新卒向け保育士求人・就職・就活情報サイト

理想の保育士像とは?子どもや保護者から見たポイントや学生のうちにできること

就職面接において「理想の保育士像」を聞かれることがあるかもしれません。その際、自分がどんな保育士が理想と言えるのか悩む学生さんもいるのではないでしょうか。今回は、理想の保育士像とはどのようなものなのか、子どもと保護者から見たポイントや実現するために学生のうちにできることを紹介します。

子どもと手をつないでいる先生

maroke/shutterstock.com



「理想の保育士像」を考えてみよう

保育学生のみなさんは「理想の保育士像は?」と聞かれたとき、どのような考えが浮かぶでしょうか。


多くの方は「子どもに好かれる先生」「保護者からも信頼される先生」などがすぐに思い浮かぶかもしれません。


あるいは保育実習で見た先輩保育士さんの姿など憧れの対象がある場合、「私もあんな保育士になりたい」という思いを抱く人もいるでしょう。


学生のうちに自分なりの保育士の理想像を考えておくことで、就職面接の際に質問されたときにも自分の目標を伝えることができたり、就職へのモチベーションアップにつながったりするかもしれません。


では、具体的にどのような保育士の姿が理想の保育士像といえるのでしょうか。 子どもと保護者から見た「理想的な先生」のポイントを見ていきましょう。



子どもから見た理想の保育士像

まずは、子どもから見た理想的な保育士さんの姿の例を紹介します。



子どもを上手に褒められる


子どもは褒められることで自信がついていくでしょう。


褒めることは子ども一人ひとりをよく見ていることにもつながるので、どのように褒めればその子の可能性を伸ばせるか、考えながら言葉かけができるとよいですね。


たとえば、「えらいね」「かっこいいね」など一言だけではなく「すごいね!一人で上手に靴を履けたね。たくさんお外で遊べるね」など具体的に褒めることを意識しましょう。


どのようなことがすごいのかやそれによって生じるメリットなども加えると、子どもの意欲につながるかもしれません。



子どもの気持ちに寄り添える


どのような場面においても子どもの気持ちや要求を受け止め、寄り添える保育士さんは子どもからの信頼を得やすいかもしれません。


たとえば子ども同士がおもちゃの取り合いでケンカしている場面においては、一方的に「おもちゃを取ったらダメでしょ!」と叱るのではなく、どういった状況でケンカになっているのかやなぜ貸したくないのか、どうしてそのおもちゃでなければ嫌なのかなどを子どもたちにしっかりと聞くことが大切です。


そのうえで、順番や貸してもらいたいときのお願いの仕方など、遊びのなかでルールを守ることの大切さを伝えるようにすると、子どもも「気持ちをわかってもらえた」「これからは順番を守ろう」と感じられるかもしれません。


保育士さんの主観で「どちらが悪い」などと決めつけることはせずに、それぞれの子どもの気持ちに寄り添い、適切な援助ができるとよいですね。



子どもの存在を認められる


子ども一人ひとりのことをきちんと理解して平等に関わり、一人の人間として子どもの存在を認めることで「自分は価値のある人間で、ここにいてもいい存在なんだ」という自己肯定感につながるでしょう。


なかには、一人で遊ぶのが好きな子どももいるでしょう。
そういった子どもに対しては無理強いせず、保育士さんがそばで見守りながら、話を聞いたり、「楽しいね」と言ったりして一人でいること自体を認められるとよいですね。


「みんなで遊んだほうが楽しい」などと条件をつけず、ただその子の存在を認めるということは、保育に関わるうえでとても大事な考え方かもしれません。



保護者から見た理想の保育士像

迎えに来ている保護者と先生と子ども

milatas/shutterstock.com


次に、保護者から見た理想的な保育士さんの姿を紹介します。



子どもへの愛情が感じられる


「この保育士はただ仕事だから適当に子どもの相手をしているのではないか」、そう感じられる保育士さんを保護者が信頼することはできないでしょう。


事務的な態度で淡々と接するのではなく、「今日、〇〇ちゃんとってもえらかったんですよ!自分からお友だちにおもちゃを譲れました」など、子どもの小さな成長一つひとつを捉え、認めているという姿勢を見せることが大切です。


