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【5月の月案】2歳児クラスの文例集。ねらいや配慮、援助や反省の書き方

連休やこどもの日、母の日など行事がたくさんある5月、2歳児の月案はどのように計画するとよいでしょうか。書き方に悩む新卒保育士さんは、ポイントをおさえて簡単に書類を作成しましょう。今回は、2歳児の5月の月案の文例を紹介します。養護・教育のねらいや食育や健康への配慮、月反省の例もまとめました。

5月の2歳児の写真

polkadot_photo/shutterstock.com



5月の2歳児クラスの特徴とは?

新しい環境でひと月を過ごすと、子どもたちの表情も和らぎ、落ち着きが見られるようになるのではないでしょうか。


新学期から1カ月が経つ5月、2歳児クラスには以下のような特徴が表れそうです。


  • 生活の流れがわかり、自発的に行動しようとする
  • 連休明けには期待を持って登園したり、寂しくなってしまったりする
  • 保育士や周りの友だちとの会話や遊びを楽しむ

子どもたちも安心感を持って過ごせるようになり、友だちや保育士さんとのかかわりを楽しみながら遊ぶようになる頃かもしれません。


保育士さんは、子どもたちが十分に好きな遊びを楽しんだり、身の回りのことに意欲を持って行動したりできるよう、5月の月案を考えていきましょう。



【5月】2歳児の月案の文例:前月の子どもの様子

この欄には、文例のように4月末の2歳児クラスの様子を月案に記録しましょう。


  • 月初めは新しい環境に不安を感じ、保育者の傍にいたり、繰り返し甘えたりする姿があったが、スキンシップを取ることで落ち着くようになった。

  • 着脱に興味を持ち、自分でやろうとする一方で、うまくできないと怒ってしまう姿もある。

  • リズム遊びや戸外遊びなどのびのびと身体を動かすことを楽しんでいる。

4月当初の姿から変化したことを書けるとよいですね。
情緒面や生活面、遊びの面から子どもの様子を記録しましょう。



【5月】2歳児の月案の文例:今月のねらい・活動内容

5月の2歳児の時期に期待できるねらいや活動内容の文例を紹介します。



今月のねらい


ねらいの文例は養護と教育に分けてまとめました。


養護のねらい

  • 生活や遊びを通して、園での約束や身の回りの習慣を身につける
  • 身の回りのことに意欲を持ち、できることは自分でやろうとする。

教育のねらい

  • 春の気候のなかで伸び伸びと身体を動かして遊ぶ。
  • 保育者に見守られている安心のなかで、友だちといっしょに好きな遊びを楽しむ。


活動内容


ここでは、5月のねらいをもとに2歳児の子どもに経験してほしいことをかきましょう。


養護

<生命>

  • 安全な環境のなかで伸び伸びと身体を動かす心地よさを味わう。
  • 着脱や排泄に意欲を持ち、保育者に見守られながら自分でやろうとする。

<情緒>

  • 保育者に見守られる安心感のなかで心地よく午睡をとり、自分のリズムで自然に目覚める。
  • 連休明けの不安定な気持ちを受け止めてもらいながら、落ち着いて過ごす。

教育

<健康>

  • 戸外から戻ったときや排泄のあとなどには、自ら気づいて手を洗おうとする。
  • 跳んだり、走ったりとさまざまな動きを楽しみながら遊ぶ。

<人間関係>

  • 友だちと同じ遊びをするよろこびを味わい、言葉でのやり取りを楽しむ。
  • 生活のなかで、順番を守ることの大切さを知る。

<環境>

  • 春の自然に親しみを持って自らかかわり、遊びに活用しようとする。
  • 製作を通してでんぷんのりにふれ、用途や使い方を知る。

<言葉>

  • 生活のなかで必要な言葉がわかり、保育者や友だちとの会話を楽しみながらかかわる。
  • 経験したことや自分の思いを保育者に伝えようとする。

<表現>

  • こいのぼりの歌や体操を通して、子どもの日に親しみながら表現を楽しむ。
  • 自然とのふれ合いを通して、春の日差しや風の心地よさを感じながら遊ぶ。

5月頃の2歳児は、新しい友だちやクラスに慣れて、積極的にかかわりあうことを楽しむ時期と言えそうです。


自然遊びやこいのぼり製作、体操など、季節に合わせた遊びを取り入れて、いっしょに過ごす心地よさを味わえるよう月案で計画できるとよいかもしれません。



【5月】2歳児の月案の文例:環境構成と保育者の援助・配慮

5月の2歳児の写真

sommart sombutwanitkul/shutterstock.com


ねらいや活動内容をもとに、保育士さんの援助や環境構成の文例を考えてみました。



養護


生命

  • 室温や子どもの体調に配慮しながら、適宜換気を行い、外の新鮮な空気を取り入れる。
  • 身の回りのことに意欲が持てるよう、簡単なことからいっしょにやってみようと誘う。

情緒

  • 連休明けの寂しさや不安に寄り添い、スキンシップを取りながら安心できるよう声をかけていく。
  • 午睡の時間には、明るさや音楽などに配慮し入眠しやすい環境を整え、子どもの傍で見守る。


教育


健康

  • 絵本やペープサートを通して手遊びの大切さを伝えるとともに、繰り返し声をかけて習慣づけていく。
  • 広くて安全なスペースを確保するとともに、巧技台や戸板を活用してさまざまに身体を動かす環境を作る。

