【実習、入職後に役立つ!】4月の製作アイデア8選。チューリップやイースターなど

新卒保育士さんのなかには、入職してすぐの4月の製作で何を作ろうか悩む方も多いでしょう。イースターや桜、チューリップなど子どもたちが工作を楽しめて、行事や季節に親しめるものだとよいですよね。今回は、保育園で使える4月の製作を2歳児や4歳児といった年齢別に紹介します。あわせて、作るときの援助のポイントもまとめました。

4月のイースターの製作の写真

Indre Pau/shutterstock.com

保育園で4月の製作をするときのねらい

進級・入園の季節である4月。入職したての新卒保育士さんにとっては、たくさんの業務をかかえて戸惑いの多い時期かもしれません。

毎月の製作を考えるのも担任の先生が持つ仕事の一つですが、忙しい毎日の保育のなかで4月は何を作ろうか悩んでしまいますよね。

製作を考案するうえで大切となる、4月のねらいには以下が挙げられそうです。

  • 4月の生き物や植物を製作して、春らしい季節感を味わう
  • 製作活動を通して道具や素材の使い方を知る

子どもたちがチューリップやイースターといった春のモチーフに興味を持ったり、はさみやペンなどの使い方を身につけたりできるような活動を考えるとよいでしょう。

ここからは、4月の保育園の製作にぴったりなアイデアを紹介します。

【乳児向け】4月の製作アイデア

まずは、乳児(1歳児、2歳児、3歳児)で楽しめる製作を紹介します。

乳酸菌飲料の容器でえがく桜の花びら

用意するもの

  • 乳酸菌飲料の容器
  • ペットボトルのキャップ
  • ぶつかり防止のクッションシート
  • テープ
  • はさみ
  • ペン
  • 紙コップ
  • スポンジ
  • 絵の具(赤、白)

製作のポイント

子どもの手になじむ乳酸菌飲料の容器は、0歳児や1歳児クラスで活用できそうな素材です。

絵の具を塗る工程は保育士さんが量を調整しながら行うようにするとスムーズかもしれません。

最初に「ぺったん」とスタンプするやり方を見せて、子どもに遊び方を伝えましょう。

子どもが思いきり製作を楽しめるよう、しっかりと時間を確保しておくとよいですね。(詳しい説明はこちら

手形のチューリップ

子どもの手形をチューリップの花に見立てて4月の製作をしてみましょう。

用意するもの

  • スタンプ台
  • 画用紙(白)
  • 葉っぱの形に切った画用紙(黄緑)
  • のり

作り方

1.子どもの手のひらにスタンプ台を押し当て、しっかりとインクを付けます。

2.手をパーの形に開き、白い画用紙に手形を取ります。

3.(2)を乾かします。

4.葉っぱの形に切った画用紙にのりを付けて、手形の下に貼りつけたらできあがりです。

製作のポイント

子どもの手の大きさを作品として残しておける手形スタンプは、入園・進級の記念となるため、4月にぴったりかもしれません。

0歳児や1歳児の子どもの手形を取るときは、手首側から画用紙に押し当てるようにするときれいに型を取れるでしょう。

手についたインクをすぐに拭き取れるよう、ふきんやウエットティッシュを用意しておくとスムーズですね。

綿棒でぽんぽんお花畑

用意するもの

  • 綿棒 数本
  • 輪ゴム
  • 画用紙
  • 絵の具(3色)
  • ペンや色鉛筆

製作のポイント

綿棒を束にして作ったスタンプは、子どもの小さな手でも持ちやすいため、1歳児や2歳児の子どもも楽しめるでしょう。

保育士さんが絵の具を付けて、「ぽんぽんしようね」と声をかけながら行うとよいですね。

ペンを持てるようになった2歳児クラスの子どもたちに、茎や葉っぱを使ってお絵かきしてもらえば個性的な作品に仕上がりそうです。(詳しい説明はこちら

合わせ絵のちょうちょ

用意するもの

  • 色画用紙1枚
  • クレヨン、絵の具セットなど
  • はさみ

製作のポイント

1歳児や2歳児クラスの子どもと遊ぶときは、筆ではなく指を使って絵具を塗りつけてみましょう。そうすることで、絵の具の感触を楽しむことができます。

その際は手についた絵の具を拭き取れるように、布巾やペーパータオルを用意しておきましょう。

あらかじめ画用紙をちょうちょの形にカットし、折り目を付けてから絵の具を塗るとスムーズに製作できますよ。(詳しい説明はこちら

関連記事:保育実習に役立つ手形製作のアイデア。ねらいや援助のポイント、春夏秋冬のネタ/保育士就活バンク!

