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5歳児ができることの目安とは?社会性や言葉、運動などの見られる姿

5歳児のできることの目安が知りたい保育学生さんもいるかもしれません。保育園生活の最後の一年となり、年下の子に優しく接したり教えたりする社会性や、友だちと運動、遊びなどを楽しむ姿が見られる時期でしょう。今回は、保育園で見られる5歳児の特徴などを紹介します。あわせて接し方のポイントもまとめました。

絵を描く女の子

spass/shutterstock.com



5歳児の特徴と見られる姿

保育園で過ごす最後の一年になり、小学校への入学も見えてくる5歳児。
友だちと関わっていくなかで、社会や集団ルールを理解したり、自分より年下の年少児と触れ合ったりしながら少しずつ成長していくでしょう。


また、園生活を通して、ひと通り身の回りのことを一人でできるようになる頃でもあります。さらに、一年後の小学校を見据えて、自ら行動する力を身につけていく必要も出てくるでしょう。


この特徴を踏まえて、実習などで担当する際、保育学生さんはどのようにかかわるとよいのでしょうか。
今回は、5歳児の子どもたちができることの目安や接し方のポイントを紹介します。



5歳児できるようになること:遊び

まずは、遊びのなかでできるようになっていくことを見ていきましょう。



言葉遊びや数字を取り入れて遊ぶ


遊びを通して、言葉や数字への理解力が深まる頃のようです。そのため、「トマト反対から読んだら何だ?」「時計の長い針は今どこの数字があるでしょう」と友だち同士で逆さ読みや数字に触れたり、クイズを出したりしてみるとよいでしょう。



友だちとルールを考えて遊ぶ


基本的なルールに、子どもたちオリジナルのものを入れたり、変えてみたりすることもあるでしょう。保育学生さんも子どもたちといっしょに考えて遊んでみると楽しめそうですね。



遊びに必要な材料や道具を集めて遊ぶ


遊びに必要だと思う材料や道具を、自分自身で集められるようになるでしょう。その際、保育学生さんは危険のないものがないか確認することが大切です。もし、代用できそうなときは、「〇〇の代わりに△△を使ったらどうかな」と提案をするとよいかもしれません。



5歳児できるようになること:言葉

5歳児の子どもたちは、言葉の意味を理解して、友だちや保育士さんなど周りの人に気持ちなどを伝えられるようになってくるでしょう。



自分の名前や年齢、住所などを答えられる


5歳児になると、自分の名前や年齢、住所を理解できるようになり、聞かれたときに答えられるようになるでしょう。


保育活動の中でクラス名、自分の名前、年齢を順番に質問する時間を設けると楽しみながら理解力を深めることができそうです。「〇〇組の〇〇です。6歳です」などと大きい声で言えた子には「大きい声でかっこよかったよ」など言葉がけをするとよいですね。



「どうして?」の質問に対して、その理由を答えられる


今までは「どうして?」と聞く側だった子どもたちが「これは〇〇だから〇〇なんだよ」と理由を答えられるようになる頃のようです。自分より年下の子どもに聞かれることも増えてくるので、自然に答える機会が増えていくのかもしれません。もし答えられず困っているときがあったら、保育学生さんがヒントを出してスムーズに答えられるよう援助するとよさそうです。



感じたこと、考えたことを友だちや保育士さんに伝えられる


生活を通して、自分が感じたことや考えたことを友だちや保育士さんに伝えられるようになってくる時期のようです。


なかには、恥ずかしくなってしまい、伝えられない子も出てくるかもしれません。そのときは「後で教えてね」と言葉をかけ、落ち着いて答えられる環境を作るようにしましょう。そのあとで「教えてくれてありがとう」と話すと、自分の考えを相手に伝えることへの自信につながるかもしれません。



5歳児できるようになること:運動

公園で遊ぶ女の子

MIA Studio/shutterstock.com


じょうずに体を動かせる5歳児の子どもたちが、運動遊びのなかでできるようになってくることを見ていきましょう。



いろいろな運動遊びに興味を持って取り組む


さまざまな道具を使って運動遊びをたのしめるようになってくる時期のようです。鉄棒や跳び箱を跳んだり、マットを使って側転、前転をしたり縄跳びを跳んだりと自由に身体を動かして遊ぶ姿が見られるでしょう。
道具を使うときは、保育士さんや保育学生さんがそばで見守り、安全に遊べるようにすることが大切です。