人間関係

  • 友だちと同じ遊びを楽しめるよう、十分なスペースや玩具の数を用意しておく。
  • 手洗い場や人気の玩具などは、順番を守りながら使えるよう仲介しながら、繰り返し伝えていく。

環境

  • 近隣の自然公園へ散歩に行く機会を作り、春の自然にふれて遊べるようにする。
  • こいのぼり製作でちぎり絵を取り入れ、楽しみながらでんぷんのりの使い方を知れるよう配慮する。

言葉

  • 「いれて」「おねがい」など友だちといっしょに遊ぶなかで必要な言葉を補い、子ども同士の関係を結んでいく。
  • 子どもが話しているときには目を見て聞き、「聞いてもらえた」うれしさや達成感を味わえるよう配慮する。

表現

  • 室内にこいのぼりを飾り、生活のなかで親しみを持てるように「あれはこいのぼりだよ」と言葉にして伝える。
  • 気候のよい日には戸外で過ごす時間を設け、陽のあたたかさや風を受けたときの感覚を代弁していく。

2歳児の気持ちを受け止めつつ、友だちとの関係を広げていけるようなかかわりができるとよいですね。


5月のこいのぼりや春の自然にふれながら活動できるよう、月案で環境構成やかかわり方を書いてみましょう。



【5月】2歳児の月案の文例:家庭連絡・安全・食育

ここでは、5月に配慮する家庭連絡・安全・食育の注意点の文例をまとめました。



家庭連絡


  • 懇談会の日程や内容について前もって伝え、参加をお願いする。
  • 連休の過ごし方や体調について聞き取り、子どもが健やかに過ごせるよう配慮する。


健康・安全・衛生


  • 園庭の遊具の点検をしっかり行い、安全に遊べる環境を整える。
  • 繰り返し手洗いのやり方を伝え、石鹸を使って丁寧に洗う姿勢を育む。


食育


  • こどもの日の行事食を楽しめるよう、歌や読み聞かせを通して明るい雰囲気を作る。
  • 三角食べができるよう、繰り返し声をかけていく。

連休や懇談会など行事の多い5月には、前もってお家の方に伝えられるよう、月案で計画しておくとよさそうです。


また、行事食や春の食材などにも目を向け、2歳児の子どもたちへの伝え方も考えておくとよいですね。



【5月】2歳児の月案の文例:反省・自己評価

5月の月案の反省と自己評価の観点となる文例を紹介します。



養護


  • 連休明けの子どもの情緒の変化に合わせて、活動内容を調整していけた。

  • 手洗いのやり方を繰り返し伝えていったところ、自分で丁寧に洗おうとする姿が増えた。


教育


  • 友だちといっしょに遊びたいという子どもの気持ちを汲み取り、やり取りを補いながら関係を仲介していけた。

  • 自然公園へ出かけ、春の草花を摘んだり、虫を見つけたりして、自然への興味を育むことができた。

5月には連休明けの様子や、友だちとのかかわり方の変化などに留意して反省や自己評価を考えてみましょう。


月案で計画していたことを実践できたか、その結果子どもたちにどんな姿が見られたかを書けるとよいかもしれません。



月案に活用できる5月の2歳児保育のポイント

最後に、5月の2歳児クラスの月案作成に役立つ、保育のポイントをまとめました。



連休明けにはゆったりとした活動とスキンシップを心掛けて


5月の頭にあるゴールデンウィークでは、お出かけをしたり家庭でのんびりと過ごしたりする子どもが多いでしょう。


連休明けの登園日には、保育園のリズムに慣れられるよう、なるべくゆったりと過ごせる室内活動がよいかもしれません。


また、着脱や排泄などの際には、保護者と離れる不安から甘えが強くなることも予想されるため、時間に余裕を持って進めることも大切になりそうです。



こいのぼりや母の日の製作はしっかりと導入を


5月にはこどもの日や母の日(ファミリーデー)といった行事があります。


2歳児の子どもがより行事に意欲を持って取り組めるよう、こいのぼりを飾る意味や、母の日に込められた願いを、簡単に説明するのもよいですね。


日頃から繰り返し絵本や歌などを使って伝えられるよう、月案でしっかりと計画しておきましょう。



自分でやろうとする意欲を大切に


5月になると、保育士さんと接することにも慣れ、着替えの介助などの際に「自分で!」と主張を強める子どももいるかもしれません。


2歳児の子どもの意欲や自我を尊重し、自分でやろうとする姿をそっと見守り、助けを求められたら応じるという配慮を心がけましょう。


援助の方向性やかかわり方を月案に書いておくことで、担任同士で共有することにつながりそうですね。



文例を知って5月の2歳児クラスの月案を作成しよう

今回は、5月の2歳児クラスで使える月案の文例を紹介しました。


クラスの環境に慣れてくる5月には、身の回りの習慣について伝えたり、こどもの日や春の遊びを楽しんだりできるよう、月案で活動や環境構成を計画していきましょう。


また、連休前後の子どもの健康面・情緒面への配慮や、懇談会に向けた家庭との連携も大切になります。


ねらいや反省の文例を参考に、2歳児の5月の月案作成に役立ててみてくださいね。