保育士の就職活動における「ピアノ」の必要性や、採用試験について | 新卒向け保育士求人・就職・就活情報サイト【保育士就活バンク!】

保育士の就職活動における「ピアノ」の必要性や、採用試験について

ピアノは、苦手な方にとっては保育士になるための高いハードルの一つ。就職活動のなかで、どのように対策すればよいのか気になりますよね。 採用試験でピアノの実技があるかどうかは、園によって異なります。 そのため、就職活動中には、ピアノのスキルが試されないこともあります。
保育士の就職活動における「ピアノ」の必要性や、採用試験について ただ、保育士を目指すならピアノが弾けて損をすることはありません。 そこで今回は、「ピアノができない」と悩んでいる方に向けて、保育士の就活で役立つピアノ対策をご紹介します。



採用試験の流れについて

採用試験におけるピアノ実技の有無は、基本的に求人票に記載されています。試験の形式として多いのは以下の3パターンです。

課題曲

事前に、指定の課題曲が提示されます。 試験当日は、受験生全員が同じ曲を演奏することになりますので、採用側にとってスキルや事前練習量の差がわかりやすい形式です。 主に、バイエルや童謡から選曲されることが多いようです。

自由曲

自分で選んだ曲を演奏します。 園側から、「明るい曲」「弾き歌いのできる童謡」など、ある程度指示がある場合もあります。 自由曲の場合、採用側はその時点でのピアノ演奏スキルや、どのような曲を選ぶのかをみています。保育の現場で活用できそうな曲を選ぶようにしましょう。いつでも弾ける自分の『得意曲』を1曲持っておき、弾き歌いまでできるように練習しておくと安心ですよ。

初見

試験当日に曲が知らされ、その場で演奏します。 少し前に楽譜が渡されるタイプや、曲名だけを指示されて演奏するタイプなどがあり、指定される曲も童謡から園歌まで、園によってさまざまです。 事前に対策しておくことが難しい初見演奏は、その時点でのピアノスキルがそのまま伝わる、一番難易度が高い試験です。ピアノに自信がある方でも、初見でうまく弾ける自信がない...という方も多いようですよ。 対策としては、日々の練習のなかで初見演奏の試験と同じ環境を作り、場慣れしておくことが有効です。全く知らない曲の楽譜を用意して、30秒~1分程度眺めた後に両手で弾いてみる、といった練習を繰り返すことで譜読みのスピードが上がり、知らない楽譜に対しても過度に焦らなくなることで、「初見力」が身に付きます。何度も繰り返すことが重要ですので、早めに対策しておけると安心ですね。



試験対策

試験官にみられるポイント

ピアノ実技試験で、試験官はどんなところをみているのでしょうか。 一見、ミスタッチをしないことや、楽譜通りパーフェクトに弾くといった、音楽の授業で大切にされるポイントが気になると思いますが、実はそうしたスキルよりも、「感性豊かに弾いているか」という姿勢を見ている場合が多いようです。

スキルよりも保育で使えるピアノかどうか

もちろん基本的な演奏スキルは大事ですが、ピアニストの試験ではなく保育士の採用試験ですので「保育の現場で活躍できるかどうか」という視点が重要になってくるんですね。 そのため、子ども達のためにピアノを弾く時に心がけることを意識して、試験に臨みましょう。

ミスしても途中でやめない

例えば途中でミスをしてしまった場合、試験だと思うと最初から弾き直したくなるかもしれませんが、子ども達と一緒に弾き歌いをしていると考えると、うまくアレンジして最後まで弾いた方が良い、という判断になりますよね。

子どもが歌えるように演奏する

反対に、ピアノが得意だからといって、原曲のリズムを無視して速すぎるスピードとアレンジで弾くといった、自分のスキルをひけらかすだけの演奏も避けられるようになると思います。結果、採用試験での減点を抑えて、高い評価につなげることができますよ。 園によって採点基準は異なりますが、『子どもたちのために、心を込めて丁寧に弾く』というのは大前提ですので、押さえておいてくださいね。

緊張のほぐし方

人前でのピアノ演奏は緊張しますよね。さらに、面接ともなればなおさらです。 多少の緊張なら、集中力を高めるのにちょうどいいかもしれません。しかし、極度の緊張によって引き起こされる手の震えや、体が固まって思うように動かない、といった症状は、演奏の出来にダイレクトに影響してしまうので困りものです。 これらは、急激に心拍数が上がったり、呼吸が浅くなったりすることで、脳が体に的確な指示を出せなくなってしまうことが原因の一つとされています。 そこで試してほしいのが「深呼吸」。おなかに力を入れて、ゆっくりとした腹式呼吸を4~5回繰り返してみてください。緊張によって乱れた心拍数や呼吸を整えることで、ガチガチになっていた体や指先を、ほぐすことができますよ。

