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【6月の月案】0歳児クラスの文例集。ねらいや配慮、援助や反省の書き方

全国各地で梅雨入りし、雨の日が増える6月。0歳児を担任する新卒保育士さんのなかには「雨の日の活動や援助はどうしよう」と月案作成に悩む方もいるかもしれません。今回は、0歳児クラスで使える6月の月案の文例を紹介します。養護・教育のねらいや、安全や健康に関する配慮、月反省についてもまとめました。

6月の0歳児の子どもの写真

Yaoinlove/shutterstock.com



6月の0歳児クラスの特徴とは?

だんだんと気温が高くなり梅雨の時期に入る6月、蒸し蒸しとした日が続きますが、紫陽花の観察や水たまり遊びなど雨の日ならではの楽しみもありますよね。


保育園の0歳児クラスにはどのような特徴が見られるでしょうか。


  • 園の環境に慣れて、探索活動をしたり身体を動かしたりして楽しむ
  • 保育士との愛着関係が深まり、手遊びやふれあい遊びをよろこぶ
  • 湿度や気温が高く、汗をかいて気持ち悪そうにしたり、蒸れて肌がかぶれたりする

クラスの環境に慣れて保育士さんとの信頼関係もできてくる頃のため、安心感を持って周囲の環境にかかわる姿も表れるでしょう。


6月には雨の日が続き、蒸し暑い日も多いため、肌の調子や水分補給のタイミングなど、保育士さんがこまめに様子を見ておくことが大切ですね。



【6月】0歳児の月案の文例:前月の子どもの様子

まずは、月案に記入する前月の子どもの姿の文例を紹介します。


  • 連休明けは保護者を求めて泣くが、保育者に抱っこやおんぶでスキンシップを取ってもらうことで徐々に落ち着いていった
  • うつぶせになってずりばいをしようとしたり、柵を持ってつかまり立ちをしたりと、身体を動かして楽しむ姿が見られるようになった
  • 保育者のかかわりをよろこぶ一方、慣れていない保育者に対して人見知りをして泣くようになった子どももいる

6月の月案では、連休明けの様子のほかにも、子どもの身体能力の育ちや保育士さんとの関係性の変化に着目して書くとよいでしょう。



【6月】0歳児の月案の文例:今月のねらい・活動内容

次に、6月の0歳児クラスのねらいや活動内容の文例を紹介します。



今月のねらい


ねらいの文例は養護と教育に分けて見ていきましょう。


養護のねらい

  • 梅雨の時期の室温や湿度に配慮してもらいながら健やかに過ごす
  • ゆったりとした雰囲気のなかで安定的に過ごす

教育のねらい

  • 梅雨の歌や手遊びを楽しみながら、季節のモチーフに親しむ
  • 室内でずりばいやつかまり立ちなど、のびのびと身体を動かして遊ぶことを楽しむ


活動内容


ここでは、6月のねらいをもとに0歳児の子どもに経験してほしい活動内容をくわしく書いていきましょう。


養護

<生命>

  • じめじめとする日には身体拭きや沐浴をしてもらい、心地よさを感じながら過ごす
  • 園生活のリズムに慣れ、安心感を持って遊んだり眠ったりする

<情緒>

  • 保育者に見守られている安心感のなか、好きな遊びを見つけてのびのびと過ごす
  • 思いを受け止めてもらうよろこびを感じる

教育

<健やかに伸び伸びと育つ>

  • 午前睡をしたりしなかったりと個別のリズムに配慮してもらい、機嫌よく過ごす
  • 置いてある玩具に興味を持ち、腹ばいで移動したりつかまり立ちをしてさわろうとしたりする
  • おむつが濡れたら泣いて知らせ、保育者にきれいにしてもらう心地よさを感じる

<身近な人と気持ちが通じ合う>

  • 機嫌のよいときには喃語を発し、保育者に反応してもらうことをよろこぶ
  • 他児の様子に興味を持ち、保育者に仲立ちしてもらいながらかかわろうとする
  • 保育者の動きを真似ようとする

<身近なものと関わり感性が育つ>

  • 好きな玩具や遊びを見つけ、繰り返しかかわることを楽しむ
  • 小雨の時にはテラスに出てみて、雨が降る様子を見る
  • 感触遊びを通してスライムや小麦粘土などの質感の心地よさを味わい、手先の感覚を育む

暑くなってくる6月には、感触遊びや泥んこ遊びを取り入れてみてもよいかもしれません。


0歳児の子どもたちが口に入れないように、少人数ずつのグループで見守りながら遊びましょう。



【6月】0歳児の月案の文例:環境構成と保育者の援助・配慮

6月の空とてるてる坊主の写真

makoto_photo/shutterstock.com


月案のねらいや活動内容に沿って、保育士さんが意識する援助や配慮の文例を考えていきましょう。



養護


生命

  • 活動中や午睡の際には、室温や衣類などを調整し、子どもの体温が上がりすぎないように注意する
  • 沐浴や身体拭きをする際には、個別のタオルを用意して使用し、感染症の予防に努める。

情緒

  • 子どもの思いを代弁して伝え、スキンシップを通して思いを受け止めるようにかかわる
  • 気持ちが不安定なときには安心できる保育者がかかわり、子どもが落ち着いて過ごせるよう配慮する


教育


健やかに伸び伸びと育つ

  • 家庭での過ごし方も踏まえて子どもの生活リズムを把握し、安定的に過ごせるよう個別のリズムを大切にしていく
  • 安全につかまり立ちを行えるよう、柵の周囲の床をフラットに整えるとともに、立っている子どもの傍で見守るようにする
  • おむつの交換や沐浴の際には、「すっきりするね」「気持ちいいね」と声をかけ、心地よさを味わえるようにする

