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体が温まる遊びとは。冬に戸外や室内で楽しめる鬼ごっこなど体を動かすアイデア

冬の時期は、寒さから室内保育が多くなりがちです。しかし、寒いからこそ体が温まる遊びをみんなで楽しみましょう。元気よく体を動かすことで、体力や抵抗力も育めるかもしれません。今回は、保育園の乳幼児が戸外や室内で楽しめる鬼ごっこやダンスなど、体が温まる遊びのアイデアや注意点をまとめました。

走る子ども

T.TATSU/shutterstock.com



体が温まる遊びとは

体が温まる遊びとは、寒い冬に運動などを通して体を温める遊びのことをいいます。


「寒い冬に外で遊んでいると風邪をひきそう」と考えがちですが、実際は寒いのがよくないわけではなく、体が冷えた状態を続けてしまうことで、体調の悪化につながっていくといわれています。
そのため、温度変化の少ない室内で遊ぶだけでなく、屋外でも体を動かす遊びによって体温を上げ、体力や病気への抵抗力を育むことも大切になるでしょう。


また、子ども自身が「冬は寒い!でも動くと温まる」ということを体感として学習できるのは、冬の遊びだからこそのメリットといえるかもしれませんね。



体が温まる遊びのアイデア~戸外編~

ここからは、保育園の乳幼児が楽しめる体が温まる遊びのアイデアを紹介します。 まずは戸外で楽しめる遊びからみていきましょう。



鬼ごっこ


鬼ごっこは、基本的には追いかける役割の「鬼」につかまらないように逃げる遊びです。
ここでは、基本の鬼ごっこから派生した、おもしろいルールの鬼ごっこを紹介します。


氷鬼

氷鬼は、鬼にタッチされたら氷になりますが、友だちに助けてもらえばまた動けるというルールのある鬼ごっこです。


<遊び方>

1.鬼を決めます。

2.「10」の数を数えたら、鬼がみんなを追いかけ、タッチします。

3.タッチされた子ども鬼になり、動くことができなくなります。

4.鬼にタッチされず逃げている子どもは、氷になった仲間をタッチします。
 そうすることで、凍っていた仲間を解凍でき、再び自由に動けるようになります。

5.鬼は全員を氷にさせるまで追いかけます。


氷鬼では、なかなか全員が捕まらず鬼の交代が難しいため、時間内で鬼を交代したり、鬼を複数人にしたりするとよいかもしれません。


ひょうたん鬼

ひょうたん鬼は、鬼がひょうたん型の線の中にいる子どもをタッチする鬼ごっこです。


<遊び方>

1.ひょうたんの形の線をかきます。このとき、ひょうたんの外側から手を伸ばして中央に手が触れるか触れないぐらいのサイズにすることが重要です。

2.鬼を一人決めます。

3.鬼はひょうたんの外側から内側にいる子どもをタッチし、タッチされた子どもは外側に出て鬼の仲間になっていきます。

4.最後まで残った人が次の鬼になり、また新たにスタートして繰り返します。


鬼はひょうたんの細い部分を飛び越えることもできるので、内側の子どもはスリル感も楽しめるでしょう。
人数によってひょうたんの大きさを変えたり、動物の形などにアレンジしたりしてもおもしろそうですね。


影踏み

晴れた日に戸外で楽しめる影踏み鬼ごっこの遊び方です。


<遊び方>

1.鬼を一人決めます。

2.鬼は子どもを追いかけ、逃げている人の影を踏みます。

3.影を踏まれた人は、鬼を交代します。

4.(2)〜(3)を繰り返します。


影踏みは、2歳児頃から楽しめるでしょう。導入として、まずはいろんなポーズをして影の存在を知ったり、物の影を観察してみたりして遊んでみるとよいかもしれません。


遊び方のアレンジとして、逃げる子どもが最後の1人になるまで続けたり、タッチされた人が全員鬼になったりしてもおもしろそうです。



ダンス


好きな音楽にあわせたダンスも、体が温まる遊びの一つとして取り入れられそうです。
「冬」や「雪」といったテーマの曲や体操の曲にあわせて体を動かせば、季節の童謡を知ったり、リズム感覚を養ったりすることができるかもしれません。


