心を込めて母の日に渡すプレゼントを手作りしてみましょう。子どもの写真やお母さんの似顔絵付きのカード、カーネーションの花束などを製作して、お母さんによろこんでもらえるとよいですね。今回は母の日にぴったりな手作りプレゼントアイデアを紹介します!子どもたちをいつも支えてくれるお母さんに向けて素敵な贈り物を届けましょう。
母の日の由来は?子どもとプレゼントを手作りしよう
毎年、5月の第2日曜日は母の日です。まずは母の日の由来を知り、子どもたちと一緒に気持ちを込めたプレゼント作りに取り組んでみましょう。
母の日の始まりはアメリカから
母の日は1905年5月9日にアメリカ・ウェストバージニア州出身の社会活動家アンナ・ジャービスさんが亡くなったお母さんに感謝の気持ちを表すために、教会で白いカーネーションを配ったのが始まりといわれています。
アンナさんは、「お母さんにありがとうを伝える日をつくってほしい」と議会に呼びかけました。
その願いが実り、1914年、アメリカのウィルソン大統領によって、5月の第2日曜日が「母の日」として定められたそうです。
保育園での製作活動が感謝の気持ちを伝えるきっかけに
母の日にあわせて、お母さんへのプレゼント製作を取り入れる保育園もあるでしょう。
製作前に「お母さんって普段どんなことをしてくれるのかな?」と子どもたちに問いかけてみると、感謝の気持ちを改めて感じるきっかけになりそうです。
「ごはんを作ってくれる」「お着がえを手伝ってくれる」「ぎゅーってしてくれる」など、子どもたちそれぞれの言葉で、お母さんとの日常を思い出しながら、温かい気持ちを伝えてくれるでしょう。
子どもたちが感謝の気持ちを込めて楽しく製作に取り組めるよう、言葉かけや導入の仕方を工夫してみてくださいね。
ここからは、子どもと一緒に楽しめる手作りのプレゼントアイデアを紹介します。
【母の日プレゼント】子どもと楽しむ手作りカードアイデア
母の日に手作りのカードを渡すとよろこんでもらえそうですね。0歳児クラスから取り入れられるアイデアも紹介しているので、参考にしてみてください。
指スタンプ模様のハートカード
※AIによる生成画像により、表記されている人名は架空のものです。
用意するもの
- 画用紙(赤・白色)各 1枚
- 絵の具(黄色、ピンク)各1枚
- クレヨン
- はさみ
- のり
作り方
- 赤い画用紙をハートの形に切り抜きます。
- 黄色とピンクの絵の具をトレイに出し、指につけてスタンプします。
- 白い画用紙をはさみでハートの形に切り抜き、子どもの写真を貼ります。
- (4)を、(2)の中心にのりで貼り付ければ完成です。
ポイント
0歳児クラスから取り入れて、指スタンプを楽しんでもらいましょう。指先を器用に使う練習になりそうです。
カードとしてプレゼントしてもよいですが、上部に穴をあけてリボンを通して、壁にかけられるようにアレンジするのもおすすめです。
ポケット付きのプレゼントカード
用意するもの
- 画用紙(ピンク・黄色・白色など) 各1枚
- 折り紙(柄入り) 1枚
- クレヨン
- はさみ
- のり
作り方
【台紙の作り方】
- ピンクの画用紙を正方形に切り取り、真ん中で半分に折ります。
- (1)で折ったピンクの画用紙の片面に、黄色い画用紙を切って貼ります。
- もう片方の面に、クレヨンで好きな絵を描きます。
【ポケットの作り方】
- 折り紙を裏返しにして置き、ひし形になるように置きます。
- 上の角を後ろに折り、下の角を上に折り上げて、ポケットの底を作ります。
- 左右の角を中心の線に合わせて折り、カードを入れる部分を残してのりで貼ります。
最後に白の画用紙を四角の形に切り、ハートの形に切った画用紙を貼り、お母さんの似顔絵を描いてポケットに入れ、台紙に貼ればできあがりです。
ポイント
花柄や和柄など柄付きの折り紙を使うとかわいらしいポケットになります。
子どもが文字を書くのが難しい場合は「ありがとう」「ママだいすき」などの言葉を代筆するとよいでしょう。2歳児クラスから取り入れてみてくださいね。
