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保育園の節分会とは?流れやねらい、子どもとのかかわり方とゲーム出し物のアイデア

2月の節分の日には、節分会や豆まきなどの行事を予定している保育園も多いようです。実習やボランティアで、園の節分会に参加する保育学生さんもいるかもしれません。今回は、保育園の節分会とは何か、流れやねらい、出し物のアイデアを紹介します。節分会での子どもとのかかわり方や配慮のポイントもまとめました。

節分会を楽しむ子どもの写真

maroke/shutterstock.com



保育園で行う節分会とは?

そもそも節分とは、季節の変わり目である立春の前日に行われる邪気払いの行事です。


豆まきをするとともに、数え年の数だけ豆を食べて鬼を退治するという風習が有名ですよね。
また、その年の方角(恵方)を向いて恵方巻を食べ、幸運を願う地域もあります。


保育園の節分会では、遊戯室などに集まって、節分の由来に関するお話を聞いたり、豆まきをして鬼を退治したりすることが多いようです。


保育に取り入れることには、以下のねらいが挙げられるでしょう。


  • 節分の意味を知って、伝統的な行事に親しむ
  • 保育士や友だちといっしょに豆まきを楽しむ

節分の由来や意味を知れるよう、ペープサートや絵本、紙芝居などで説明したり、「悪い鬼を退治しよう」と励ましたり、子どもの意欲を育む援助ができるとよいですね。


保育園でも邪気が入ってきやすいとされる節分の日に、豆まきをして鬼を払い、1年間の無病息災を願いましょう。



保育園で行う節分会の流れ

保育園で行われる、節分会の流れの例を紹介します。




1.節分の由来や意味を話す


まず、節分が行われるようになった由来や、豆まきなどの風習の意味を子どもたちに伝えます。


ペープサートや絵本などを活用しながら話すと、子どもたちも興味を持って聞いてくれるかもしれません。



2.子どもたちの節分製作を紹介する


次に節分に向けて製作した、鬼や恵方巻などの作品を紹介しましょう。


子どもたちにインタビューをして、作品のどんなところが気に入っているか、頑張って作ったのはどこかなどを話してもらうのもよいですね。



3.保育士の出し物や、子どもが参加するゲームを楽しむ


続いて、鬼や節分の風習をモチーフにした出し物を楽しみます。


保育士さんが行う出し物には、劇やペープサート、パネルシアターなどを披露することが多いでしょう。


また、的あてやボーリングなどの、子どもが参加して楽しめるゲームを行う園もあるようです。



4.豆まきを行う


出し物やゲームを楽しんだ後は、節分の風習である豆まきを行うことが多いようです。


保育士さんが鬼になって登場し、子どもたちが豆を投げて退治します。


豆まきを行う前には、「鬼は外、福は内」の掛け声をみんなで練習しておくとよいですね。



5.節分の歌を歌う


最後に節分の歌を全員で歌って、会を締めくくります。


「豆まき」や「鬼のパンツ」など、季節感のある歌を選ぶとよさそうですね。



保育園によって流れが異なることもあるかもしれませんが、大まかなプログラムは以上のようです。



【職員向け】保育園の節分会で使える出し物のアイデア

ここからは、保育園の節分会に活用できる出し物を紹介します。
まずは職員向けのアイデアをみていきましょう。



大型紙芝居・大型絵本


クラス保育とは異なり、多くの子どもが集まる節分集会では、大型紙芝居や大型絵本を取り入れるとよさそうです。


行事に親しみを持ち、理解が深まるように、節分や鬼をモチーフにしたお話を選ぶとよいですね。


大型紙芝居や大型絵本は、手で支えにくかったり、ページめくりが大変だったりするので、事前に台を用意し、読む練習をしておきましょう。


大型のものがない場合は、普通のサイズの紙芝居などを拡大コピーして、ペープサートなどにアレンジするとよいかもしれません。



節分劇


保育士さんや保育学生さんが役者となり、節分の由来を伝える劇をしてみましょう。


心の欲張り鬼やいじわる鬼を退治して改心するお話や、村に悪さをしに来る鬼を追い払うお話など、オリジナルのストーリーを作ってもよいかもしれません。


劇を行うときは、まず台本を用意してから配役を決めるとスムーズでしょう。
子どもが集中して聞けるよう、10分程度で完結する長さのお話だとよいですね。


昔話をするように、「昔むかし、あるところに……」と話し出せば、子どもも物語に惹き込まれていきそうです。



鬼のマジックシアター


鬼のイラストが浮き出てくる、節分仕様のマジックシアターを作ってみましょう。


用意するもの

  • 画用紙A(白)13cm×18cm
  • 画用紙B(白)15cm×18cm
  • 画用紙C(橙)2cm×13cm
  • 画用紙D(橙)26cm×18cm
  • プラスチック板(透明)13cm×18cm
  • 油性ペン(黒)
  • 色えんぴつ
  • 両面テープ
  • のり
  • カッター