4歳児や5歳児クラスでは、規則性のあるダンスをしながらみんなでつながって前に進む、「ジェンカ」をやってみるのもおもしろいかもしれませんね。



しっぽとり


全員がしっぽをつけて取り合う、しっぽとりゲームも体が温まる遊びの一つです。
「友だちのしっぽを取る」という簡単なルールのため、年少児から楽しめるかもしれません。


用意するもの

  • スズランテープなどで作った人数分のしっぽ

遊び方

1.参加者全員がしっぽをつけます。

2.「よーい、スタート!」の合図で一斉に走り出します。

3.しっぽを取り合い、取られたらその場に座るなどして、最後の一人になるまで続けます。


自分のしっぽを守りながら友だちのしっぽも取るという動きをするため、追いかけたり追いかけられたりと白熱するかもしれません。


子どもの年齢や様子にあわせてしっぽの長さを変えたり、取ったしっぽの数を競ったりと、遊び方をアレンジしても楽しめそうです。



中当て


幼児向けのボール遊びである中当ても、体が温まる遊びとして取り入れられるでしょう。


用意するもの

  • ボール1個

遊び方

1.四角または丸の枠をかきます。

2.数人だけ枠の外に出るようにし、あとの子どもは枠の中に入ります。

3.枠の外にいる子どもは、誰か1人がボールをもちます。

4.スタートの合図で、枠の外の子どもは中にいる子どもに向かってボールを投げて当てます。

5.中の子どもはボールに当たらないよう、枠内を逃げ回ります。

6.枠を出たり、ボールに当たったりしたらアウトとし、枠の外に出ます。

7.枠の中の子どもが最後の1人になるまで続けます。


子どもたちが理解しやすいルールからスタートし、様子を見ながら変更するなど遊び方を調整していきましょう。
ボールを転がして当てるようにすればより簡単になるので、異年齢保育にも取り入れられるかもしれませんね。


中当てのルールを理解し、クラスのなかでチーム分けもできるようになったら、ドッジボールへと発展させて遊んでもおもしろいでしょう。



体が温まる遊びのアイデア~室内編~

ニット帽をかぶっている子ども

beeboys/shutterstock.com


次に、室内で楽しめる体が温まる遊びのアイデアを紹介します。



おしくらまんじゅう


おしりとおしりをくっつけて、ただひたすら押し合うという、昔から親しまれている遊びの一つです。
押し合うときに力を使うので、冬の寒い時期にやると体がポカポカと温まるかもしれません。


遊び方

1.クラス全員がギリギリ入るくらいの大きさの円をかきます。

2.全員が円の中に入り、背中合わせで輪を作ります。

3.スタートの合図で、「おしくらまんじゅう、押されて泣くな」と歌いながら、背中やおしり同士を押し合います。

4.円の外へ押し出されてしまったり、線を踏んでしまったりした子どもはアウトとなり、円の外へ出ます。

5.最後まで残った子どもが勝ちです。


遊ぶときのポイント

押し合うときは胸の前で腕をクロスさせる、もしくは隣の人と腕を組むルールにすると、手を使わずにおしくらまんじゅうを楽しめるかもしれません。
また、円の形を三角形や四角形などに変えれば、より遊びの幅が広がりそうです。



座り相撲


二人組で座りながら行う、相撲遊びのアイデアです。


遊び方

1.二人組で向かい合い、体操座りをします。

2.「はっけよーい、のこった!」の合図で、座ったままお互いに押し合います。このとき、おしりを床につけたままであれば動いても可とします。

3.床に手をついたり、おしりを浮かせたり、倒れたりしたら負けです。どちらかが負けるまで取組を続けます。


遊ぶときのポイント

床にビニールテープなどを貼って土俵を作り、そこから出ても負けとしてもおもしろいかもしれません。
また、座布団を用意して、座布団から落ちたら負けというルールでも盛り上がりそうです。