採用試験で指定されることが多い曲

採用試験で指定される曲は、園によって異なります。 傾向が知りたい場合は、自分が希望する園が、過去にどのような曲で試験を行っていたか、求人票をチェックしてみるとよいでしょう。 過去の求人票がなくてわからない場合や、初見演奏を指定されて不安な際には、保育士試験のピアノ実技における課題曲や、試験を受ける園の「園歌」を押さえておくのがオススメです。 参考までに、公立園の採用試験や、保育士試験の音楽実技における課題曲をご紹介します。

・京都市の保育士実技試験課題曲
平成29年度:「気のいいあひる」
平成28年度:「静かにねむれ」
平成27年度:「ちきゅうは ひろば」

・保育士試験の音楽実技における課題曲
平成29年度:「こいのぼり」「一年生になったら」
平成28年度:「かたつむり」「オバケなんてないさ」
平成27年度:「海」「ちびっか・ぶーん」
平成26年度:「おつかいありさん」「おへそ」
平成25年度:「めだかの学校」「そうだったら いいのにな」



ピアノができない方向け・上達のコツ

楽譜に慣れる

ピアノができない場合、「自分がどの程度楽譜を読めるか」という点をチェックしてみましょう。 音符が暗号のように見えてしまうなら、実際にピアノを弾く練習をする前に一度立ち止まって、「楽譜を読む力」を高めるようにしてみてください。楽譜に「かなふり」をしてみると、自分の理解力チェックができますよ。 逆に、スラスラと曲がイメージできるようであれば、あとは、とにかくピアノに触れる機会を増やしましょう。採用試験では少なからず緊張しますので、「慣れ」が大切です。無意識に指が動くまで練習しておけば、試験本番でも落ち着いて演奏ができるようになりますよ。毎日5分で良いので、継続することが大切です。

キーボードで練習する

ピアノを練習する環境がない、楽譜や音符への理解を深めるといった初歩的な練習量を増やしたい、という場合、電子キーボードを取り入れてみるのも一つの手です。 安いものであれば1万円代で購入できるなど、低予算で自宅に導入することができますし、基本的にヘッドフォンに対応していますので、音の問題も気になりません。 ただし、いくつか注意点があります。 まずは、鍵盤の数。ピアノの鍵盤数は88ですが、キーボードではそれよりも少ないものがほとんどです。キーボード選びの際には、最低でも鍵盤数が61くらいあるものにすると、誤差が少なくすみます。 続いて、鍵盤の重さ。キーボードの鍵盤の軽さに慣れてしまうと、本物のピアノを弾いたときに、重くて指が動かない...ということもあるようです。その為、練習用に取り入れるキーボードは、なるべくタッチが重いものを選んでみてください。 ピアノとキーボードはあくまで別物だと捉え、初歩的な練習用とするのがよいでしょう。

ピアノ教室やオンラインレッスンを利用する

独学に限界を感じたり、学校の授業についていけないといった場合には、ピアノ教室に通うという選択肢もあります。 ピアノ教室というと子どもの習い事のイメージがあるかもしれませんが、最近では大人向けのレッスンも増えていますし、保育士向けのコースを設置している教室もあるようです。ピアノの基礎はもちろんのこと、プロの講師による試験対策が受けられるのは心強いですね。 近くに教室が無い場合には、オンラインレッスンがおすすめです。自宅でレッスンを受けられますし、費用も抑えられます。但し、講師と通信するためにスカイプなどが必要になりますので、利用方法については事前に良く確認しましょう。 無料体験レッスンなどを活用して、自分に合った教室を探してみてくださいね。



まとめ

ピアノに自信がない学生さんが「ピアノ実技がない」という基準で園を選ぶケースもあるようですが、それで希望の園を断念してしまうのは勿体ないですよね。 ピアノのスキルそのものよりも、ピアノに向き合う姿勢や、弾いているときの雰囲気を確認する為に実技試験を行っているという園も多いようですので、試験の本番でうまく演奏できなくても、最後まであきらめず、心を込めて丁寧に弾くことが大切です。 また、ピアノ以外に、他の楽器を身に付けてアピールする、という選択肢もあります。 特に、ギター・アコーディオンは、保育士試験の音楽実技でも認められています。 ただ、それらの特技が採用につながるかは園によりますので、事前に確認してみてくださいね。 また、どうしてもピアノに抵抗がある場合は「ピアノが苦手でもOK」な園を探してみるのも良いでしょう。 乳児中心の小規模保育や、保育方針でピアノを設置していない園、音楽レッスンの専任講師が常駐している園など、保育士がピアノを弾く機会が少ない、もしくは弾かなくても良い職場は意外とありますよ!求人票をチェックしてみてくださいね。