作り方

1.画用紙Aに鬼の絵を描きます。

2.(1)の上にプラスチック板を重ね、ペンで輪郭をなぞります。

3.画用紙Cを半分に折り、プラスチック板と(1)の画用紙を重ねて左端に貼ります。

4.画用紙Dを半分に折ります。

5.(4)の画用紙の片側を1cmのふちを残して切り抜きます。

6.画用紙Bの上下の端を少し折り、中にポケットができるように(5)に貼り付けます。

7.絵をかいた紙を(6)のポケットに入れ、プラスチック板は外に出せばできあがりです。


ポイント

福の神や豆など節分の由来に関するものをシルエットにしたり、泣き虫鬼、怒りんぼ鬼などいろいろな鬼を用意したりとアレンジしてみるとよいですね。


「これは何だろう?」「泣いている鬼さんかな、怒っている鬼さんかな」と子どもに問いかけながら行えば、夢中になって見てくれるかもしれません。


参考動画:【工作あそび】絵が浮き出てくる!動物のマジックシアター/保育士バンク!



節分クイズ


節分の由来を話したあとは、節分に関するクイズを行ってみましょう。
クイズに使える質問例を紹介します。


例1.鬼の苦手な食べ物は何でしょう?

答え:イワシ


例2.鬼を退治するために使う食べ物は何でしょう?

答え:豆


例3.豆まきをするときの掛け声は何でしょう?

答え:「鬼は外、福は内」


例4.節分の日には、豆の他に何を食べるでしょう?

答え:恵方巻


例5.今年(2021年)の節分は、何月何日でしょう?

答え:2月2日(例年は2月3日)


節分の由来を説明する前に、「お話のあとはクイズをするから、よく聞いておいてね」など注意を促しておくとよさそうです。


クイズを行う前には、「答えがわかったら、すぐに答えずに手を挙げること」「先生に『○○くん、どうぞ』と言われてから答えること」などを約束しておくとよいかもしれません。



【子ども向け】保育園の節分会で楽しめる出し物のアイデア

保育園の節分会で子どもたちが楽しめる、ゲームや遊びのアイデアを紹介します。



節分インタビュー


子どもにどんな鬼を退治したいか聞いてみる「節分インタビュー」を取り入れてみましょう。


保育学生さんがお手本を見せたあとは、発表したい子どもに手を挙げてもらい、保育士さんがマイクを渡してインタビューをしていきます。


はじめに年長クラスの子どもに発表してもらえば、年下の子どもたちも勇気を持って手を挙げられるかもしれませんね。



豆まきをして鬼退治


ダンボールで作った鬼に豆を投げ、鬼退治ゲームをしてみましょう。


用意するもの

  • ダンボール
  • 画用紙(赤、黄、白、黒)
  • 新聞紙
  • 油性ペン
  • はさみ
  • のり
  • ビニール紐
  • ガムテープ

作り方

【鬼】

1.ダンボールに油性ペンで鬼のイラストをかき、輪郭に沿ってカットします。

2.画用紙をちぎって鬼に貼り色をつけます。パンツは黄色と黒でトラの模様にしましょう。

3.白と黒の画用紙で目玉を作り、貼りつけます。

4.裏面にビニール紐を貼りつけてできあがりです。


【豆】

1.新聞紙をお手玉ほどのサイズに丸めます。

2.(1)にガムテープを巻きつけて固定したらできあがりです。


ポイント

鬼の的は、壁などにぶら下げて使います。
豆はゲームの前に〇個渡し、終わったら自分で拾うなどのルールを決めておくとスムーズですね。


鬼に画用紙を貼る工程や、豆づくりなどは子どもたちと協力して作ることもできそうです。
子どもが手伝うことで、「あれは僕たちが作ったんだよ」と誇りに思うことにつながるでしょう。



