2月の製作にバレンタインを取り入れたい保育学生さん・新卒保育士さんも多いはず。絵の具や紙粘土など身近な材料で手作りしてみましょう。今回は、チョコやくまなどかわいらしいモチーフをあしらったバレンタイン製作を紹介します。乳児(0・1・2歳児)から幼児(3・4・5歳児)まで幅広く楽しめるアイデアをまとめました。
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■目次
保育園でバレンタインの製作を楽しもう!
2月14日はバレンタインデーです。日本では、好きな人にチョコを渡して思いを伝える日として親しまれていますよね。
近年は、お世話になっている友人や家族などにプレゼントをする風習も生まれています。ちなみに、海外では男性から女性にくまのぬいぐるみを贈る文化があるそうですよ。
保育園でも子どもたちの製作を園内に飾ったり、お家の方に作品をプレゼントしたりすれば、行事の楽しい雰囲気を味わえそうですね。
今回は、バレンタインにぴったりの製作アイデアをくわしく紹介します。
バレンタイン製作のアイデア:0歳児・1歳児・2歳児向け
まずは、乳児クラス(0歳児・1歳児・2歳児)の子どもたちが楽しめるバレンタインの製作アイデアを見ていきましょう。
プレゼントになるバレンタイン製作
①ビー玉アートのメッセージカード
<用意するもの>
- ティッシュの空き箱 1個
- 画用紙 2枚
- 絵の具 3色
- ビー玉 3個
- ゴム手袋
- マスキングテープ
- はさみ
<製作のポイント>
ビー玉が転がることで絵の具がつく面白さを味わえる技法です。
メッセージ部分に文字を書くのはまだ難しいため、保育士さんが代筆したり、好きな絵をかいてもらったりするとよいでしょう。
0歳児や1歳児では、うまくビー玉を転がせず箱を上下に振ってしまうことも考えられます。空き箱の代わりに透明な保存容器を使う方法もありますよ。(詳しい説明はこちら)
②手形で作るバレンタインカード
親指と人差し指を合わせて作るハート型の手形を使い、バレンタインカードを作ってみましょう。
<用意するもの>
- 画用紙 2枚
- スタンプ台
- のり
- カラーペン
<作り方>
1.スタンプ台でインクをつけ、手を開いた状態で画用紙に手形を取ります。
2.(1)を輪郭に沿ってカットします。
3.手首が上になるよう配置し、左右の人差し指と親指をくっつけた状態でハートの形を作り、画用紙に貼りつけます。
4.(3)にカラーペンでお絵かきをしたらできあがりです。
<製作のポイント>
0歳児や1歳児クラスで取り入れやすい手形を使った製作です。ハート型を作りやすいよう、手形はいくつか余分に取っておくとよいでしょう。
指絵の具やシールなどでアレンジしても、かわいらしい仕上がりになりそうですね。
③簡単おしゃれなメッセージカード
<用意するもの>
- 画用紙 1枚
- 絵の具 3色
- プラバン(不要になったカードでも可) 1枚
- はさみ
<製作のポイント>
2歳児頃から楽しめそうな、絵の具を使ったメッセージカードの製作です。
あらかじめ大きいサイズの画用紙を用意しておき、きれいな色合いの部分を切り取って使えるようにするとよいですね。
色が混ざり合う様子を存分に楽しめるよう、絵の具や画用紙をたくさん揃えておくとよいかもしれません。(詳しい説明はこちら)
チョコやハートをモチーフにしたバレンタイン製作
VAKS-Stock Agency/shutterstock.com
①絵の具で彩る棒付きチョコ
バレンタインらしいハートの棒付きチョコの製作アイデアを紹介します。
<用意するもの>
- 絵の具 各色
- 絵の具皿
- 筆
- 画用紙(茶)
- 紙ストロー
- リボン
<作り方>
1.画用紙をハート型にカットします。
2.筆に絵の具をつけて、(1)に色を塗ります。
3.(2)が乾いたら、裏面に紙ストローを貼りつけます。
4.紙ストローにリボンを結んだらできあがりです。
<製作のポイント>
白い絵の具を混ぜた色を準備すれば、茶色い画用紙に映える明るい色合いのチョコに仕上がりそうです。
ビー玉を転がして色付けするのも、おしゃれな雰囲気になってよいかもしれません。