そうすることで、子どもに愛情をもって接していることが伝わり、保護者が安心して子どもを預けられるかもしれません。



子どもに関する相談を気軽にできる


保育のプロであり、我が子のことをよく知っている保育士さんは、保護者にとって信頼できるアドバイザーでもあるといえるでしょう。


保護者が育児について何か悩みを抱えている際には、保育士が親身になって話を聞くことで、「保育士さんもいっしょに子育てしてくれている」と安心でき、心に余裕が生まれるかもしれません。


保育園と家庭で子どもの様子を共有するためには、保護者と積極的にコミュニケーションをとる必要があります。


「家では野菜を食べたがらないんですけど、給食では食べられていますか?」など、ちょっとしたことでも相談しやすい雰囲気の保育士でいるように意識することが大切です。



こまめに報告や連絡をしてくれる


子どもの送り迎えの際など、園での様子を具体的に話したり、何か変化があった際には忘れずに伝えたりすることで、家庭での対処もスムーズにすることができ、より連携が深まるでしょう。


連絡帳という手段もありますが、我が子の様子を保育士さんの口から聞けると保護者はホッとするかもしれません。


特に保育園内でのトラブルやケガをしたときなどの状況は、保護者が納得のいくまで細かく話すようにしましょう。


気になることがあれば直接報告したり連絡したりして、保護者との連携をより深められるとよいですね。



理想の保育士像を実現するためにできること

では、理想の保育士像を実現するために学生のうちからできることはあるのでしょうか。その例を紹介します。



自分自身を深く知る


子どもたちや保護者、そして社会人としても「お手本」になることの多い保育士さん。 だからこそ、「自分は保育士に向いているのだろうか?」と悩む学生さんも少なくないでしょう。


しかし、子どもたち一人ひとりに個性があるように、保育士さん一人ひとりに個性があります。そのため、自分の得意なことや長所、短所など自分自身を深く知っておくことが大切です。


そのうえで、「自分の得意なことを活かした保育ができるように練習しておこう」、「苦手分野も今のうちに克服して就職に備えよう」といったことを考え、少しでも理想の保育士像に近づけるようにしていけるとよいですね。



周囲の心情や状況に気づく力をつける


保育園では、常に全体を見ながら、子どもが危険な遊びをしていないか、友だちとのトラブルは起きていないかなどに配慮し、すぐに対応する力が必要になります。


たとえば、サークル活動を例に考えてみましょう。


  • 「風通しのよい雰囲気づくり」を心がけ、月に一度はメンバー同士でミーティングを実施。
  • しかし、ミーティングのなかでメンバー同士のちょっとしたトラブルが発生。
  • そんなときAさんが「相談窓口」として、両者の理解者になるよう間に入った。
  • これにより、無事にメンバー同士のぶつかりあいが解決。


このように友人の気持ちに寄り添い、仲介することで解決へと導く力は、保育園の子どもやほかの保育士さんに対応するときにも役立つでしょう。


学生のうちから、いつでも周囲の状況に対して「気づき」の体制でいることや、どのように対応すれば解決するかを考えて動くことを習慣づけておけるとよいですね。



学生のうちに「理想の保育士像」のイメージを固めておこう

今回は、子どもや保護者から見た理想の保育士像のポイントや、理想像を目指すために学生のうちからできることを紹介しました。


学生さんの考える理想の保育士像に正解・不正解はありません。 そのため、自分なりに考えて、イメージを固めておくことが大切と言えるでしょう。


そうすれば面接で聞かれたときにも自信をもって答えられ、保育園側の方も入職後のイメージがつきやすくなるかもしれませんね。


学生のうちに自分自身を深く知るなどして、「自分らしく輝ける理想の保育士像」を見つけていきましょう。