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【5月の月案】3歳児クラスの文例集。ねらいや配慮、援助や反省の書き方

新学期から1カ月が経過する5月。進級・入園児がいた3歳児クラスも少しずつ落ち着く頃ですが、月案作成に悩む新卒保育士さんもいるかもしれません。今回は、3歳児クラスで使える5月の月案の文例を紹介します。養護と教育のねらいに加え、5領域別の活動内容や健康・安全への配慮、月反省の書き方もまとめました。

5月の3歳児の写真

milatas/shutterstock.com



5月の3歳児クラスの特徴とは?

新学期から1カ月が経つ5月。子どもも保育士さんも少しずつ園の1日の流れに慣れ始める頃かもしれません。


幼児クラスへと進級・入園した3歳児クラスでは、以下のような特徴が見られるようになるでしょう。


  • 生活の見通しが立ち、自分でできることは自分でやろうとする
  • 連休明けは、生活リズムの乱れから体調を崩しやすくなる
  • 好きな遊びを見つけ、繰り返し楽しんだり友だちといっしょに遊んだりする

このように、徐々に園生活に慣れて友だちや保育士さんとのかかわりを楽しむようになる頃のようです。


保育士さんは、一人ひとりとよりかかわりを深めつつ、クラスの友だちといっしょに過ごす楽しさを味わえるよう集団遊びを取り入れていくとよいかもしれません。



【5月】3歳児の月案の文例:前月の子どもの様子

5月の月案では、4月末に見られた子どもの姿を書きます。文例を紹介します。


  • 新しいクラスに慣れ、自分でできることは自分でやろうとする。
  • 好きな遊びや興味のあるものを見つけ、友だちとかかわりながら遊ぶことを楽しんでいる。
  • 環境の変化による不安からか、トイレに誘ってもらうまで行けなかったり、排泄のタイミングを掴めず失敗してしまったりする。

5月の月案では、進級当初であった4月初頭からの子どもたちの変化に着目して書いてみましょう。


3歳児の子どもたちの遊びはもちろん、排泄や着脱など身の回りのことについても見ていけるとよいですね。



【5月】3歳児の月案の文例:今月のねらい・活動内容

5月の3歳児クラスの月案にぴったりなねらいや活動内容の文例を紹介します。



今月のねらい


養護と教育の2つに分けてねらいの文例をまとめました。


養護のねらい

  • 身の回りのことのやり方を理解し、促されながら自分でやってみようとする。
  • 生活の流れがわかり、安心感を持って過ごす。

教育のねらい

  • 登園をよろこび、友だちや保育者とのかかわりのなかでのびのびと遊ぶ。
  • 戸外で春の生き物や植物にふれ、季節の移り変わりを感じる。

3歳児の5月には友だちや保育者とのかかわりが深まり、登園を楽しみに感じられるようになるとよさそうです。


子どもたちの様子をしっかりと見ながら、月案の記入に活かしていきましょう。



活動内容


月案に記載したねらいをもとに、3歳児の子どもに経験してほしい活動内容を考案します。


養護

<生命>

  • 朝夕の気温の変化に気づき、保育者に促されて衣類を調整する。
  • 午睡時には保育者に見守られながら安心して眠り、午前中の疲れを取る。

<情緒>

  • 連休明けの情緒の変化や甘えを受け止めてもらい、落ち着いて過ごす。
  • 保育者の語りかけやふれあいのなかで、安心感を持つ。

教育

<健康>

  • 手洗いやうがいのやり方を知り、自分でやってみようと意欲を持つ。
  • トイレの使い方を知り、自分のタイミングで排泄をする。

<人間関係>

  • 遊びのなかで好きな友だちといっしょに過ごすうれしさを感じる。
  • 簡単なルールのある遊びを友だちや保育者といっしょに楽しむ。

<環境>

  • こどもの日について知り、こいのぼりやかぶとなどの風物詩に親しみを持つ。
  • 自分のスケッチブックや粘土を持つことをよろこび、積極的に使用して遊ぶ。

<言葉>

  • 友だちや保育者との会話を楽しみ、自分の経験したことや気持ちを聞いてもらうよろこびを味わう。
  • 朝の会や集まりなどで、保育者の言葉を聞こうとする。

<表現>

  • こいのぼり製作を通して、行事に親しみを感じ、自分なりの表現でこいのぼりを作ることを楽しむ。
  • 簡単なリズム遊びや体操を楽しみ、音楽に合わせて身体を動かす心地よさを味わう。

3歳児の5月は、園生活の決まりや身の回りのことのやり方を知っていったり、友だちとの関係を深めていったりする時期と言えます。


子どもが楽しみながら経験を積んでいけるよう、活動内容を考えられるとよいですね。



【5月】3歳児の月案の文例:環境構成と保育者の援助・配慮

5月の3歳児の写真

milatas/shutterstock.com


5月の3歳児クラスに必要な環境構成や保育士さんの援助や配慮には、どのようなものがあるでしょうか。
文例を参考に考えてみましょう。



養護


生命

  • 室温や湿度を調整して快適に過ごせるように配慮するとともに、自分で衣類を調整できるよう声をかけていく。
  • 午睡の時間にはカーテンを引いてぐっすりと眠れる環境を作り、毎日同じ時間に眠れるよう配慮する。

情緒

  • 子どもたちに連休中の過ごし方を聞いたり、あたたかい表情で迎え入れたりして、連休明けも安心して過ごせるようにする。
  • 子どもの気持ちを受け止めるような言葉かけを心がける。


