織姫彦星が一年に一度出会うとされている七夕。保育園の製作に取り入れたいけれど、アイデアが浮かばない保育学生さんや新卒保育士さんもいるのではないでしょうか?今回は、壁面装飾やおもちゃなど、七夕にぴったりな製作アイデアを9個紹介します!あわせて、由来や保育のねらいなども具体的にまとめました。
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■目次
保育園に七夕の製作アイデアを取り入れよう!
七夕とは昔から行われている日本のお祭りで、ご節句の一つにも数えられている行事です。
選ばれた女性が秋の豊作などを祈るため、棚機(たなばた)を使って神様のために着物を織っていたことが由来と言われています。
また、七夕伝説では天帝の娘である織姫と、牛飼いである彦星が1年に1度出会う日としても知られているようです。
そんな七夕を製作に取り入れれば、子どもは日本の行事に興味を持ったり、織姫彦星の物語を想像したりすることにつながるかもしれません。
ここでは、0歳児から5歳児クラスに取り入れられる七夕の製作アイデアをくわしく紹介します。
保育学生さんや新卒保育士さんは、実習・日々の保育に役立ててみてくださいね。
保育に取り入れられる七夕の製作:笹飾りのアイデア
まずは、笹飾りに使える七夕の製作アイデアをまとめました。
①画用紙で作る簡単笹飾り
用意するもの
- 緑色、青色の画用紙 各1枚
- トイレットペーパーの芯 1本
- 緑色の絵の具
- 紙コップ1個
- 筆 1本
- 水
- 接着剤
- テープ
- はさみ
声かけや製作のポイント
保育学生さんや新卒保育士さんが近くで丁寧に教えれば、4歳児くらいから取り入れられそうな製作アイデアです。
「ここを引っ張ってみようね」「はさみで切ってみよう!」のように声かけすることで、子どもはスムーズに製作に取り組むことができるでしょう。
できあがったら折り紙やモビールなどで自由に飾りつけ、七夕の雰囲気を楽しんでみてくださいね。(詳しい作り方はこちら)
②七夕モビール
用意するもの
- ピンク色、黄色の画用紙 各1枚
- 白色の厚紙 1枚
- ひも 1本
- えんぴつ
- テープ
- のり
- はさみ
声かけや製作のポイント
丸型など簡単な形であれば3歳児、星型など少し難しい形は4歳児くらいから作れそうな製作アイデアです。
保育学生さんや新卒保育士さんは「半分に折ろうね」「こことここをくっつけよう」のように声かけすることで、子どもは戸惑わずに製作することができるでしょう。
青色やオレンジ色など好きな画用紙を使い、カラフルなモビールを作ってみてくださいね。(詳しい作り方はこちら)
③折り紙で作る巾着袋
用意するもの
- 和柄の折り紙、青色の折り紙 各1枚
- タコ糸 1本
- 両面テープ
- ティッシュペーパー 1枚
- のり
- えんぴつ
- はさみ
声かけや製作のポイント
年長クラスであれば、一から作れそうな製作アイデアです。
保育学生さんや新卒保育士さんは、「どんな巾着袋ができるかな」「リボンで飾りつけてみよう」のように声かけしながら子どもとふれ合ってみるとよいかもしれません。
また、ビーズやデコレーションボールなどを自由に飾りつけ、おしゃれな見た目の巾着袋に仕上げてみるのもよさそうです。(詳しい作り方はこちら)
保育に取り入れられる七夕の製作:壁面装飾に使えるアイデア
続いて、壁面装飾に使える七夕の製作アイデアを解説します。
①紙コップで作る吹き流し
用意するもの
- 紙コップ 2個
- 好きな色の絵の具
- 好きな色のPEテープ 適量
- 星の形のシール 適量
- オレンジ色の折り紙 1枚
- タコ糸 1本
- 筆
- 水
- きり
- テープ
- パンチ
- はさみ
声かけや製作のポイント
きりの工程は保育学生さんや新卒保育士さんが担えば、年長クラスから取り入れることができるでしょう。
紙コップは絵の具やシールで自由に飾りつけることで、好きなデザインの吹き流しを作ることができそうです。
「どのシールを貼ろうかな」「何色のちょうちんを作ってみる?」など声かけをして、子どもが想像力を膨らませることができるようにサポートしてみましょう。(詳しい作り方はこちら)
