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【10月の月案】5歳児クラスの文例集。ねらいや配慮、援助や反省の書き方

5歳児クラスでは運動会やハロウィンなど行事が盛りだくさんな10月。新卒保育士さんのなかには、月案作成や保育の進め方に悩む方もいるかもしれません。今回は、5歳児クラスで使える10月の月案の文例を紹介します。養護・教育のねらいや活動とともに、安全・健康に関する配慮、反省の書き方などもまとめました。

10月の5歳児の写真

Purino/shutterstock.com



10月の5歳児クラスの特徴とは?

すっかりと秋らしい気候になり、過ごしやすくなる10月。5歳児クラスでは運動会に、作品展にといろいろな行事に向けて取り組むことがふえ、いっそう活動的に過ごしているかもしれません。


そんな10月の5歳児クラスには、以下のような特徴があると言えるでしょう。


  • 友だち同士で思いや考えを出し合い、共通の目的を持って取り組むよろこびを感じる姿が見られる。
  • 気温が低い日が増え、体調を崩す子どもも出始める。
  • 秋の自然や行事に関心を持ち、気になったことを質問したり調べたりしながら知識を深めようとする。

5歳児の子どもたちが意欲的に過ごせるよう、友だちと思いを出し合いながら積極的にかかわれる活動や援助を考えるとよさそうです。


今回は、10月の5歳児クラスの月案に使える文例や書き方のポイントを紹介します。



【10月】5歳児の月案の文例:前月の子どもの様子

まずは、10月の月案に活かせる5歳児クラスの前月の子どもの様子の文例を見ていきましょう。


  • 運動会などの経験を経て、自分たちで考えを出し合いながら取り組んだり、友だちのよさを認めたりする姿が増えてきた。
  • 生活の流れに慣れてきた一方、一番に終わらせたいという思いから雑になってしまう子どももいる。
  • 絵本や図鑑を通して秋の生き物に興味を持ち、園庭などで探そうとする姿が見られる。

9月の終わりから10月の初め頃には、クラスでさまざまな遊びを経験し、成長した5歳児の姿が見られるかもしれません。


子どもたちの育ちや現在の興味などを意識しながら、月案にクラスの様子を記しておきましょう。



【10月】5歳児の月案の文例:今月のねらい・活動内容

ここでは、10月の月案のねらいや活動内容の文例を紹介します。



今月のねらい


養護・教育の2つの視点から、月案のねらいの文例をまとめました。


養護のねらい

  • 衛生に関する習慣を丁寧に行い、清潔に過ごす心地よさを味わう。
  • のびのびと自信を持って行動し、充実感を得る。

教育のねらい

  • 季節の変化に興味を持ち、発見や調べものを楽しみながら遊びのなかで関心を深める。
  • 友だちとのかかわりを深め、共通の目的をもって活動する。


活動内容


養護

<生命>

  • 肌寒い日は衣類を調整し、快適に過ごす。
  • 手洗い・うがいを丁寧に行い、衛生的に過ごす習慣を身につける。

<情緒>

  • 適度に休息を取りながら、安心してのびのびと過ごす。
  • 友だちや保育者に自分の思いを受け止めてもらい、自信を持って生活する。

教育

<健康>

  • 身体測定を通して大きくなったことを実感し、自信や意欲を持つ。
  • 友だちといっしょにさまざまな運動遊びを楽しみ、のびのびと身体を動かす。

<人間関係>

  • 友だちと考えを出し合いながら工作をしたり、遊びのルールを考えたりする。
  • 相手の気持ちに気づき、優しくしたり助けたりしようとする気持ちを持つ。

<環境>

  • 道具の使い方を知り、物を大切に扱おうとする。
  • 秋の生き物や植物に興味を深め、調べることを楽しむ。

<言葉>

  • 簡単な言葉で自分の思いや考えを相手に伝えようとする。
  • 言葉遊びや郵便ごっこを楽しみ、文字に親しみを持つ。

<表現>

  • さまざまな色や素材を使って自分なりに工作する楽しさを味わう。
  • 秋の自然物を使って製作や見立て遊びを楽しむ。

10月の5歳児クラスでは、行事に向けて全体で取り組む活動が増えていくことが予想されます。


友だちとのかかわりが広がる様子や、自信をつけていく姿が見られるとよいですね。



【10月】5歳児の月案の文例:環境構成と保育者の援助・配慮

10月の写真

Marina Zezelina/shutterstock.com


10月の5歳児クラスの月案に活かせる、環境構成や保育士さんの配慮・援助事項を紹介します。



養護


生命

  • 朝の会で一日の予定とともに本日の天気についても伝え、気候や気温に気づけるようにする。
  • 手洗いのやり方を再度確認し、早く済ませることよりも丁寧に行うことが大切であると伝える。

情緒

  • 保育室・園庭に休息を取れるスペースを用意して、自分のペースに合わせて過ごせるよう配慮する。
  • 子どもの思いや言葉をしっかりと受け止め、安心して過ごせるようにかかわる。


教育


健康

  • 進級時から身長が何cm伸びたかを示したリボンを用意し、視覚的に実感できるようにする。
  • 道具を使った運動遊びをできるよう、ボールやフラフープなどを用意しておく。

