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保育士に求められることとは?適性や資質、能力など

保育士に求められることとは何かを知り、就活に役立てたい方もいるでしょう。毎日子どもと過ごすなかで、保育に関する技術だけでなく、責任感や協調性、体調管理などさまざまな力が必要とされるようです。今回は、保育士に求められる適性や資質、能力をまとめました。保育士の就活や自己分析などに活かしてみましょう。

子どもを抱っこする先生たち

milatas/shutterstock.com



保育士に求められる能力はどんなもの?

保育士は子どもとかかわるだけでなく、保護者の相談に乗ることや、同僚と協力して業務を進めることが必要とされる仕事です。


そのため、保育の知識や子どもを大切に思う気持ちを持つことはもちろん、協調性や責任感、コミュニケーション能力といった力を身につけておく必要があるでしょう。


入職前に、保育士に求められることを知ることができれば、保育士になるためにどんなことを学べばよいのか、自分が実際に働いたときに活かせることがわかるかもしれません。


また、就活での志望動機や自己PRのアピールポイントを考えやすくなるなどのメリットにもつながりそうですね。


今回は、保育士に求められることについてくわしく解説します。



保育士に求められること~適性・資質~

そもそも適性とは仕事に向いている性格や性質のことをいい、資質とは生まれつき持っている先天的な性質のことです。


これらを知ることで、保育士に向いているかどうかや、自分の性格や特性のうち保育士の仕事で活かせる部分を見つけることができるようです。


保育士に求められる適性や資質にはどのようなものがあるのでしょうか。



子どもが好きな気持ち


まず、子どもとかかわる仕事である保育士さんは、「子どもが好きで成長を見守りたい」という気持ちがあることがもっとも大切と言えるでしょう。


子どもが好きであるからこそ、同じ視点に立ってかかわることができたり、小さな成長に気づいてよろこべたりといったことにつながるのかもしれません。



責任感


保育士さんは、保護者の方から子どもの命を預かる仕事です。
責任を持ってしっかり見守るとともに、けがなどがあれば迅速に対応することが求められるでしょう。


また、子どもがいけないことをしたら責任を持って叱ることも大切になります。
小さな子どもだからと言って受け流すのではなく、子どもを正しい方へ導いていくという自覚を持って接するようにしましょう。



協調性や社交性


保育士さんは、子どもだけでなく、保護者や同僚、上司とよい関係を作っていく必要があるようです。
協調性や社交性を持っていれば、円滑に関係を築いたり、スムーズに仕事を進めたりすることにつながるでしょう。


保育はチームワークが求められる仕事でもあるため、同僚と協力できる人であれば保育士として重宝されるかもしれません。



子どもに寄り添える感性


子どもが興味を持って楽しめる活動を考えたり、気持ちを代弁したりする保育士さんには、子どもの心に共感し、寄り添える感性が求められるようです。


保育士さんが子どもに寄り添ってかかわることで、子どもは「いつも楽しいことを教えてくれる」「先生は味方でいてくれる」と心地よく感じられるかもしれません。



包容力・忍耐力


子どもは保育園で過ごす中で、上手くいかなくて怒ったり、気持ちが満たされなくて泣いたりすることもあるでしょう。


保育士さんに求められることは、そのような子どもを優しく包み込む包容力かもしれません。


また、少しずつ成長していく子どもに何度も繰り返し指導するための、粘り強さや忍耐力も必要といえそうですね。



保育士に求められること~スキル・能力~

遊んでいる子どもたちを見守る先生

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ここでは、保育士に求められるスキルや能力について紹介します。


スキルや能力は、資質などとは異なり、後天的に備わった力のことを指します。
つまり、保育学生さんのこれからの行動次第で身につけることが可能な知識や力と言えるでしょう。


どのようなスキルや能力があるか、みていきましょう。



保育に関する能力・知識


保育士さんに求められることとして、まずは保育の基本的な知識や子どもとかかわる技術が挙げられるでしょう。


子どもの発達や保育原理などをしっかり学んでおくことは、子どもとかかわるうえでの土台となるはずです。


それを踏まえて、遊びのアイデアや声かけの工夫なども身につけていけると、保育士としてのスキルも向上していくかもしれません。



体力・健康管理能力


子どもと一日中遊んだり、活動の準備や片付けで大きな荷物を運んだりする保育士さんは、体力が必要な仕事のようです。


また、子どもたちが感染した風邪や病気などをもらいやすい仕事でもあるでしょう。
身体の強さには個人差がありますが、体力をつけるとともに体調を崩さないための管理能力が必須となりそうですね。



ポジティブシンキング


子どもとのかかわりでは予想外のことが発生し、上手くいかないこともあるようです。

慣れないうちは失敗に対して「何がいけなかったのか」「自分のせいだ」と悩んでしまうこともあるでしょう。


失敗は成功のもとであるとポジティブに捉え、また頑張ろうと奮起できる前向きさが大切になりそうです。
ポジティブな気持ちでいれば、子どもたちも安らぎを感じられるかもしれませんね。



リーダーシップ


保育士さんは、クラスにいる大勢の子どもをまとめ、保育を進めていく進行役でもあります。
リーダーシップを持って子どもたちを惹きつけることで、円滑なクラス運営をすることができるでしょう。


また、自分より若い保育士さんたちが入職してきたら、自身がまとめ役となり、活動や行事の計画を進めなければいけない場面もあるようです。
リーダーシップを発揮して若手の保育士さんに指導することで、園全体の業務がスムーズに回っていくでしょう。



コミュニケーション能力


子どもと信頼関係を築いていくには、まずは子どもと仲良くなるためのコミュニケーションをとることが大切でしょう。


また、保護者対応や同僚との連携が必要な場面では、きちんと相手の思いを汲みとりながらコミュニケーションをとる力が求められそうです。


子ども、大人、両方に対して円滑なコミュニケーションをとれることは、保育士さんに必須のスキルと言えるかもしれません。



保育士に求められることを理解して、就活に役立てよう

今回は、保育士に求められる資質や適性、能力を紹介しました。


子どもの成長を支えるとともに、保護者対応や同僚との連携が求められる保育士さんの仕事。
まずは子どもが好きという気持ちが前提にあることが大切ですが、協調性や責任感も求められるようです。


保育士として働くうえでは、保育の知識や能力はもちろん、体調管理やリーダーシップといったスキルも身につけていく必要があるでしょう。


保育士に求められることを理解して、就活での自己分析や面接対策に役立ててみてくださいね。

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