「保育インターンシップ」が気になる保育学生さんもいるでしょう。保育ではどんなことをするのか、また、参加することでメリットや得られることはあるのかと、気になるかもしれません。この記事では、保育インターンシップとは何か、感想の例文などを紹介します。自分が参加する際のことをイメージできるといいですね。
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■目次
保育インターンシップとは?
そもそもインターンシップとは、就業前に学生さんが実際に仕事を体験する「就業体験」のことを言います。
入社後のイメージがつきやすいためギャップなく働けることや、志望動機の裏づけになることから、近年さまざまな企業にて盛んに行なわれています。
保育業界においても同様に、多くの園でインターンシップが実施されています。しかし、実際に園に行く保育実習とはどう違うの?と疑問を持つ学生さんもいるでしょう。
保育実習は、保育士の仕事を学ぶことが目的の活動です。学校のカリキュラムのひとつとして組み込まれていることがほとんどで、必ず参加が必要なものです。
一方、保育インターンシップは、勤務先としてその園に興味を持てるかどうかを判断することが目的です。参加は学生さん個人の自由で、参加しなくても、複数の園に行っても、何も問題はありません。
つまり、就活の意味あいをより深く持っているのが「保育インターンシップ」なのです。参加することが採用選考に有利に働くこともあります。特に興味を持っている園の保育インターンシップには、積極的に参加したほうがよさそうですね。
保育インターンシップのスケジュール例
ここからは、具体的な保育インターンシップのスケジュール例を見ていきましょう。
短期インターンシップの場合
インターンシップの多くは1日、もしくは2~3日といった短い期間で行われることが多いです。そういった短期間の場合、どのようなスケジュールで保育インターンシップが行なわれるのでしょうか。
- 園についての紹介
- 業務内容の説明
- 保育現場で実務体験
- 座談会
主に上記のようなプログラムが行なわれるようです。
気軽に参加でき、求人票やウェブサイトなどでは分からない部分を知ることができそうですね。
長期インターンシップの場合
園によっては、2週間~1カ月程度の長期にわたってインターンシップを実施していることもあります。
その場合も、短期と同様に
- 園についての紹介
- 業務内容の説明
- 保育現場で実務体験
- 座談会
といったプログラムが行なわれるようです。
一方、期間が長いことで、より実務に近い経験を得ることができるでしょう。
また、参加時期によっては、園の年間行事に参加できることもあります。準備の段階にも携われるので、より深い学びを得られそうですね。
保育インターンシップに参加するメリット
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保育インターンシップについて理解が深まってきたところで、参加するメリットについても見ていきましょう。
園のリアルを感じられる
やはり1番大きなメリットは、園のリアルを感じられるところでしょう。いくら求人票やウェブサイトで確認したところで、テキストや写真だけでは分からないことはたくさんあります。
就職先を選ぶうえで気になるポイントを、自分の五感を使ってしっかりと確認できるというのは、大変有意義なことではないでしょうか。
自分がその園に向いているかどうかわかる
リアルを感じたうえで、自分がその園に向いているかどうかを入職前に判断できることもメリットだと言えます。
保育観が合っているかはもちろん、働いている職員の方との相性や、実際の働き方など、入後にギャップを感じやすい部分を事前に確認できることで、早期の離職を防ぐこともできそうです。
不安なく保育インターンシップを終えられたのであれば、入職に向けて気兼ねなく動けますね。
先輩保育士から多くを学べる
子どもとの関わり方など、現場で先輩保育士からしか学べないことについて見聞を深められるのも魅力的ですね。
もし保育インターンシップに参加した園とは縁がなくても、保育士として働くうえできっと役立つ体験です。
保育インターンシップで配慮すべきこと
メリットが多くある保育インターンシップですが、配慮すべきこともあります。詳しく紹介します。
一人の保育者としての自覚ある言動
自分はあくまで「体験」である、と考えているかもしれませんが、子どもやその保護者からは「保育者」と認識されます。
子どもたちの成長と安全を任されているという責任は持つ必要があるでしょう。
少しでも気を抜くと、子どもたちを危険にさらしてしまうことも懸念されます。
一つひとつの言動に保育者としての自覚を持つことが大切です。
清潔感のある服装、髪型
子どもたちの衛生面にも関わってくるため、服装や髪型にも気をつけたいですね。
普段通りの服装や髪型では、子どもたち・保護者、また先輩保育士に悪影響を与えることがあります。爪を短く切る、髪が長ければ邪魔にならないように結ぶなど、事前に服装や髪型について規定がないか確認しておくと間違いなさそうです。
先輩保育士との関わり方
保育インターンシップの学生さんを受け入れることで、先輩保育士の負担を増やしているという認識は持っておいた方が賢明です。
普段の業務にプラスして、学生さんに説明をしたり、指導したりしてくれています。
丁寧な言葉遣いを意識することはもちろん、時間を割いてくれていることに感謝の気持ちを持って関わるとよいかもしれませんね。
保育インターンシップで学んだこと・感想の例文
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では、実際にインターンシップに参加した学生さんが学んだことや、感想についても知っておきましょう。自分が実際に参加する際には、例文として参考にしたいですね。
参加前は、かなり緊張しました。特に子どもたちと関わる保育の場面では、思っていたような動きができませんでした。
しかし、どんどん子どもたちとも打ち解けていき、最終的に自分にとっても子どもたちにとっても楽しい時間になったように思います。
終わった後は正直どっと疲れましたが、とても達成感がありました。
長期の保育インターンシップに参加しました。
不安ももちろんありましたが、終わった今、やってよかったと心から思います。
子どもと過ごす時間がとても楽しかったとともに、先輩の保育士さんたちの動きを近くで見られたことがとてもよい学びになりました。
自分が保育士として社会に出た際のイメージができ、大変有意義な時間となりました。
積極的に保育インターンシップに参加しよう
保育インターンシップの内容やメリット、配慮したいことなどについて紹介しました。
興味を持った方は、ぜひ積極的に保育インターンシップに参加してみましょう。
短期で複数の園に行ってみるのも、長期で1つの園をじっくり体験するのもよさそうです。
きっとこれからの保育士人生の大きな糧になるでしょう。
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