教育


健康

  • 手洗い場には、手の洗い方を絵で示したポスターを貼り、子どもが目で見てわかるようにする。
  • 引き続きペーパーの取り方やズボンの降ろし方など、トイレのやり方を丁寧に繰り返し伝える。

人間関係

  • 友だちとかかわりながら遊べるよう、集団遊びに誘って楽しさを伝えていく。
  • 母の日にちなんだ製作を行い、家族や大事な人へ感謝の気持ちを伝えることの大切さを話す。

環境

  • こいのぼりの歌やペープサートを取り入れ、行事への関心を育んでいく。
  • いっしょに草花を摘んだり、タンポポの綿毛を吹いたりして、自然物で遊ぶ面白さを味わえるようにする。

言葉

  • 子どもの遊び仲間としてかかわり、「かして」「いれて」など遊びに必要な言葉がわかるようにしていく。
  • 子どもの話したい気持ちを受け止め、聞いてもらえたよろこびを味わえるよう、相づちをうったり応答したりする。

表現

  • 戸外遊びを通して春の自然を見つけ、子どもたちに伝えていく。
  • 自由にお絵かきや工作を楽しめるよう、道具や場所を準備しておく。
  • 遠足に向けて、お弁当をモチーフにした手遊びを取り入れる。

月案のねらいや活動内容に記述したことが達成できるよう、保育士さんのかかわりや環境構成を考えていきましょう。


3歳児の子どもたちがどのように反応するかもあわせて想定しておけるとよいですね。



【5月】3歳児の月案の文例:家庭連絡・安全・食育

ここでは、5月の3歳児の月案に書く家庭連絡、安全、食育に関する配慮事項の文例をまとめました。



家庭連絡


  • 個別懇談や保育参観を通して、家庭での様子や悩みを聞き取り、不安の解消に努める。
  • 連休明けには体調の変化に特に配慮し、子どもの様子を細かく伝えていく。


健康・安全・衛生


  • 戸外遊びをするときは、園庭の環境を確認し、危険がないかを見ておく。
  • まだ水道をうまく使えず、手洗い場の床などが濡れていることがあるため、正しい使い方を教えるとともに、転倒しないようこまめに拭くようにする。


食育


  • 食事をするときのマナーを繰り返し伝え、自分で気づけるようにしていく。
  • よく噛んで食べられるよう十分な時間を確保する。

5月には個人面談を予定している園も多いでしょう。
3歳児クラスに通う在園児・新入園児ともに、園での様子を伝え、お家の方に安心して預けてもらえるよう配慮するとよさそうです。



【5月】3歳児の月案の文例:反省・自己評価

5月の3歳児クラスの月案の振り返りに使える、反省・自己評価の文例を紹介します。



養護


  • 連休前後の様子について保護者と情報を共有し、安定的に過ごせるよう配慮していけた。
  • 子どもの意欲を認めながらかかわることで、身の回りのことをきちんとやろうとする姿が増えた。


教育


  • 戸外遊びを積極的に取り入れ、自然とふれあう機会を保障できた。戸外でつかまえた生き物を飼育し、クラス全体に興味を広げていくことができた。
  • 集団遊びを繰り返し行うことで、他児とかかわって遊ぶ楽しさを味わってもらえた。

3歳児クラスでは、4月と比較したときの子どもの姿や、5月に特に楽しんでいた活動などを振り返り、月案の反省材料にするとよいでしょう。



月案に活用できる5月の3歳児保育のポイント

最後に、月案に活かせる5月の3歳児保育で意識するとよいポイントをまとめました。



連休明けはゆったりと過ごして慣らす時間を


ゴールデンウィークがある5月は、家庭で過ごす時間が増えて、登園時にギャップを感じる子どもも多いかもしれません。


3歳児の子どもの体調の変化や情緒の不安定さを汲み取り、安心して過ごせるよう月案に計画しておきましょう。


活動内容についても、長い時間戸外で遊ぶなど体力を消耗するものより、室内でのゆったりとした遊びにシフトすることで、少しずつ慣れていくことにつながりそうです。



お散歩や遠足に出かけて春の自然を見つけてみよう


ぽかぽかと過ごしやすい気候になる5月には、戸外に出て春の自然を探しに行く活動を月案に取り入れてみましょう。


園庭だけでなく、近所の原っぱや公園に出かけて、普段は出会えない生き物や草花を探すのも楽しそうですね。


春の遠足がある園では、お弁当やバス、自然をモチーフにした絵本を読んで、期待感や関心を育むことも大切です。



片付け、トイレなどは自分でできる工夫を


3歳児クラスでは身の回りのことは1人でできるよう援助していくことがポイントになります。


新クラスに慣れてくる5月では、改めて保育室の環境を見直して、子どもたちが自分の力で片付けや排泄をできるようになっているかを確認しておきましょう。


やり方がわかるよう張り紙をしたり、子どもの手が届くところに必要なものがしまってあるかを見ておいたりと、月案で改めて対応の仕方を書くとよいですね。



文例を知って5月の3歳児クラスの月案を作成しよう

今回は、5月の3歳児クラスで使える月案のねらいや配慮、反省などの文例を紹介しました。


進級児・新入園児が混在することの多い3歳児クラスですが、5月には園生活にも慣れ、身の回りのことや遊びに意欲を持ってやろうとする姿も増えてくるかもしれません。


保育士さんは、友だちといっしょに楽しめる集団遊びを計画したり、身の回りのことを自分でできるように環境を整えたりと配慮することが大切です。


コラムの文例を参考に、3歳児クラスの5月の月案作成に役立ててみてくださいね。