1月の3歳4カ月~3歳9カ月の子どもたち向けに、個人案を作成する際の「環境設定と保育者の援助」に関する例文を紹介します。この時期は、自己表現や友だちとの関わりが活発になる頃かもしれません。日々の保育環境や保育者の関わり方を工夫することで、それぞれの成長をサポートしていきましょう。例文を参考に個人案を作成してみてくださいね。
bephoto- / stock.adobe.com
環境構成・保育者の援助【1月/3歳4カ月~3歳9カ月向け】個人案例文
環境構成と保育者の援助の例文をまとめました。
室内の温度を適切に保ちつつ、寒さを感じやすい子には毛布やひざ掛けを準備し、温かい空間で落ち着いて遊べるように配慮する
雪遊びの際は、防寒具の着脱方法をいっしょに確認し、上着を自分で着られるよう声をかけて自信を育てる
お正月遊びコーナーに「こま」や「福笑い」を設け、保育者が簡単なルール説明や見本を見せて、遊びへの興味を引き出す
異年齢交流では、年上の子が年下の子の「お世話」を自然と楽しめるようにごっこ遊びを展開する。また、遊びの最後に「ありがとう」「またあそぼうね」などというやり取りができるように工夫する
外遊びの前に「わすれていることはないかな?」と声をかけ、子どもが身支度を自分で整えられるようサポートする
保育室の床に厚手のカーペットやマットを敷いて、冷えを防ぎ、床遊びを安心して楽しめる環境を整え、子どもが自発的に活動できるようにする
椅子取りゲームを楽しむ中で、ルールを守ることの大切さをこまめに伝えていく
雪だるまを作る活動を通して、雪の冷たさや柔らかさを楽しみ、保育者が「つめたいね」「ふわふわだね」と声かけすることで、季節の自然を感じられるようにする
「風船バレー」や「リズム体操」などを行なえるスペースを確保し、冬でもしっかり身体を動かしながら楽しく過ごせるようにする
サーキット遊びで、平均台やトンネルを使ったコースを作り、順番を守りながら進むよう声をかけて、友だちとかかわりながら挑戦する楽しさを感じられるようにする
雪や氷を観察できるコーナーを設置し、興味を示す子には「さわってみようか?」と促しながら冬の自然に親しめるようにする
マット運動や跳び箱を楽しみ、苦手意識がある子には「ゆっくりやってみようね」などと声をかけ、挑戦を後押しする
おもちゃの片付けタイムに音楽を流し、「おんがくがとまるまでにかたづけようね」と声かけして、楽しく片付けが進むようにする
清潔を保つことを意識できるように、朝や外遊びの活動後には「てをあらおうね」などと声をかけていく
靴を履いたり手袋をつけたりと身支度する際は、保育者が見守りながら必要なときのみ、サポートを行なう
午睡時に話に夢中になる子には、「みんなねているね。どうしたらいいとおもう?」と声をかけ、周りの様子を見て自ら静かに過ごせるよう促す
その他の1月の「3歳4カ月~3歳9カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
3歳4カ月~3歳9カ月向けの「環境構成・保育者の援助」の例文を参考に、1月の個人案を作成しよう
冬の時期でも3歳4カ月~3歳9カ月の子どもたちが安全で楽しく過ごせるよう、室内環境や保育者の援助に配慮することが大切です。
子どもたちの好きな遊びや得意な活動を観察し、成長に合った楽しい時間を過ごせるよう工夫してみましょう。
上記の例文を参考に、個人案作成に役立ててくださいね。