変形かけっこ


ただ走るだけでなく、ハイハイなどさまざまな進み方で楽しむかけっこをしてみましょう。


遊び方

1.「よーいドン!」の合図で、保育室内の壁から反対側の壁に向かって走ります。

2.反対側の壁に着いたら、保育士さんが「次は、ハイハイ!」などとポーズを指定し、再び「よーいドン!」の合図でスタート地点の壁に向かって進みます。

3.高バイ、お尻歩き、横転、忍者歩き、カニ歩きなど、子どもの様子にあわせてポーズを変えながら(1)〜(2)を繰り返します。


遊ぶときのポイント

乳児クラスで行う場合は、バラバラの方向に進むとぶつかる可能性があるので、参加する子ども全員が同じ方向に向かって進むことがポイントとなります。
全員が壁に着いたら、また反対側に向けてスタートするようにするなどの工夫が必要になるでしょう。


幼児クラスでは、壁から棚にタッチして帰ってくるなど寄り道ポイントを増やしたり、男の子は片足飛び、女の子はつま先歩きなどポーズをわけたりしてもおもしろいかもしれません。



線おに


決められた線の上のみ移動して行う鬼ごっこの遊び方です。


遊び方

1.室内の床に、ビニールテープなどを貼って線を作ります。

2.鬼となる子どもを決め、線のうえに乗ります。

3.逃げる子どもたちは鬼から少し離れたところの線のうえに乗ります。

4.「よーい、スタート!」の合図で鬼ごっこを開始します。このとき、線から出なければ近くの線に飛び移ってもよいとします。

5.タッチされた人は線のうえから降り、最後の1人になるまで続けます。


遊ぶときのポイント

線の形は自由です。子どもたちの人数や場所の広さにあわせて配慮しながら準備するとよいでしょう。


タッチされた人が交代で鬼になったり、制限時間を設けて逃げ切れるかを試したりするなど遊び方をアレンジしても楽しめるかもしれません。



体が温まる遊びをするときの注意点

最後に、体が温まる遊びをするときの注意点を紹介します。



休憩は室内でする


冬場は汗もすぐに冷えてしまうかもしれません。特に戸外で冷たい風が吹いていると、一気に体温が下がることも考えられます。


そのため、遊びの途中の休憩は戸外でなく室内で行うことが大切です。
室内に入ったら上着を脱ぎ、水分補給をするなどして体を休めましょう。



汗などで衣服が濡れたら着替える


外遊びで体が温まった状態で室内に入ると、急に汗が出てくることがあります。顔に汗が浮かんでいなくても脇や背中が汗で濡れているかもしれません。


濡れたままにすると体温が奪われる可能性があるため、すぐに着替えをするように意識しましょう。


体を温まる遊びをするときは、汗で子どもの服が濡れていないかなど常に気を配ることが大切なポイントになりそうですね。



寒い冬も体が温まる遊びをして楽しもう

今回は、鬼ごっこやダンスなど体が温まる遊びのアイデアや注意点を紹介しました。


冬の寒い時期の実習などにおいては、学生さんも動きが縮こまりがちになるかもしれません。しかし、そのようなときこそ学生さんが積極的に動いて楽しい遊びを提案することが大切なポイントになります。
一人ひとりバラバラに体を動かすよりも、友だちや先生と「寒いね」と言いながらいっしょに遊ぶことで、子どもも冬ならではの楽しさが感じられるのではないでしょうか。


紹介したアイデアを参考にしながら学生さんオリジナルの遊び方にアレンジするなどして、体が温まる遊びを楽しめるとよいですね。