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【9月の月案】3歳児クラスの文例集。ねらいや配慮、援助や反省の書き方

運動会や敬老の日など行事が満載な9月。3歳児を担任する新卒保育士さんには、月案作成に悩む方もいるかもしれません。今回は、3歳児クラスで使える9月の月案の文例を紹介します。養護・教育のねらいや活動内容に加え、安全や健康に関する配慮・月反省の書き方などもまとめているので参考にしてみてくださいね。

9月の3歳児の写真

Serenko Natalia/shutterstock.com



9月の3歳児クラスの特徴とは?

暑さが落ち着き、3歳児クラスでも運動会や敬老会といった行事の練習が増えてくる9月。
3歳児クラスにはどんな特徴が見られるでしょうか。


  • プールなど夏季の遊びが終了し、運動会や敬老会に向けて通常保育に戻る。
  • 身の回りの支度が身についてくるが、雑になってしまうこともある。
  • 運動会の練習に意欲的に参加する子もいる一方、興味を持てない子もいる。

3歳児クラスは初めて運動会に参加するという園もあるようです。
競技の練習を実施するときは丁寧に導入を行い、3歳児の子どもの意欲や期待感を育んでいきましょう。


3歳児クラスの計画に活かせる、9月の月案の文例を紹介していきます。



【9月】3歳児の月案の文例:前月の子どもの様子

まずは、9月の月案に記入する前月の子どもの様子の文例をみていきましょう。


  • 夏の縦割り保育を通して、年上の子どもへの憧れが強まる姿があった。
  • 当初は泥遊びや水遊びを怖がっていた子どもも、場の雰囲気に慣れて自分のペースでかかわることができた。
  • お盆休み明けには、楽しかったことや印象に残った経験を楽しそうに話していた。

先月の様子を記載し、9月の月案の作成に活かしていけるとよいですね。
園によって状況は異なりますが、文例を参考に子どもの姿を振り返ってみましょう。



【9月】3歳児の月案の文例:今月のねらい・活動内容

3歳児の9月の月案にぴったりなねらいや活動内容の文例を紹介します。



今月のねらい


養護・教育2つの視点からねらいの文例をまとめました。


養護のねらい

  • 夏の疲れが出やすい時期のため、体調に留意してもらいゆったりと過ごす。
  • 保育者に見守られながら身の回りの支度を一通り行い、意欲を持って取り組む。

教育のねらい

  • 保育者や友だちといっしょにのびのびと身体を動かして遊ぶ。
  • 初秋の自然にふれ、関心を持ってかかわる。


活動内容


月案のねらいや子どもの姿をふまえ、活動内容を考えていきましょう。


養護

<生命>

  • 体調や気分に合わせて活動を調整してもらい、疲れたときは落ち着いた環境でゆっくり過ごす。
  • 自分で気づいて水分補給を行うようにして、健康管理の習慣を身につける。

<情緒>

  • 保育者に見守られながら園生活のリズムに慣れ、落ち着いて過ごす。
  • 友だちとのトラブルがあったときには保育者に気持ちを受け止めてもらい、安心感を持ったり気持ちを整理したりする。

教育

<健康>

  • 遊びのなかで跳ぶ、投げるなどさまざまな動きを経験し、身体を動かす面白さを味わう。
  • 手洗いや水分補給など、健康に過ごすために必要な習慣を知り、自ら行おうとする。

<人間関係>

  • 簡単なルールのある遊びを楽しみ、友だちとかかわるよろこびを味わう。
  • 友だちとのトラブルの際は保育者に仲介してもらうことで、仲直りのしかたを身につけていく。

<環境>

  • バッタやトンボなど、秋口に現れる昆虫を発見することを楽しむ。
  • 完成系をイメージして工作に取り組み、のりやペンなどの道具を使って表現してみようとする。

<言葉>

  • 友だちや保育者に、自分が経験したことや感じたことを言葉で伝えるよろこびを味わう。
  • 話を聞くときのルールを改めて確認し、保育者の話をしっかり聞こうとする。

<表現>

  • 好きな音楽に合わせて踊り、振り付けで歌詞やリズムを表現することを楽しむ。
  • 敬老の日には身近なお年寄りに感謝の思いを伝えようとする。

9月は休み明けで久しぶりの登園となる子どももいるなど、夏の疲れが出やすい時期と言えます。


特に月の前半は子どもの様子を見て活動を計画できるように、月案であらかじめ計画しておきましょう。



【9月】3歳児の月案の文例:環境構成と保育者の援助・配慮

9月の3歳児の写真

T.Yagi/shutterstock.com


9月のねらいや活動内容に合わせて、保育者の援助と配慮の文例を紹介します。



養護


生命

  • 子どもの様子に合わせて活動予定を変更できるよう、準備をしたり余裕を持って計画したりする。
  • 遊びに夢中で水分補給を忘れている子どもには、個別に声をかけて気づけるようにする。

情緒

  • 通常保育に戻り、雰囲気が変化することから、疲れたり甘えたくなったりする姿を想定する。個々の気持ちを十分に受け止め、ゆったりと過ごせる環境を整える。
  • まだ自分たちでケンカの場を収束させることが難しいため、なるべく保育者が仲介に入るようにして丁寧にかかわる。


教育


健康

  • 運動遊びでは、複雑な動きが苦手な子どももいるため、ケガにつながらないよう保育者が側について注意して見守る。
  • 手洗いなどを早く済ませようとして雑になってしまう子どもには、「指の間もきれいにしよう」などと声をかけて、しっかりと洗えるように促す。