【幼児向け】4月の製作アイデア

次に、幼児(3歳児、4歳児、5歳児)の子どもと楽しめる4月の製作をまとめました。

折り紙チューリップ

用意するもの

  • 折り紙 2枚

製作のポイント

「開いてつぶす」など細かく指を動かす工程があるため、4歳児や5歳児の4月の製作に取り入れるとよいかもしれません。

しっかりと折り目を付けておくことで袋折りがしやすくなるため、「指でアイロンしてみようね」といったわかりやすい表現で伝えていきましょう。(詳しい説明はこちら

気泡緩衝材の桜スタンプ(再生時間:1:17~)

用意するもの

  • トイレットペーパーの芯
  • 気泡緩衝材
  • テープ
  • 絵の具(ピンク)
  • 画用紙(桜の枝をかいたもの)

作り方

1.トイレットペーパーの芯に気泡緩衝材を巻きつけてテープで貼ります。

2.絵の具を溶かしてパレットに用意します。

3.(1)に絵の具を付けて、画用紙にスタンプしていきます。

4.たくさんスタンプしたらできあがりです。

製作のポイント

気泡緩衝材のプチプチとした凹凸で、桜の花が咲いたようなスタンプを表現できます。

簡単に楽しめるので、3歳児や4歳児クラスで取り入れてみましょう。

あらかじめ保育士さんがスタンプを用意しておくとスムーズかもしれません。

年齢に合わせて、自分で作ったり、用意されたものでスタンプを楽しんだりとアレンジしてみてくださいね。

わっかで作るあおむし

用意するもの

  • 画用紙(5色)
  • はさみ
  • のり
  • ペン

製作のポイント

3歳児や4歳児で取り入れられそうな、のりとはさみを使った製作です。

3歳児であれば、帯状の画用紙を用意しておき、1回切りで好きな長さにカットする、4歳児であれば、切り取り線に沿って帯状にカットするところからやってみるなど、年齢に合わせてアレンジしてみましょう。

まだはさみに慣れていないクラスでは、のりを使うのみにするなど、臨機応変に対応してみてくださいね。(詳しい説明はこちら

イースターのお絵かきタマゴ

用意するもの

  • 生卵
  • 安全ピン(消毒したもの)
  • 竹串
  • 発泡スチロールの容器
  • 絵の具と絵筆

製作のポイント

海外発祥の行事であるイースターですが、外国の文化に親しむというねらいから、近年では製作や遊びに取り入れる保育園もあるようです。

タマゴの中身を抜くときは、穴をあける前によく振っておくと黄身と白身を混ぜやすくなるようです。(諸説あり)

本物のタマゴを取り入れる際は、アレルギーの有無を事前によく確認してから使うようにしましょう。

また、100円均一ショップやネットショップなどでは、タマゴの形をした飾りを売っている店もあるため、代用するのもよいかもしれません。(詳しい説明はこちら

関連記事:子どもへの折り紙の教え方。ねらいや実習などに役立つ、言葉かけのポイント/保育士就活バンク!

作り方やポイントを知って、保育園で4月の製作を楽しもう

今回は、4月の保育園で楽しめる製作の作り方を、乳児(0歳児、1歳児、2歳児)、幼児(3歳児、4歳児、5歳児)と年齢別に紹介しました。

新学期である4月には、製作を通して道具の使い方を知ったり、春らしいあたたかな雰囲気を感じながら作ったりといったねらいを立てるとよいでしょう。

チューリップや桜、イースターエッグといった4月のモチーフを取り入れながら、絵の具やスタンプ、はさみなど、年齢に合わせた製作を楽しめるよう考えてみてくださいね。

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