豆がくっつくボール当てゲーム


豆を投げたら的にくっつく、ボール当てゲームをしてみましょう。


用意するもの

  • ピンポン玉 1個
  • マジックテープ 1枚
  • 画用紙 1枚
  • 大小異なる大きさのフェルト 数枚
  • はさみ
  • 油性ペン

作り方

1.マジックテープを細長くカットします。

2.ピンポン玉の側面にマジックテープを貼りつけます。

3.画用紙にさまざまな大きさのフェルトを数枚貼り、点数を書き込みます。

4.(3)の画用紙を壁に貼ったらできあがりです。


ポイント

動画を参考に、フェルトで鬼のイラストの的を作ってみましょう。
年少さんなど低年齢の子どもでも当てやすいように、大きめのサイズの的にしておくとよさそうです。


節分会には異年齢で参加することを踏まえて、子どもが立つ位置を3歳児、4歳児、5歳児の年齢別で変えておくとよいですね。



鬼退治ボーリング


紙コップで簡単に作れるボーリングで、節分の鬼退治を楽しみましょう。


用意するもの

  • 紙コップ
  • ビー玉
  • マスキングテープ
  • 新聞紙
  • ビニールテープ
  • 画用紙
  • はさみ

作り方

1.画用紙で鬼のイラストを作り、紙コップを装飾します。

2.ビー玉を紙コップの中に入れます。

3.紙コップ同士をマスキングテープでしっかり閉じます。

4.新聞紙を丸めます。

5.ビニールテープで(4)を包んだらできあがりです。


ポイント

紙コップに鬼の顔のイラストやお面をつけておき、ボーリングで鬼退治ができるおもちゃを作りましょう。


紙コップは軽いので、幼い子どもの力でもピンを倒すことができそうです。
子どもの力でも倒れやすいように、事前におもりとして入れるビー玉の数を調整し、重さを調べておくとよいですね。



保育園で節分会を行うときのポイント

節分のおべんとうの写真

yajima/shutterstock.com


保育園の節分会に参加する保育学生さんが気をつけるポイントをまとめました。



節分の由来や意味をわかりやすく伝える


節分会では、節分の由来や風習の意味などを知り、日本の行事に親しむというねらいがあります。


そのため、わかりやすい言葉に言い換えて伝えるように意識することで、子どもたちも理解できるかもしれません。


また、ペープサートや紙芝居などを使って説明するのも、子どもの興味を惹けてよさそうですね。



子どもが鬼を怖がりすぎないよう配慮する


節分行事では定番となっている豆まきでの鬼退治ですが、あまり迫力のある鬼を演じると、子どもたちは過剰に怖がってしまうかもしれません。


恐怖を感じるあまり、肝心の豆まきができなくていやな思い出になってしまったり、家でも思い出して泣いてしまったりすることも考えられます。


本来の目的は豆まきをして心に住む鬼を退治し、息災を願うことです。


子どもが怖がりすぎないよう、鬼のお面は顔を隠さないよう頭につけたり、怖がりな子どもの側には保育学生さんがついて励ましたりなど配慮することが大切なポイントと言えるでしょう。



豆の誤飲に注意する


節分会で豆まきをするときは、子どもたちが誤って豆を飲み込まないよう注意することも大切です。


子どもの場合、小さなサイズでも誤飲・窒息のおそれがあるため、豆を口に入れないように気をつけて見守りましょう。


事前に豆まきの豆は食べないことを約束したり、豆の代わりに丸めた新聞紙を使ったりといった対策をしておくとよいかもしれません。


豆の誤飲が重大な事故につながることをきちんと把握したうえで、見守りや対策を強化できるとよいですね。



節分会の流れやアイデアを知って、保育園でイベントを楽しもう

今回は、保育園での節分会の流れやポイント、出し物のアイデアを紹介しました。


このイベントには、季節の行事に親しむというねらいがあり、節分に関する劇やお話を聞いたり、豆まきや鬼退治のゲームを行ったりすることが多いようです。


保育学生さんが節分会に参加するときは、豆の誤飲に注意することや、子どもが鬼を怖がりすぎない配慮しながら、子どもたちが楽しめるように工夫することが大切になります。


保育園の節分会について知って、実習や入職後に役立ててみてくださいね。