人間関係

  • 「ありがとう」「ごめんね」など思いを伝える言葉をきちんと言えた子どもには、しっかりと褒めて認めるようにする。
  • 遊びに入りたそうにしている子どもには個別に声をかけ、保育者といっしょに「いれて」と言えるように励ます。

環境

  • 秋の昆虫が登場する絵本を読み聞かせ、子どもたちの興味を引き出して自然とのふれ合いにつなげる。
  • 子どもが作りたいイメージに合わせて適切に道具を選択・使用できるよう、思いを聞き出しながら工作を援助する。

言葉

  • 子どもの話には、様子に合わせて代弁したり言葉を補ったりしながらしっかり耳を傾け、聞いてもらえたという充実感を味わえるようにしていく。
  • 全体に向けて話す際は、落ち着いて聞ける環境を整え、子どもの注目を集めたあとで話を始めるようにする。

表現

  • ダンスに用いる音楽は、リズムの速さやメロディー・歌詞の親しみやすさなどを意識して選曲し、子どもが踊りやすいよう配慮する。
  • 敬老の日のプレゼント製作を取り入れ、手作りのものを贈って感謝を伝えられる機会を作る。

3歳児クラスの子どもたちが、運動会や敬老の日といった行事に期待感を持って取り組めるように月案を考えてみましょう。


9月は行事も多く忙しくなることが予想されるため、月案をふまえてしっかりと活動の計画を立てておくとよいかもしれませんね。



【9月】3歳児の月案の文例:家庭連絡・安全・食育

3歳児の月案に記入する、9月の家庭連絡・安全・食育の文例をまとめました。



家庭連絡


  • 悩みや困ったことを相談しやすいよう、こまめに声をかけてあたたかい雰囲気で接するようにする。
  • 子どもたちが各家庭で敬老の日のプレゼントを渡せるよう、行事のねらいや活動の様子などを保護者にも伝える。


健康・安全・衛生


  • まだまだ暑い日が続くが、風が涼しかったり朝夕は気温が低くなったりと汗が冷えやすい。汗をかいた衣類は早めに着替えられるよう促す。
  • 暑い日に運動会の練習を行う際は、登園時に子どもの顔色や様子を観察しておき、体調を崩すことなく行えるよう留意する。


食育


  • お月見行事を通して団子を作る活動を取り入れ、食べ物を作る楽しさを味わえるようにする。
  • 箸を使い始めるときには、正しい持ち方やマナーを伝えていく。

月案の家庭連絡の欄には、9月の行事をふまえて保護者の方に伝えておきたいことなどを記載するとよいでしょう。


また、まだ暑い日も続くため、健康に過ごせるように配慮することも考えておくことがポイントです。



【9月】3歳児の月案の文例:反省・自己評価

9月の3歳児の写真

ANURAK PONGPATIMET/shutterstock.com


3歳児の9月の月案に役立つ、反省や自己評価の文例を見ていきましょう。



養護


  • 子どもの疲れや体調に合わせて過ごせるよう、午睡の時間の調整を行う、ゆっくりと取り組める活動に変更するなど配慮していけた。
  • 手洗いのやり方を覚えられる歌を取り入れたところ、歌いながらきれいに手洗いをしようとする姿が増えた。


教育


  • 気候のよい日には広い草むらがある公園まで出かけて、バッタやカマキリなどの虫を探しに行けた。
  • ダンスに興味の薄い子どもが多かったが、午睡明けの時間に必ず曲をかけるようにしたら、自発的に踊ろうとする姿が見られた。

ねらいをもとに、9月の3歳児クラスを振り返って反省を記載します。


9月に運動会を実施する園は、練習の様子や保育者のかかわりに焦点を当てるのもよいかもしれません。



月案に活用できる9月の3歳児保育のポイント

最後に、月案にも活かせる9月の3歳児クラスの保育のポイントをまとめました。



運動会の練習は、見通しを伝えて期待感を持てるように


3歳児の子どもたちは初めての運動会であるという保育園も多いかもしれません。


子どもたちが期待感を持って練習するには、「おうちの人にも見に来てもらうんだよ」など行事のイメージを持ってもらうことも大切です。


練習を実施するときも、当日の朝の会でどんなことをするか簡単に伝え、見通しを持てるようにするとスムーズかもしれません。



秋の昆虫を探してみよう


少し暑さがやわらぐ9月は、セミやカブトムシに代わって、バッタやカマキリなど草むらに棲む虫たちがたくさん見られる時期です。


子どもたちが捕まえてきたら、いっしょに観察したり、図鑑で調べたりしてみましょう。


昆虫探しをする前に、虫たちが出てくる絵本や紙芝居で導入して、子どもの関心を集めるのもよさそうですよ。



体調や気分に合わせ、ゆったりと過ごせる時間を


水遊びが終了して園生活の流れが変わったり、運動会の練習が入ってきたりと変化の多い9月。


季節の変わり目ということも重なって、子どもたちは戸惑いや疲れを感じやすくなっているかもしれません。


身支度の時間は急かされることのないよう時間配分に余裕を持つ、午後はゆったりとした遊びをメインにするなど、活動量を調整できるよう準備しておくとよいですね。



文例を知って9月の3歳児クラスの月案を作成しよう

今回は、9月の3歳児クラスの月案に使えるねらいや内容の文例を紹介しました。


夏時期の遊びが終わって通常保育に戻る9月、3歳児の子どもたちが安心して過ごせるように、丁寧に支度のしかたを伝えたり不安に寄り添ったりすることが大切です。


また、3歳児にとっては初めての運動会となる園も多いため、子どもが期待感を持って練習できるよう、競技の内容や練習のしかたを考えていきましょう。


月案の文例を参考に、9月の3歳児クラスの保育に活かしてみてくださいね。