人間関係

  • 遊びの約束を破ると楽しく活動できないことを伝え、ルールを守って遊ぶ大切さに気づけるようにする。
  • 遠足に行くときは公共の場におけるマナーを伝え、周囲に配慮しながら楽しめるよう促す。

環境

  • 玩具や道具を出すときは約束を説明し、安全に遊ぶためにも丁寧に扱うよう声をかける。
  • 図鑑や虫眼鏡などを用意して、観察や調べものを楽しみながら自然にふれ合えるようにする。

言葉

  • 思いを伝える姿を見守り、言葉で相手に伝えられたことを認め、よろこびに共感していく。
  • ひらがな表や筆記用具、ポストなどを用意して、文字などで表現する楽しさを味わえる環境を整える。

表現

  • 自由な発想で工作を楽しめるよう、廃材や道具を用意して子どもたちが使えるように促す。
  • 落ち葉や木の実を集めたら湯煎・乾燥するなどして処理を施し、遊びに活用していく。

クラスによっては、文字の読み書きや言葉遊びに興味を持つ子どももいるでしょう。遊びのなかで自然に親しめるよう、月案で計画しておくとよいですね。


また、10月にハロウィンを取り入れる保育園では、行事を通して外国の文化への関心を引き出せるような環境や声かけを考えておくとよいでしょう。



【10月】5歳児の月案の文例:家庭連絡・安全・食育

ここでは、10月の月案で使える家庭連絡・安全・食育の文例をまとめました。



家庭連絡


  • 運動会などの行事での成長やがんばりを保護者に伝え、ともに成長をよろこぶ機会を作る。
  • 衣替えに向けて、記名とサイズの確認を行ってもらう。


健康・安全・衛生


  • 手洗い・うがいをしっかりと行えるよう促し、丁寧に取り組む姿を認める。
  • 気温の変化に合わせて衣類を調整できるよう声をかけていく。


食育


  • 正しい姿勢で食べられるよう、食事中の姿を確認し、必要に応じて声をかける。
  • 絵本や遊びを通して秋の食材に親しみ、感謝する機会を設ける。

10月には芋掘りなどを通じて秋の食材にふれる機会があります。子どもたちが食材に興味を持ち、感謝の気持ちを感じられるよう、遊びのなかで伝えていきましょう。



【10月】5歳児の月案の文例:反省・自己評価

10月の5歳児の写真

Purino/shutterstock.com


10月の5歳児クラスの月案における反省や自己評価の文例を紹介します。



養護


  • 肌寒い日には長袖に着替えるよう促し、衣類を調整する大切さを伝えていけた。
  • 休息や水分補給の機会を設けながら遊ぶ姿を認めることで、自発的に行う姿が増えた。


教育


  • 子ども同士で教え合ったり考えを出し合ったりする活動を取り入れ、友だち同士で話し合う機会を設けた。
  • 落ち葉や木の実を遊びに取り入れ、秋の自然に親しみながら活動することができた。

秋が深まり、肌寒くなる10月頃は、5歳児の子どもたちが体調や気温に合わせて行動できるよう援助できたかを振り返ってみましょう。


また、秋の遊びや行事に合わせた活動を提供できたかも、月案の反省として書いておくとよさそうです。



月案に活用できる10月の5歳児保育のポイント

最後に、月案作成にも活かせる10月の5歳児クラスの保育のポイントをまとめました。



友だち同士で考えを出し合いながら取り組めるように


運動会や作品展などの行事に取り組むなかで、子ども同士で考えを出し合ったり、友だちのよいところに気づいて伝えたりできたかもしれません。


その経験をもとに、5歳児の子どもたちが友だちと力を合わせて活動していけるよう、環境を整えていきましょう。


遊びのなかで話し合いをする機会を設けたり、みんなでいっしょに工作を楽しめる活動を取り入れたりするとよさそうですね。



自信を持ってのびのびと過ごせる声かけを


10月は行事が多いため、子どもが自信や達成感を味わえる機会が増える一方で「みんなに比べてうまくできない」「意欲が持てない」という子どもも出てくるかもしれません。


上手にできることだけでなく、練習をがんばったり、みんなで助け合ったりすることの大切さを伝えることで、安心感を得られるように配慮できるとよいですね。


子ども同士で、友だちのよいところを見つける話し合いをするのも効果的かもしれません。



ハロウィン行事を通して海外の文化を知る機会作りを


10月にはハロウィンがありますが、近年は保育園でもイベントや壁面装飾として取り入れることが増えたようです。


子どもといっしょに製作や装飾を行うときには、かぼちゃやお菓子といったモチーフの意味を伝えながら取り組むと、海外の文化に興味を持つきっかけとなるでしょう。


「トリックオアトリート」の合言葉とともにお菓子を交換するゲームをすれば、英語や外国の風習に親しむよい機会となりそうですね。



文例を知って10月の5歳児クラスの月案を作成しよう

今回は、10月の5歳児クラスの月案に使えるねらいや配慮、反省などの文例を紹介しました。


行事が増える10月には、子どもが期待感や意欲を持って過ごせる配慮はもちろん、気温差のなかでも健康に過ごせるように注意していきましょう。


また、秋の自然を活用したり、ハロウィンに関心を持ったりできるように、環境をしっかりと整えておくことも大切になりそうです。


10月の月案の文例を活かして、5歳児の保育に役立てていってくださいね。