3歳0カ月~3歳5カ月向けの個人案を作成する際に参考になる「自己評価・反省」の例文を紹介します。進級まで残り1カ月。それぞれが主体的に活動しながら園生活を楽しめるよう、保育を振り返り、保育士の援助が適切であったかどうかをチェックすることが重要です。例文を参考に、個人案の作成に役立ててくださいね。
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自己評価・反省【3月/3歳0カ月~3歳5カ月向け】個人案例文
自己評価・反省の例文をまとめました。
ひな祭りで「うれしいひなまつり」を歌い、自然と歌詞やリズムに合わせて手拍子をする姿が見られた。行事の意味や楽しさがより深まるよう、今後も季節にちなんだ歌を取り入れていきたい。
おひなさまづくりの製作では、顔のパーツを自分で工夫して表現し、楽しく取り組む姿があった。もっと自由に表現できるよう異素材を取り入れるなど、季節の製作活動に工夫を加えていきたい。
ブロック遊びで「ここにトンネルをつくろう」と友だちと相談しながら協力して作り上げる姿があった。少し狭い場所で遊んでいたので、子ども同士でアイデアを出し合いながら遊びが広がるよう、スペースをつくっておく。
園庭で「はるさがし」を行ない、草花や虫に「これなに?」と興味津々な様子で話しながら春の自然に関心をもつ姿があった。日常の中で自然の発見ができるよう、引き続き自然観察の場面を大切にしていきたい。
外遊びでボールを追いかける中、「まわりをみてね」と声をかけると、安全に配慮しながら遊ぶ様子が見られた。今後ものびのびと身体を動かしつつ、安全面にも意識が向くようにサポートしていく。
給食時に「きょうははるやさいだよ」と声をかけると、春らしいメニューに興味を示し、保育者と会話を楽しむ姿があった。食材に親しみをもって食べられるよう、引き続き興味を引き出す声かけを工夫したい。
「じぶんでやってみたい!」と自発的に片付けや支度に取り組む姿が増えてきた。できたときに「できたね!」と声をかけ、自信を育めるよう今後も意識していきたい。
園庭で砂場遊びに夢中になり、「みて、こんなかたち!」と想像をふくらませた発見をよろこぶ姿があった。友だちとのかかわりがさらに深まるよう、共同で遊べる時間を大切にしていきたい。
「おいしいね」とおやつの時間に友だちと話しながら、自然に気持ちを共有する姿が増えてきた。さらに、「きょうはなにかな?」と声かけを行ない、楽しみながら気持ちを共有できる機会を作っていきたい。
粘土遊びで自由に形をつくり、「これなあに?」と保育者に聞かれると、意欲的に説明をする姿があった。今後は異素材を組み合わせた造形遊びを取り入れ、創造力をさらに広げる機会を増やしていきたい。
午睡の準備を自分で行ない、「じぶんでできたよ」と伝えてくれる場面があった。少しずつ身の回りのことを自分でできるようになるよう、引き続き丁寧にサポートしたい。
読み聞かせで動物やキャラクターに興味を示し、身を乗り出して聞く姿が見られた。絵本の登場人物に親しみを感じながら表現力を育めるよう、ごっこ遊びにつなげていく。
トイレの後に手洗いをする際、「きれいにできたね」と声をかけると、うれしそうに手を見せる姿が見られた。手洗いが習慣づけられるよう、手洗い歌なども取り入れながら楽しさを感じられる工夫をしていきたい。
ハンカチ落としなどの遊びで、ルールを守りながら友だちと楽しむ姿が増えてきた。順番を守る意識がさらに育つよう、今後も簡単なルールのある遊びを取り入れていきたい。
インフルエンザ対策で、手洗いやうがいの大切さを「ばいきんをおいだそうね」と伝えると、楽しんで実践する姿があった。引き続き、保育室の消毒や換気を徹底し、体調管理に気を配っていきたい。
その他の3月の「3歳0カ月~3歳5カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
3歳0カ月~3歳5カ月向けの「自己評価・反省」の例文を参考にして、3月の個人案を作成しよう
進級に向けて保育を振り返り、自分の関わり方や援助が適切だったのかを考え、改善が必要な部分を見直すことで、保育の質の向上を目指すことができそうです。
例文を参考にしながら、子どもそれぞれの成長に合わせた自己評価・反省を考えながら個人案を作成してみてくださいね。