②ハートを抱えたくまさん
くまがカラフルなハートを抱っこしているかわいらしいバレンタインの製作を作ってみましょう。
<用意するもの>
- 画用紙
- 絵の具 各色
- 絵の具皿
- 筆
- はさみ
- カラーペン
<作り方>
1.画用紙でくまとハートの形を作ります。
2.指に絵の具をつけてハートの部分にスタンプをします。
3.くまにハートを貼りつけて、顔をかき込めばできあがりです。
<製作のポイント>
1歳児であれば、楽しんで指スタンプができそうです。その際は、あらかじめ人数分のくまとハート型をカットしておくとスムーズでしょう。
指スタンプだけでなく、ハートの形のスタンプを作って押すなどアレンジすれば、より個性的な作品になりそうですね。
③スタンプで作るチョコ
スポンジをスタンプにして、カラフルな模様のチョコを作ってみましょう。
<用意するもの>
- メラミンスポンジ 適量
- 絵の具 各色
- 絵の具皿
- 画用紙(茶)
- リボン
- 両面テープ
<作り方>
1.メラミンスポンジをハートや三角形などにカットしたものを複数個用意して、それぞれ絵の具を染み込ませます。
2.(1)を画用紙にスタンプして色をつけます。
3.両面テープを使って(2)にリボンをつけたらできあがりです。
<製作のポイント>
さまざまな形のスタンプを用意しておくことで、色や形の組み合わせを楽しみながら製作することができます。
0歳児や1歳児が持ちやすいよう、スタンプの大きさを調整しておきましょう。また、子どもが自由に選べるようにリボンは何色か用意しておくとよさそうです。
メラミンスポンジの代わりに、ペットボトルキャップを使ったスタンプの作り方もあるので、以下の動画を参考にしてみてくださいね。
関連動画:フタを再利用してかわいいスタンプに♪/保育士バンク!
バレンタイン製作のアイデア:3歳児・4歳児・5歳児向け
ここからは、幼児クラス(3歳児・4歳児・5歳児)向けのバレンタイン製作アイデアを紹介します。
プレゼントになるバレンタイン製作
①スクラッチメッセージカード
<用意するもの>
- 画用紙
- 色鉛筆
- 透明テープ
- 食器用洗剤
- アクリル絵の具
- 筆
- はさみ
<製作のポイント>
透明テープを貼って、絵の具を塗るスペースをあらかじめ線で示しておきましょう。
アクリル絵の具は何色か用意しておき、好きな色を塗れるようにしておくとよいかもしれません。(詳しい説明はこちら)
②バレンタインのギフトボックス
<用意するもの>
- 紙コップ
- 画用紙
- リボン
- マスキングテープ
- はさみ
- のり
<製作のポイント>
3歳児から楽しめそうなギフトボックスの製作アイデアです。
あらかじめ、紙コップの飲み口を切っておきましょう。マスキングテープは取り合いにならないよう、各テーブルに数個ずつ用意しておくとスムーズです。
お家の方へのプレゼントとして製作する場合、ボックスのなかに折り紙や工作作品などを入れておくのもよいですね。(詳しい説明はこちら)
③飛び出すメッセージカード
<用意するもの>
- 画用紙
- のり
- カラーペン
- テープ
- クリップ
- はさみ
<製作のポイント>
はさみの扱いになれてきた5歳児頃から楽しめそうな製作です。
カットする部分がわかりやすいよう、折ったあとに保育士さんがペンで切り取り線をかきこむとよいかもしれません。
ほかの製作と組み合わせ、プレゼントの仕上げとして活用するのもよいでしょう。(詳しい説明はこちら)
チョコやスイーツをモチーフにしたバレンタイン製作
①紙粘土で作るチョコケーキ
<用意するもの>
- 紙粘土
- 絵の具(茶)
- ボウルなどの入れ物
- ゴム手袋
- ホイップ袋
- ゴムベラ
- 牛乳パック
- テープ
- ビーズなどの飾り
- はさみ
<製作のポイント>
紙粘土を生クリームに見立てて、まるでパティシエのような気分が味わえる製作です。手先の器用になった4歳児や5歳児クラスで取り入れるとよいでしょう。
紙粘土に茶色い絵の具を混ぜてチョコクリームを絞ったり、キラキラしたスパンコールやビーズを飾りつけたりと、バレンタインらしいケーキを作ってみてくださいね。(詳しい説明はこちら)