身近な人と気持ちが通じ合う

  • 喃語やクーイングに対して応答的にかかわり、声を発してコミュニケーションを取る楽しさを味わうようにする
  • 絵本の読み聞かせでは、子どもの指差しや喃語に対して「○○だね」と代弁をしていく
  • 子どもが泣いているときには、目線を合わせて声をかけながらあやすようにする

身近なものと関わり感性が育つ

  • 天候に合わせて泥遊びや感触遊びを取り入れ、さまざまなものにふれる楽しさを伝えていく
  • 気に入った遊びを見つけて安定して過ごせるよう、子どもの様子を観察しながらさまざまな玩具を選べるよう環境を整えていく
  • 体操や歌遊びを通して、音楽に合わせてのびのびと身体を動かす楽しさを味わえるようにする

0歳児の子どもたちが身近な環境にかかわることを楽しめるよう、遊びの内容や環境設定などへの配慮をかいてみましょう。


月案で計画しておくことで、前もって準備することにもつなげていけるとよいですね。



【6月】0歳児の月案の文例:家庭連絡・安全・食育

ここでは、0歳児の6月の月案に活かせる家庭連絡、安全、食育の配慮事項の文例をまとめました。



家庭連絡


  • 梅雨の状況下で流行しやすい感染症について周知し、家庭でも予防に努めてもらう
  • 沐浴を行うことをあらかじめ伝え、タオルや着替えなどの準備をお願いする


健康・安全・衛生


  • 蒸し蒸しとした日には除湿したりこまめに身体拭きをしたりして快適に過ごせるようにする
  • 1人座りやつかまり立ちをする子どもが出てくるため、転倒しないように必ず側につくよう注意する


食育


  • 食事の配膳の前には必ず手を消毒するよう徹底し、感染症の予防に努める
  • 離乳食の検食を通して保育者も同じものを食べて、子どもに食感や味を伝えていくようにする

6月になると沐浴が始まったり、泥んこ遊びをしたりと着替える機会も多くなるかもしれません。


前もって保護者の方に伝えたり、たくさん着替えを行った日は申し送りをしたりといった配慮が大切になりそうですね。



【6月】0歳児の月案の文例:反省・自己評価

6月の0歳児の子どもの写真

Ustyle/shutterstock.com


6月の月案における、振り返りや反省で意識するポイントの文例を紹介します。



養護


  • 気候に合わせて室温を調整したり、沐浴を実施したりと、心地よく過ごせるよう配慮していけた
  • 個別の生活リズムに合わせて午睡の時間や食事量を調整したところ、機嫌よく過ごせる時間が増えていった


教育


  • 泥遊びや寒天遊びといった感触遊びを取り入れることができた。子どもによって怖がる子どももいたが、個々のペースで遊べるよう見守っていった。
  • 梅雨の製作では、散歩に行ったときに実際に紫陽花を見ることで子どもたちの興味・関心につなげていけた。

6月には気候の変化から、健康への配慮や遊びの内容に工夫をした保育士さんも多いでしょう。


月案の反省では、具体的な活動の内容に加え、子どもの様子も書くとよいかもしれませんね。



月案に活用できる6月の0歳児保育のポイント

最後に、0歳児クラスの6月の保育に活かせるかかわり方のポイントをまとめました。



蒸れやすい時季には、不快感を取り除く配慮を


この時季には蒸し蒸しとした気候が続き、普通に過ごしているだけでも疲れやすい頃と言えます。


0歳児の子どもは体温も高く、汗をかいて肌着やおむつが蒸れてしまうこともあるでしょう。
こまめに沐浴の時間を設けたり、おむつ交換を早めにしたりすることで、快適に過ごせるようにしましょう。


不快から快に変わる心地よさを実感することで、子どもの情緒面の育ちを促すことにつながりそうです。



雨の降る様子を見たり、ふれたりしてみる


雨の日が増える6月には室内遊びの機会が多くなりますが、雨を使った遊びを取り入れるのもよいかもしれません。


0歳児の子どもを抱っこして窓から外の様子を眺めたり、屋根付きのテラスに出て雨が降る様子を観察したりしてみましょう。


屋根の下から手を出して、雨のしずくにふれて冷たさを味わってみるのも楽しいかもしれませんね。



梅雨~夏の時期の感染症について知り、予防策を知っておく


気温が上がる6月には、「ヘルパンギーナ」や「手足口病」「溶連菌感染症」といった夏の感染症が流行し始める頃と言えるでしょう。


こうした感染症の感染経路は、接触感染や飛沫感染などさまざまですが、予防のためには普段の保育中からしっかりと対策することが大切になります。


<例>

手足口病、ヘルパンギーナは接触感染であるため、病原体が付いた手で口・鼻・目を触ると感染する。口拭きやタオルは個別に用意して、同じものを使いまわさないことが大切。


0歳児の子どもたちは自分で予防することができないため、保育士さんが正しい知識を身につけて対応していきましょう。


出典:特集 夏が来る前に備える"子どもの感染症対策"/厚生労働省



文例を知って6月の0歳児クラスの月案を作成しよう

今回は、6月の0歳児クラスの月案に使えるねらいや配慮の文例を紹介しました。


環境にも慣れて、さまざまなものに興味を示すようになる6月の0歳児クラスでは、十分に探索活動や身体を動かす遊びができるよう保障していくことが大切になるでしょう。


また、蒸し暑くなってくるため、子どもたちの体調管理や感染症の予防にも力を入れるとよいですね。


月案の文例を参考に、6月の0歳児クラスの保育に役立てていきましょう。