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【例文あり】志望動機の締めくくりはどうする?保育学生必見の書き方のポイント

履歴書を書くうえで必須となる志望動機。締めの書き方が分からず悩む保育学生さんも多いのではないでしょうか。「よろしくお願いします」などに一工夫加え、丁寧な印象を与えられるとよいですね。今回は、志望動機の締めの言葉を例文つきで紹介します。締めくくりが大切な理由や、好印象を与えるポイントもまとめました。

就職面接で笑顔で話す女性

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志望動機の締めくくりの言葉が大切な理由とは

志望動機は面接やエントリーシートなどで、自分の入職意欲を伝えるためのものです。

志望した理由や自分の経験、入職後に目指す姿などを中心として書きますが、締めも「よろしくお願いします」という簡単な挨拶ではなく、工夫して記載することが重要です。


「貴園への入園を強く希望しております」や「子どもに寄り添った保育を行いたいです」など熱意の伝わる言葉を最後に添えれば、採用担当者の印象に残り、内定へつながりやすくなるかもしれません。



保育士の志望動機の締めで好印象を与える書き方

ここからは、志望動機の締めくくりで好印象を与えられる書き方を紹介します。



志望度の高さをアピールする


第一志望の園であれば「貴園に入職することを強く望んでいます」など、志望度の高さをそのまま書きましょう。


「貴園の保育方針に惹かれた」「一人ひとりの子どもに向き合う保育士さんの様子に心を打たれた」など、園に魅力を感じるポイントを具体的に伝えられるとよさそうです。



熱意や意欲を記載する


「未経験ですが、先輩保育士さんから遊びや製作について学びたいです」のように、意欲が伝わる言葉を使いましょう。


また、絵本専門士やリトミック指導者など、仕事に役立つ資格を取ろうとしている保育学生さんは、そのことをアピールしてみてもよいですね。向上心や熱意が採用担当者に伝わり、好印象を与えられるかもしれません。



自分のキャリアプランを書く


「3年後には、職務分野別リーダーとして働きたいです」など、自分の目指しているキャリアについて書くことも大切です。


しっかりしている印象を与えられ、採用担当者は自分の園でキャリアプランを叶えてほしいと思うかもしれません。

自分の将来をクリアにするきっかけにもなるので、保育学生さんはこの機会に、理想とする姿や目標を考えてみましょう。



言い切りの言葉を使う


「~と思います」などあいまいな表現を使わず、「~です」「~します」と言い切りの表現を使うと、面接でも自信のある印象を与えられそうです。


謙虚さも必要ですが、締めは言い切って終わらせたほうが採用担当者は「覚悟のある学生だな」と思うかもしれません。

しかし、「すべての保護者と綿密なコミュニケーションを取ります」など、誇張しすぎる言葉を使うと信ぴょう性が低くなるおそれがあるため控えましょう。



【例文】保育士の志望動機の締めくくりOK例とNG例

就職面接している女性

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最後は、志望動機の締めくくりの例文をOK例とNG例に分けてまとめました。まずはNG例から見ていきましょう。



締めくくりのNG例



例文1

私はコミュニケーションを取ることが得意なので、貴園に入園しましたら、すべての子どもや保護者の方と仲良くなります。


すべての子どもや保護者と仲良くなることは難しいので、話を誇大にしている印象を与えてしまう可能性があります。

「一人ひとりの子どもや保護者と、真摯に向き合えるように努めます。」のように言い換えるとよいですね。


例文2

未経験で不安な部分はありますが、自分の長所を活かして働きたいと思います。


「未経験で不安」など後ろ向きな言葉を使うと、採用担当者は「子どもを任せても大丈夫かな」と思ってしまうかもしれません。

また、「思います」は自信のない印象を与える可能性があるため、「働きます。」と言い切るようにしましょう。


例文3

貴園のアットホームな雰囲気に惹かれたため、応募させていただきました。よろしくお願いします。


「よろしくお願いします」は定型文なので、応募者の印象が薄くなってしまう場合があります。

入職後のキャリアプランなど、意欲や熱意の伝わる文章を追加してみましょう。



締めくくりのOK例



例文1

「子どものペースに合わせた保育を行う」という保育観に惹かれたため、貴園に入職することを強く志望しております。


「強く志望しております」と書くことで、志望度の高さをアピールしています。

最後に記載すると印象に残りやすく、採用担当者に熱意のある学生と思ってもらえるかもしれませんね。


例文2

現在はスキルアップのため、地元の図書館で絵本の読み聞かせのボランティアを行っており、ゆくゆくは絵本専門士の資格も取る予定です。


現時点でスキルアップに努めており、目標も持っていることを伝えられる例文です。

向上心があり、真面目な学生であることをアピールできるかもしれませんね。


例文3

入職後は先輩保育士さんから遊びや子どもとの接し方について多くを学ばせていただき、保育士3年目には職務分野別リーダーとして働くことを目標にしております。


「先輩の保育士さんから~多くを学ばせていただき」と添えれば、保育は未経験であるものの、意欲があることを十分に伝えられそうです。

また、自分のキャリア像をくわしく記載することで、芯のあるイメージを与えられるでしょう。



志望動機の締めくくりの書き方や例文を参考に、新卒保育士の就活に役立てよう

今回は、志望動機の締めくくりの書き方について紹介しました。


最後に志望度の高さをアピールしたり、言い切りの言葉を使ったりすることで、内定につながりやすくなるかもしれません。

「よろしくお願いします。」と締めるのではなく、「貴園への入職を強く希望いたします。」などと書き、熱意や意欲を採用担当者に伝えましょう。


新卒保育士を目指す保育学生さんは、面接やエントリーシートを書く際に役立ててみてくださいね。


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