バランスの取り方がじょうずになる


5歳児になると体のバランスを取るのがじょうずになってくるようです。ブランコの立ちこぎができたり、平均台など細い場所もバランスを取りながら渡れるようになったりするでしょう。ブランコの立ちこぎや平均台の場合、落ちてしまうなどの危険があるので、保育学生さんは子どもたちのそばにつくなどの配慮をすることが大切です。



音楽に合わせて動ける(ダンス)


音楽に合わせて全身を動かせるようになってくる頃のようです。また、周りの友だちの動きに合わせて動けるようになる時期でもあります。動きやリズムがわからない子がいた場合には、教え合う姿も見られそうですね。



5歳児できるようになること:社会性

5歳児の子どもたちは、集団生活に慣れ、自分から周りの状況に合わせて行動ができるようになる頃のようです。



年下の子どもに親しみを持って接する


年下の子に何かを教えたり、援助をしたりできる頃のようです。もしどう接したらいいのか困っていたら、保育学生さんが「こうやってみるとどうだろう?」などとヒントを与えてみましょう。そうすれば、次から5歳の子どもたちは自分で考えて行動ができるようになるかもしれません。



社会のマナーや交通ルールなどを知る


社会のマナーやその場にふさわしい行動を身につけられるようになる時期のようです。小学校に向けて交通ルールを理解して道を歩く練習をする園もあるでしょう。保育学生さんは「〇〇くんが〇〇しててかっこよかったよ」と褒めると、他の子も次はもっと頑張ろうと思えるかもしれません。



共通の目的に向けて友だちと協力をする


友だちと共通の目的を持って協力して遊べるようになる時期のようです。「これをやりたいんだけど~」「こうしたらどうかな?」と相談している姿が見られるかもしれません。保育学生さんはなるべく見守り、質問されたときはきちんと答えるようにするとよいかもしれません。



5歳児できるようになること:日常生活

弟をおんぶしている姉

MIA Studio/shutterstock.com


最後に、保育園生活を送っていくなかで、5歳児の子どもたちができるようになっていくことを紹介します。



正しい姿勢で食事をしたり話を聞けたりする


正しい姿勢がわかり、維持したまま食事や保育士さんの話を聞けるようになる頃のようです。なかには疲れてしまうと姿勢が崩れてしまう子どももいるかもしれません。「背中がピンと伸びているとかっこいいね」と言葉がけなどをして正しい姿勢になるよう、援助するとよいですね。



簡単な見通しをもって友だちと行動する


生活の流れがわかり、友だちといっしょに見通しをもって行動ができるようになる頃のようです。子ども同士で「これやった?」「もうやったよ」と話したり、わからないときは保育士さんや保育学生さんに聞いたりすることもあるかもしれませんね。



生活習慣の必要性がわかる


保育士さんに言葉がけをされなくても、生活習慣の必要性がわかってくる頃のようです。外から帰ったときは手洗いやうがい、食事の前は排泄や手洗いなどを自分から進んで行う姿が見られるかもしれません。



5歳児と接するときのポイント

身の回りのことだけでなく、友だちとの関わりが多くなってくる5歳児の子どもたちと接するときのポイントをまとめました。



基本子どもの姿を見守り、状況を見て介入する


5歳児の子どもたちと接するときは、基本的に見守るようにしましょう。保育学生さんが初めから仲介に入るのではなく、子ども自身で考える機会を持つようにするとよいかもしれません。



叱るときはきちんと理由を付ける


5歳児になると「何で叱られたのだろう?」と考えられるようになってくるようです。ただ叱るだけでなく理由を伝え、子ども自身が納得できるように話をするとよいでしょう。また「〇〇ちゃんはどう思うかな?」など子どもに聞くのもよいかもしれません。



小学校での生活を意識できるようかかわる


5歳児にとって、保育園生活は最後になるため、小学校を見据えて保育活動を行なっていきましょう。
数字や時間への理解力をつけるために、時計を確認しながらできる製作や遊びを取り入れるなど工夫していくとよいかもしれません。集団遊びのなかでも、人数をみんなで数える遊びや言葉遊びなどを積極的にできるとよいですね。



5歳児のできることの目安を知って保育しよう

今回は、5歳児ができることの目安や接するときのポイントを紹介しました。


この時期は、自分の気持ちや考えを周りに伝えられるようになったり、体の使い方がじょうずになってきたり、友だち同士の関係も深まったりとさまざまな姿が見られるでしょう。


子どもたちは自分たちで考え、行動できるようになってくるので、基本的に保育学生さんは見守るようにし、何か困りごとがあったときに援助や言葉がけをするとよいかもしれません。


保育園生活最後の年で小学校を見据えて、保育活動のなかにも時間の意識や文字、数字などの活動を取り入れていけるとよいですね。