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【新卒保育士向け】保育園の11月のおたより文例。時候の挨拶を添えた書き出しや子どもの様子など

11月のおたよりの文例を知りたい新卒保育士さんも多いでしょう。時候の挨拶や子どもの姿の書き方を知れば、スムーズに作成できるかもしれませんね。今回は、保育園で作成する11月のおたよりの書き出しや、0歳児から5歳児までの子どもの様子の文例を紹介します。また、保護者へのお願いやお知らせの書き方についてもまとめました。

11月の子どもの写真

Purino/shutterstock.com



11月のおたよりにはどんなことを書く?

11月のおたよりに悩むという新卒保育士さんもいるかもしれません。保護者によろこんでもらえるよう、充実した内容にできるとよいですよね。


11月のおたよりに載せる情報としては、以下の項目が挙げられます。


  • 書き出しとなる時候の挨拶
  • 11月の子どもたちの様子
  • 保育園の行事に関するお知らせ
  • 11月に誕生日を迎える子どもの紹介
  • 園またはクラス担任からのお知らせ、お願い

11月には作品展の開催や、七五三の製作といった活動を予定している保育園もあるでしょう。そうした行事に関するお知らせや、子どもたちの取り組みを伝えるとよさそうですね。



保育園で11月のおたよりを作成するときのポイント

ここでは、11月のおたよりを作成するときのポイントを紹介します。



書き出しでは秋から冬への季節の移ろいにふれる


おたよりの冒頭では、11月らしい秋の深まりが伝わるような時候の挨拶を入れてみましょう。


園庭に落ち葉が積もっていたことや、朝の登園時には息が白くなるようになったことなどを伝えれば、保育園の一場面を切り取ったような書き出しになるかもしれません。


新卒保育士さんの場合、時候の挨拶の書き方に慣れない方も多いでしょう。後述する例文を参考にすれば、スムーズに書き出せそうですよ。



作品展など行事への取り組みの様子を伝える


11月は、作品展や七五三製作といった行事にかかわる活動も増えてくる頃でしょう。


子どもたちがそうしたイベントに向けて、意欲を持って楽しみながら取り組んでいる姿を伝えることで、保護者に保育園の様子をイメージしてもらえそうです。


特に作品展については、製作過程など活動の様子をおたよりを通して知ってもらうことで、観覧するのを楽しみに感じてもらえるかもしれません。



冬に向けた感染症対策について紹介する


空気が乾燥し、冷え込みが増してくる11月頃は、風邪などの感染症のリスクが高まりやすい時季と言えます。


家庭でも注意してもらうために、冬場に流行する感染症の種類や、気をつけてもらいたい対策方法をおたよりで周知しましょう。


保育園で実施している消毒や換気といった対策や、子どもへの衛生指導についても伝えれば、安心して登園してもらえそうですね。



11月のおたよりの文例~時候の挨拶を含む書き出し~

11月の子どもの写真

Sayuri Inoue/shutterstock.com


ここからは、11月のおたより作成に役立つ文例を紹介します。まずは、書き出しとなる時候の挨拶の文例をまとめました。



短めの書き出しの文例


  • 秋も一段と深まり、園庭にも赤や黄色の落ち葉がはらはらと舞うようになりました。
  • ふかふかとした落ち葉の感触が楽しい季節。黄色い絨毯に思わず飛び込みたくなります。
  • すっかり日が落ちるのが早くなりました。秋の夕暮れ時は、美しい橙色に見とれてしまいます。


長めの書き出しの文例


  • 木枯らしが冷たい11月。園庭で寒さをしのぐ虫たちに、葉っぱのお布団をかけてあげる優しい子どもたちです。
  • 散歩帰りの子どもからどんぐりのプレゼント。風は冷たいですが、かわいらしい贈り物に気持ちが温まります。
  • 暦の上ではもうじき立冬。日に日に寒さが増してくる時季ですが、しっかり身体を動かして寒さに負けず元気に過ごしたいと思います。

