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立体的な雪だるま製作のアイデア。保育で作れる紙コップやポリ袋を活用した作品

冬の保育にぴったりな雪だるまの製作。丸くてかわいらしい仕上がりになるよう、立体的に作ってみるのもよいかもしれません。今回は、雪だるまをモチーフにした立体製作のアイデアを紹介します。フラワーペーパーやポリ袋、紙コップなど身近な素材で作れる装飾や、作ったあとも遊べる手作りおもちゃなど、ジャンル別にまとめました。

雪だるまの工作の写真

lp-studio/shutterstock.com



保育園で雪だるまの立体製作を作ろう!

雪の降る寒い日や積雪が多くて外に出られない日などは、雪だるまの製作を取り入れたいと考える保育学生さんもいるかもしれません。


装飾を作って室内をにぎやかな雰囲気に飾り付けたり、手作りしたおもちゃで遊んで過ごしたりするのもよいですね。


丸い雪玉を2つ重ねた雪だるまの姿は、立体的な製作物で表現するとより本物らしい仕上がりになるでしょう。


今回は、保育園や幼稚園で使える、雪だるまの立体製作のアイデアを紹介します。



雪だるまの立体製作~身近な素材で作る装飾編~

ここでは、ポリ袋や紙コップ、フラワーペーパーなど身近な素材を活用した雪だるまの立体製作アイデアをまとめました。



ポリ袋で簡単に作れる雪だるまの製作




用意するもの

  • ビニール袋
  • 紙コップ
  • 毛糸(15cm×4本から5本)
  • 綿
  • 綿棒
  • コットンボール
  • 画用紙
  • 接着剤

ポイント

ポリ袋は白に近い色のものを用意すると、雪だるまらしい見た目に仕上がりそうです。
綿を選ぶときは、なるべくホコリくずが少ないポリエステル綿などを選ぶと安心して遊べますよ。


また、毛糸を結ぶのが難しい年齢では、モールなどで代用するのもよいでしょう。
接着剤はあらかじめ皿に出しておき、綿棒などにつけて塗れるよう準備するのもよいですね。(ポリ袋の雪だるまのくわしい説明はこちら



紙コップと新聞紙で雪だるまを作ろう




用意するもの

  • 紙コップ
  • 新聞紙
  • ペットボトルのキャップ
  • クラフトテープ(白)
  • モール
  • 油性フェルトペン
  • 接着剤
  • ハサミ

ポイント

マフラーに見立てるモールは、2色をねじり合わせてしま模様にすることもできます。
手先が器用になってくる3歳児くらいの子どもといっしょにチャレンジしてみるとよいですね。


クラフトテープを巻くのが難しい年齢の場合、カラーペーパーでくるむなどアレンジした方法で作ってもよいでしょう。(紙コップ雪だるまのくわしい説明はこちら



乳酸菌飲料の容器で雪だるまの飾り


身近な廃材である乳酸菌飲料の容器でも雪だるまの立体飾りを作ることができます。




用意するもの

  • トイレットペーパーの芯 1本
  • 毛糸(赤や青など) 30本~50本
  • 毛糸(白)
  • 乳酸菌飲料の容器
  • はさみ
  • 接着剤

ポイント

毛糸の帽子作りや容器に巻く工程では、細かく指を動かす力や集中力が育まれそうです。
5歳児など手先が器用になってきた子どもたちとやってみましょう。


接着剤で手がべたべたになってしまいそうな場合、両面テープを容器に貼っておき、それに巻きつけていくというやり方も有効かもしれません。


子どもの姿に合わせて取り入れてみましょう。(乳酸菌飲料の雪だるま飾りのくわしい説明はこちら



フラワーペーパーと傘用ビニール袋で雪だるま


ふわふわとしたフラワーペーパーと、細長い形の傘用ビニール袋を活用して雪だるまの立体製作をしてみましょう。


用意するもの

  • フラワーペーパー(白)
  • 傘用ビニール袋
  • 画用紙(各色)
  • モール
  • 丸シール(黒、赤)

作り方

1.傘用ビニール袋を半分程の長さにカットします。(袋側を使用します。)

2.フラワーペーパーをくしゃくしゃにして、傘用ビニール袋に入れて口を結びます。

3.画用紙を切って帽子を作り、(2)の結び口側に貼りつけます。

4.(2)の真ん中当たりを縛るようにモールを結んで形を整えます。

5.丸シールを目や口に見立てて貼りつけたらできあがりです。


ポイント

0歳児や1歳児の子どもでも、フラワーペーパーを丸めることを楽しめそうなアイデアです。


丸シールで口を表現するときは、大きめのサイズのシールを半分にカットしておくと笑った口のような形ができますよ。



雪だるまの毛糸飾り


毛糸を画用紙に巻きつけて、冬らしい温かみのある雪だるまの飾りを作ってみましょう。


用意するもの

  • 紙皿
  • 画用紙(白)
  • 毛糸(各色)
  • 水性マーカー
  • フェルト
  • テープ

作り方

1.フェルトを手袋の形にカットします。

2.画用紙を丸く切り、雪だるまの顔をかきます。

3.紙皿のふちに1cmほどの切り込みを入れます。

4.(3)の切り込みに毛糸をひっかけて巻いていき、端は紙皿の裏側にテープで留めます。

5.(1)と(2)を胴体に貼りつけてできあがりです。


ポイント

毛糸はあらかじめ使いやすい長さにカットしておくと製作しやすいでしょう。
いくつかの色を用意した場合、子どもが自分の好きな色を選べるよう多めに切っておくとよいですね。


