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感触遊びを楽しもう!パン粉・はるさめ・寒天など手作りの素材を使った遊び

身の回りの素材を使い、独特のさわり心地を楽しむ感触遊び。保育に取り入れてみたいけれど、どのように行えばよいのか悩む保育学生さんや新卒保育士さんもいるでしょう。今回は、寒天や小麦粉、パン粉など感触遊びに使える素材や遊び方をまとめました。ねらいや導入の方法など、保育に取り入れるポイントも紹介します。

粘土で遊ぶ子ども

Mcimage/shutterstock.com



感触遊びの概要とねらい

小麦粉粘土や寒天、片栗粉粘土など、さまざまな素材の感触を味わって楽しむ感触遊び。


まずは、感触遊びの概要や保育に取り入れるねらいについて紹介します。



感触遊びとは


感触遊びとは、食材や廃材など身の回りの素材を使い、握ったりこねたりしながら素材のさわり心地を味わう遊びです。

ドロドロ、むにむになどのさまざまな感触や、冷たい温かいなどの温度感覚を楽しむことで、五感の成長につながるかもしれません。


また、感触を楽しんでいるうちに偶然できた形を食べ物などに見立てて遊べば、想像力や思考力にもつながっていきそうです。



感触遊びのねらい


続いて、感触遊びのねらいについて具体的にまとめました。


さまざまな感触を味わい身体の諸感覚を育む

片栗粉で作ったスライムのさらさらとした手ざわりや、寒天のプルプルとした手ざわりなど、感触遊びでは多様な触感を得られます。


手のひらは第二の脳と言われることもありますが、素材によって異なるさまざまな感触を味わうことで、脳の働きを高めるとともに、手先の感覚を育むことにもつながっていきそうです。

カラフルな素材やさまざまな音・匂いがする素材を取り入れれば、触覚だけでなく視覚・嗅覚・聴覚も養っていけるでしょう。


手先をさまざまに動かして楽しむ

小麦粉粘土や片栗粉粘土などを握ったりちぎったりすることで、手先のこまかな動きを促すことができそうです。


子どもが自らさわりたくなるように、保育士さんが楽しそうに遊ぶ姿を見せるとともに、多様な感触を楽しめる素材を準備できるとよいですね。


感触遊びを通して見立てを楽しみ、想像力をふくらませる

さまざまな色や手ざわりの素材を用意することで、食べ物や身近な生き物などに見立てて遊ぶことができるかもしれません。


偶然にできた形を楽しみながら、何に見えるのか、どのようなさわり心地なのかを子どもといっしょに話せば、想像力を育むことにつながるでしょう。



感触遊びの導入に使えるアイデア

ここでは、感触遊びへスムーズに導入するためのアイデアを紹介しましょう。



加工する前の素材を観察する


感触遊びの導入として、水や食紅を加えていない加工前の素材を見たりさわったりしても楽しめそうです。

小麦粉やパン粉は濡らすとさわり心地が変わるため、その変化を味わってもらうと子どもの探求心を育めるかもしれません。


また、新聞紙などは水にふやかして粘土にする前に、ちぎり遊びを行ってみてもよいですね。



絵本の読み聞かせをする


パンや寒天など、感触遊びで使う素材が出てくる絵本を読み聞かせするのも一つの方法です。

素材を見せたときに「さっき絵本に出てきた!」と関心を持ってもらえるため、子どもを感触遊びに引き込みやすくなるかもしれません。


新聞紙ちぎり遊びについては、以下の記事でくわしく紹介しています。


関連記事:【新卒保育士さん必見】新聞紙ちぎりの遊びの種類。ボールリレーやプールなど/保育士就活バンク!



