「自分の短所は緊張しいなところ…」と思っている新卒保育士さんもいるでしょう。もし面接で、「あなたの短所を教えてください。」と聞かれた場合、どのように答えるとよいのでしょうか。面接では素直な回答を求められますが、誠実に答える姿や緊張しいな性格を新卒保育士さんのよさだと感じてもらえるよう、記事を参考に対策をしていきましょう。
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■目次
「短所は緊張しいな性格」だと感じている新卒保育士さんへ
「あなたの短所はなんですか?」という面接での質問で、「緊張しやすい」と答えた場合、保育士として働くにあたってマイナスな印象になってしまうのでしょうか?
緊張しいな性格は、決して悪いことではありません。
また、短所は誰にでもあるため、「短所はない」と答えるよりも、しっかり自己分析して答えることが重要かもしれません。
質問の意図としても、客観視や自己分析ができているか、そのうえで謙虚な気持ちで業務に当たれるか、などを判断したいという思いもあるようです。
緊張してしまうことがあっても、保育士として経験を積むと慣れてくる場合もあるでしょう。
まずは、保育現場で緊張しやすい場面を知っておきましょう。
保育士にとって短所になる?緊張する場面例
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保育士さんが「緊張する」と感じている場面を知ったうえで、緊張してしまう性格をどうプラスに変えていけるのか、対策をしていけるのかを考えてみましょう。
緊張する場面例を紹介します。
子どもの前に立つ
保育士は、子どもの前に出て歌をうたったり絵本を読んだり、見本を見せたりする場面が多くあります。
子どもだけではなく、「先輩が見ているから緊張する…」という新卒保育士さんもいるかもしれません。
行事の司会
保育園には、運動会や発表会、誕生日会、季節のイベントなどさまざまな行事があります。
新卒保育士さんも含めて職員で分担し、担当する場合が多いでしょう。
クラスの保育よりもたくさんの子どもたち、職員、場合によっては保護者の前で司会や出し物をしなくてはならず、緊張を感じやすいかもしれません。
ピアノを弾く
ピアノに苦手意識がある人は、余計緊張してしまうかもしれません。
演奏が止まってしまうと、子どもたちの歌も止まるため、プレッシャーを感じるのかもしれないですね。
日常で弾く機会以外にも、発表会や卒園式などは、特に緊張するでしょう。
「短所は緊張しいな性格」面接ではどう伝える?
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緊張感のある場面が多い保育の仕事では「短所は緊張しいなところ」と答えると、マイナスに受け取られてしまうかも、と不安に思う人もいるかもしれません。
伝え方を工夫して、短所を交えたアピールも付け加えてみましょう。
改善に努める姿勢を伝える
誰にでも長所や短所があるものなので、むしろ「短所はありません」と答えることは避けた方がよいでしょう。
短所改善に向け、どのような努力をしているか、行動をしているかが大切かもしれません。
<回答例>
私の短所は、緊張してしまうところです。
保育実習では、子どもたちの前で絵本の読み聞かせをすることにとても緊張してしまい、子どもたちへの配慮まで考えることができませんでした。
しかし、保育士として子どもたちの前に立ち、いっしょに楽しむ気持ちやその場の様子を見て判断しながら保育を進めることは、とても大切なことだと思います。
実習での反省を活かし、大学のゼミで読み聞かせや歌の発表を行う時間を毎週定期的に設けてもらいました。事前準備や練習で改善できるよう取り組んでいます。
短所を伝えつつ長所をアピールする
短所を聞かれた場合、経験から学び、成長した姿を付け加えてもよいかもしれません。
短所があることは決して悪いことではないので、誠実に課題と向き合い解決する意欲が大切でしょう。
<回答例>
私の短所は、緊張してしまうところです。
これまでの人生で一番緊張した場面は、高校2年生のピアノコンクールです。
初めて大きなステージに一人で立つことにとても緊張してしまい、演奏する手が止まってしまいました。
しかしその悔しさをばねにその後は、朝練する時間を増やし、ステージに立った自分を想像しながら練習に励みました。
その結果、翌年のコンクールでは入賞することができました。
今回の面接もたくさん練習してきました。コンクールでの緊張で悔しい思いを経験したからこそ、練習の大切さを学び、しっかり準備をして本番に臨むという意識へと変えられたかと思います。
他者からの意見を参考に話す
仕事をしていれば、失敗することや上手くいかないことも多くあるでしょう。
他者の意見を素直に聞き入れる姿は、前向きな姿勢だと捉えてもらえるかもしれないですね。
<回答例>
私の短所は、緊張してしまうところです。
発表する機会には友人や先生から「すごく緊張していたね」と言われます。
私は人前にでる際、「間違えないように気を付けよう」「相手に喜んでもらえるように頑張ろう」と思ってしまい、その緊張感が相手にも伝わっているようです。
そのため、まず緊張する場面に慣れることが必要だと思い、あえて友だちに見てもらいながらピアノや歌の練習を始めました。
事前準備はしっかりしつつ、発表する機会では力みすぎないよう気を付けています。
面接の回答は、面接官がイメージしやすいように具体的なエピソードを交えると、より効果的かもしれません。
「緊張しいな性格」は長所にも変換できる!
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自分のよいところを見つけることは、実は難しいことなのかもしれません。
短所だと思っている「緊張しいな性格」を、長所に変換してみることで他の質問にも活かすことができますよ。
何事にも真面目
緊張しやすい人は、真面目な性格の人が多いかもしれません。
真剣に考えるあまり、考えすぎて慎重になりすぎることもあるのかもしれないですね。
しかし、程よい緊張感が必要な場面もあります。何事にも真面目に取り組む姿勢は、新卒社会人として大切になるでしょう。
責任感がある
責任感があるからこそ、プレッシャーを感じてしまう人もいるでしょう。
保護者対応などの場面では失礼があってはいけないと感じたり、発表会などでは失敗してはいけないと意識してしまったりすることも多いかもしれませんね。
しかし、何事にも責任感を持ち取り組む姿勢は、保育士にとってとても大切なことでしょう。
子どもの命を預かる仕事であるため、責任感はとても重要になってくるのではないでしょうか。
緊張してしまう新卒保育士さんは短所の回答法を工夫しよう
緊張してしまう性格が短所だと感じている場合の面接対策を紹介しました。
「あなたの短所はなんですか?」という内容は、面接で聞かれることのある質問なので、事前に言い回しを考えておくとよいでしょう。
質問には誠実に回答し、素直に答える姿や短所からの学びを新卒保育士さんのよさだと感じてもらえるとよいですね。
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