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試し行動をする子どもに保育士はどう対応する?原因や意味、具体例

子どもの試し行動について知りたい保育学生さんもいるのではないでしょうか。 2歳児のイヤイヤ期とは違い、幼児クラスで見られるケースもあるようなので、意味や対応方法を知り、実習や入職後に役立ててみましょう。 今回は、子どもの試し行動について、具体例や原因、理由などをまとめました。

泣いている子ども

MIA Studio/shutterstock.com



保育士が対応に悩む「試し行動」とは?


子どもがわざと困らせるようなことをして、大人の様子を伺うことを「試し行動」といいます。保育園生活や家庭の中でも見られる姿で、原因や理由はさまざまなようです。


保育実習に行った際にも、このような子どもの「試し行動」を見る機会があるかもしれません。
具体的に以下の例が挙げられます。


  • ものを投げる
  • 大きな声で泣く
  • おもちゃなど物をわざと壊す
  • 叱られても同じ行動を繰り返す

子どもはいけないことだと理解したうえで、普段はしないような行動をしてしまうようです。行動だけで判断せず、子ども自身を観察したり、向き合ったりすることが大切かもしれません。2歳児の頃に見られるイヤイヤ期と同じような姿もあるため、どんなところに違いがあるのか、意味や対応方法などをきちんと知っておきましょう。


今回は、幼児クラスの子どもなどに見られる「試し行動」の対応や原因についてくわしく紹介します。




子どもが保育士に試し行動をする原因


まずは、子どもが保育士に向けて試し行動をする原因をいくつかまとめました。



相手にしてほしいとき


保育士さんなど、大人に相手をしてもらいたいときに子どもは試し行動をしてしまうようです。


保育園は集団生活なので、他の友だちに保育士さんがつきっきりになってしまうこともあるでしょう。そうしたときに、気を引こうとそのような行動をとってしまうのかもしれません。



注目してほしいとき


子どもは、自分への注目を集めたいときや認めてもらいたいときに試し行動を起こすようです。
その際、どうすれば注目してもらえるのかがわからないと、保育士さんに怒られてしまうようなことをしてしまうのかもしれません。



環境の変化があったとき


自分に弟や妹が生まれた、引っ越しをしたなど環境の変化による不安から試し行動をしてしまうケースが挙げられます。


ほかにも、保育園に入園して同じ年の子どもと接する機会が増えたことが行動のきっかけになってしまい、ネガティブ行動と言われる、食べ物や飲み物をわざとこぼしたり、友だちや保育士を叩いたり噛んでしまったりすることもあるようです。



虐待をされた経験があるとき


虐待をされた経験がある子どものなかには、周りにいる大人を信用できず試し行動をしてしまうことがあるようです。


自分が大人から嫌われているから虐待をされてしまう、愛されていると確認するために取ってしまう場合もあるでしょう。



保育士に試し行動をする子どもの心境


親がる子ども

maroke/shutterstock.com


保育園で試し行動をしてしまう子どもの心境をまとめました。



やっていいことと悪いことなど、反応を見て確認したい


試し行動をしたときの保育士さんの反応を見て、よいことや悪いことを確認したいと考えているようです。
また、ある特定の人にする場合もあるそうで、新しい先生や保育実習に入った学生さんなどまだ信頼関係ができないときに、「どんな先生なのか」を確認するためとも考えられるでしょう。



甘えたい


本当は甘えたいのにそれができないときに、その相手に対して試し行動を取ってしまうこともあるようです。
甘えたいのに甘えられないときは、どうにか自分の方へと目を向けてほしいと考えるのかもしれません。



試し行動をする子どもへの保育士の対応


試し行動をする子どもに対して、保育士としてどのように対応すればよいのか、ポイントをまとめました。



よいこと、いけないことはきちんと伝える


試し行動であっても、「よいこと」と「いけなこと」はきちんと伝えるようにしましょう。


子どもは「いけないこと」だとわかっていながら、行動してしまうようです。善悪の判断が曖昧だと、悪いことに対しても子どもは「よいこと」と勘違いしてしまうかもしれません。


最後まできちんと子どもに向き合い、よいことと悪いことを伝えましょう。



気を引きたい行動だと理解する


子どもの行動には、保育士さんの目を引きたい、注目を集めたいという心境があります。
そのため、「なぜこんなことをするのだろう」と考えるだけではなく、子どもの気持ちを理解することが大切です。


頭ごなしに叱るのではなく、子どもの気持ちをきちんと聞いたり、確かめながら対応したりしていくとよいでしょう。



突き放さず愛情を持って接する


保育士さんや保育学生さんが子どもに対し、きちんと向き合い子どもの気持ちを汲み取り、スキンシップを取って接するとよいようです。
「〇〇ちゃんの気持ちはよくわかったよ」と肯定したり、「でも〇〇はいけないことだったね」など伝えたりするとよいでしょう。


また、叱ったあとには、「〇〇ちゃんが大好きだよ」などと言葉で愛情を伝えて抱きしめると、保育士さんの気持ちが子どもに伝わりやすくなるかもしれませんね。



試し行動をする子どもへの対応を知って、いけないことはきちんと伝えよう

今回は、子どもの試し行動と保育士としての対応方法について紹介しました。


子どもが保育士さんなどの大人に試し行動をしてしまう理由には、注目を集めたい、気を引きたいなどが挙げられます。
また、実習などではどんな先生なのかを確認する意味としてそのような姿も見られるかもしれません。


しかしながら子どものなかでは、大人の反応を確認したい、甘えたいなどのさまざまな心境があるようです。 2歳児の頃に見られるイヤイヤ期と違い、幼児クラスやそれ以上大きくなったときにも見られることもあるかもしれません。


理由や原因はそれぞれ違うようですが、対応する時は最後まできちんと子どもと向き合い、よい、悪いと区別をつけながら愛情を持って接するようにしましょう。

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