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実習で、研修で、保育士になる自信をなくしたら

保育を学ぶ学校に進学した方は、大なり小なり「将来は保育士になりたい!」という夢を描いていたはずです。
しかし、実際に保育実習や研修に参加して、保育の仕事の現実をみて「私は保育士に向いていないかも...」と自信をなくしてしまう人もいるのではないでしょうか。
右も左も分からない保育実習の中、「本当に保育士としてやっていけるのか?」と不安になるのは当然だと思います。
そこで今回は、保育士としてスタートラインに立ったばかりの方に向け、不安を克服する方法をご紹介していきます。

実習で、研修で、保育士になる自信をなくしたら

実習中や研修中に、保育士の仕事を辞めたいと思う3つの理由

(1)人間関係の悩み

何をすれば良いか分からないまま始まった保育実習。
先輩の指示通りに行動できず、戸惑い、叱られることも多いと思います。
最初のうちは仕方ないと割り切って努力することもできますが、いつまで経っても認めてもらえなかったり、理不尽に叱られる状況が続いてしまえば、心が折れるのは当然だと思います。
そんなときは、少しだけ発想を切り替えてみましょう。
まず、保育の世界は、園によって職場の雰囲気はもちろん、考え方やルールが大きく違います。
あなたに合わない園に当たったとしても、実習や研修だけお世話になる園だとしたら、「その期間だけがんばろう」と割り切ることができます。
先輩方の言うことをまずは素直に受け止め、相手の立場を考えて行動することで、少しづつ状況は変わってくるかもしれません。
残念ながら変わらないと感じたときには、必要以上に落ち込まず、「今後の職場選びの参考になったな」くらいに前向きにとらえていきましょう!

(2)仕事内容の割に、お給料が低い

保育士は、大切なお子さんの命を預かる責任重大な仕事です。
どんなにやりがいがあっても、仕事内容とお給料が見合っていなければ、辞めたいと思うのも仕方がないでしょう。
実習する園の労働環境にもよるとは思いますが、朝から晩まで休憩がない、持ち帰り仕事や残業が多い、保育士ひとりにかかる責任が重すぎる、など厳しい現実を見てしまうことで「割に合わない」と感じる人は多いようです。
そんなときは、改めて保育士の求人票を見てみましょう。
保育士の労働環境は少しずつ改善されていて、今では「残業無し!」「休日多め!」などとハッキリ記載されている園も多いです。
それに、保育士は全国どこにいても、何歳からでも働ける立派な国家資格です。
続ければ続けた分だけ、昇給もできます。
「お給料が安いからイヤ」と目の前のことだけを見て決めてしまうのはもったいないですよ。
せっかく実習や研修ができる段階までがんばったのですから、どんな条件なら自分なりに納得して働けるのかを良く考えてみましょう。

(3)園の保育方針が合わない

園の案内を見て「ここなら自分に合うかも」と選んだ場合でも、実際に働いてみると「想像と違っていた」ということもあるかもしれません。
折り合いがつかない中で実習を続けるのは辛いかもしれませんが、ひとまずは園の方針に従って働くことで、見えなかった魅力に気づくこともあります。
子どもを叩くなどの体罰があったり、いつも怒鳴っているなど、保育上、明らかに問題がある場合は別ですが、子どもが笑顔で楽しく過ごせている園なら、必ず何かしら得られるものがあるでしょう。
せっかくの実習(研修)という機会ですから、「幼児教育・保育はこうすべき」という思いに縛られず、前向きに視野を広げていきましょう。
以上、保育実習生が保育士の仕事を辞めたくなる大まかな理由と、解決方法を紹介しました。
次は、「自分の性格が保育士に向いていないのではないか?」と自分自身の適性について悩む方のために、保育士向きではない6つの性格について挙げていきます。

保育士に向いていない人の6つの性格

(1)些細なことでもネガティブに捉えてしまうタイプ

たくさんの子どもたちを、ひとりで受け止める保育士さん。
遠慮を知らない子どもたちの発言や行動を、いちいちマイナスに捉えていると、体と心が持ちません。
また、ネガティブな考えは、おのずと態度にも出てしまうもの。
子どもたちのお手本である保育士さんが、いつもイライラ・クヨクヨしているのは、あまり望ましい事ではありません。

(2)人とコミュニケーションをとるのが苦手なタイプ

保育士さんは、子どもたちだけではなく、保護者とも接する機会が多いです。
説明会や発表会など、大勢の人の前で話す機会もたくさんあるお仕事です。
そのため、人とコミュニケーションをとるのが極端に苦手、という方は「保育士向きの性格」とは言えないかもしれません。

(3)体力がない、運動がキライなタイプ

元気な子どもたちと、一日中一緒にいる保育士さん。
子どもたちがお昼寝をしている間も、書類の整理や制作などに追われ、とにかく体力を使います。
お遊戯会や運動会、遠足など、身体を使うイベントも盛りだくさんです。
保育士の仕事は、体力がないと成り立たない、体力勝負のお仕事と言っても過言ではありません。

(4)子どもが苦手なタイプ

「趣味と仕事は別」という考えの方は多くいらっしゃいますが、保育士さんの場合、「子どもがキライ・苦手」という方は残念ながら向いてないかもしれません。
「保育」というお仕事は、機械的にこなせるものではなく、子どもたちへの「愛情」が必要不可欠だからです。