秋の深まりとともに冷え込みが増す11月。


保育園で感じられる秋の自然や、寒さのなかでも元気に遊ぶ子どもたちの様子などを書き出しで伝えてみましょう。



11月のおたよりの文例~子どもの様子~

次に、11月のおたよりで伝える子どもの様子の文例を紹介します。



0歳児


  • ご挨拶が上手になった○○組の子どもたち。お名前を呼ばれると、「は~い!」と言わんばかりに両手を挙げてお返事してくれます。
  • 食欲の秋というのは子どもたちも同じのようです。給食の時間には手づかみで食べ物を口に運び、満面の笑みを見せてくれますよ。


1歳児


  • 澄んだ秋晴れの空の下、園庭で駆け回る子どもたち。落ち葉を拾っては「なあに?」と保育士に見せてくれる姿がかわいらしいです。
  • ままごとがお気に入りの1歳児さん。食べ物をお皿にのせて「はいどうぞ」とふるまったり、先生に向けて「あーん」と食べさせてくれたりと、みんな腕をふるってくれます。


2歳児


  • 足腰が強くなってきたので、保育園から少し遠い○○公園へお散歩に行きました。広い芝生で鬼ごっこをしたのがとても楽しかったようで、「また行こうね」と繰り返し話していましたよ。
  • 初めて体験したフィンガーペイントは大盛り上がりでした。芸術の秋、子どもたちにもいろいろな表現を楽しんでもらいたいと思います。


3歳児


  • 七五三の千歳飴袋の製作を行いました。お花の飾りをたくさんつけて、お祝いにふさわしいにぎやかな袋ができあがりましたよ。
  • どんぐり拾いに夢中な3歳児さん。ポケットいっぱいにどんぐりを詰めている姿についふふっと笑ってしまいます。


4歳児


  • 落ち葉は子どもたちにとっての宝物。形や色の綺麗な葉っぱを見つけてきては、ままごとや工作に使って楽しむ○○組です。
  • 朝夕はめっきり冷え込むようになりました。子どもたちは吐いた息が白くなる様子を不思議そうにしています。


5歳児


  • ○○組では、作品展で掲示する看板をみんなで製作中。色や飾りなど、デザインは子どもたちが話し合って決めました。当日を楽しみにしていてくださいね。
  • 最近は楽器遊びを楽しんでいる5歳児さん。イスを並べて観客席を作り、にぎやかな演奏会を開いています。

文例のように、11月のおたよりでは秋の自然を取り入れて遊ぶ様子や、行事にちなんだ活動について伝えていきましょう。


おたよりを通して子どもたちの成長が感じられるよう、普段の様子を切り取った描写ができるとよいですね。



11月のおたよりの文例~保護者へのお知らせ~

11月の子どもの写真

Valerij Milanovic/shutterstock.com


最後に、11月のおたよりで伝える保護者へのお知らせやお願いの文例をまとめました。



園生活について


  • 寒くなってきましたが、子どもたちは遊んでいるうちに汗ばんでくることもあります。肌着は通気性のよいものを選び、体温を調整しやすい薄手の衣類をご用意いただくようお願いいたします。
  • 登降園時の冷え込みが気になる時季になりました。上着を着用する場合は、見やすい位置に記名をお願いいたします。


保健について


  • 寒くなってくると、風邪やインフルエンザが流行します。ご家庭でもこまめに手洗い・うがいを行い、適度な加湿と換気を心がけて感染症を予防しましょう。

寒くなってくるこの時季には、必要以上に厚着をしてしまいがちでしょう。
しかし子どもたちは体温が高いため、厚着で身体を動かすとかえって汗をかき風邪を引いてしまうかもしれません。


気温に合わせて調整できるよう、重ね着しやすい薄手の洋服を持参してもらいましょう。



11月の子どもの様子が伝わるおたよりを作成しよう

今回は、新卒保育士さんが11月のおたよりに活かせる、時候の挨拶の書き出しや保護者 へのお願いなどの文例を紹介しました。


秋が深まり、だんだんと冷え込みが増してくる11月。子どもたちが落ち葉やどんぐりなど自然に親しみながら遊ぶ姿や、冬の行事に向けて取り組む様子を伝えるとよさそうです。


また、感染症の予防対策や、寒い時期の衣類の選び方についても記載することがポイントになるでしょう。


文例を参考に、保育園で作る11月のおたより作成に活かしてみてくださいね。


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