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【保育学生必見!】保育実習の抱負の立て方。例文や書き方、立てる理由

保育実習の抱負の立て方が分からず、悩む保育学生さんもいるでしょう。学校のレポートに書いたり園で担当の保育士さんに伝えたりすることが多いようなので、実習が始まる前に決めておきたいですね。今回は、保育実習で抱負を決める理由や立て方をくわしく紹介します。また、例文や書き方についても具体的にまとめました。

絵本を読む実習生

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保育実習で抱負を立てる重要性

実際に保育の現場を経験し、知識を深めたり保育士の役割を理解したりする保育実習。

保育実習への参加前には、抱負を立てて学校に提出したり、園に伝えたりすることが多いようです。


まずは、保育実習のために抱負を作る理由について解説します。



保育実習で学びたいことが明確になる


事前に抱負を立てない場合、保育実習を通して何を学びたいのかあやふやになり、終わった後にどのような実りがあったのかが分からなくなってしまうでしょう。


抱負を立てれば援助の方法や子どもとのかかわり方など、どのようなことを身につけたいかが明確になり、保育実習を有意義なものにできるかもしれません。



モチベーションのアップにつながる


抱負を立てるときは、自分のできることとできないことを分析したうえで立てるとよいでしょう。


自分の理想とする姿や目標が明確になるため、より意欲的に保育実習に臨めるようになるかもしれませんね。



保育実習の抱負の見つけ方

続いて、保育実習で立てる抱負の見つけ方をくわしく紹介します。



初回は基本的なポイントを重視する


初回の保育実習の場合保育士の業務に慣れていないため、園の1日の流れを知ったり、保育士さんの援助方法を学んだりするなど、基本的なポイントを重視した抱負を立てましょう。


「クラスの子どもとたくさんかかわる」など、子どもについて理解を深めるための内容もよさそうです。



2回目以降はよりこまかな点を見る


2回目以降は前回の実習の反省点を踏まえ、「子どもの気持ちを汲み取り、寄り添う」のように改善したい点を重視して立てましょう。


また、「遊びの広げ方を知る」など、初回と比べてよりこまかなポイントに注目してみてもよいかもしれません。



深めたい知識を軸にする


学校で勉強した内容の中でも、特に深めたい知識や得意としていることを抱負にしてもよさそうです。


例えば、絵本の読み方を勉強したいのであれば、「子どもを本の世界に取り込む読み方を学ぶ」など、保育へどのように活かしていくのかもあわせて立ててみるとよいでしょう。



配属クラスを考える


自分が担当するクラスの年齢や状況を考えて、抱負を決めるのもよいかもしれません。


例えば、0歳児クラスの担当で「戸外活動で関係性を深める」という抱負を立てるとあまり現実的ではないでしょう。

「オムツの替え方やミルクのあげ方を知る」など、子どもの成長を考慮した内容を練ることがポイントです。



保育実習の抱負の書き方

レポートを書く学生

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ここからは、保育実習で立てる抱負の書き方について具体的にまとめました。



分かりやすい言葉を使う


園長や教授など、誰が読んでもすぐに理解できるように、専門用語など難しい言葉は使わないようにしましょう。


できるだけシンプルで、率直に意味が伝わるような抱負を立てることが大切です。



丁寧な文章を意識する


保育学生さんは学ばせてもらう立場であるため、敬語を使うなど礼儀正しさが伝わる文章を作成しましょう。


また、きれいな文字で記載することで、保育実習への熱意も表せるかもしれません。



前向きな表現を使う


初回の場合、保育実習が不安な保育学生さんも多いかもしれません。しかし、「うまく子どもとかかわれるか分かりませんが」など、ネガティブな表現を使うのは避けましょう。


実習担当の保育士さんが読んだときに、「本当に子どもを任せて大丈夫かな」と不安になってしまうかもしれません。

不安感から自分のモチベーションも下がる可能性があるため、「○○を知りたい」のように、期待を持てるような内容にしましょう。


また、抱負はレポートで書く以外にも、担当の保育士さんなどに対面で伝える場合もあるかもしれません。その際はできるだけ明るい表情を意識し、ハキハキと目を見て話すことを心がけてみましょう。



保育実習における抱負の例文

最後は、保育実習に適した抱負の例文を紹介します。



保育の基本を学びたいとき


  • 子どもへの適切な援助方法を知る
  • 園の1日の流れを理解する

初回の保育実習など、保育の基本から学びたいときに立てるとよい抱負の例です。

適切な援助方法や園の1日の流れを知り、保育士としての基礎を身につけましょう。



より掘り下げた保育を知りたいとき


  • 子どもを遊びに引き込む工夫を学ぶ
  • 年齢による保育方法の違いを理解する

2回目以降の保育実習で、よりこまかなポイントを知りたいときに向いている抱負の例です。

初回の保育実習の反省点を軸にしたり、知識が不十分だと感じる部分を重視したりしてみるとよいでしょう。



自分の得意なことを活かしたいとき


  • 手遊びを通して子どもと積極的にコミュニケーションを取る
  • 絵本の読み聞かせを通して子どもとの信頼関係を深める

手遊びや絵本など、自分の得意な分野を活かしたいときに立てる抱負の例です。

実習を通してさらに知識を深められれば、就活における園選びの基準にしたり、入職後に役立てたりすることができるかもしれませんね。



抱負の例文や書き方を知り、保育実習に活かそう

今回は、保育実習で立てる抱負の立て方や、例文について紹介しました。


抱負は自分が学びたいことを明確にしたり、やる気を高めたりするために役立つので、保育実習に参加するときはしっかりと考えて立てることが大切です。

迷ったときは自分の得意なことを軸にする、2回目以降は初回よりこまかなポイントに焦点を当てるなど立て方のポイントを押さえておくとよいかもしれません。


保育学生さんは抱負の立て方や書き方を知り、保育実習に活かしてみてくださいね。

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