②クレヨンで作るマーブルチョコ
<用意するもの>
- シリコントレー
- 使わなくなったクレヨン
- 電子レンジ
<製作のポイント>
本物のマーブルチョコのような見た目を楽しめる、クレヨンを使った製作アイデアです。
折れて使えなくなったクレヨンを再利用するため、物を大切にする気持ちを育むことにもつながりそうですね。
電子レンジで温めたあとは、やけどをしないよう子どもの手が届かない場所で冷ましましょう。(詳しい説明はこちら)
③本物そっくりな紙粘土フラッペカプチーノ
<用意するもの>
- 紙粘土
- 絵の具(ピンク)
- ガラス絵の具(ピンク)
- フタつきカップ容器
- ホイップ袋
- ゴム手袋
- ボウル
- ストロー
<製作のポイント>
バレンタインにぴったりなスイーツの製作アイデアです。リアルな仕上がりに子どもたちもよろこんでくれるかもしれません。
3歳児クラスでは事前に紙粘土に色付きの紙粘土やホイップを準備しておく、5歳児クラスでは色を作るところから始めるなど、年齢に合わせてアレンジしてみてくださいね。(詳しい説明はこちら)
ハートをモチーフにしたバレンタイン製作
①ハートのキャンディバッグ
<用意するもの>
- フェルト
- はさみ
<製作のポイント>
フェルトでバレンタインらしいハートのバッグを作ってみましょう。
あらかじめフェルトに目印の線を書いておくと製作がスムーズに進みそうです。また、型紙に切り込みを入れる場合も、鉛筆で目印を書いておくとよいかもしれません。(詳しい説明はこちら)
②ハートのモビール
<用意するもの>
- 画用紙(赤・茶)
- ハート型の型紙
- タコ糸
- はさみ
- のり
<製作のポイント>
細長い画用紙をのりで付ける工程は少し複雑なので、見本を見せながら説明したり、保育士さんがフォローに入ったりしながら進めていくとよいかもしれません。
飾るときは、友だちと作ったものをつなげたり、1人で複数作ってつなげたりしてもよいことを伝えましょう。(詳しい説明はこちら)
③ハートの折り紙
<用意するもの>
- 折り紙
<製作のポイント>
折り方が少し複雑なので、4歳児・5歳児クラスで取り入れたいハートの折り紙です。
保育士さんがそばについて教えたり、説明がわかりやすいように大きな紙を使ったりしていっしょに折り進めてみてもよいですね。 (詳しい説明はこちら)
保育園の製作をバレンタインらしく仕上げるポイント
最後に、2月の製作をバレンタインらしく仕上げるためのポイントについてまとめました。
チョコらしい色味を使う
茶色やベージュなどチョコが連想される色を使うことで、簡単にバレンタインの雰囲気を演出できるでしょう。
色の組み合わせも工夫して、ピンクや赤、金などバレンタインらしい色をポイントとして取り入れれば、さらにかわいらしい雰囲気に仕上がりそうです。
ハートやくまなどバレンタインのモチーフを盛り込む
チョコが主役であるバレンタインですが、さらにハートやくま、リボンといったモチーフをあしらうことで、よりそれらしい見た目になるかもしれません。
子どもの作品を引き立てるよう、サイズや色味などのバランスを見ながら配置するとよいですね。
リボンやモールでプレゼントらしく装飾する
チョコをプレゼントするイメージがあるバレンタイン。
子どもたちの製作も、リボンやモールなどを使ってプレゼントらしい装飾をしてみましょう。
透明な袋に入れてラッピングするのも、リアルな雰囲気が出てよいかもしれませんね。
2月の製作を通して保育園でもバレンタイン気分を味わおう
今回は、くまやチョコ、ハートなどをモチーフにしたバレンタインの製作アイデアを紹介しました。
乳児クラス(0歳児・1歳児・2歳児)が楽しめるものには、絵の具やスタンプなどを使ったアイデアがありました。
また、幼児クラス(3歳児・4歳児・5歳児)向けの製作には、本物のチョコやスイーツの作品がぴったりかもしれません。
0歳児から5歳児まで楽しめるさまざまな製作アイデアを知って、2月の保育園で取り入れてみてくださいね。
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