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【新卒保育士さん必見】保育園の身体測定のやり方。配慮や援助方法のポイント

子どもの成長を記録する身体測定。月に一度の頻度で行う保育園も多いようですが、初めての場合は不明なことも多く、測定方法が分からない新卒保育士さんもいるでしょう。 今回は、保育園の身体測定について、スムーズに進めるポイントや身長・体重・胸囲・頭囲の測り方を紹介します。この記事を参考に、円滑な身体測定を行いましょう。

体重計と赤ちゃん

pu_kibun/shutterstock.com



保育園で身体測定を行うねらいとは

身体測定は、子どもの成長を記録するための大切な行事です。月に一度の頻度で行う園も多いようなので、新卒保育士さんは流れや正しい測定方法を理解しておくとよいでしょう。

身体測定のねらいについては、以下が挙げられます。

  • 自分の高さや重さに興味を持つ
  • 成長に関心を持ち、健康の大切さを理解する

子どもが自分の身長や体重を把握し、「たくさん食べてもっと大きくなりたい」と思うきっかけにもなるかもしれません。



保育園の身体測定の正しいやり方

保育園での身体測定の方法を、厚生労働省の資料をもとにまとめました。



身長


まずは、身長の測り方を子どもの年齢別に確認します。


0~1歳児

1.子どもを仰向けの状態にし、身長計の台板上に寝かせる

2.子どもの頭頂部を固定板にしっかり付け、顔を垂直に保つ

3.保育士は子どもの片側に立ち、片手で両膝を軽く抑えて足を伸ばす

4.保育士はもう一方の手で移動板を動かし、子どもの足裏に垂直にあてる

5.1mm単位で計測する


0~1歳児は嫌がって泣いてしまうことも考えられるため、子どもが落ち着けるように抱っこや声かけを行いましょう。


状況によっては、他の子どもから測定するのも一つの方法です。


2~5歳児

1.一般的な身長計で、かかと・臀部・胸背部が一直線になるよう、尺柱を背に直立させる

2.つま先を30度で開かせ、胸をあまり張らないように立たせる

3.両腕は手のひらを内側にして垂らす

4.顎を引き、顔は正面に向ける

5.保育士は子どもの片側に立ち、稼働水平棒を頭頂部まで静かに下げてから1mm単位で計測する


保育士さんは子どもと同じ高さで話しかけ、子どもの目線が前になるように援助するとよいですね。


また、子どもの頭は尺柱にぴったりと付かない場合もあるため、強く押さえつけないよう気をつけましょう。



体重


次に、体重の測定方法を紹介します。


0~1歳児

1.体重計にかごを乗せ、メモリが0になっていることを確認する

2.仰向けか座位で、子どもをかごの中央に入れる

3.指針が静止してから、少なくとも10g単位でメモリを読む。デジタル体重計の場合は、表示される値を記録する


0~1歳児は暴れたり泣いたりしてしまう場合もあるため、声かけや抱っこなどで安心させられるとよいですね。

計測するときは一瞬力を抜いたタイミングを見定めて、数値を読みましょう。


2~5歳児

1.メモリが0になっていることを確認する

2.体重計の中央に子どもを立たせる

3.指針が静止してから、少なくとも10g単位でメモリを読む。デジタル体重計の場合は、表示される値を記録する


体重を測定するときは、子どもができるだけ動かないように工夫することがポイントです。

「背中をピンとさせようね」など、子どもが分かりやすい声かけを行いましょう。



胸囲


続いて、胸囲の測定方法をチェックします。

1.子どもに両腕を軽く開いてもらい、巻尺を背中側から前方に回す。

2.巻尺は左右の乳頭点を通し、左右の高さを同じくらいにする

3.巻尺はずり落ちない程度の強さで締める

4.呼気・吸気の間のタイミングで、1㎜単位で計測する


2歳未満の子どもはあおむけの状態で、2歳以上の子どもは立った状態で測定しましょう。

胸に力を入れてしまうこともあるため、保育士さんは笑顔で話しかけるなど、子どもの緊張がやわらぐように援助すると測定しやすいかもしれません。



頭囲


最後に、頭囲の測り方を確認しましょう。

1.片手で巻尺の0の場所を持つ

2.後頭部の一番出っ張っている部分に巻尺を通し、左右の高さを同じぐらいにする

3.左右の眉の上で巻尺を交差させ、1mm単位で計測する。


子どもが泣いてしまうときは、抱っこした状態で測るなど保育士さん同士で連携をとりながら援助しましょう。

出典:計測器具及び計測方法(乳幼児身体発育調査必携より抜粋)/厚生労働省



保育園の身体測定のポイント

体重計に乗る子どもMarija Stepanovic/shutterstock.com

ここでは、保育園で身体測定を行うときのポイントについて具体的にまとめました。



部屋の温度調整を忘れない


子どもは下着や上半身裸になって測定するため、体調を崩さないように部屋の温度調整に配慮しましょう。


測定前にまとめて服を脱がせた方が効率的なので、事前に部屋の温度を上げておくとよいですね。



必要な機械を事前に準備する


身体測定にはさまざまな道具が必要です。


体重計・身長計・巻尺など、身体測定の内容に合わせてあらかじめ準備しておきましょう。



保育士の役割・子どもの順番を決めておく


保育士さんの分担を事前に決めておかなければ、スムーズに身体測定が進まないかもしれません。どのような役割が必要なのかを考え、保育士さん同士で確認しておくことが大切です。


また、滞りなく身体測定を進めるために、子どもの順番も決めておきましょう。

クラスをいくつかのグループに分け、片方は身長を測る、片方は体重を測るなどして同時進行するのも一つの方法です。



トイレの確認をしてから始める


結果に違いが出ないようにするため、あらかじめ子どもにトイレの確認を行っておくことも必要です。


乳児クラスはオムツに排泄していないかを確かめ、幼児クラスはトイレを促してから計測を始めましょう。



子どもが不安にならないよう配慮する


途中で子どもが泣いてしまうことも考えられるので、やさしい声かけや抱っこで対応するなど、配慮しながら測定を進めましょう。


笑顔も忘れず、子どもが不安を感じない環境を整えることが大切です。



保育園の身体測定のやり方を理解して、スムーズに計測しよう

今回は、保育園の身体測定のやり方やねらい、ポイントについて紹介しました。

身体測定は子どもの成長を記録したり、健康の大切さを伝えたりするために欠かせません。


正確に計測するためにも正しい測り方を理解し、子どもに不安を与えない工夫を行うことが大切です。


月に一度の頻度で行う園もあるので計測するときのポイントを覚え、スムーズに身体測定を進められるようにしましょう。