こどもの日にぴったりなペープサートの出し物をして行事をお祝いしましょう。こいのぼりやかぶと、金太郎のペープサートを用意して、物語を披露したりクイズを一緒に楽しんだりすると、思い出に残る一日になりますね。今回は、こどもの日に使えるペープサートの作り方や出し物アイデア、準備が簡単な手品についても紹介します!
こどもの日の出し物に、楽しいペープサートを披露しよう
5月5日のこどもの日は、子どもたちに「これから元気にすくすく育ってね」という気持ちを込めて、お祝いする日。
こどもの日を盛り上げる出し物のひとつが”ペープサート”。
ペープサートは、画用紙に描いたイラストを切り抜いて棒をつけて動かす、紙人形劇のようなものです。
こどもの日にちなんだストーリーやモチーフを取り入れ、ペープサートを使った出し物を披露してみましょう。
動く絵やセリフに子どもたちは夢中になり、かわいらしい笑顔を見せてくれそうです♪
ここからは、ペープサートの作り方を詳しく紹介します。新人の保育士さんも役立ててくださいね。
出し物にぴったり!こどもの日のペープサートの作り方
こどもの日のペープサートに使われるモチーフ「こいのぼり」「かぶと」「金太郎」の3つの作り方を紹介します。
こいのぼり
こいのぼりは、こどもの日に元気いっぱい空を泳ぐ、日本ならではの縁起物。
「子どもが健康に育ちますように」「強くたくましくなってね」という願いが込められています。
昔から、「こいは滝を登って龍になる」という言い伝えがあり、どんな困難にも負けずに立ち向かう“強さ”の象徴とされています。
ペープサートを使って、子どもたちにこいのぼりを飾る意味を伝えたり、物語に登場させたりしてみてくださいね。
用意するもの
- 赤い画用紙(2枚)
- クレヨンやマーカー
- 割りばし
- のりまたはセロハンテープ
- はさみ
ペープサートの作り方
ポイント
こいのぼりの尾にスズランテープをつけたり、キラキラシールをウロコに貼ったりと作り方をアレンジしてみてくださいね。
裏側にも模様や顔を描いて貼ることで、どの角度から見てもかわいい仕上がりになりそうです。
かぶと
かぶとは、昔の武士が身につけていた頭を守る防具です。
こどもの日に飾ることで「事故や病気から子どもを守り、健やかに育ってほしい」という願いが込められています。
ペープサートを使って、かぶとを飾る意味を説明してみてくださいね。
用意するもの
- 画用紙(黒・青色など)
- 飾り用の折り紙やカラーペン
- 割りばし
- のりまたはセロハンテープ
- はさみ
ペープサートの作り方
ポイント
かぶとの色は、黒・金・銀などの力強い色合いを選ぶと、こどもの日らしい華やかさが出ます。
「金の飾り」や「家紋風のマーク」を描くと、より本格的なかぶとに仕上がるでしょう。
金太郎
金太郎は、まさかりをかついで動物たちと仲よく遊ぶ、昔ばなしの人気キャラクター。
こどもの日に登場するのは、「力持ちで元気な子に育ってほしい」という願いが込められているからのようです。
かっこいい金太郎のペープサートを作って、物語を披露してみてくださいね。
用意するもの
- 画用紙(赤・茶・肌色など)
- クレヨンやペン
- 割りばし(持ち手)
- のりまたはセロハンテープ
- はさみ
ペープサートの作り方
ポイント
金太郎の表情を工夫すると、元気いっぱいな雰囲気に仕上がるでしょう。
また、ペープサートの表と裏で違った表情を作ると、演じ方の幅が広がりそうです。演目によって作り方をアレンジしてみてくださいね。
こいのぼりのペープサートを使った出し物
こいのぼりのペープサートを使って歌やクイズを子どもたちと一緒に楽しみましょう。
こいのぼりのうた
こどもの日に親しまれている「こいのぼりのうた」は、
季節感たっぷりで子どもたちも自然に口ずさめる人気の童謡です。
ペープサートと組み合わせることで、より楽しい時間を演出できますよ♪
【歌詞】
やねよりたかい こいのぼり
おおきいまごいは おとうさん
ちいさいひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる
歌で登場する「まごい」はお父さんのことを表しています。
また「ひごい」はもともと子どもを指していましたが、現在では赤いこいをお母さんに見立てる場合も多いようです。
ペープサートをゆらゆらと動かしながら、子どもたちと一緒に楽しんでみてくださいね。
こいのぼりの好きな食べ物クイズ
こいのぼりに親しみを持てるように、「こいのぼり」と「食べ物」が登場する出し物を用意すると、興味を持ってくれそうです。
