サンタの製作はクリスマスの雰囲気を味わうのにぴったりな活動のひとつです。しかし、思うようにアイデアが浮かばないと悩む保育学生さんや新卒保育士さんもいるかもしれませんね。今回は、実習や12月の保育に役立つサンタの製作ネタを紹介します。紙皿や紙コップなど身の回りの材料を使い、素敵な作品を作りましょう。
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■目次
保育にサンタの製作を取り入れよう!
赤い洋服を身につけ、トナカイが引くそりに乗ってプレゼントを配るサンタ。12月に入りクリスマスの時期が近づくと、サンタがくれるプレゼントを心待ちにする子どもも多いでしょう。
そのようなサンタを製作のモチーフとして取り入れれば、子どもが季節感を感じられたり、ワクワクとした気持ちを味わえたりできるかもしれません。
ここでは0歳児から5歳児クラスまで楽しめるアイデアを紹介します。コラムを参考に、サンタの製作を実習や保育に取り入れてみましょう。
【作って遊べる】保育に役立つサンタの製作アイデア5選
まずは、作って遊べるサンタの製作アイデアを紹介します。
①登るサンタさん
用意するもの
- 赤色、白色、黒色、うすだいだい色の画用紙 各1枚
- 紙コップ 1個
- ストロー 1本
- タコ糸
- テープ
- はさみ
ポイント
茶色の画用紙を追加で用意すれば、同じ要領で登るトナカイも作ることができるでしょう。
より本格的に仕上げたいときは、茶色と白色の画用紙で煙突を作ってみてもよさそうです。
また、保育学生さんや新卒保育士さんは、絵本のストーリーや歌に合わせてサンタやトナカイを動かすことで、子どもを遊びに引き込みやすくなるかもしれませんね。(詳しい作り方はこちら)
②首振りサンタクロース
用意するもの
- 赤色、白色、黒色、うすだいだい色の画用紙 各1枚
- 紙コップ 1個
- モール
- えんぴつ
- きり
ポイント
キリで紙コップに穴を開ける工程は、子どものケガを防ぐために保育学生さんや新卒保育士さんが事前に行っておきましょう。
ビーズやデコレーションボールを用意し、子どもが自由に飾りつけられるようにしてもよいですね。
また、画用紙でトナカイや雪だるまも作って窓際に飾れば、よりクリスマスらしい雰囲気を出すことができるでしょう。
(詳しい作り方はこちら)
③ぱくぱくサンタさん
用意するもの
- 赤色、白色、黒色、うすだいだい色の画用紙 1枚
- ピンク色の折り紙 1枚
- 紙コップ
- はさみ
ポイント
トナカイや雪だるまもあわせて作ることで、クリスマスパーティーの出し物などに使うことができるでしょう。
有名な童謡に合わせて人形を動かしたり、絵本を参考にして劇を行ったりしてみても盛り上がりそうです。
また、作るときはビーズやラメなどで飾ることで、より個性的な作品に仕上げることができるでしょう。(詳しい作り方はこちら)
④サンタさんの帽子
用意するもの
- 赤色の画用紙 1枚
- 糸
- 鉛筆
- はさみ
- テープ
- 白色の毛糸 適量
- コの字型に切った厚紙
- 接着剤
- パンチ
- ゴムひも
- 綿
ポイント
0歳児や1歳児など特に頭の小さな子どもに作るときは、頭の大きさに合わせて画用紙を丸めるとよさそうです。
また、保育学生さんや新卒保育士さんの援助があれば、3歳児クラスから製作に取り入れられるかもしれません。
手を持っていっしょに毛糸を巻いたり、画用紙を丸めたりするとスムーズに作ることができるでしょう。
(詳しい作り方はこちら)
⑤サンタ人形
用意するもの
- 新聞紙 1枚
- 通常色、赤色、白色のガムテープ 1個
ポイント
保育学生さんや新卒保育士さんの援助があれば、2歳児や3歳児クラスでも取り入れられるかもしれません。
新聞紙を立体的な形に丸める部分は難しそうであれば代わりに行い、ガムテープを貼るときは「ここに貼ろうね」と声かけするとよさそうです。
年長クラスからは、同じ要領でサンタの身体を作ることにチャレンジしてみてもよいでしょう。(詳しい作り方はこちら)
【壁面飾りに】保育に役立つサンタの製作アイデア5選
続いて、立体的に仕上がる壁面飾りの製作アイデアをまとめました。
①折り紙のサンタクロース
用意するもの
- 赤色の折り紙 1枚
作り方
1.赤色の面を表にし、三角形の形に折って開きます。
2.(1)の折り目の対角線を作るように、再度三角折りをします。
3.(2)を再度開き、中心に向かって上部と下部の角を折ります。
4.(3)を開き、(2)と(3)の折り目の中間を2カ所折ります。
5.裏返し、白色の面を上にして、上部の角を中央に向かって折ります
6.(5)で折った下方の角を上へ折り返します。
7.(6)を戻し、下方の角を(6)の折り目に向かって折り返します。
8.(7)でできた三角形の部分が隠れるように平行に折り、もう一度折り返します。
9.下方の角が、折り紙の上部の辺に合わせて折ります。
10.(9)を少しすき間が空くように下へ折り返します。
11.(10)でできたすき間が隠れるように、下辺を折り返して開きます。
12.折り紙を裏返し、(11)の折り目に沿ってから開きます。
13.左下にある斜辺に沿って折り、左から2番目の縦線の折り目に沿って折ります。
14.(13)で折った一番右の部分を、縦の折り目に沿って左へ折り返して開きます。
15.(14)でできた折り目に沿って、斜辺を折り返します。
