育園で飾ることには、クリスマスの雰囲気を作るだけでなく、新しい年が幸せであってほしいという思いから飾られているようです。


そもそも、玄関や部屋の入口に飾ることで家のなかを守るという魔よけの意味が込められているそうです。
また、リースには「豊作祈願」「新年の幸福祈願」など願いをこめているようで、日本でいうところの「しめ縄」のような意味も持ち合わせているのかもしれません。


今回は、手作りのクリスマスリースの作り方を紹介します。
実習などで子どもたちと作って、保育園に飾りましょう。



乳児クラス向けのクリスマスリース製作のアイデア

乳児クラスの子どもたちが、楽しんで作れるクリスマスリースのアイデアを紹介します。



保育園にある素材で作るクリスマスリース


保育園にある素材で製作できるクリスマスリースを見ていきましょう。


画用紙のクリスマスリース

<用意するもの>

  • 画用紙
  • 絵の具
  • ガーゼ 1枚
  • 脱脂綿 1枚
  • 輪ゴム

<作り方>

1.画用紙をリースの型に切っておきます。
プレゼントや飾りも作っておきます。

2.丸めた脱脂綿をガーゼで包みます。

3.ガーゼが広がらないように輪ゴムでとめます。

4.絵の具に(2)をしみこませます。

5.画用紙にスタンプを押します。

6.のりで飾りを付けたらできあがりです。


<製作のポイント>

スタンプが楽しくてたくさん押してしまうかもしれませんが、緑色のリースが見えなくなってしまうことも考えられるので、言葉がけをして進めていきましょう。


のりを付けるのが難しい子がいるときは、保育学生さんがのりを付けるとよさそうです。


折り紙のクリスマスリ―ス

折り紙のクリスマスリースの作り方を見ていきましょう。


<用意するもの>

  • 折り紙 (緑色、赤色)6枚
  • シール
  • 飾りのリボンや星形
  • のり
  • 新聞紙

<作り方>

1.折り紙を半分に折って折り線を付けます。

2.(1)を開いて、はさみで折り線に沿って切ります。

3.切ったものを半分に折り、角と角をのりで貼り付けてつなげます。

4.丸くなるようにつなげていきます。

5.飾りのシールを貼ったりリボンと星形を付けたりすればできあがりです。


<製作のポイント>

土台は、保育学生さんが作っておきましょう。
子どもたちには、シールやリボンなどを付けてもらいます。


のりを使うのが苦手な子は、保育学生さんがフォローに入って作るとよさそうです。



廃材で作るクリスマスリース


廃材で作るクリスマスリースのアイデアを紹介します。


トイレットペーパーのクリスマスリース

トイレットペーパーで作れるクリスマスリースをみていきましょう。


<用意するもの>

  • トイレットペーパーの芯 3個
  • 折り紙 3枚
  • シール
  • ひも
  • りぼん
  • 丸シール
  • のり

<作り方>

1.トイレットペーパーの芯に緑色の折り紙を貼っていきます。

2.(1)を3等分にはさみで切ります。

3.切った芯に丸シールを貼ります。

4.トイレットペーパーの芯にひもを通して結びます。

5.リボンを貼り付ければできあがりです。


<製作のポイント>

保育学生さんは、あらかじめトイレットペーパーの芯に折り紙を貼っておくと、製作がスムーズに進みそうです。


シールは、色々な色があると飾ったときにきれいにみえるでしょう。
シールを貼るだけでなく、描ける子どもはペンなどで絵を描いてもよさそうです。


紙皿のクリスマスリース

紙皿で作るクリスマスリースを作ってみましょう。


<用意するもの>

  • 紙皿
  • 折り紙
  • 飾り(プレゼント・星など)

<作り方>

1.紙皿の真ん中をくり抜いておきます。

2.折り紙をちぎります。

3.ちぎった折り紙を紙皿に貼ります。

4.飾りを貼り付ければできあがりです。


<製作のポイント>

1歳児や2歳児にぴったりなちぎり絵を使った製作です。


折り紙の色を何色か用意しておけば、カラフルなクリスマスリースを作ることができそうですね。
保育学生さんは、あらかじめ紙皿をくり抜く、プレゼントや星などの飾りを作っておくなどの準備をするとよいでしょう。



幼児クラス向けのクリスマスリース製作のアイデア

幼児クラスの子どもたちのクリスマスリースの製作アイデアを紹介します。



保育園にある素材を使うクリスマスリース


保育園にある素材で製作できるクリスマスリースを見ていきましょう。


ペーパーリース

画用紙を丸めて作るペーパーリースを作ってみましょう。



<用意するもの>

  • 画用紙 緑色 15センチ×40センチ 1枚
  • セロハンテープ
  • 紙テープ 赤 60センチ
  • クレヨン
  • 星形に切った画用紙 1枚
  • タコ糸 50センチ