紙コップのくるくるメッセージカード
用意するもの
- 紙コップ
- 家族の似顔絵を描いた紙
- ペン
- 色鉛筆
- のり
- カッター
ポイント
紙コップをカッターでくり抜く工程は、保育士さんが行い、子どもには似顔絵を描いてもらいましょう。2~3歳児クラスで取り入れるとよさそうです。
メッセージは保育士さんが代筆し、子どもたちにどんな言葉を贈りたいか聞いてから、作成しましょう。(詳しい作り方はこちら)
母の日の飛び出すカード
用意するもの
- 画用紙
- 折り紙
- 色鉛筆またはクレヨン
- のり
- はさみ
ポイント
指先を使う工程は保育士さんがサポートしながら、行うとよいでしょう。
少し工程が難しいので4・5歳児クラスから取り入れるとよさそうです。
花の周りに好きなシールやイラストを描いて、デコレーションしてみてくださいね。(詳しい説明はこちら)
【母の日】子どもと楽しむ手作り花束
母の日にかわいらしい手作りの花束をプレゼントしてみましょう。
カーネーションの壁飾り
用意するもの
- レースペーパー 1枚
- 画用紙 (緑色・黄緑色) 数枚
- フラワーペーパー (赤色)1枚
- 赤いリボン
- のり
作り方
- レースペーパーの上に丸く切った緑の画用紙を貼ります。
- 赤いフラワーペーパーをクチャクチャにカーネーションのような形にして、(2)に貼ります。
- 緑色や黄緑色の画用紙を茎や葉っぱの形に切り、(2)に貼ってから、リボンも貼り付ければ完成です。
ポイント
0・1歳児クラスから取り入れ、子どもたちにフラワーペーパーを丸める工程を楽しんでもらいましょう。
2歳児クラスで取り入れるときは、一緒にのりを使って材料を貼っていきます。カーネーションの周りに好きなシールを貼ったり、指スタンプをしたりと工夫して作ってみてくださいね。
おかずカップのカーネーション
用意するもの
- おかずカップ(小) 3つ
- おかずカップ(大) 1つ
- ワイヤー
ポイント
ワイヤーをねじる部分が少し難しいので、3歳児クラスから取り入れて、保育士さんがサポートするとよさそうです。
おかずカップはチェック柄や花形などさまざまな色のものを用意して、花束にしてプレゼントするとよろこんでもらえそうですね。(詳しい作り方はこちら)
折り紙で作るカーネーションの花束
用意するもの
- 折り紙 (花びら用。ピンク色など)1/4サイズ×4
- 折り紙 (がく用。緑色のもの)1/4サイズ
- はさみ
- のり
ポイント
5歳児クラスで取り入れ、難しい工程はゆっくり説明し、子どもの様子に合わせてサポートしてくださいね。
完成後は、マスキングテープなどでデコレーションした紙コップに入れてプレゼントしてもよろこばれそうです。(詳しい作り方はこちら)
折り紙で作るかわいらしい花束
用意するもの
- 折り紙(花びら用) 1枚
- 折り紙(お花の真ん中用) 1/4サイズ 1枚
- 折り紙(茎用) 1枚
- 画用紙 1枚
ポイント
折り方が難しい部分があるので、4・5歳児クラスから取り入れるとよいでしょう。
お花を包んでいる画用紙をさらに包装紙や不織布、透明のビニールフィルムなどで包むと華やかな仕上がりになります。
「お母さんの好きな色は何色かな?」と問いかけて、その色で作ってもらってもよいですね。(詳しい作り方はこちら)
母の日は子どもと素敵なプレゼントを手作りしよう
母の日は、お母さんに日頃の感謝の気持ちを込めてプレゼントを手作りしてみましょう。
クレヨンで描いた似顔絵や指スタンプで彩られたハートのカードなど、年齢に合わせてさまざまな作品を作ると、楽しい時間になりそうですね。
また、おたよりでプレゼント製作の風景や子どもたちの様子などを保護者の方に伝えると、さらによろこんでもらえそうです。
紹介したアイデアを参考に、新人の保育士さんも活動に取り入れてみてくださいね。
なお、保育士バンク!新卒では、保育に役立つ遊びネタや就活を応援する記事などを配信しています。
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