シールのように貼り替えられる食べ物のイラストを用意して、こいのぼりの裏側に貼って、クイズを出題してみましょう♪
【クイズ例】
Q1「こいのぼりさんが“好きなあまくて、うえにいちごがのってるおかしなんだ?”」
答え:ケーキ
Q2「こいのぼりさんが“好きなつめたくて、たべるととけちゃうおかしなんだ?」
答え:アイス
Q3「こいのぼりさんが“好きなまあるくて、のりがまいてあるたべものなんだ?“」
答え:おにぎり
最後には「みんなもたくさん食べて、“こいのぼりさんみたいに元気いっぱいに育ってね!“」と伝えて締めくくるとよいですね♪
かぶと&金太郎のペープサートを使った出し物
「かぶと」や「金太郎」のペープサートを使って、面白い物語を披露してみましょう。
今回紹介するのは、金太郎がどこかに置き忘れてしまったかぶとを、みんなで一緒に探す物語です。
場面の中にさまざまなかぶとが登場し、「どれが金太郎のかぶとかな?」と問いかけながら、子どもたちに考えてもらうクイズ形式にすると盛り上がります。
登場するキャラクターのペープサートや登場するかぶとはあらかじめ用意しておくとよいですね。
【ストーリー】
ペープサートで金太郎が登場し、「あれ?ぼくのかぶとはないよ。どこにいったんだろう?みんな見ていないかな?」と子どもたちに語りかけます。
そこで…大きなかぶとが出てきました。
金太郎:「これはちょっと大きすぎるなあ…」
すると、「パオーン!」と大きな声。
保育士さん:「みんな、この声、だれだかわかる?」
正解は…ぞうさん!
これは、ぞうさんのかぶとでした。
つぎに、小さなかぶとが出てきました。
金太郎:「うーん、これもちょっと小さいなあ…」
ぴょん!と音がして、何かがとんできました。
保育士さん:「ぴょんってとんだの、だれかな?」
正解は…うさぎの赤ちゃん!
これは、うさぎさんのかぶとでした。
こんどは、キラキラ光るかぶとが出てきました。
金太郎:「わあ、ピカピカ!まぶしいなあ。王様のかぶとかな?」
王様:「そうだよ、それはわたしの大事なかぶとだ。」
これは、王様のかぶとでした。
さいごに、ちょうどいい大きさのかぶとが出てきました。
金太郎:「これだ!ぼくのかぶと、見つけた!」
にっこり笑って、金太郎はうれしそうにかぶとをかぶりました。
物語に合わせてクイズを楽しめると、子どもたちが出し物に集中し、見てくれそうですね。
やり取りを楽しみ、最後に「みんなはどんなかぶとを作りたいのかな?」と伝え、かぶとの製作に挑戦してもよいですね。
クラスでかぶと作りを取り入れる場合はこちらを参考にしてみてください。
【ペープサート以外の出し物:手品】白い紙からこいのぼりが!?ふしぎなマジック
ペープサート以外にも、こどもの日をテーマにした手品を披露してみるのもよいでしょう。
身近な素材を使って簡単にできる出し物なので取り入れてみてくださいね。
用意するもの
- 白い紙
- 折り紙や画用紙で作ったこいのぼり
- 大きめの封筒(裏側にポケットを付けておく)
演じ方
白い紙をみせながら「何も描いていない紙だよ~」と子どもに見せます。
次に封筒に紙を差し込んで「魔法をかけまーす!」と伝え、「みんなで一緒にこいのぼりさんでておいで〜♪と言ってね」と声をかけ、みんなでおまじないをかけます。
おまじないをかけ終わったら、封筒から紙を引き出して白い紙を「こいのぼり」に変身させて、登場させましょう。
※事前に封筒の裏側のポケットの中にこいのぼりを仕込んでおきます。
ポイント
作ったこいのぼりをたくさん用意し、どんどん登場させると「まだおさかないるのー!」「おもしろい!」と子どもたちが笑顔になってくれそうですね。
こいのぼりの他にも、こどもの日のモチーフである「かぶと」や「かしわもち」などのイラストも用意するとよさそうです。
ペープサートを使ってこどもの日の行事を盛り上げよう!
こどもの日の行事は、子どもたちにとって特別な思い出になる大切な時間です。
こいのぼりやかぶと、金太郎など、こどもの日にちなんだモチーフを使ったペープサートなら、楽しさもぐっと広がるでしょう。
ペープサートだけでなく、手品やクイズなど、子どもたちと一緒に盛り上がれる出し物を取り入れて、笑顔がたくさん見られる行事にしたいですね。
なお、保育士バンク!新卒では、行事の遊びネタや就活のお役立ちネタなどさまざまな情報を配信しています。
また、転職・就職のサポートも行っているので「夏休みまでに早期退職してしまいそう…毎日が辛い」などの不安を抱いている方は一度ご相談ください。
あなたが健康的に楽しく働ける職場を一緒に見つけていきましょう。