16.縦線に沿って左に折り返し、左下の斜辺を上へ向かって折り返します。
17.折り紙の右の部分を、右から2番目の縦の折り目に沿って折ります。ここで上下を逆にします。
18.左下の斜辺を少し折り、(17)の折り目に沿って折り返し、再度上下を逆にします。
19.左下の一番上にある折り紙のみを折り、右側にある折り紙を中央の折り目に沿って折り返します。
20.裏表をひっくり返し、右下と左下の角を内側に折り込んで上部も中に折り込みます。
21.裏表をひっくり返してから右側の折り紙を開き、右下の部分を少し折り込んでから戻します。左側も同様です。
22.右上と左上を折り目に沿って折り返し、ひっくり返したらサンタのできあがりです。
ポイント
手順が多く少し難しそうなため、5歳児以上を目安に、折り紙の好きな子どもに挑戦してもらうとよいでしょう。
保育学生さんや新卒保育士さんは、子どもの近くで援助しながら製作を進められるとよいでしょう。
完成した後は顔をかいたりデコレーションボールを貼ったりして、壁面に飾るとクリスマスの雰囲気を楽しめるかもしれませんね。
②サンタさんの洋服
用意するもの
- 赤色の折り紙 1枚
作り方
1.赤色の面を上にして置き、上辺と下辺をやや太めに折ります。
2.折り紙を裏返し、左右を半分に折り返します。
3.(2)の折り目に向かって両端を折り返し、上部の左右をシャツの襟のように広げて折ります。
4.折り紙の下部が少し余るように折り返したらできあがりです。
ポイント
保育学生さんや新卒保育士さんの援助があれば、3歳児や4歳児頃から行えそうな製作です。
画用紙に動物の顔をかいてその下に貼ったり、ビーズなどで自由に飾りつけたりしても楽しめるでしょう。
下記の動画を参考に、あわせてサンタの顔を作ってみてもよさそうですね。
関連動画:《折り紙》クリスマス特集〜サンタさんのかお〜/保育士バンク!
③紙コップのサンタオーナメント
用意するもの
- 紙コップ 1個
- 丸シール 2枚
- 赤色、白色、うすだいだい色の画用紙 1枚
- 赤色の絵の具
- 筆
- 黒色のクレヨン
- 接着剤
- はさみ
作り方
1.絵の具で紙コップ全体を赤色に塗ります。
2.画用紙を使ってサンタの顔を作り、紙コップをひっくり返して底の部分に貼りつけます。
3.丸シールを紙コップの側面に貼り、サンタの洋服のボタンに見立ててできあがりです。
ポイント
保育学生さんや新卒保育士さんがいっしょに絵の具を塗るなどの援助があれば、2歳児クラスくらいから取り入れられそうな製作です。
紙コップを茶色の絵の具で塗り、角や耳、毛糸で作った赤いボールを飾ればトナカイを作ることができるでしょう。
紙コップの底にキリで2カ所の穴を開け、PEテープを通して壁に引っかければクリスマスにぴったりのオーナメントになりそうです。
④トイレットペーパーの芯で作るサンタさんの置物
用意するもの
- トイレットペーパーの芯 1個
- 赤色、白色の画用紙 1枚
- 目玉シール 2個
- デコレーションボール 1個
- 綿 適量
- 接着剤
- はさみ
作り方
1.トイレットペーパーの芯全体に赤色の画用紙を貼ります。
2.(1)の正面に綿をつけ、上から目玉シールとデコレーションボールを貼ります。
3.トイレットペーパーの芯の上部に、画用紙で作ったサンタの帽子をつけてできあがりです。
ポイント
保育学生さんや新卒保育士さんが画用紙を貼る、いっしょに綿を付けるなどの援助があれば、1歳児くらいから取り入れられるかもしれません。
雪だるまの置物を作りたいときは白色の画用紙を貼り、折り紙で作った小さな帽子などを付けるとよさそうです。
気軽に作れる製作なので、室内をよりクリスマスの雰囲気にしたいときに行ってみるとよいでしょう。
⑤紙皿サンタさん
用意するもの
- 紙皿 1枚
- 赤色、白色の画用紙 1枚
- デコレーションボール 1個
- 綿
- うすだいだい色の絵の具
- 黒色、オレンジ色、ピンク色のクレヨン
- 接着剤
- はさみ
作り方
1.紙皿全体にうすだいだい色の絵の具を塗ります。
2.画用紙で作った帽子を(1)の上部に貼りつけ、左右と下部に綿をつけます。
3.帽子の先にデコレーションボールを貼ります。
4.サンタの顔をかき、できあがりです。
ポイント
保育学生さんや新卒保育士さんがあらかじめサンタの帽子を作っておけば、1歳児や2歳児頃から行えるかもしれません。
子どもが綿などを誤飲しないように、近くでしっかりと見守れるとよいでしょう。
壁面に飾るとクリスマスらしさが出るため、12月に入ったら保育に取り入れられるとよさそうですね。
保育でサンタの製作を取り入れ、クリスマスの雰囲気を味わおう!
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今回は、実習や保育に取り入れられる、サンタの製作アイデアを紹介しました。
サンタの製作を取り入れれば子どもがクリスマスの季節感を味わえたり、ウキウキとした気持ちを楽しめたりするかもしれません。
紙皿や紙コップなどの身近なアイテムを使い、サンタオーナメントやサンタ人形などの立体的なおもちゃを作成してみましょう。
ここで紹介した0歳児から5歳児まで役立つアイデアを参考に、保育園のクリスマスを盛り上げてみてくださいね。
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