面接での質問、「残業はできますか?」に新卒保育士さんはどう答えますか?「残業は極力やりたくない」が本心かもしれませんが、そのまま答えてしまうとよい印象が与えられないでしょう。一方、「たくさん残業をさせられるのでは…」と不安に思う人もいるかもしれません。今回は、残業についての回答を、事例とともに紹介します。
mapo/stock.adobe.com
■目次
新卒保育士の面接で「残業はできますか?」の質問はブラック保育園確定?
社会人として、時間外労働が発生することはやむを得ない場合もあります。
しかし、サービス残業や持ち帰り、残業が当たり前になっている環境への就職は避けたいものですよね。
もしも面接で残業について聞かれた場合、「たくさん残業があるのかな?」と気になる新卒保育士さんもいるかもしれません。
残業についての質問をする面接官の意図を知り、志望園の労働環境を想像してみましょう。
新卒保育士の面接で「残業はできますか?」と聞かれるのはなぜ
UTS/stock.adobe.com
そもそも、なぜ面接で残業ができるかどうかを聞くのでしょうか。
もしかするとこの質問からは、園の特色や方針が表れているかもしれません。
質問に対する面接官の意図を知り、ご自身の希望する働き方にマッチしているのかを考えてみましょう。
志望園で働くことができるのか確認している
面接での質問は、保育園の方針や働き方と合っているのか確認している場合があります。
時間外労働について理解があるかどうかも確認しているのかもしれません。
無賃労働は法律で禁止されていますが、時間外手当が出る残業に関しては、新卒保育士さんの中で許容範囲を考えておくとよいかもしれないですね。
仕事への意欲を確認している
残業をすることが仕事への意欲の表れとは限りません。
しかし、「残業は一切したくありません!」「定時で帰りたいです」という思いが前面にでてしまうのは印象がよくないでしょう。
保育園では子どもの怪我や保護者対応など、想定外の出来事が発生することもあるため、保育園の運営に協力的になれるか、確かめているのかもしれないですね。
相違がないようにするため
入社後の労働環境や働き方に関して、お互いに相違がないように確認している場合もあります。
残業についての質問は、現状で残業が発生しているから聞いているのかもしれません。
保育園側も、採用した保育士さんには長く勤めてほしいと思っているからこそ、質問しているのでしょう。
「残業はできますか?」新卒保育士は面接で正直に答えていい?
jedi-master/stock.adobe.com
「残業はできますか?」と質問された場合、不安になる新卒保育士さんもいるかもしれません。
たくさん残業させられるのでないか、本当はやりたくないけど面接ではできると答えるしかない、などと思うことがあるでしょう。
回答の仕方としては、[できません」と答えることはよくないようです。
言い方に配慮が欠けていたり、仕事への協力性や理解がないと思われたりする可能性があります。
一方、「恐らくできると思います」などの曖昧な回答も避けた方がよいでしょう。
新卒保育士の面接:質問「残業はできますか?」の回答例
Molostock/stock.adobe.com
残業についての質問では、やる気のない回答や曖昧な答え方は避けた方がよいとお伝えしました。
しかし、「残業は極力やりたくない」という思いがある新卒保育士さんも多いはず。
では、どのように回答するとよいのか、事例を紹介します。
時間内に終わらせられるよう努力する旨を伝える
まずは、「できます」と仕事に積極的な姿勢を示すとよいかもしれません。
保育園の力になりたいという思いを伝えることが大切でしょう。
「残業はしたくない」と投げやりな姿勢ではなく、「残業が発生しないよう、自分が努力する」という前向きな言い回しも重要かもしれません。
<回答例>
はい、残業することは可能です。
保育園では、子どもの体調不良や保護者対応など想定外の事態が起こることもあると思いますので、お力になれるように頑張りたいです。
書類や製作などの業務についても、早く仕事に慣れ、効率的に取り組んでいけるよう努力します。
残業できない正当な理由があれば伝える
なにか事情があって残業ができない場合は、素直に伝えるとよいでしょう。
理由によっては業務に支障がでると判断されてしまうかもしれません。
しかし、新卒保育士さんが快適に働き、長く勤めるためには、事情を受け入れてくれる就職先を探すことが大切でしょう。
<回答例>
はい、残業することは可能です。
しかし、月に2度ほど通院をしているため、その日だけ残業することができない場合があります。大変申し訳ありません。
日程や時間の調節は可能なため、業務に支障がでないようにしたいと思っています。
就活するうえで、もし業務上不安な点がある場合は、転職エージェントに相談してみるとよいでしょう。
大学の就職課や志望園に直接話しづらい内容も、プロのキャリアアドバイザーが志望園とやりとりをして確認するため、安心して就活を進められるかもしれません。
面接で「残業はできますか?」と聞かれる前に新卒保育士さんは対策しておこう
「残業はできますか?」と面接で聞かれた場合の、新卒保育士さんの対応を紹介しました。
残業について不安な場合は、内定の連絡があった後に確認をしてみて、現状に不安があれば内定辞退をすることも選択肢の一つではあります。
しかし、一番よい方法は、不安をクリアにしたうえで面接に臨むことでしょう。
職場見学会や説明会で聞いてみるのもよいですが、保育士バンク!新卒では、あなた専属のキャリアアドバイザーを通して、志望園の現状を確認することができます。
「残業は極力やりたくないのが本心!でも面接には受かりたい!」
そのような新卒保育士さん、ぜひ一度、保育士バンク!新卒にお問い合わせください♪