感触遊びに使える素材と遊び方

スライムで遊ぶ子ども

Yaoinlove/shutterstock.com

ここからは、感触遊びに活かせる素材と遊び方についてくわしく解説します。



小麦粉


まずは、小麦粉粘土の遊び方を紹介します。


遊び方

小麦粉に水・塩・油を少量ずつ入れて、よくこねます。そうすることで、手に付きづらくふんわりとしたさわり心地の粘土を作ることができます。


練ったりちぎったりして小麦粉粘土の感触を味わいつつ、好きな形を作ってもらうと子どもの想像力を育むことにつながるかもしれません。


かかわり方のポイント

色を付けたいときは食紅やココア、抹茶パウダーなどを垂らし、よく練りこみましょう。

まずは素材の色のままで遊び、途中で子どもが持っている粘土に色を付ければ、色が変わる様子を見て盛り上がるかもしれませんね。


小麦粉粘土の作り方については、以下の動画で具体的に紹介しています。


関連動画:【先生の制作】カラフルで安全♪こねてまぜて 手作り小麦粉ねんど/保育士バンク!チャンネル【公式】



パン粉 


カサカサとした手ざわりのパン粉から、もっちりとした粘土へ仕上がる様子を味わえる遊びです。


遊び方

初めにパン粉そのものの手ざわりを楽しんでから、食紅を溶かした水を霧吹きで吹きつけましょう。

カサカサとした手ざわりから、水で濡れてもっちりとした感触に変わる楽しさを味わえるかもしれません。


パン粉に水を混ぜてもちもちとした感触に仕上がったら、粘土のように練ったり、形を作ったりしながら遊ぶと盛り上がりそうです。


かかわり方のポイント

パンの匂いがするため、子どもが間違って食べてしまわないように注意することが大切です。


しかし万が一口に入れてしまっても危険性は少ないので、子どもの様子を見ながら1歳児頃から取り入れてみましょう。



片栗粉


片栗粉を使えば、子どもによろこばれやすいスライムを手作りできます。


遊び方

片栗粉150gに食紅を混ぜた水100gを少しずつ加えれば、片栗粉スライムを作れます。

このとき、ボウルへ入れたり、机の上にシートを敷いてその上に置いたりすることで、子どもがさわりやすくなるかもしれません。


ぎゅっと握ると硬くなり、離すとどろりと流れ落ちるため、不思議な感触を楽しんでみましょう。


かかわり方のポイント

片栗粉スライムの感触は子どもによって好き嫌いが分かれやすいので、手を濡らさないで楽しめるようにビニールに入れたものも用意するとよいです。


また、ふくらませた風船の中に片栗粉スライムを流し込めば、不思議なさわり心地を楽しめるおもちゃも作れるので、実習や普段の保育でも活用してみましょう。 さわるだけで楽しめるため、子どものペースに合わせて1歳児頃を目安に取り入れるとよさそうです。


ここで紹介した遊び方については、以下の動画で具体的にまとめているので参考にしてみてくださいね。


関連動画:【おもしろ実験】固くて柔らかい?魔法のような水のつくり方/保育士バンク!チャンネル【公式】

関連動画:独特なさわり心地に園児も夢中!むにむに小麦粉風船/保育士バンク!チャンネル【公式】



寒天


光に当てるとキラキラと輝く寒天は、子どもの興味をひきやすい素材と言えるかもしれません。


遊び方

寒天の素と食紅を溶かした水を煮込んだ後、タッパーやバットに入れて冷やします。

しっかりと固まったことを確認したら、感触遊びに使いましょう。


ジュースなどに見立てておままごとに使ったり、暑い夏に寒天の冷たさを楽しんだりするのもよいですね。

また光に透ける様子を楽しむなど、きれいな寒天の見た目を味わう遊びも盛り上がるかもしれません。


かかわり方のポイント

手で握るだけで充分に遊べるため、1歳児くらいから取り入れてもよいかもしれません。


寒天は固まるまでに時間がかかるので、実習などで取り入れる際には前日までに準備しておくとスムーズに行えるでしょう。



はるさめ


つるつるとした食感を楽しめるはるさめも、感触遊びに向いているかもしれません。


遊び方

導入として、乾燥はるさめをさわったり、「水をつけると何になるでしょう」などクイズを出したりしてみると、子どもを遊びに引き込めるかもしれません。

乾燥はるさめを水で戻したら、つるつるとしたさわり心地のはるさめを使って感触遊びを楽しんでみましょう。


独特のさわり心地を味わったりちぎったりするなど、さまざまな遊び方を楽しめる素材と言えるでしょう。


かかわり方のポイント

お皿やフォークなどの食器を使うと、おままごとや見立て遊びなどより遊びの幅が広がりそうです。


また、戻す水に食紅を加えることで、色つきのはるさめが出来上がるでしょう。色を付けると、子どもたちもより興味を持って楽しんでくれるかもしれません。



新聞紙 


新聞紙は水でふやかすことで、粘土のように遊べる素材です。


遊び方

導入として子どもといっしょに新聞紙をちぎって、新聞紙の形やさわり心地が変化していく様子を楽しんでもらったり、子どもの手指の動きを促したりしてみましょう。

ちぎり遊びを楽しんだあとは、たらいの中にちぎった新聞紙を入れ、水を含ませながらよく混ぜると粘土のような手ざわりに仕上がります。


かかわり方のポイント

水のりを溶かしておけば、形作って乾かすことで紙粘土のように固めることができます。思い出の品として保育園に飾ったり、持ち帰ったりしてもよさそうですね。

水で洋服が濡れてしまう可能性があるため、汚れてもよい衣類にあらかじめ着替えてから遊び始めるとよいかもしれません。


実習で取り入れる場合には、担当の保育士さんに相談して、着替える時間も確保できるよう調整しておきましょう。



感触遊びを行うときの注意点

最後は、感触遊びを行うときに気をつけるポイントについて解説します。



事前準備をしっかり行う


感触遊びをスムーズに行うためには、活動の前に準備を進める必要があります。 感触遊びに使う素材や子どもの着替え、下に敷くシートなどが揃っているかチェックしておきましょう。


また感触遊びでは、導入として子どもの前で形の変化や作り方を紹介することもありますが、すぐに活動に入りたい場合は前日のうちに粘土やスライムなどを作っておくとよさそうですね。



子どものアレルギーを確認する


クラスにアレルギーを持つ子どもがいるときは、アレルゲンの食材は使わないように配慮しましょう。


ふれただけでも症状が起きてしまう可能性があるので、事前にしっかり確認しておくことが大切です。



無理にさわらせない


感触遊びが苦手な子どももいるかもしれないため、そうした子には無理にさわらせることは控えたほうがよいでしょう。


他の子が楽しそうに遊ぶ姿を見せたり、素材の観察をしてもらったりすることから始め、子どもが自らさわりたいと思えるような働きかけを行ってみてくださいね。



パン粉・はるさめ・寒天などの手作り素材で、感触遊びを行おう

今回は、感触遊びに使える素材や遊び方について紹介しました。

感触遊びは子どもの五感を刺激したり、想像力をふくらませたりできる遊びです。にぎったりちぎったりするだけでも楽しめるため、子どもの様子を見ながら1歳児頃から取り入れてみましょう。


パン粉・はるさめ・寒天などの身近な物で素材を手作りし、子どもといっしょにさまざまな手ざわりを味わってみてくださいね。