②ぽんぽん吹き流し
用意するもの
- 黄色のフラワーペーパー 1枚
- ピンク色の画用紙 1枚
- 好きな色のクレヨン
- タコ糸 適量
- テープ
- のり
- はさみ
声かけや製作のポイント
年長クラスであれば、一から作ることができそうな製作アイデアです。
「どんな飾りができるかな」「クレヨンでお絵かきしようね」のように声かけすることで、子どもはワクワクとした気持ちで製作に取り組めるでしょう。
また、フラワーペーパーをビーズなどで飾りつければ、さらにおしゃれな見た目に仕上がるかもしれませんね。(詳しい作り方はこちら)
③七夕飾りに使える天の川
用意するもの
- 水色、黄色の画用紙 1枚
- はさみ
声かけや製作のポイント
保育学生さんや新卒保育士さんが近くで見守るなどの援助をすることで、5歳児くらいから作ることができそうな製作アイデアです。
「ここを切ろうね」「ゆっくり開いてみよう」のように声かけすれば、子どもはスムーズに製作を進めることができるでしょう。
2歳児クラス・3歳児クラスで取り入れるときは、あらかじめ画用紙で織姫彦星や星などの部品を作っておき、天の川に貼りつけてみるとよいかもしれませんね。(詳しい作り方はこちら)
④折り紙で作る笹の葉
用意するもの
- 好きな色の折り紙 数枚
- のり
声かけや製作のポイント
保育学生さんや新卒保育士さんが丁寧に折り方を教えれば、3歳児くらいから挑戦できそうな製作アイデアです。
0歳児や1歳児クラスに取り入れるときは、緑色の絵の具を使って手形をつけ、その画用紙を使って笹の葉を作るとよいでしょう。
その際は「ペタペタしてみようね」「きれいな色だね」のように声かけをして、子どもとふれ合ってみるとよさそうです。(詳しい作り方はこちら)
保育に取り入れられる七夕の製作:おもちゃのアイデア
最後は、作って遊べる七夕のおもちゃの製作アイデアを解説します。
①星のベル
用意するもの
- 紙コップ 2個
- モール 1本
- 鈴 1個
- 水色、黄色の画用紙 各1枚
- 好きな色のクレヨン
- きり
- えんぴつ
- 接着剤
- はさみ
声かけや製作のポイント
保育学生さんや新卒保育士さんが画用紙をあらかじめ切っておく、きりで穴を開けておくなどの援助があれば、3歳児くらいから行えそうな製作アイデアです。
1歳児や2歳児クラスで取り入れるときは吹き絵などで楽しんだ画用紙を使い、ベルの形に仕上げてみるとよいでしょう。
作り終わったら「きれいな音が鳴るね」のように声かけしながら、いっしょに遊んでみてくださいね。(詳しい作り方はこちら)
②牛乳パックの星ブーメラン
用意するもの
- 牛乳パック 1本
- 好きな色のカラーテープ 適量
- テープ
- ホチキス
- はさみ
声かけや製作のポイント
保育学生さんや新卒保育士さんがあらかじめ牛乳パックを用意しておくなどの援助があれば、4歳児・5歳児頃から取り入れることができそうです。
作成するときは「ここを折ろうね」のように声かけすることで、子どもは戸惑わずに作ることができるでしょう。
作り終わったら画用紙で作った織姫彦星や星などを貼り、きれいに飾りつけてみるとよいかもしれませんね。(詳しい作り方はこちら)
七夕の製作アイデアを押さえ、実習や日々の保育に取り入れよう!
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今回は、0歳児から5歳児クラスまで取り入れられる七夕の製作アイデアを紹介しました。
七夕は日本のご節句にも数えられている、お祭り行事の一つです。
1年に1度織姫彦星が出会う日とされており、そんなストーリーを踏まえて製作に取り入れれば、子どもは日本の行事に興味を持つきっかけとなるでしょう。
1歳児・2歳児クラスで取り入れるときは手形で画用紙に色をつけるなど、年齢に合った適切な援助を行えるとよさそうです。
保育学生さんや新卒保育士さんはここで紹介したアイデアを参考に、七夕の実習・保育に取り入れてみてくださいね。
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