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【9月の月案】5歳児クラスの文例集。ねらいや配慮、援助や反省の書き方

夏の終わりが近づき、だんだんと涼しくなる9月。5歳児を担任する新卒保育士さんのなかには、月案作成に悩む方もいるかもしれません。このコラムでは、5歳児クラスで使える9月の月案の文例を紹介します。養護・教育のねらいや活動に加え、安全や健康に関する配慮と反省の書き方などもまとめました。

9月の5歳児の写真

hanapon1002/shutterstock.com



9月の5歳児クラスの特徴とは?

朝夕は涼しく感じる日が増えてきて、夏も終わりに近づく9月。
まだ日差しの強さは気になりますが、子どもたちも戸外でのびのび遊べるようになり、開放的な雰囲気が感じられますよね。


そんな9月の5歳児クラスでは、以下のような特徴が見られるでしょう。


  • 夏休み期間に欠席していた子どもは久しぶりの登園となる。
  • 運動会の練習が本格的に始まり、意欲的に参加する姿が見られる。
  • 友だち同士で考えを出し合いながら遊びを進めることが増えてくる。

運動会、敬老の日など行事がたくさんある9月は、友だちといっしょに取り組む機会が増えて、5歳児の子どもたちも力を合わせて考えを出しながら遊ぶことがあるでしょう。


このような5歳児クラスの特徴をふまえて、9月の月案の書き方や文例を紹介します。



【9月】5歳児の月案の文例:前月の子どもの様子

まずは、9月の月案に活かせる5歳児クラスの前月の子どもの様子の文例を見ていきましょう。


  • 夏の生き物や草花に興味を持ち、遊びに取り入れていた。
  • 年下の子どもに優しくしたり、いっしょに遊んだりする姿が見られるようになった。
  • 夏休みや盆休み明けで久しぶりの登園となる子がいる。

先月特に楽しんでいた遊びの様子や、周りの人とのかかわりなどを記載しておくとよいかもしれません。


夏の過ごし方や身の回りの支度など、生活面についても書けるとさらによいでしょう。



【9月】5歳児の月案の文例:今月のねらい・活動内容

ここでは、9月の月案のねらいや活動内容の文例を紹介します。



今月のねらい


養護・教育の2つの視点から、月案のねらいの文例をまとめました。


養護のねらい

  • 明るくのびのびと行動し、園生活に対する充実感を味わう。
  • 戸外での過ごし方を知り、健康を保つための方法を意識する。

教育のねらい

  • 身近な自然に親しみを持ち、自らかかわろうとする。
  • 運動会に向けて友だちといっしょに共通の目的を持って活動する。


活動内容


養護

<生命>

  • 戸外から戻ったら手洗い・うがいを自ら行う。
  • 遊びの途中でも、気温や体調に合わせて水分を補給したり汗の始末をしたりする。

<情緒>

  • 園生活のリズムを取り戻し、身の回りのことを丁寧に行い自信を持って過ごす。
  • 係の活動や保育者の手伝いを通して、達成感やよろこびを味わう。

教育

<健康>

  • さまざまな運動に挑戦して、身体を動かす意欲を持つ。
  • リレーや障害物競争などを繰り返し楽しみ、より上手に行うための身体の動かし方を知る。

<人間関係>

  • 運動会の練習を通して、共通の目的に向かって友だちと考えを出し合いながら取り組む面白さや充実感を味わう。
  • 友だち同士で思いを伝え合いながらかかわり、それぞれの考えや気持ちに折り合いを付けながら落としどころを見つける方法を知る。

<環境>

  • 防災訓練を通じて、緊急時の行動のしかたや約束ごとを知る。
  • 身近な自然に親しみ、興味や関心を持ってかかわり、遊びに取り入れていく。

<言葉>

  • 保育者に支えられながら、自分の考えや思いを言葉にしてクラスの友だちの前で発表しようとする。
  • 自分の思いを伝えるだけでなく、相手の話を聞こうとする態度を身につける。

<表現>

  • 音楽に合わせてのびのびと身体を動かして表現し、自分や友だちの表現のよさに気づく。
  • 運動会に向けてさまざまな技法を使いながら、競技で使う飾りや道具作りを楽しむ。

9月の5歳児クラスでは、運動会など行事の練習や活動を通し、目的に向かって取り組むよろこびを味わえるとよいかもしれません。


月案のなかでも随時ふれていき、意識して園生活に取り入れられるようにしましょう。



【9月】5歳児の月案の文例:環境構成と保育者の援助・配慮

9月の5歳児の写真

flyingv3/shutterstock.com


9月の5歳児クラスの月案に活かせる、環境構成や保育士さんの配慮・援助事項を紹介します。



養護


生命

  • 手洗いのあとにきちんと手を拭かずに遊ぶ子どももいるので、ハンカチを用意して拭き取れるよう見守る。
  • 体調や活動内容に合わせて、休息をゆったりと取れるようにする。

情緒

  • 丁寧に身支度を行う姿を認めて、ほかの子どもにも知らせていく。
  • 係の仕事に意欲が持てない子どもには個別にかかわったり、友だちにやり方を教えてもらったりできるように配慮する。


教育


健康

  • 身体を動かす前は導入として準備運動を行ったり、軽い運動を取り入れたりしてケガを予防する。
  • 新しい運動遊びに挑戦する姿や、自分なりに目標を抱いて取り組む姿を認め、十分に褒めて意欲を育んでいく。

人間関係

  • 運動会や敬老会についてクラスで話し合う機会を設け、協力しながら意欲的に活動できるように配慮する。
  • 友だち同士で思いがぶつかり合っても、すぐに仲介に入らず見守り、当事者で解決する経験ができるようにする。