毛糸をひっかけにくそうにしている子どもには、切り込みを深くするなど配慮するとよいかもしれません。
使用する紙皿は少し厚手だと、力の加減がしづらい子どもでも扱いやすそうですよ。



雪だるまの立体製作~手作りおもちゃ編~

ここでは、製作をしたあとも遊びに使える雪だるまの立体製作を紹介します。



画用紙で作る雪だるまパペット


手にはめてぱくぱくと口を動かして遊べる雪だるまの立体パペットを作ってみましょう。




用意するもの

  • 色画用紙
  • はさみ
  • のり

ポイント

折り方や切り方がシンプルで低年齢でも楽しめそうなアイデアです。はさみが使えるようになったクラスで取り入れてみましょう。


手を入れるためのバンドとなる帯は、保育学生さんがあらかじめ用意しておくとスムーズかもしれません。(雪だるまパペットのくわしい説明はこちら



雪だるまのトントン相撲


オリジナルの雪だるまのお相撲さんを作って、トントン相撲遊びをしてみましょう。


用意するもの

  • 箱 1個(お菓子や段ボールの箱など)
  • コンパス
  • 接着剤
  • タコ糸 63cm (半径×2×3.14の長さ)
  • 画用紙(白)2枚
  • はさみ

作り方

1.コンパスを使って箱に半径10cmの円をかきます。

2.(1)に沿って接着剤を塗り、タコ糸を貼りつけて土俵を作ります。

3.画用紙を半分に折り、雪だるまのシルエットになるようカットします。

このとき底辺部分が直線になるように切ります。

4.(3)に雪だるまの絵をかいたらできあがりです。


ポイント

土俵はクラスにいくつか作っておき、自由に遊べるようにしておくとよさそうですね。


乳児など低年齢では、(3)の工程まで保育学生さんが準備しておきましょう。
子どもに絵をかいてもらうほか、塗りたくりをした画用紙を使って雪だるまを作るなどのアレンジもよさそうですね。


幼児クラスの場合、画用紙をカットするところから行ってもよいかもしれません。
3歳児ではあらかじめ切り取り線をかいておく、5歳児では自分で切り方を考えて切るなど年齢に合わせて調整してみましょう。


参考動画:画用紙で作る紙相撲/保育士バンク!

 

雪だるまのおきあがりこぼし


起き上がるときのゆらゆらとした動きがかわいらしい雪だるまの立体製作を作ってみましょう。




用意するもの

  • トイカプセル
  • ビー玉
  • クラフトテープ(白)
  • 油性のフェルトペン

ポイント

球体にくるくるとテープを巻きつける工程では、きれいに貼るための方法をさりげなく教えたり、友だち同士で協力して作れるよう促したりするとよいでしょう。


顔をかく画用紙はあらかじめ保育学生さんが切っておくと、スムーズに製作できそうです。


バケツや手袋といった飾りもあわせて用意しておき、子どもが好きなものを選べるようにしても楽しいかもしれません。(おきあがりこぼしのくわしい説明はこちら



靴下で作る雪だるま人形


靴下で雪だるまの人形を作ってみましょう。




用意するもの

  • 白い靴下
  • タコ糸
  • はさみ
  • お米 1合
  • 飾りのフェルトやカラーペン

ポイント

靴下を切った部分は、お米が漏れないようにしっかりタコ糸で縛るようにしましょう。
お米の誤飲や漏れたときが心配な場合、ティッシュや綿で代用するとよさそうですね。


作ったあとは、人形ごっこやお世話ごっこをして楽しむことができそうです。


中に鈴など音のなるおもちゃを入れておくのもよいかもしれません。(靴下で作る雪だるま人形のくわしい説明はこちら



紙皿のゆらゆら雪だるま


指でつついてゆらゆら揺れる様子を楽しめる雪だるまの立体製作を紹介します。


用意するもの

  • 紙皿(大)
  • 紙皿(小)
  • 画用紙(各色)
  • のり
  • 水性マーカー

作り方

1.画用紙で雪だるまの帽子や手袋を作ります。

2.紙皿(小)に水性マーカーで顔をかきます。

3.紙皿(大)を半分に折り、(1)(2)の顔と飾りを貼りつけたらできあがりです。


ポイント

紙皿は少し湾曲しているので、顔を貼りつけるときはくっつきやすい部分にのりを塗れるよう保育学生さんが声をかけるとよいかもしれません。


画用紙で帽子や手袋をカットする他にも、ボタンやビーズ、毛糸などを貼りつけて雪だるまの飾りつけをしても華やかな作品に仕上がりそうですね。



雪だるまの立体製作アイデアを冬の保育に活かそう

今回は雪だるまの立体製作に活かせるアイデアを紹介しました。
冬の風物詩である雪だるまは、寒い季節に保育園で作る製作にぴったりです。


雪だるまの飾りには、ビニール袋にフラワーペーパーを丸めて入れたり、新聞紙をくしゃくしゃにして紙コップとくっつけたりとさまざまな表現方法があります。


また、起き上がりこぼしやトントン相撲など、作って遊べる手作りおもちゃでも雪だるまの作品ができるでしょう。


製作アイデアを参考にして、実習や入職後に立体的な雪だるまを作ってみてくださいね。

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