<作り方>

1.緑色の画用紙を斜めに巻いてテープでとめます。

2.輪っかにしてテープでとめておきます。

3.紙テープに模様を描きます。

4.(3)をリースに巻き付けます。

5.丸い画用紙に似顔絵を、星形の画用紙1枚に名前を描きます。

6.画用紙に糸を貼り付けていき、余った糸は折返して吊り下げられるように輪を作るとできあがりです。


<製作のポイント>

画用紙を巻いていくのが難しいときは保育学生さんが援助するとよさそうです。
できるところは見守り、援助をしすぎないようにしましょう。


子どもたちがテープを使うときは、切り口で手を切らないように伝えましょう。
また、テープはいくつか用意しておくと製作がスムーズに進みそうです。


折り紙とリボンのクリスマスリース

折り紙とリボンのクリスマスリースを作ってみましょう。



<用意するもの>

  • 折り紙
  • のり
  • リボン
  • ハサミ

<作り方>

1.折り紙を半分に折ります。
もう半分に折って折り目を作ります。

2.折り紙を開いて折り目の線に沿って切ります。

3.輪っかにしてのりでつけましょう。

4.できた輪っかに切った折り紙を通し、輪っかにしてのりで貼り付けます。

5.最後の輪を最初の輪に通してのり付けをします。

6.好きな色のリボンを自由に通します。

7.最後にリボン結びをしてできあがりです。


<製作のポイント>

折り紙は、さまざまな色の両面折り紙を用意しましょう。
裏面が見えても色があるので、華やかな印象になりそうです。


リボンも何色か用意しておくと、個性豊かなリースになるかもしれません。
難しいと感じる子どもがいたときは、保育学生さんがフォローするとよいでしょう。



廃材で製作するクリスマスリース


ここからは、廃材でクリスマスリースの製作を紹介します。


紙皿と毛糸で作るクリスマスリース

紙皿と毛糸で作るクリスマスリースを見てきましょう。



<用意するもの>

  • 紙皿 1枚
  • 毛糸(白やピンク)
  • 折り紙 1枚
  • 麻ひも 20センチ
  • はさみ
  • 穴あけパンチ
  • 緑色のペン

<作り方>

1.紙皿の真ん中をくり抜いたら、穴あけパンチで8カ所穴を開けます。

2.紙皿をペンで緑色を塗り、穴に毛糸を通して網状にします。

3.折り紙を半分に折り、折り目を付けます。

4.折り紙を開いて、折り目に合わせて角を折り、裏返します。

5.下を少し折って裏返します。

6.三角の部分が下にはみ出るように折ります。

7.角を頂点が合うように折ります。

8.上の角を少し折って形を整えます。

9.穴あけパンチでベルに穴を開けます。

10.麻ひもで紙皿にベルを付けて、リボンなどを飾ればできあがりです。


<製作のポイント>

年齢によっては、難しい工程もあるのでクラスの子どもたちに合わせて援助していきましょう。


飾るものは、保育学生さんが事前に作っておいたり、子どもたちが作ったものを飾ったりしてもよいかもしれません


サツマイモのつると松ぼっくりのクリスマスリース

サツマイモのつるのクリスマスリースを作ってみましょう。


<用意するもの>

  • さつまいものつる
  • 松ぼっくり
  • 接着剤
  • リボン

<作り方>

1.サツマイモのつるは、イモを収穫したときに、リースのように丸く巻いておきます。

2.サツマイモのつるに、接着剤で松ぼっくりやどんぐりを貼り付けます。
 このとき、接着剤を多めにすると取れにくくなります。

3.上部にリボンを付ければできあがりです。


<製作のポイント>

サツマイモのつるで、あらかじめ人数分の土台を作っておきましょう。
松ぼっくりやどんぐりなどは、ポスターカラーを使って色を塗っておくときれいに仕上がるかもしれません。


木の実でつくるクリスマスリース

木の実のクリスマスリースを作ってみましょう。


<用意するもの>

  • 軽量粘土
  • ポスターカラー
  • カラーモール
  • リボン
  • 接着剤
  • 木の実

<作り方>

1.軽量粘土に緑色の絵の具を混ぜます。
その際、ムラにならないようによく混ぜます。

2.ドーナツの形にまとめて、ひもを通す穴を開けます。

3.木の実などを接着剤で飾り付けます。

4.カラーモールは、リースに巻き付けます。

5.粘土が乾いたらリボンを付けてできあがりです。


<製作のポイント>

紙粘土は、乾きやすいので素早く絵の具と混ぜるようにしましょう。
はじめは硬いので、保育学生さんがフォローするとよいかもしれません。


ひもを通す穴は、箸を使ってあけるようにしましょう。



保育園でクリスマスリース製作をするときのポイント

保育園でクリスマスリースを製作するときに意識するポイントをお伝えします。



年齢に合わせた製作をする


基本ですが、年齢に合わせた製作活動をしましょう。
年齢より難しいと感じたら、保育学生さんがフォローしたり、やり方を工夫したりするとよいでしょう。


担当クラスの先生に、子どもたちの興味があるものや、できることなどを聞いておくのも一つの手かもしれません。



さまざまな素材を活用する


保育園にある素材だけでなく、廃材や自然にあるものも取り入れると、特性を活かした製作活動ができそうです。


廃材に触れることで、近くにあるもので製作ができるんだと知り、子どもたちの制作意欲も高まるかもしれません。



保育園でクリスマスリースの製作をして雰囲気を盛り上げよう

今回は、クリスマスリースの作り方や、ねらいや製作のポイントの製作アイデアを紹介しました。


保育園でクリスマスリース製作を行なう場合は、折り紙や木の実や廃材を利用してみるのもよいでしょう。
製作をするときは、実習の担当する年齢に合ったクリスマスリースのアイデアを取り入れることが大切です。


さまざまなクリスマスリースの製作アイデアを取り入れながら、実習や入職後に活用できるとよいですね。

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