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産休育休とは。いつから取れる?就活中の保育学生が知っておきたい保育園の見極め方

名前は聞いたことがあるものの、産休育休とはどのようなものか知らない保育学生さんもいるでしょう。結婚や出産などライフステージが変化する可能性があるなかで、仕事と子育てを両立するには欠かせない制度と言えます。今回は、産休育休とは何か、またいつから取得できるのかなど就活に役立つ情報をくわしく紹介します。


妊婦

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産休育休とは

産休育休とは、産前産後休業育児休業の二つをまとめた呼び名です。


産前産後休業とは、出産をする女性が出産予定日の前後に一定期間仕事を休むことができる制度で、労働基準法によって定義されています。


一方育児休業とは、原則として1歳に満たない子どもを養育するための休業制度で、育児・介護休業法に定められています。


今すぐの出産や育児を考えていなくても、保育士として働くなかでライフステージが変化する可能性はあるでしょう。


将来的に育児と仕事を両立していきたいと考える保育学生さんは、どのような休業制度なのかしっかりと理解し、就活での園選びの参考にしてみてくださいね。


次より、産休育休とはどのようなものか、具体的に紹介します。



産休育休の取得条件は?いつからいつまで?

育児

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ここでは、産休と育休の取得条件や休業の期間についてまとめました。



取得条件



産休

産前・産後休業は、妊娠しているすべての女性労働者が取得の対象です。


雇用形態は問わず、正社員であってもパートやアルバイトであっても対象期間は休むことができます。


育休

育児休業は、日々雇用を除く原則1歳未満の子どもを育てる男女労働者が対象です。


パートやアルバイトの有期雇用労働者の場合、休業の申し出をした時点で以下の要件を満たしていれば対象となります。(2022年10月1日より変更)


子が1歳6カ月(2歳までの休業の場合は2歳)を経過する日までに労働契約期間が満了し、更新されないことが明らかでない



取得できる期間


カレンダー

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産休

産前・産後休業では、雇用側は出産日の産前6週間(多胎妊娠の場合は14週間)、産後8週間は就業させてはいけないことになっています。


ちなみに、産前については女性労働者が請求した場合のみ就業させてはならない決まりですが、産後については強制的に6週間休業となります。


産後6週間を経過した後は、労働者本人が請求し、医師が業務に支障がないと認めた場合は働くことが可能です。


育休

育児休業では、原則として子どもが生まれてから1歳になるまでの間で労働者が申し出た期間休むことができます。


また、子どもが1歳に達する時点で以下のいずれにも該当する場合は、1歳6カ月に達する日までの期間で事業主に申し出をすれば延長することが可能です。(2022年10月1日より変更)


  • 育児休業の対象となる子どもが1歳に達する日において、労働者本人または配偶者が育児休業をしている
  • 保育所に入所できない等、1歳を超えても休業が特に必要と認められる
  • 1歳6カ月までの育児休業を取得したことがないこと

さらに、子どもが1歳6カ月に達する時点で以下のいずれにも該当する場合は、子どもが2歳に達する日までの期間で事業主に申し出れば休業期間を延長できます。(2022年10月1日より変更)


  • 育児休業の対象となる子どもが1歳6カ月に達する日において、労働者本人または配偶者が育児休業をしている
  • 保育所に入所できない等、1歳6カ月を超えても休業が特に必要と認められる
  • 2歳までの育児休業を取得したことがないこと

出典:働きながらお母さんになるあなたへ/厚生労働省

出典:第2育児・介護休業法の解説/厚生労働省

出典:Ⅱ-1育児休業制度/厚生労働省



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産休育休を取れる保育園を見極めるには?

スマホを見る就活生

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保育士の仕事と育児を両立するためには、産休・育休を取れるのはもちろん、復帰できる環境があることも大切です。しかし、なかには産休育休を取得しづらいと感じる保育士さんもいるよう。


ここでは、就活で役立つ産休・育休を取得し、復帰しやすい保育園を見極めるためのポイントを3つ紹介します。



①求人票に記載があるか確認しよう!


まずは求人票の休日・休暇欄をチェックしてみましょう。


産休・育休の取得や復帰の実績がある園は、求人票に記載していたり、「取得率〇%・復帰率〇%」など積極的にアピールしていたりするケースがほとんど。


実績があれば取得しやすい環境であることがうかがえるため、求人票や園のホームページの募集要項を確認しておくと安心ですね。



②面接で直接聞いてみよう!


面接や園見学などの場で、直接聞いてみるのもよいでしょう。


なかには「保育士さんに産休・育休を取得させるのは当然」という考えから、あえて求人票に記載していない園もあるかもしれません。

記載がなくても取得・復帰実績がある可能性があるため、気になった場合は採用担当者に尋ねてみましょう。


直接質問すれば具体的な取得人数なども聞けるかもしれないため、情報収集のチャンスとなりそうですね。



③エージェントを介して聞いてみよう!


スーツの女性

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保育園に直接聞くのは気が引ける…」という保育学生さんは、就職エージェントを利用するのも手です。


保育士専門のエージェントには、いろいろな園の内情にくわしいアドバイザーが多数在籍しています。


保育士さんの産休・育休の取得に対して前向きな園かどうか知りたい場合は、アドバイザーを通して実情を聞いてみるとよいですね。


保育士バンク!新卒では情報収集のみのお問い合わせも歓迎しています!

気になる園の人間関係や職員の様子など、求人票だけではわからないこともお伝え可能♪就活中の保育学生さんは、ぜひご利用くださいね。



産休育休とは何かを知って、就活に役立てよう

今回は、産休育休とは何か、また就活に役立つ保育園の見極め方を紹介しました。


産休育休とは、産前産後休業と育児休業の二つをあわせた呼称です。


産前産後休業は、出産のために一定期間仕事を休める休業制度で、妊娠している女性労働者を対象としています。一方育児休業は、原則1歳未満の子どもを養育するための休業制度で、子どもを育てる男女労働者が対象です。


産休・育休はどちらも該当者が申し出れば必ず取得できるものですが、なかには取得しづらい環境がある園もあるかもしれません。今回紹介した見極め方を参考にしながら、就活の園選びに活かしてみてくださいね♪


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