(5)表情が乏しいタイプ

保育園・幼稚園に通う年代の子どもたちは、自分の感情をコントロールしたり、相手の感情を察したりすることが充分にはできません。
コミュニケーション能力を育てるためには、まず保育士さんが子どもたちの心に寄り添って、感情表現豊かに接する必要があります。
保育士さんの表情が乏しいと、子どもたちの表情も、寂しいものになってしまうかもしれません。

(6)文章作成が苦手なタイプ

毎日のように保護者への連絡事項を記入する「連絡帳書き」も保育士の大切な仕事の1つです。
それ以外にも、月案や週案、園だより...などなど、保育士の仕事は書き物が多く、びっくりした方もいるのではないでしょうか? この書き物作業が苦手な人は、保育士としてやっていく自信をなくしてしまうこともあります。
特に連絡帳は保護者に読まれるものだからこそ、気を遣って書かなければいけませんし、子どもたちが寝ている中でササッと書かなければいけません。
このことがプレッシャーとなってなかなか書けないこともあるかもしれません。

苦手意識の5つの克服法

以上、6つの性格のどれかに当てはまる方、「私って保育士に向いてないんだのかも...!」とショックを受けてしまったかもしれません。
しかし、現在保育士として働いている人が皆、6つの性格全てをクリアできているわけではありません。
自分のタイプを見極めて苦手を克服し、活躍されている方は大勢いらっしゃいます。
ここからは、「苦手なところはあるけど、がんばりたい」という方に向け、簡単な克服方法についてお話していきます。

(1)「聞き上手」を目指す

特に、コミュニケーションが苦手、表情が乏しくて悩んでいる、という方におすすめの方法です。
人は、自分が話すことに意識を向けがちですが、コミュニケーションを円滑にする基本は、実は「相手の話を聞く」こと。
子どもたちや、保護者の方の話を真剣に聞くように心がけると、その内容に反応して、おのずと、表情豊かになってくるでしょう。
人に自分の話を聞いてもらうのは、嬉しいですよね。
子どもたちも、先生に聞いてほしいことが沢山あるはずです。
ただ、1人の子どもの話ばかり聞く、といった「ひいき」にならないように気を付けましょう。

(2)発声練習をする

体力がなくて悩んでいる方にお勧めなのが「発声練習」。
運動が苦手でも、お腹の奥からしっかりと声を出す練習は、意外と全身の筋トレにもなります。
さらに、練習した分だけ発声がしっかりしてくるので、保育の場面でもとても役立ちますよ。
滑舌が悪かったり、声が小さかったりすると、子どもたちが言うことを聞かない原因になって、「やっぱり保育士に向いてないかも...」と思うことにつながったりもしますよね。
大きな声を出せる環境がない、という方には、カラオケがオススメです。
定期的に大声を出すことで、自分の持てる最大音量が上がり、子どもたちの耳を惹きつけるような声が出せるようになりますよ。
発声練習のついでにストレスも解消しちゃいましょう!

(3) 相手に「思いやり」を持つ

コミュニケーションの基本「思いやり」を持つことを意識してみましょう。
子どもたちの、声のトーンや無意識の動作や仕草などを観察することで、相手の望むことを想像し、自ら行動に移すことで、円滑なコミュニケーションが生まれます。

(4)文章の「パターン」を身に付ける

「書き物作業が苦手」というお悩みも、場数を踏むことで解決していきます。
「こういうときはこう書く」というように、自分の書きやすいパターンを最初に作ってしまいましょう。
いくつかパターンを作っておけば、あとはそれをアレンジしていくだけなので、書くスピードも上がり、レパートリーも増えていきます。
連絡帳を書く時のポイントは、5W1Hを意識して書くことです。
事実を正確に書くことを繰り返すことで、ポイントをつかんで構成する文章力が身に付いていきます。

(5)体力づくりをする

保育園に通う子どもたちは、いつも元気なわけではありません。
風邪気味の子どもや病み上がりの子どもも大勢います。
体力がないせいで、すぐに子どもから風邪をもらい、苦労するというのは保育士によく聞く話です。
体力をつけるには、適度な運動を行い、手洗い・うがいを励行する、早寝早起きをして生活リズムを整えるのも有効です。
また、冬場は乾燥するので加湿器をつけて寝ることも風邪予防につながりますのでオススメですよ。

保育士としての自信は、必ずあとからついてきます

保育の実習中や研修中は、どうしても自分の至らない部分がたくさん見えてしまいます。
でもそこで「保育士辞めたい」と絶望してしまうのは非常にもったいないですよ。
どんな仕事にも向き不向きはありますが、保育士に限っては「子どもって可愛い」「困っていたら助けてあげたい」とあなたが思えるなら、必ず適性があるはずです。
自分の苦手な部分、できない部分が見えているなら、地道に努力して克服しましょう。
なかなか克服できない場合は、就職・転職活動に力を入れ、自分の得意を生かせる保育園を探しましょう! 今はテキパキ働いている先輩の保育士さんにも、あなたと同じく悩める時代はあったはず。
完璧を求めず、子どもを大切にする自分らしい保育士さんになれれば大丈夫です! 保育士としての自信は、必ずあとからついてきます。
一度は抱いた「保育士になりたい」という夢を、どうか最後まで大切にしてくださいね。