環境

  • 季節の変化に関心を持てるように、状況に応じて声をかけたり園生活に取り入れたりする。
  • 秋の自然現象に興味を持ち、主体的に知識を深められるように図鑑や素材などの環境を整える。

言葉

  • 人前に出ると緊張からうまく話せなくなる子どもには、側について言葉を補ったり、保育者といっしょに最初の言葉を発せるようにしたりして援助していく。
  • 相手の話を遮らない、顔を見て話を聞くなど、聞くときの態度を子どもといっしょに確認する。

表現

  • ダンスや体操をするときは、子どもたちの見本となるよう手の動きや足の向きなどを意識して丁寧に表現するように意識する。
  • 製作活動ではお互いのよさに気づいたり教え合ったりできるように、机の向きを工夫したり保育者が声をかけたりする。

運動会の練習や係活動など、友だち同士で協力して取り組む機会が増えてくる9月。


5歳児の子ども同士の伝え合いを見守り、それぞれの思いに共感しながら援助していけるとよいですね。



【9月】5歳児の月案の文例:家庭連絡・安全・食育

ここでは、9月の月案で使える家庭連絡・安全・食育の文例をまとめました。



家庭連絡


  • 暑い日が続くため、引き続き水筒や着替えの用意をしてもらうよう伝える。
  • 運動会の練習の様子を伝え、家庭でもコミュニケーションを取れるように配慮する。


健康・安全・衛生


  • 「おかしもち」などわかりやすい言葉で避難時の約束ごとを説明する。
  • はさみを使用するときは必ず保育者の目が届くところで行い、安全に使えるように声をかける。


食育


  • 好き嫌いなく食べられるように励まし、がんばりを認めていく。
  • 園で栽培している食物を観察する機会を作り、収穫への期待感を育めるようにする。

9月の防災の日に関連して、災害時の避難方法や約束ごとについて確認するクラスもあるかもしれません。


5歳児の子どもたちが安全に行動できるよう、わかりやすいスローガンや語呂合わせを使って身を守る方法を伝えられるとよいですね。



【9月】5歳児の月案の文例:反省・自己評価

9月の5歳児の写真

Purino/shutterstock.com


9月の5歳児クラスの月案における反省や自己評価の文例を紹介します。



養護


  • 災害時の注意点について子ども同士で確認し合い、安全を意識して行動するよう声をかけていけた。
  • 運動会の練習や敬老の日のプレゼント製作に意欲的に参加し、自信を持って過ごしていた。


教育


  • 遊びや話し合いのなかで友だち同士の伝え合いを見守り、必要に応じて助け船を出していけた。
  • 遊びのなかで友だちとイメージを共有し、工夫しながら遊ぶ姿があった。

運動会や敬老の日などある9月は、5歳児の子どもが意欲を持って活動できたか、保育者のかかわりによってどんな変化が見られたかについて反省してみましょう。


また、友だち同士の伝え合いについても振り返ってみるとよさそうですね。



月案に活用できる9月の5歳児保育のポイント

最後に、月案作成にも活かせる9月の5歳児クラスの保育のポイントをまとめました。



運動会などの行事では共通の目的を持って活動できるように


保育園生活で最後となる運動会。5歳児クラスとなると、みんなで力を合わせて取り組むことをねらいに、リレーやパラバルーン、チーム競技などを取り入れる保育園も多いのではないでしょうか。


その際、子どもたちがクラスみんなの力で運動会を成功させるという思いを持って活動できるように援助することがポイントです。


一方的に指導するだけでなく、話し合いの時間を設けたり、共同製作を取り入れたり、スローガンや競技で使う掛け声を子どもといっしょに考えたりといった活動を月案で計画しておくとよさそうですね。



友だち同士の伝え合いを見守り、支えていく


5歳児の9月頃になると、子どもたちは互いへの理解が深まり、思いを出し合いながら工夫して遊んだり、トラブルを解決したりできるようになるかもしれません。


保育士さんはその様子を見守りながら、援助が必要そうであればさりげなく仲介することで、子どもたちの伝える力を伸ばしていけるとよいでしょう。


子どもたちそれぞれの個性や特徴などに応じて、思いを汲み取ったうえで言葉を補ったり、聞く態度を意識できるようにしたりといった配慮が大切になりそうです。



夏から秋への季節の変化に気づき、よさを味わえるきっかけ作りを


少しずつ風が涼しくなり、秋らしい気候に変化していく9月。

木々の色づきやどんぐり探しを楽しめる時期はまだ先ですが、秋口の草花や昆虫を見つけたり雲の形の変化を楽しんだりできるなど、季節ならではの醍醐味があります。


地域によって異なりますが、キンモクセイやリンドウといった花々や、トンボ・バッタ・カマキリなどの昆虫たちと出会える頃でしょう。


図鑑を用意しておいたり声をかけて知らせたりしながら、子どもの関心を引き出せるとよいですね。



文例を知って9月の5歳児クラスの月案を作成しよう

今回は、9月の5歳児クラスの月案に使えるねらいや配慮、反省などの文例を紹介しました。


運動会、敬老の日など行事がたくさんある9月は、子どもたちが共通の目的を持って意欲的に取り組めるよう、かかわり方や環境構成などを考えていきましょう。


また、行事や活動中での取り組みの様子や子どもたちのがんばりを保護者の方にも伝え、いっしょに成長をよろこべるようにするとよいかもしれません。


9月の月案の文例を活かして、5歳児の保育に役立てていってくださいね。